二本のダガーを鞘に差し、上下革服のシリウスが向かいの男に冷たく微笑みかけた。
傍らには、縄で両腕を縛られた女騎士。そんな姿を見て男は猿ぐつわの口で何かを喚くが、
向こうに届くことはない。
短い金髪の、清純な美女である。内服ながら気品があって、彼女の育ちの良さを感じさせ
る。ただ腕は立つようで、傍らには使い込まれた剣が転がっている。
それを、長身のシリウスがじっと見つめている。ギラリとした鋭い瞳、不敵に笑う口元、
冷たさを帯びた整った顔立ち。危なげな美貌のシリウスは、着ていた上着の胸元をゆっくり
開いた。
「っ!」
しなやかに鍛えられた肉体に、張りのある大きな谷間が露わになった。
うっすらとした笑みを見て、女騎士の顔が青ざめる。
「……」
「っ!」
今度はシリウスが彼女の上着の胸元を掴んだかと思うと、勢いよく開いた。
薄いシャツ越しの、乳房が露わになる。シリウスほどではないにしろ、それなりに主張す
る大きさである。
「きさ、貴様っ!」
わめく声も気にせず、うっすら形づくる乳首に指を這わせる。
周りをなぞり、くにくにと弄ぶように触れ、弾く。爪で全体をなぞってやると、わずかに
震えが走った。
「くっ、つぅっ……!」
くすぐったさの混じった愛撫に、女騎士が激しく身をよじって抵抗を試みる。が、捕らえ
られた両腕では為す術もなく、シリウスの巧みな指使いに任せるしかない。
ほどなくして乳首は堅くしこり、そこからしびれるような刺激が伝わり始めた。
「むぅっ! ううぅっ!」
「こいつの彼女、結構綺麗じゃん。あんたの好みじゃない? リノ……」
「ミリア、余所見しないで集中しなよ」
椅子に縛り付けられた男の両脇に、赤毛と長髪を縛った少女。
ミリアと呼ばれた赤髪の少女はぴたりとしたビキニ型シャツを着、露出の多い格好である。
向こう気の強そうな顔でナイフを男の首筋にあて、くすくすと笑っている。
前髪を横に垂らし、縛ってなお長い髪のリノはシリウスのそれと似た革の上下を着、凜と
した顔立ちで男の動向を見張っている。ミリアより年上なのか、幾分背が高い。
「はっ、あん……! んぅっ……!」
そうこうしているうちに、女騎士の声に戸惑った喘ぎが混じり始めた。
すでに両の乳房が露わになり、秘裂に伸びた指が、水音を立てて愛撫している。未知の
快感の波に女騎士は身をよじり、感じてしまっている屈辱に震えている。
だが、内服のズボンは早くも染みを形作っており、シリウスの愛撫に体は反応せざるを
えない。
「くっ……んあぅっ!」
シリウスにべろりと頬を舐めあげられ、思わず赤らんでしまう。ハッとして顔を背けるが、
乳首を摘み上げられて素直な声が漏れた。
敏感になった部分を攻められて、動きが激しくなる。だが、乳首とヴァギナから全身に広
がる痺れと刺激が、そろそろ思考能力を奪い始めてきた。
「あんたの女なんだろ? ああやって他人に女にされてる姿。どう?」
「やめろ、み、見るな……あむぅっ……んちゅっ……」
「心配しないでいいよ、処女は奪ったりしないから。ここではね」
「……!!」
「ほら余所見しないのー」
目をつむろうとする男の瞼を、ミリアが無理矢理にこじ開ける。
開かれた視界には愛液に溢れる秘裂を弄ばれ、同性に唇を奪われた恋人の姿。彼女は
すぐに口を閉じ、肩に顔を埋めた。
「ミリア、その男をここに」
「はーい」
と、両手両足を縛られた男を軽々と持ち上げ、ミリアはシリウスの目の前まで近づいてい
った。
「リノ、お前は撤退の準備を」
「はい」
「さて」
シリウスが責めの手を止め、女騎士の背後に回る。そのまま片足を抱えて股を大きく
開かせると、男の目の前でその秘裂を開いて見せたのである。
「!? 何を、やめっ、き、貴様ぁっ!」
「むぐっ、むぅぅ!」
「離せ、今すぐ離せぇっ!」
快感に朦朧としていた女騎士が、思わず叫んだ。
だが、ピンク色の染まった彼女のヴァギナは愛液で溢れ、これ以上ない程の女の悦びで
溢れている。
必死に足を閉じようとするが、力が入らない。
「この女のことは、もう忘れるが良い」
「絶対に、絶対に許さ……あっ!? あっ、あん、んっ、んぁぁっ!」
仕上げとばかりに、シリウスの指が忙しなく動き始めた。
秘裂とクリトリスを滑り、今までにない刺激が走る。悲鳴のように喘ぐ女騎士の腰は、もう
細かく震え始めた。
「だめ、ダメ、いやぁ、……見な……んぁぅぅっ!」
瞬間、右肩に顔を伏せたかと思うと、女騎士の秘裂から飛沫が舞った。
びくびくっと細かな痙攣と共に、男の顔に愛液がふりそそぐ。
「うっ……うぅ……」
「自分の男の前でイクなんて、結構なスキモノだねー」
そして全身から力が抜け、彼女はだらりと脱力した。
ここまで。