急所に剣が突き刺さり、剣に宿った魔法で黒焦げになった魔物が倒れている  
じゅぅ〜・・と死体が燻る音を耳にしながら、その脇に小柄な少女僧侶が  
立ち尽くしていた  
 
激闘の末、怪物は討ち取った  
しかし、こちらの被害も大きかった  
魔物が死に間際に放った炎の一撃を正面で戦っていた剣士が  
まともに蒙ってしまったのだ  
 
もう体力が限界に来ていた戦士はひとたまりもなかった、  
十メートルも飛ばされ、岩壁に叩きつけられて、それっきり動かなくなっていた  
 
少女僧侶は仲間の元へ歩み寄る  
心臓の音を確認する必要などないほどひどい状態  
腹は大きく抉り取られるように黒焦げで肉の焼ける匂いをあたりに  
撒き散らしている  
 
「ひどい・・ 果たして、上手くいくかどうか・・」  
 
少女は意を決して集気を開始、仲間を蘇生させる術に取り掛かった  
 
 
 
蘇生術は復調術の中でも高等術である  
 
結った金髪に丸い大きな眼鏡をかけた僧侶は実際の年齢より、さらに幼く見える  
青と白の僧衣は丈を間違えたのかと思うほどぶかぶかで  
果たしてこんな子供にそんな真似が出来るのか疑問を抱かずにおれない  
風体であった  
 
そんな彼女の口の中にふんわりと光が宿っていた  
戦士の頭の傍に膝まづき、息をしていないその口に唇を寄せて行った  
 
色気などまったくの無縁  
男性とは手を繋いだことすらないと言われても普通に納得出来る  
そんな少女僧侶のぷにぷに柔らかい唇が、やんわりと死体の口と重なる  
 
「ふぅ〜・・・」  
 
少女の口から生気が吹き込まれる  
動かないはずの男の体がぴくんと震えた  
 
「よし・・ 貸魂成功」  
 
僧侶は集めた霊気を死体に吹込み、一時的にゾンビのような状態にした  
死体の額に手を乗せ呪文を唱える、屍がぴくぴくと震え出す  
 
「これくらい、気が行き渡れば、どうにかなるでしょ・・」  
 
僧侶は両手を死体の腹の傷に当てた  
そして呪文を詠唱しながらまた集気を開始する  
手からオレンジ色の光が溢れ、徐々に傷が小さくなっていく  
 
治癒される側に少しでも生気が無ければ、それはただの固形物に過ぎず、  
治癒術は何の効果も現れないため一時的に男に霊気を吹き込み  
擬似的に生体反応を起こせるようにしたのである  
やがて、致命傷となった傷は消えうせ、無惨だった死体は単に眠っている  
だけに見えるくらいに綺麗なものとなった  
 
「我ながら上出来・・ でもギリギリね  
 これ以上損傷してたら、駄目だったかも」  
 
僧侶は束の間休憩を取る、しかしぐずぐずしてはおれない  
なるべく早く復活させないと、生前の記憶や知識がどんどん失われて  
いくからだ  
僧侶は死体から着ているものを剥ぎ取っていく  
全部脱がし終わったあと、自分も僧衣を脱ぎはじめた  
するり・・と足元に落ちた厚ぼったい衣から足を抜く少女僧侶  
ほっそりとした体の中で、胸だけは年齢を主張している  
 
すっ・・と白い肌が、血の気の失せた厳つい体の上に覆い被さった  
集気を開始する僧侶、密着した二人を光が包んでいく  
 
僧侶は呪文を詠唱し続ける  
人が死を迎えた瞬間、体から抜け出した魂気を呼び戻し  
代わりに入り込んだ死神の邪気を追い払うのだ  
 
すすぅ・・と周囲を漂う見えない霊気が集まってくる  
そのうちのひとつが死体に忍び寄る  
僧侶は心気眼で見極める  
 
「あなたではない!・・ 立ち去りなさい!」  
 
浮遊してきた他人の霊に憑依させまいと僧侶は死体の頭を  
胸にしっかりと抱いて防御する  
その霊は憑依を拒否され、虚空へ消え去った  
 
別の霊が近づいて来た  
 
「あなたね・・ まちがいない  
 待って、まず、私の体に乗り移って・・・」  
 
男の魂であることを確認すると僧侶は相変わらず  
邪霊に隙を見て入り込まれないよう男の顔を胸にみっちりと  
挟み込んだまま、尻を高く持ち上げ足を開いた  
 
「間違えないで・・・ お尻のほうから来て」  
 
少女僧侶の尻の穴の周りにこちょこちょとしたくすぐったい感触が走る  
 
「ん・・・」  
 
腰を捩りたいのを耐え、動かずに待つ  
やがて、僧侶の尻の穴から霊が侵入し始めた  
 
ずすぅ・・・  
「はぁ!・・・」  
 
小ぶりな尻をぴくぴくさせ、出すほうの穴を逆流される  
生温かい異様な感覚に耐える  
 
「くぅ!・・ まだ、入って・・くる・・」  
 
広がった肛門を擦りながら、ぬずぬずと入り込む感触が腸内でとぐろを巻く  
敏感な粘膜を霊体に舐めずられながら容赦ない侵入を受け入れる  
 
「う!・・ううう!・・」  
 
腸から胃へ、湿った霊体に体内をずずぅ・・と遡られ、少女の体がぶるぶる震える  
耐えること数分、すぽん・・と霊が残らず僧侶の体内に入り込んだ  
 
「ふは・・ 全部、おさまった・・   
 く・・ ふぅ・・ 体の中が・・ 異様に熱い・・」  
 
ここからは手早く手順を行わないと、僧侶自身が意思を乗っ取られる恐れがある  
僧侶の口から、彼女の体内を旅して来たものの一端が、ぼや・・と覗いている  
 
「さあ・・・ 元の体に、帰るのよ・・」  
 
体の中からじんじん伝わる不気味な感触に耐えながら  
緩んだ口元を死体の口にゆっくりと重ね合わせる僧侶少女であった  
 
死体と接吻を交わす僧侶  
冷たくなった唇を少女の温かい唇がぬち・・と咥え込み、体内の霊を  
口移しで元の体へ還元させていく  
死体の喉元がごく・・ごく・・と蠢く  
時折垂れ下がって邪魔をする舌を僧侶の舌は巧みに絡め取って退ける  
 
・・う・・・うぅう・・・  
 
死体に魂気が戻り、体をがくがく震わせている  
男の魂と、死神の邪気が内側で戦っているのだ  
 
「ここからが勝負だわ・・」  
 
僧侶は男に勇気を与え、邪気の出口を確保する作業に入る  
 
・・ぐ!・・ ぎぎぃ!・・・  
 
男は相変わらず、邪気と戦っていた  
僧侶少女は頭を下半身に移動させると、可憐な口を男根に近づけた  
 
「・・・がんばって・・ ぺろ・・」  
 
邪気を抜き出す出口・・ 男根を温めるべく、ちろちろと舌を走らせる  
ちゅっ・・ちゅっと湿った音を立てながら、男の弱点を責め立てる  
 
・・おぉ・・ おおぉ!・・  
 
興奮しだす半死者、徐々に熱く力を漲らせていく  
僧侶は鈴口を笛のように吸いたて、やがてぱくりと口腔深く咥え込んだ  
 
・・ぐ!おおおぉ!!・・  
 
全身に痺れるような感触を受けて仰け反る半死者、  
僧侶はびくびくと戦慄く肉管をぐぷぅ・・と根元まで呑み込むのだった  
 
生温かい少女僧侶の口の中で舌が妖しく蠢き、男根にまんべんなく  
甘い唾液を塗りつけ、じわりと暖めていく  
 
・・ぐ!・・ ふぅ! ぐぐぅ!・・  
「ふぁ・・んばっへ・・ がんふぁっ・・へ・・ むぐ・・ んぐ」  
・・ご!・・ ああ!・・  
 
男の肉管が僧侶の口の中でいよいよ充分堅く太く展張する  
 
「むぶ・・ ふぅ・・ そろそろ・・」  
 
少女僧侶がすぽっ・・と頭を半死者の下半身から退けた  
次の瞬間、死体ががばあ!と起き上がる  
そして少女の肩を掴んで地面に磔にした  
 
「きゃ!」  
 
一瞬、驚いたものの、すぐに体勢を取る  
僧侶の眼鏡に自分の唾液ででろでろに濡れ光りながら、逞しく勃起した  
半死者の男根が自身の体に狙いをつけてるのが映っていた  
 
「さあ! いざ!」  
 
ほっそりとした足を、半死者の眼下で一杯に広げる少女僧侶  
 
・・ぐごぉ!!・・  
 
半狂乱に陥ってる半死者は、僧侶の体に襲い掛かり  
いきり立った物をその薄桃色の股間に押し付けるやいなや、  
ずぶり!と一気に貫いた  
 
「く!・・ はあ・・ん」  
 
半死者と生者の性器が結合していく  
死者の肉体を受け止める僧侶の肢体がぴくぴくと海老反る  
やがて僧侶少女は根元まで完全に挿入されると、がくんと体から力が抜けた  
 
・・ごう!・・ おう・・ ごお!・・ ぐぉ!・・  
「は!・・ あん・・ はふ!・・ ふは・・」  
 
岩陰で蘇生の奥義が展開されていた  
僧侶は蘇生者の体に巣食う邪気を自らの懐中に吸引すべく  
半死体と肉体を交えていた  
こうすることにより、邪気と戦う帰還霊を励まし、助力となるのである  
ことに男性霊にはセックスは効用高い  
 
「あ! は! がん!・・ばって! あん! はん・・」  
 
僧侶少女は人身御供となって、仲間を必死に励ます  
 
・・ぐ!・・うぅ・・・  
 
半死者の腰が弱まる  
 
「あ・・ だめ! くじけて・・は!」  
 
邪気に飲まれそうになった彼の頭を、僧侶は手を伸ばして掴み  
自分の顔に引き寄せる  
 
ぐちゅぅ・・と、半死者と僧侶の口が吸い付く、  
半死者の舌を僧侶の舌先がこちょこちょとくすぐる  
僧侶は魔力混じりの息を必死に吹き込む  
 
「まけないで・・ まけないで・・・力を・・とりもどして・・」  
 
まだまだ濁った死者同然の目と、眼鏡の奥の憂えた瞳が見詰め合う  
濁って閉じかけた半死者の目に再び炎が揺らめき出す  
口の中でくすぐる僧侶の舌に半死者の舌が応えるように絡め取った  
 
「んぐ・・ そお・・ さぁ私の舌を・・ぎゅっと・・結んで」  
 
ん・・ん・・ ぐちゅ・・くちゅり・・  
夢中になって、へばりつくように接吻を交わす二体  
だらだらと涎がこぼれ、僧侶の青々とした首筋を濡らす  
半死者は必死に僧侶の舌に己の舌を巻きつけて甘い魔力混じりの唾液を  
吸い上げていた  
 
「んん・・ん・・ さぁ・・ 私を・・ 精一杯・・抱くの」  
・・う・・ うぅ・・ うおぉ・・ おおお!・・・  
 
半死体の腰が、僧侶少女の中で威勢を取り戻す  
 
「そう・・ そうよ・・ さあ・・がんばり・・なさい 私が・・ついてるから」  
 
ず!・・ちゅ  ず!・・ちゅ  ず!・・ちゅぅ  
「あ!・・ ひぁ!・・ うぁ!・・ はひ・・」  
 
邪気と戦う半死者に水音激しく抜き挿される僧侶  
 
・・お・・ぁ・・ ごぉ・・わ・・ う・・ぐぁ・・・  
 
必死で腰を振り立てる男の口の中から、二種類の音声が流れる  
   
「はひ・・ はふ・・ いつでも・・あなたの・・中の 不吉な・・もの  
 受け取る・・ 準備は・・ できて・・ますぅ・・・」  
 
蘇生の術巧もたけなわ、邪気に勝利目前の半死者は僧侶少女を  
猛々しく突き抜く  
 
「あぅ!・・ はぅ! くは!・・ひは!」  
 
激しい律動に白い肌を紅く染め、眼鏡をずらかせる  
一見、翻弄されているように見えて、しっかりと蘇生者を下から抱き締め、  
揺れ弾む乳房でむにむにと半死者の上体に熱気を送る  
小柄な童顔少女は僧侶として、毅然と半死者とセックスを行っていた  
僧侶の産道を行き来する男根がいよいよ堅く太く戦慄きだす  
 
「は! は! いい! タイミング!・・だわ・・・」  
「さあ!・・ さあ!出して!・・ 出しなさい!・・  
 穢れを!・・残らず・・ 我が中へ!!」  
 
少女のしなやかな足が、半死者の腰に絡みつくように巻きつき  
二人が結合してる個所に意識を集中させた  
 
・・うう!!・・ごおぉ!!・・  
 
きゅっ!と僧侶の中が食い込むように狭くなり、搾り抜かれるように  
半死者はドス黒い気を噴き出した  
 
「ぐぅ!・・ きた・・ あ・・あああ・・・」  
 
身をぶるぶる震わせ、ヘドロのような邪気を受け止め続ける  
 
・・うご!・・うぉ・・ふぉ・・・  
 
半死者の中から、真っ黒な邪液が繋がった僧侶の中へ抜かれて行くにつれ、  
彼の顔に血色が、瞳に光が、体に温もりが戻っていく  
 
「はぁ・・ 上手く・・いった・・ようだわ・・・ あ・・」  
 
僧侶少女は、最後に一際濃い感じのうねりを体奥に受けて安堵の息が漏れた  
 
すぅ、すぅと寝息を立てている剣士を検分し蘇生が完全に成功したことを確認した  
膣の奥からどろりどろりと溢れてくる異臭を放つ邪の精液を聖水で拭う少女僧侶  
 
「・・帰ったら、清めの室から当分出られないわね・・・」  
 
子宮の奥に尚留まった瘴気は少女の卵子を弄び、時に不浄の子を宿させる  
度々経験してきたこととはいえ、この瞬間だけは涙を禁じえない少女であった  
 
「ふふ・・ まだまだね・・私」  
 
 
この世界では女だけが僧侶となれる  
僧侶とは、身を呈して穢れを受け入れ、人々の浄化を受け持つ者達の  
ことをいう  
穢れを一万回受け入れた僧は天上で天使となると伝えられる  
 
 
(終わり)  
 

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