3:
「あんな程度で・・・良かったのか・・・舞よ・・・」
手の平に青白い炎がユラユラと揺れ、私に話しかける。
「・・・・・・いいんだ。今はあれで。・・・・・だって、まだまだ終わらせないもん・・・こんなんじゃ・・・」
何故か、涙が止まらなかった。
悔しいわけでも、悲しいわけでもないはずなのに、
家に帰って以来涙が止まらない。
「そうか・・・まあ、深くは触れないでおこう・・・お前の望むままに・・・」
「・・・・ん・・・・ありがとう・・・」
あいつらを早くこの手で殺してしまいたいのは確かだったが、
何も知らず簡単に死んでしまわれては、私の気持ちがおさまらない。
もっともっと苦しめたい。
だからこそ、今手のひらにいる悪魔ジャスバルスと特殊契約したのだし・・・。
私が初め浅田に言われるまま、しようとしていた普通の契約では、
1つの魂につき、一つの願いしか叶わないものだった。
契約にも色々あり、最高の契約が悪魔の名前を交わす契約なのだと、
ジャスバルスが教えてくれた。
悪魔にも契約者にもリスクの高い契約・・・。
その契約を交わした者たちは互いに魂が半融合される。
だから、普通の契約では触ることの出来ない悪魔も人間界でも実態として
感じることが出来る。
魔界では、魔王が授けた名前がもっともその魂を拘束する術を持っていて
名を呼ぶとその命令には従わなくてはいけない。
だから悪魔が、契約者に名前を告げることなどほとんど無いと言う。
しかし、何を思ったのかジャスバルスは私に名を告げ、
最高の契約を説明と共に与えてくれた。
ただ、この最高の契約を結ぶと契約終了後その魂はただ死ぬだけではなく、
輪廻転生をおこなえず、永久的に暗闇の地獄へ落とされるのだと言う。
それでも、いいのか?と聞かれたが、私は即答していた。
YESと・・・
浅田もその契約を結んでいたと思っていたようだが、
実際は魔道書に記載されていたのは違う名前で、
上流の悪魔を呼び出すだけの魔法だったらしい。
「お兄ちゃん!!どうしたの?!ご飯だよ!!」
ホットパンツをはいたいかにも中学生らしい可愛い女の子が
ドアを叩きながら怒ったように中の住人に言う。
「んもう・・・しらないよぉ!!冷めちゃってもぉ〜!!」
・・・・・・
「昨日から何も食べてないじゃない!パパもママも心配してるんだから!」
ドンッ!
ともう一度大きくドアが叩かれ、
諦めたのか軽やかに階段を下りる音が聞こえる。
はぁ・・・・・・・・・・・・・
大きなため息をつく。
あの時、確かに菜穂に呼び出されたはずだったじゃないか・・・。
なのに・・・なのに・・・なんであいつが・・・・
しかし、事実菜穂に見られてしまった・・・。
もう、おしまいだ・・・菜穂とも・・・。
お・・・俺が悪いのか・・・?
いいや・・・そんなはずはない。
せっかく二人とも可愛がってやっていたのに・・・
そもそも、菜穂にも飽き飽きしていたから
舞に乗り換えようとしていたんじゃないか?俺は・・・
もう、こっちから菜穂なんか願い下げだ!!
しかし・・・色々言われて俺がまずい立場になるのは嫌だ。
何とかしなきゃ・・・何とか・・・
一人、ふとんを頭からかぶって思い悩んでいた葉山は
いきなりガバッと立ち上がりPCを立ち上げ
何かのファイルを探していた・・・
そして、ニヤリと下卑た笑いをモニターの明かりに浮かび上がらせた。
4:
LuLuLuLu・・・・
携帯の呼び出し音が鳴って、初めて電源を切り忘れていたことにも、
朝になっていたことにも気づく。
着信は仲の良い友達からだった。
「も・・もしもし・・・」
(あっ!ねえ菜穂!大丈夫??)
「う、うん・・・心配してくれ・・」
(あのさ、ヤバイよ!菜穂!!!)
「・・・・・え?」
(とにかく、私の口からじゃ言えないから、
早く学校へ来てよ!!来ないと、本当ヤバイ!
じゃあね!)
「あ、ちょっ・・・・!!」
友達の口調はただごとではない何かを含んでいた。
真っ先に思い浮かんだ顔は舞のあの微笑んだ顔だった。
きっと、あの子がまた私を陥れようとして何かしたんだ!
ゆるせない!!!
だいたい、初めに彼に手を出そうとしたのは
そっちじゃない!!!
ちょっと、無理やりセックスさせられたからって、
逆恨みも良い所だわ!!!
こんなショックを受けてる場合じゃない。
もっと、ひどいことしてやるんだから・・・
見てなさい・・・・舞!!!
菜穂は急いで学校へ向かうと、
電話をくれた友達がシューズボックスの所で待っていた。
彼女は、暗い顔をしながら、菜穂を校庭の掲示板の所まで誘導してくれた。
そこには人がたくさん集まっており、
その波をかき分け、まん前に出た。
「っ!!!嫌!!何?!ちっ・・違う!!これ!違うの!!嫌ぁ!!」
掲示板に貼り出されていた数枚の写真は、
全て違う男とセックスをしている写真だった。
全部、自分のあそこが見え、嬉しそうに奉仕していたり、
上気したうっとりとした表情などが写っていた。
慌てて写真を破り取り自分の制服のポケットにしまい込こんだ。
「クスクス・・・」
「すっげぇ・・・ヤリマン??」
「葉山君かわいそぉ〜・・・」
「こんなの彼女にしたくねぇよなぁ・・・」
すぐに走り去ったが、すれ違いざま聞こえよがしに見物していた生徒が言う。
異端の者には他人は残酷だった。
ちがう!ちがう!!!!
菜穂は写真を見た瞬間分かった。
これは以前ラブホで葉山が撮った写真だった。
それが、葉山の顔だけ他の誰とも知らない男に挿げ替えられていたのだ。
舞が嫌がらせをしてきたと思っていたのに、
信じていた葉山がやったとしか思えない嫌がらせだった。
もしくは、彼女と手をむすんだのか・・・
あの時、逃げなければこんなことにはならなかったのかもしれない・・・
でも、もう遅かった。
ドシン・・・・
泣きながら走って前が見えなくなっていた。
「っ・・・!気をつけなさいよ!!」
「ってぇなぁ!」
「どいて!!」
「んだとぉ?!この女ぁ〜」
泣いているのを誰にも見られたくなかった。
すり抜けようとしたが、誰かに腕を掴まれる。
「!何よっ・・・」
「お前・・・ああ、やっぱり・・・あの女だな。」
大柄ないかにも不良そうな男達二人がニヤニヤしながら
菜穂の顔をみつめる。
「おまえ、見たぜ〜・・・掲示板の写真〜」
「!!!あっ・・・あれは・・・あたしじゃ・・・」
「なぁに言ってるんだよぉ!!」
「じゃあ、なんだ?これ?!」
ポケットの中に丸め込んだ紙を男が目ざとく見つける。
「あっ!!嫌!!返して!!」
「本人じゃなけりゃこんなに慌てなくてもいいんじゃないの?」
「・・・・だ・・・だって・・・だって・・・」
「ヤリマンなんだろぉ???」
「ちっ・・・違う!!そんなんじゃ・・・!!」
「まあ、何だって言い訳できるさ、ちょっと顔かせよ・・・」
「やっ!ヤダ!!放してよ!!放せ!馬鹿!!!」
二人の男は目で合図すると、菜穂の口を手で塞ぎ
横抱きにして、部室倉庫へ連れて行った。
マットの上に放り投げられる菜穂。
「やっ!!ちょっと!!待って!!待って!!!」
「なんだよ、好きなんだろ?ヤルのがよぉ・・・」
一人が上半身に覆いかぶさり、胸をイヤラシイ手つきで揉み始める。
「俺達にもサービスしてよ。喜ばしてあげるからさぁ・・・ヒヒ・・」
暴れる足を押さえてもう一人の男が言う。
「嫌よっ!!こんなっ・・・無理やりなの!!」
「じゃあ、無理やりじゃなかったらいいのかよぉ!!」
話しつつも菜穂の制服が脱がされていく。
上着、スカート・・・ブラウス・・・
「だから!ちょっと待って!!自分で脱ぐわ!!」
「よぉし・・・万が一逃げないように、足首だけロープで繋がせろ。」
「わ・・・分かったわ・・・」
観念したように、立ち上がり、片足を男に預ける。
男達は、ニヤニヤしながら競技用のロープで足首を縛った。
「さ、やってもらおうじゃないの!ストリップ!!」
「待ってましたぁ!!」
おずおずとブラを取る。
舞よりは大きくは無いが形の良い乳房が男達の前に現れる。
窓からの光に輝くシルエットがまた綺麗だった。
下に手をかけるが・・・なかなか脱げない・・・
「何だよ!出し惜しみかぁ??」
「いつでも手伝ってやるぜ〜!うっはは!!」
ヤジられて意を決したように最後の一枚を脱ぎはじめる。
ロープに繋がっていない足を抜き、繋がっているほうの足首にパサリと落ちる。
「ひょぉぉ!!いいねえ!!さて、どうする?」
「満足させないと帰してあげないからねえ〜!!」
「あ、俺!オナニーショーみてえ!!女がオナニーしてんのビデオしか知らねえ!」
「わ・・分かったわ・・・・・・」
今にも涙が出そうになるのをこらえながら、菜穂はうなずいた。
そのショーの見学人はもう一人いた。
そう、柔らかい日差しの差し込む窓から彼らの後を付けてやってきたのだ。
この写真事件の発端の人物が。
菜穂め・・・・襲われたら可哀そうだから助けてあげようかと思ったけど、
まさか、自分から脱ぎだすなんて・・・・・。
やっぱり、切り捨てて良かった・・・。
最後の見納めだ・・・
菜穂は、腰を落としゆっくり膝を左右に広げる。
そこへ、手を伸ばし、そっと中指でクリトリスのあるあたりを
円をかくようにした。
あまった手は、胸を下からすくい上げるようにして、
人差し指と中指の間に乳首を挟みつつ揉んで行く・・・
「おぉぉ・・・やっぱり女はクリでオナニーすんのかぁ・・・」
「声とか出せよぉ・・・もっと気分盛り上げろよぉ・・・」
生唾を飲みながら二人の男が菜穂に近寄り間近で鑑賞する。
カッと頬を赤らめながら自らの手で貶めていく菜穂。
「・・・んっ・・・あぁっ・・・・・ハァッ・・・・」
やんわりと触っていた指先に次第に力が入り、回転させるスピードも上がる。
「・・・ぁ!なんかあそこがテラテラしてきたぜ!!」
「っ・・・ぅうっ・・・はぁああっっ・・・んぁぁっ・・・・ああんっ・・・!!」
「おお!盛り上がってきた!!触ってねえほうの乳首も尖ってる!!」
クリを攻めていた指がスルッと秘所の中に入り込み、
中をかき混ぜはじめる。
「・・・・くっ・・・あぁぁっっ・・・んんっ・・・あはっ・・・・アアッッ!!」
激しく動く指に愛液が伝って床にポタリポタリと滴る。
「うおおお!!もうすぐイクのか?!」
「すげえ!すげえ!俺、興奮しまくってる!!」
「あはぁぁぁっ!!!いっ・・・いっちゃぅ・・・!!!」
指を3本咥え込ませ、乳房を握り締めながら膝立ちになり、
そのまま腰をガクガク前後に振り菜穂は上り詰め、
最後は仰け反り静止して震えた。
「ハァハァ・・・・・」
「うひょおおおおおお!!!たまんねええ!!!犯らせろ!!」
「そうだ!!休むな!!」
体力を使い果たし、座り込んだ菜穂を男達は四つん這いにさせて、
一気にいきり立ったモノを、菜穂の濡れそぼった秘所と、口にぶち込んでいく。
「んんっぅ!!うぅぅん!!」
バチッバチッバチッバチッ!!ジュボジュボジュボ!!
獣のようなSEXが繰り広げられる。
上下から責められるたびに胸がゆれ、3人の荒い息が聞こえた。
力任せに腰を打ちつけられ、勢いで菜穂の膝が浮き上がるほどだった。
葉山は、この間まで自分と甘いSEXをしていた女が、
二人の男を相手に奉仕しているところを目の当たりにしていた。
普通なら悔しがる所であろうが、盗み見ているせいか、
逆に今までに無い興奮を覚えた。
撫でていた柔らかいショートヘアの髪は今は乱暴に握られて
キスしていた肉厚の唇が今や、肉棒が出入りする。
柔らかく揉んでいた乳房は、乳首が見えないほど揺れ
そして、優しく取り扱うだけだったあそこには、張り裂けんばかりの勢いで
大きな欲望の塊がぶつかって行き、打ち付けた腰からは愛液が飛び散っていた。
葉山の股間はズボンの中ではちきれそうなほど熱くなっていた。
自分でも気づかぬうちに手を伸ばし、布の上からしごき始める。
若い獣二人の勢いは更に増し、
「んうふぅぅぅ!!うっうぅぅ!!うっ!!ぃうぅぅぅ!!!!」
「あああっ!!すげー!締め付け!!」
「おおおおおおおお!!俺もう・・・出るぜ!!」
「やっべぇ!!この女先イキやがった!!うぅっ!!出る!!出る!!」
3人の激しかった動きがいっせいに止まった。
それと同時に葉山も静かに果てていた。
「ハァハァハァ・・・・あぁ・・・気持ちよかったぁ・・・」
「おぉ・・・良かったぜ・・・お前・・・」
「・・・はぁ・・・はぁ・・・アンタ達もすごかったわ・・・・・」
今まで、葉山とは優しいばかりの行為ばかりだったのだが、
こんな刺激的ですごいSEXは菜穂にとっては初めてだったようで、
彼女もそんなに嫌ではなかったようだった。
「お、俺今度おまんこさせてよ・・・・」
「えっ・・・もう・・・私・・・少し休ませてよ・・・あっ!!」
フェラで果てた男が今度は菜穂をかかえ、駅弁スタイルで再戦し始める。
「じゃあ、俺はぁぁぁ・・・」
菜穂の上半身を背後に倒し、大きく反らせ
胸の間に一物を挟み込んで両の乳首を摘みパイズリを始めた・・・
「アァァァッ!!アァァンッ!!」
2度も連続で頂点まで昇ったせいか、菜穂は開放的に喘いでいた。
「チッ・・・俺の時はあんな乱れたことなかったくせに・・・淫乱め・・・・」
そう呟くと、葉山はその場を後にした・・・