6:  
「昨日は大騒ぎだったわねえ・・・。でも、ダニエルが元気になってくれて  
 こちらは良かったのだけれど、あのお客さんどこにいっちゃったのかしらねえ・・・。」  
今にも降りそうな薄暗い空を馬車から乗り出して確認しながらオリヴィエは言う。  
「・・・うん・・・そうね・・・見つかるといいわね・・・」  
あたりまえだが行動を共にする彼女らには、公になってしまった事柄はすぐに伝わる。  
そのことが話題になることが多い分、セシルはオリヴィエと話す時憂鬱な気分になる。  
手綱を握り締め、悪魔の言葉を思い出す。  
 
次の町は大丈夫。多少大きい町なので信仰心が薄い輩だけ。  
形ばかりの教会があるが気になるほどでは無い。  
君も感じただろうが、たとえ神の息吹がかかった十字架があろうとも  
聖域を支配する人間がいなければ効果を発揮することはない。  
魔族が自分で触らないかぎりは。  
ただ、そのような物質があることに俺は気分を害する。  
見つけ次第全て焼き払え・・・  
 
焼き払う・・・・・  
ダニエルの命を脅かすようなものがないかぎり、セシルは悪魔に従う気など起きなかった。  
イザベラはあれからどうなったのだろうか。  
あの化け物に身を滅ぼされてしまったのだろうか・・・・・。  
そして、私は何故助けてあげられなかったのか・・・・・・・。  
 
彼女は唇を噛み、昨日の自分を叱咤する。  
悔しかった。悪魔の非道な行為に足掻くことしかできずにいる自分が。  
 
「あ、お姉さま!オリヴィエ!!見て!!お祭りみたい!!」  
次の町にさしかかると、そこは何かのカーニバルなのか大勢の人々が楽しげに  
道にあふれかえっていた。軽快なタンゴ風の曲も聞こえる。  
曇り空もなんのその。葡萄酒片手に笑いあう。  
久々に見る陽気な人々にセシルの荒れた心が癒された気がした。  
 
「後で皆で行ってみましょうね!」  
にこやかに笑いながら3人はうなずきあった。  
宿屋へ向かう途中、きらびやかな教会から賛美歌の声が聞こえた。  
 
積荷を宿泊する部屋へ運び入れると、休むまもなくダニエルが二人の手を引き  
輪になって踊る集団へ引っ張ってゆく。  
 
しばらく一緒に踊っていたセシルは、さきほどの賛美歌が気になった。  
久々に賛美歌を聴くのも良いのかもしれない。  
あいつは、ここには信仰心が無いと言っていたが、集う者達の中には清い心が眠っている。  
その人たちに触れれば少しは魔族から離れられるかもと思う。  
私は心まで悪魔に染まるわけにはいかない・・・。  
 
オリヴィエにダニエルを托し、一人教会へと足を運ぶ。  
きっと子供達の賛美歌を歌う声。綺麗な可愛らしい声が聞こえてくる。  
 
「何しに行くんだ?」  
雑貨屋のショーウィンドーの中に小さな立てかけ用の鏡がある。  
その中のひとつから話しかけられた。  
ビクリとセシルは足を止める。周りを見渡し、誰も自分を見ていないことを確認して口を開く。  
「関係ないでしょう・・・。」  
「あんな所へ行っても吐き気がするだけだよ。」  
「そんなことないわ・・・細かいことまで指示しないでほしいの。」  
「フフ・・・指示なんかしてるつもりはないんだけどなぁ・・・。  
 君の身を案じているだけだよ、クック・・・」  
「・・・私・・・魔になんかならないわ・・・たとえ身が拒絶しようとも、信仰は捨てない。」  
「へぇ・・・そう。辛いだけだと思うよ?楽になりなよ・・・。天界や人間界は偽善ばかりだ。  
 そうだろう?何かしてくれたか?それに、あの死んだ牧師だって欲望丸出しだったし  
 昨日のあの女だってアレにやられて最後のほうは嬉しそうだったぜ。  
 もっともっとーとか腰ふっ・・」  
「いやっ!!止めて!聞きたくない・・・・。信仰は損得じゃないのよ。  
 何かをしてもらうために信じるんじゃないの。自分を高めるために行うのよ。」  
そう言うとセシルは教会に向かい歩き出す。  
「ほぅ・・・ぜいぜい、その高まった信仰心とやらを見せてくれよ・・・・」  
押し殺すようないつもの嫌な笑いがセシルの背中ごしに聞こえた。  
 
教会の扉を開くと、わっと歌声が大きくなる。  
いつもなら心が躍るような歌声が今日は不可思議なちぐはぐな気持ちに体が包まれる。  
そんな状況にセシルは戸惑っていた。  
魔に近づいていることへ自覚を促すような場所へ自ら来てしまったのか。  
「お姉さん・・・はいっ!」  
小さな子供が紙を渡してきた。  
「なあに?これは?」  
「うん、今日のお歌のプログラムだってー。来た人に配るんだよって言われたんだ〜!」  
「そう、ありがとう・・・。」  
紙を受け取って開いている席に座る。  
石で出来た建物なのですごく声が響き渡り、体を包み込むようだった。  
室内は暗く、足元は見づらかったが壁にかけられた蝋燭の炎が  
美しく全体をライトアップし高い天井付近のステンドグラスがそれに色合いを乗せていた。  
そう、以前はこんな場所で私も聖歌隊に入って歌っていたな。  
美しい教会で舞台に立って・・・。  
それが今は賛美歌を聞きながら酒を入れているわけでもないのに  
悪酔いをしたような状態になってしまっている。  
私は戻れないのか・・・  
そんなことを考えている時、何者かにブーツの上から足首を掴まれた。  
「・・・・・!!!」  
足元を見るが、スカートのシルエットしか見えず、そこへ進入するものは見当たらない。  
暗がりなのだが、さすがに足元の異物くらいは識別できるだろう。  
だとしたら、地面から手が生えて、掴んでいるとしか・・・・・。  
そのどう考えても手の感触が足首からふくらはぎ、そして内腿へかかる。  
ばっと膝を閉じてそれ以上あがって来れないようにするが、  
両手で膝を掴まれ、だんだんと左右に力が加わってゆく。  
懸命に開かせないよう足に力を込めるがその抵抗をただ楽しんでいるだけのように  
更なる力が彼女の足を割り、開いた隙間から手が進入する。  
「・・・・ぃゃ・・・・・・・・。」  
息を呑むように彼女は恐怖を口にする。  
進入した手はどんどん奥へ進み、下着の上から大事な場所をなで上げる。  
「ぅ・・・くっ・・・・」  
割られた膝あたりに髪の毛のような感触も当たってくる。  
まるでスカートの中に誰かが侵入して股間を覗きながら悪戯をしているような状態だ。  
そして、膝頭をおさえていた手が腰を掴み浅く座らせるように引き寄せる。  
すると、スカートの中の頭が動き下着の上から舌を這わせてきた。  
「・・・・ぁっ・・・ぅっ・・・・・・・」  
ビリリと甘い痺れが脳に伝わる。  
 
最初、何が起きたのかも分からなかったが、この暗がりを利用して  
悪魔が自分のスカートに侵入し悪戯をしてきたのだと思った。  
周囲に知られることを恐れセシルは自分の指を噛み、刺激を耐える。  
幸い、同じ椅子には誰も腰掛けていないが、前の席には老夫婦が楽しそうに  
聖歌隊と声を合わせ歌っている。  
多少の声は聞こえないかもしれないが、さすがに喘ぎ声を上げるわけにはいかない。  
辺りに気を配っている間にも悪魔の舌は休み無く動き、  
彼女の肉芽を舌先で探り当て、重点的に行き来する。  
その度に直感的な刺激が何度も襲う。  
もう下着には悪魔の唾液の他にも彼女の愛液でびっしょりと濡れ始める。  
神聖なる場所で悪魔に良い様にされるなんて・・・・・  
そんな屈辱的な事態に涙する。  
悪魔は邪魔な下着を横にずらし、直接の素肌に舌を当てる。  
「んっ・・・・ぁっ・・・!!」  
今まで舌が触れているだけだったのがいきなりクリトリスを唇で吸い上げられ  
ビクンと体を跳ねらせる。後ろに座っている人がいたらかなり不振な動きだろう。  
トロトロと愛液があふれ出ているのが自分にも分かる。  
内腿に伝うそれを舐めあげながら悪魔の舌は愛液の湧き出るそこへと  
進入を開始した。  
「・・・ゃっ・・・・ゃだっ・・・・・!!」  
長く太く伸びる舌はまるで男根のように彼女の中を移動する。  
それに翻弄されるように出てしまう荒い息を手で押さえながら我慢する。  
「ふっ・・・くぅっ・・・・・んっ・・・・・」  
セシルのスカートの中ではびちゃびちゃと淫猥な音が響き、  
それを悪魔だけが楽しんでいる。  
彼女は震えてしまう体を自分の手で抱きしめながら  
この背徳的で甘美な快感をこらえるしかできないでいる。  
「ちゃんと歌を聴きなよ・・・・」  
セシルに聞こえる程度に低くした悪魔の声がスカートの中から発される。  
「お偉い聖職者を目指してるんだろう・・・こんなの気にならないよな・・・」  
「そんな・・・・・・・ひどい・・・・・あっ・・・ぁぁっ・・・・・・・!!」  
悪魔の舌の突き上げが始まった。  
感覚的には透明人間に挿入されているようだった。  
正直、彼女には歌を聞く余裕はなく、周囲に自分の声が聞こえないようにする  
努力しか出来ずにいた。それさえも、怪しくなりはじめている。  
服の上からも確認できそうなくらいに触られてもないのにツンと乳首も立ち上がる。  
悪魔は舌先で子宮に届くあたりの内壁をくすぐるように突き動かしながら  
指でクリトリスも挟み込み振動を与える。  
その刺激に上り詰めそうになったセシルは前かがみになり、  
目の前のシートの背もたれの後ろに額を付け目を閉じ大きく荒い息をする。  
何とか大きな喘ぎ声は我慢できたが、もういきそうになっていた。  
その時、賛美歌の熱唱が終わり割れんばかりの拍手がホール全体を包み込む。  
同時に、セシルの体がビクビクと戦慄き、頂点へ達した。  
 
「お嬢さん・・・大丈夫??」  
イってしまった直後のだるさを打ち切るようにセシルはその声のほうを向くと  
一人の堅実そうな青年が心配そうにこちらを見ていた。  
「え・・・ええ・・・ちょっと具合が・・・悪くて・・・」  
上気した頬に潤んだ青い瞳、荒い息に濡れた赤い唇。  
青年はびっくりするほど美しい状態の少女に見とれてしまう。  
「さっきから見ていたけれど、心配だよ。ここは人が多いから別室へ行って休んだほうがいい。」  
そう言うと、彼女の手を引きホールから出て行く。  
セシルは自分の内腿に、悪魔に悪戯された証拠がつ・・と伝うのを感じた。  
 
つないだ少女の手は燃えるように熱く柔らかかった。  
別室に着き、青年は紅茶を入れてベットに座る彼女に渡す。  
「本当に大丈夫?お医者様を呼んだほうが・・・・・・」  
「いえ・・・ここで少し休ませていただければ・・・。」  
にっこりと無理にこちらへ微笑む少女は健気で今までに青年が出会った誰よりも美しかった。  
「そっか・・・では、横になると良いよ。」  
「ありがとうございます・・・・」  
お茶をサイドテーブルに置いた彼女を気遣うように、ブーツの紐を解いてあげる。  
「あ・・・すみません・・・・」  
「いいよ、具合が悪い時はかがむの辛いだろうから・・・」  
ホールの暗がりでは分からなかったが、よく見ると目の前の彼女の胸に  
突起した形状のものが見える。  
乳首が浮いているのだ・・・・青年はそれを認めると心音が耳元で鳴るように高鳴った。  
そして、ブーツを解いて現れた透き通るような白い美しい足にも目を奪われる。  
青年は思わず、彼女の足に手を触れてしまう。  
「あの・・・・・」  
「あ、ぼ・・・僕がベットに足を乗せてあげるから、横になって・・・」  
「え・・・あ・・・はい・・・・・」  
青年は掴んだ彼女の足をベットに移動する時、  
スカートが膝まで引きずられてしまったのを見た。  
もっと・・・もっと奥を覗いてみたい・・・・・・・・・・・・・・  
彼はそんな衝動に勝てず、掴んだ足を伝い、スカートに手を伸ばす。  
虚ろな気持ちでいたセシルは目の前の青年の豹変を感じ取ることに遅れてしまった。  
「いやっ・・・・!!!何をっ・・・あっ・・・・・!!」  
ばっとスカートをめくられて、膝あたりに青年が乗ってくる。  
「こ・・・・これは・・・・・・・・・」  
青年の目前に現れたスカートの中身は彼が想像していたものを絶する。  
下着の色を変えるどころか、太腿の途中までに達する愛液の雫。  
セシルは身の危険よりも、今は悪魔の残した痕跡を  
他人に見られた事へのショックで目の前が真っ白になった。  
 
青年はセシルの濡れた下着を見て歓喜したような表情を見せる。  
「・・・き・・・君・・・・もしかして・・・・・・聖堂で・・・感じて震えてたの・・・?」  
その言葉を放った目つきは尋常な色ではなく、特有の色をしていた。  
「っ・・・・ち・・・違いますっ・・・・・・・・・・」  
「じゃあ・・・こっ・・・これは何だよ・・・・嫌らしい想像でもしてたんだ。絶対!  
 神の前で感じてたんだろ・・・・・・??」  
「違うわっ・・・・これはちがうのっ・・・・・」  
青ざめ、大粒の涙をこぼしながらセシルは否定する。  
「うっ・・・・うそだっ・・・・い、淫乱なんだね・・・。」  
はぁはぁと興奮した息を吐き、上擦った声を出しながらセシルににじり寄る。  
そして、乳首を確認した胸を乱暴に両手で掴みかかる。  
「いやっ・・・・!!止めて!!」  
青年の手首を掴み、引き離そうとするが、起こしていた背を逆にベットへ押し付けられてしまう。  
「こっ、こんな、淫乱な女は僕が制裁を加えなくちゃ・・・・」  
引きつった笑いを浮かべると、強い力で握った胸を揉み始める。  
「いっ・・・痛いっ・・・・・!!いやぁっ!!!」  
「なっ・・・何かわいこぶった芝居してるんだ・・・・こ、こんなの邪魔だ・・・お・・おっぱい見せろ!!」  
彼はセシルの襟元に手を伸ばし、勢い良く開くと、ボタンがバババッっと  
無理やりに開いていき、揉まれて赤くなった彼女の美しい乳房が目の前にさらけ出される。  
「やぁぁっ・・・・!!嫌っ・・・・止めてぇ!!!」  
手足をばたつかせセシルは暴れる。しかし馬乗りになった青年をどかすことはできない。  
その上、青年が両方の手首を捕らえベットに押さえつけてしまった。  
「すごい・・・なんて綺麗なんだ・・・!!!」  
目を剥き、もがき揺れる胸の頂点に青年の唇が落ちる。  
「いや!いやぁ〜!!!止めて・・・・ああぁっ!!」  
乳輪ごと吸い上げるような勢いで吸引する。  
ちゅぱっ・・・ちゅぱっ・・・といやらしい音が小さな部屋に響きわたる。  
この部屋は、牧師への相談の部屋にも使われるので、鍵がかかる。  
このことを予感してなのか初めから下心があったのか、その鍵は施錠されたいた。  
窓も小さく、主な灯りは青年の持ち入れたランプのみで、  
その炎が彼の舐った乳首をぎらぎらと光らせる。  
柔らかな乳房に唇を移し、各地を吸い上げ白い肌に赤い痕跡を残してゆく。  
青年は自分の唾液を塗り込むように指で乳首をひねり回す。  
「ああっ・・・やっ・・・あっ・・・んっ・・・・・・・」  
セシルは先ほどの悪魔の行為ですでに体には火が付いており簡単に喘ぎをもらしてしまう。  
また、我慢していた反動もあったのかもしれない。  
 
乳首の先端が触られるだけで痺れるくらいの感覚になった時やっと青年は弄るのをやめ、  
今度は乱れたスカートの裾をたくし上げる。  
「だめっ・・・もうこれ以上は・・・・嫌ですっ・・・・・」  
そんな哀願を拾うこともなく青年はスカートを押さえるセシルの手を払いのけ  
下着を露出させる。  
「あっ足を・・・足を開いて・・・開け・・・」  
「いやっ・・・・嫌!!!お願いします!!許してっ!!!」  
ぴったりと閉じた足に自分の膝を割り込ませ、無理やり押し開いてゆく。  
そのまま彼女の膝裏を掴み上げ、M字に開かせてしまった。  
「やぁっ・・・いやっ!!!見ないでっ・・・・!!!」  
開ききった彼女の股間をじっくりと見て堪能する。  
その彼の股間もパンパンに勃起しているのが分かる。  
しっとりと下着の布が彼女のそこへ張り付き、形状がなんとなく透けて見えた。  
「・・・なんていやらしい娘なんだろう・・・何を考えてこんなに濡れたんだ?」  
片手をそっと中心へ持っていき、ぬるりとするそこを触る。  
「やっ・・・・!!触らないでっ・・・・・・・」  
青年の手はぎこちなくそのあたりを這い回り、下着に手をかけ、  
股上の一番布の弱い場所をいっきに引きちぎる。  
「いやああああっっ・・・・!!」  
そして、空気にさらされた彼女の秘所を指で開き、もう片方の手の指を挿入させてゆく。  
ぬぷっ・・・という感じに指が入り中から愛液があふれ出る。  
「くっ・・・はぁっ・・・・」  
あまり女性経験がなさそうなその指は、中で無茶苦茶に動き、  
どんどん奥に進もうとする。  
「あああっ!!いっ・・・いたっ・・・・痛いっ・・・・やめてっ・・・・!!」  
指の付け根まで進むと、もう一本指を増やす。  
「ああ、、すごいもうぐしょぐしょだよ・・・何本入るんだろう・・・」  
そう言ってもう一本指を入れる。  
「んんっ・・・はっ・・・あっ・・・・いやっ・・・・」  
3本でもうキツキツな感じだった。その上で小指も追加してゆく。  
「やあああああっっ!!いたっ・・・いよぉっ・・・・!!」  
青年はそのまま腕を動かし、じゅぶじゅぶと出し入れしはじめる。  
「ああっ・・・ああああっ・・・・!!ぅ・・あっ・・・んっ・・あはっぁ・・・・!!」  
セシルは眉根を寄せ、彼の乱暴とも言える行為を堪える。  
「あはははは・・・すごい!こんなに指を入れられて、喘いでる!!」  
彼の腕が前後だけでなく上下にも動き始め、  
セシルの腰がベットへ何度も叩きつけられる。  
「あぁっ・・・やぁっ・・・!!いやぁっ・・・!!こっ・・・壊れちゃう・・・・!!」  
その動きに全身もバウンドし、豊かな胸も激しく弾む。  
「すごいっ・・・すごいぃぃ!!こんな可愛い子が・・・僕のっ・・・僕の手で・・・」  
彼女はその乱暴な行為に快感を見出してしまいそうになるのを我慢するように  
自分の髪を強くにぎりしめ、首を左右に振る。  
セシルをいたぶる青年の股間は立派なテントを作り、その先端は  
ヌルヌルとしたものが染み出てきていた。  
「ぼっ・・・僕は・・・もう我慢の限界だ・・・・」  
独り言のように呟き、セシルから指を引き抜くと自分のズボンの前をはだけさせた。  
ヘソに届こうとしているかのようにそれは天井を向いてピクピクと動いている。  
「やっ・・・いやっ・・・・おねがい・・・止めて・・・・・・・・」  
セシルはヒジでベットを這い上がろうとするが、青年に足を掴まれてしまう。  
「逃げるな!!」  
彼は自分のそれに手をあてがい、上に反り返るものを彼女のそこへ標準を合わせ突き進んだ。  
「いやぁぁぁっっ・・・・!!!」  
突き進んでくるはずだった。  
 
「はい、お楽しみは終わりー。」  
いつのまにかベットの脇に悪魔が立っていて、青年の首を掴んでいた。  
「はっ・・・ぐぅっ・・・・!!」  
施錠されて来るはずの無いいきなりの侵入者に驚き、しかもその者の姿は  
書物でしか見たことのない邪悪な悪魔の姿だった。  
悪魔は青年の首を持ち、ずるっとベットから下ろしつつ、自分の口元へ彼の耳を寄せる。  
「あんたのようなただの人間の粗チンを入れる場所じゃないの。」  
ぐいぐいと喉を締め付ける悪魔の手を涎を流しながら青年は剥がそうと試みるが無理で  
血走った目で悪魔を見ることしか出来なかった。  
「分かった?分かったら一人でいっちゃいなよ。」  
そう悪魔が言うと青年の首元でゴキッという鈍い音がして、彼の姿が霧のように消えていった。  
 
セシルはそれを一部始終見ていたし、悪魔が男を殺そうとしているのは分かっていたが  
止めようとする声は出なかった。逆に、少しほっとした自分がいてそれに気づき呆然とする。  
 
「何、むなくそ悪い場所で遊んでるんだ。」  
「・・・違うわ・・・・・・・・」  
「遊んでいるようにしか見えなかったけど?」  
「・・・・違うものっ・・・・・・・」  
青年に乱されたスカートを戻し、吸われて赤い印だらけになった胸を手で隠す。  
「・・・あなたがっ・・・いけないのよ・・・・」  
「俺が?なんで?あ・・・遊び足りなかったの?」  
「違うわっ!!・・・あんなことさえあなたがしなければ・・・あの人だって・・・」  
「こんなことをしてこなかったと?」  
「そうよ・・・・それに・・・あなたがあの人を操ったとか・・・」  
「ふふふ・・・面白いねそれ。なんでそんな面倒なことを俺が・・・・」  
悪魔は自分の顎をつかみ、首をかしげながら笑う。  
「だって・・・悪魔だもの・・・・何をするか・・・」  
下を向き、膝をかかえながら憤りをぶつけるセシルの前に悪魔が座り、  
彼女の手首を掴み自分へ向かせる。  
「セシル・・・俺はいつでもお前を自由にできるんだよ。分かってるでしょ?」  
「い・・・・・や・・・・・触らないで・・・・・・。」  
悪魔は怯える彼女の上半身をベット際の壁に顔を壁向きに押し付け、尻を突き出させる。  
「やっ・・・!いやっ!いや!!」  
そしてスカートをめくり上げ、彼女の何にも隠されていないそこへ  
自分を埋めてゆく。先ほどの青年とは段違いなものを。  
「ああああっ!!!」  
 
彼女は大きな声をあげて背を反らした。  
悪魔は笑みを浮かべながら彼女の腰を掴みゆっくりとピストンを開始する。  
「ああっ・・・・ぅあっ・・・はっ・・・あぁぁっ・・・」  
中をじっくりとかき混ぜるような動きで彼女を攻める。  
「なぁ・・・こうやっていつだって自由にできる・・・・」  
快感で指先まで痺れる彼女の耳元へ悪魔は囁く。  
「あっぁ・・・あああ・・・・んんっ・・・・・!!」  
壁に爪を立てている彼女の手を両方後ろへ馬の手綱のようにひっぱり、  
ピストン速度を徐々にあげていく。  
「やあっ!!あはっ・・・あああっ・・・!!んあああっ!!!」  
「遊び足りなかったんだろう。俺にそう言えば良かったのに・・・。」  
まるで荒ぶる馬のようにセシルの体が突き上げられ怪しく揺れる。  
「ああっ・・・ああっ・・・はっ・・ああっ・・・」  
「どう?・・・感じるだろう・・・?こんな教会という場所で悪魔と合体するなんてさ。」  
「んんっ・・・・・あっ・・ああっ・・ふぅっ・・・あっ・・んっ・・!!」  
もう、彼女は何も考えられなくなっていた。  
全てはそこに荒々しく突き進む肉の感触に奪われ、  
何度も突き上げに頂点を迎えつつ、快楽に身を任せていた。  
悪魔は途中で彼女がいってしまっていることはキツイ締め付けで分かっていた。  
それでもなお、射精まで時間がかかる。  
多分、この敷地のせいでいつものように自分の欲望が発揮できないせいだろう。  
「やっっ・・・ああはぁっ・・・も・・・もう・・・っ・・・私・・っ!!」  
上を向いて快感に身を任せていたセシルが、頭を垂れ、  
ただ悪魔に支えられるだけになっていた。  
このままでは悪魔が果てる前に彼女は意識を無くすだろう。  
そんな人形を抱いていても楽しくはない。  
「・・・クソッ・・・・・ちょっと来い。」  
「えっ・・・・・・・」  
繋がったまま、悪魔とセシルは魔界に転送される。  
 
「あああっ!!!」  
転送された勢いで、内壁の奥深くへ悪魔のモノが突き刺さる。  
ベットではなく鏡の前に転送された二人は、そのまま立って行為を続けた。  
鏡に手を付き、後ろから悪魔に突き上げられる。  
その姿が全てセシルの目にも映る。とってもエロティックな状況。  
「ああっ・・・・あっ・・・も・・お願い・・・」  
その声に反応した悪魔はいっそうピストンを早めてゆく。  
「やっ!!ああああっ・・・!!」  
何度目かの頂点をセシルは迎えた。  
その締め付けで悪魔のソレは彼女の中でビクビクと震え、一瞬太くなり熱い何かを放った。  
「・・・・・・・・つ・・・疲れた・・・。」  
その言葉を聞いたか聞かないか分からないが、  
セシルは悪魔に寄りかかるように意識を手放した。  
 

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