「花子さーん。遊びましょー」
友人達と肝試しをかねて廃校舎探険する事となり、俺はクジで花子さんを捜す事になった。いるわけ無いと思ってたんだが…。
「何して遊ぶの?」
返事が返ってきた。パニクった俺は、つい。
「お、お医者さんごっこ!」無音。沈黙。俺は意を決してトイレを扉を開けた。
赤いスカートの少女ーーこの子が花子さんなのだろう。驚いた顔をしているが、うん。可愛い子だ。
「さー、お腹見せてごらん」服をめくり、お腹を見せてくれる花子さん。とても素直な子である。
花子さんの健康的(?)なお腹を撫でていると。
「お兄ちゃん。何処か痛いの?すごく腫れてるよ」
花子さんの視線の先には戦闘体制な息子の姿が。
心配そうに見守る花子さんに俺はこう言った。
「花子さん。コレを治すには毒を吸い出すしかないんだ、君が吸い出してくれないか?」
戦闘体制の息子を花子さんの前に突き出す。外気かはたまた花子さんの前だからか先走り汁が大量だぜ。
「それでお兄ちゃんが治るんだよね?私やるよ!」
「先端をくわえて、ああ歯で噛まないように。そうしたら舐めるんだ」
小刻みに動く息子を小さな口と舌で必死に舐める花子さん。ん。
「キャッ…!?」
息子は呆気なく暴発し、花子さんの顔を白く染める。顎や喉を伝って垂れた白濁ミルクが服や赤いスカートに付いてしまった。
「助かったよ花子さん。ありがとう。毒にかかったらまた来るよ」
俺はそう言い残し立ち去る。