「9月9日はクリの日なんだそうだ」  
「…ふううううん。で?どうして私を拘束してるの?」  
「クリの日なんだからクリを賞味するべきだろ、このスレ的に考えて…」  
「言うと思った!この馬鹿!離せーっ!!」  
「考えてみると栗とクリって似てるな。イガっぽいのに包まれてるし」  
「ちょっとやめてソレ!なんか私のすごい剛毛みたいな言い方!」  
「まあ刺さるほどではないけどな」  
「当たり前…やっ」  
「んで中に…皮に包まれて実がある」  
「ひゃんっ」  
「…実は感じてるだろ」  
「そ、そ、そんなことないっ」  
「本当かなあ?見てるだけなのに、先っぽが皮から見えてるぜ?」  
「うるさいうるさいっ、もうやめてよっ」  
「…やめていいの?ほれほれ」  
「あっ、やっ、」  
「ん〜、小粒だけどぷりぷりして美味しそうなクリだな〜」  
「へ、変態…!」  
「その変態にクリ擦られて、嬉しそうにしてるお前はなんなの?」  
「しらな…んっん、うあ」  
「お〜、完全に剥けたかな?ちょっと指でくにくに撫でただけなのに」  
「やぁぁあっ」  
「先っぽ尖ってきてる…。そういえばクリの甘露煮ってあるよな。ここからとろとろ出てるのも、甘露っちゃ甘露だよな」  
「は…んう…な、なにするの…」  
「うわ、ぬるぬる。いや、この甘露を、こう…クリに」  
「ああっ!?」  
「ぬるぬるぷりぷりのクリの甘露煮の出来上がり!でもちょっとぬるぬるにしすぎたかな、指の間を滑って…ほら」  
「や、んっ、やめ、あんっ、ひぅ──!!」  
「…イった?ぬるぬる塗れのクリをやさし〜く揉んだら、イっちゃった?」  
「…はぁ、はぁ、バカ、もう…」  
「ほんと減らず口だけは立派だなあ…。じゃあ俺、甘露煮もらうよ」  
「え?…ああああっ、いやっ、舐め、ダメそんなっ」  
「ん、おいしい」  
「ふぁ、いや…っ、ああああああっ」  
「うわっ、すげ、吸ったら潮吹いた!そんなに気持ちよかった?」  
「…もう、やだぁ(;゚д゚)ァ.... 」  
「え、ちょ、なんでマジ泣き!?ごめん、だって気持ちよさそうだったじゃん!!2回はイってたし…」  
「ふぇええぇえぇ馬鹿あああああ」  
「あ、そうだ今度、岐阜の中津川ってとこ行ってみようよ、栗きんとん美味いんだって!お節に入ってるアレじゃない栗きんとん!」  
「く、栗から離れろ馬鹿あああああ」  
 

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