美術部のヌードデッサンモデルが弄ばれる、と言う設定で。  
 
 
「…あの…今日ってヌードデッサンモデルって聞いてたんですけど」  
某大学の美術部からいつものようにヌードデッサンモデルの依頼を受けた樋口飛鳥(24)は、額に浮かぶ青筋を隠せずには居られなかった。  
ヌードデッサンをする美術室に入り、教室の真ん中に用意された少し幅広のパイプ椅子に腰掛けた。  
そこから先の僅か10秒間は、思い返すだけでも腹立たしい。  
 
「はい、両手を頭の上で縛りますね〜」  
「そしたら右足をちょっと上げてもらって」  
「左足も同じようにしてもらいまーす」  
 
お世辞にも真っ当な美術講師には見えない男に言われるままにポーズを取っていたら…この状況である。  
「僅か10秒で立派なM字開脚じゃないのよ!!」  
「あ、ストッキングで縛りましたから痕は付きませんよ。ご安心無く」  
「そーゆー問題じゃ無い!!」  
今にも噛み付きそうな剣幕で怒鳴る飛鳥を困ったように見下ろし、美術講師は溜息を吐いた。  
「聞いてくださいよ、飛鳥さん。  
僕の生徒達がこんな悩み相談をしてきたんです。  
『女の人を悦ばせる玩具は、どれが一番イイのか?』って。  
『媚薬って、本当に効くんですか?』  
…難しいですよねえ…。  
そんなの実際に試してみないと解りませんし。  
ならば、飛鳥さんに実験台になってもらおう!と言う事なのです。  
あ、勿論デッサンの授業もちゃんとやりますし、今回はムチャなお願いを聞いてもらっているので  
お支払いするモデル料もアップさせてもらいますから、ね?」  
まるで『消しゴム貸して』とでも言う様な軽いノリの説明に、飛鳥は今自分が置かれている状況に絶望感を感じた。  
「そんなムチャな事聞けるワケが………ちょっと待って。アンタ、今『媚薬』って言ったわよね?」  
「はい、言いましたよ」  
「…さっき私が飲んだミルクティー…」  
「ええ、入れさせてもらいました。無味無臭だから相手に気付かれにくい、しかし強烈な効果のある媚薬を」  
その言葉に、飛鳥は思わず息を呑んだ。  
「…おや…もしかしてドコか疼いてしまっているとか?」  
美術講師は意地悪そうな笑みを浮かべ、M字に開いている飛鳥の全身を舐めるように見渡す。  
「……そんなハズ、無いでしょ?」  
「どうでしょう?」  
そんな会話をしているうちに、男子学生が10人程教室に入ってくる。  
それぞれが思い思いの場所を取り、イーゼルを立ててデッサンの準備をし始めた。  
 
意外な事に、想像していたよりはマトモなヌードデッサンの時間である。  
「飛鳥さんの良い所は、適度に筋肉も付いているのでメリハリがある体つきをしている。  
ただ細いだけのモデルより、デッサンをする時には飛鳥さんのようなモデルを選ぶんですよ」  
美術講師のその言葉に、生徒達は『はい』と口々に呟いた。  
「飛鳥さんも綺麗な身体を皆に観られて嬉しいですよね?」  
そう言って、飛鳥の長い髪をゆったりとした動きで掬い上げる。  
最初は美術講師の言葉にも動じない飛鳥だったが、やがて徐々にその体に変化が訪れた。  
開いた脚の間から、とくん、とくん…と僅かながら熱いモノが脈打つような感覚。  
それが徐々に体全体に広がってきている。  
「それじゃあ、各自持ってきたモノを中央に提出してもらいますか」  
美術講師の言葉に、生徒達は自分のバッグからそれぞれ何かを取り出し、飛鳥の目の前に置いた。  
バイブ、ローター、クリキャップ、電気マッサージ器。  
形は多少違えども、大体この4種類の玩具が集まった。  
「…ちょ…!何よこれ!!」  
「おや、飛鳥さんは使った事が無い?」  
「あるワケ無いでしょう!?」  
美術講師は延長コードに電気マッサージのコンセントを繋ぐ。  
「今回一番皆が興味があったのが、この電気マッサージ器。  
良く雑誌やネットではすぐにイっちゃうなんて書いてあるけど、本当かな?  
じゃあ、今から2分間飛鳥さんに当ててみるよ」  
言うが早いか、美術講師は電マのスイッチを弱にして飛鳥の股間に軽く押し当てた。  
「…な、やめなさいよ!!…あぅ…ッ、ううううああああああああ、な、に…これェ…!!」  
電マの先が飛鳥の秘所に触れた途端、飛鳥は思わず声を漏らした。  
振動がクリトリスに伝わると、M字に開いた脚の先がビクンとしなる。  
「ここでのポイントは、一番最初に使うならショーツの上から軽く押し当てる事。  
スイッチは最初は弱。あまり押し付けないようにゆっくりクリトリスを刺激してみよう」  
「ア、ああああああぁ…ッ!ダメ…駄目ェ…ぁあ…ッ…ひィィ…ッ…」  
飛鳥は刺激に仰け反って喘いだ。  
飛鳥本人もこのような玩具で責められた事は無かった。  
自分に意志とは無関係に押し上げられていく快楽。  
「まだ30秒も経って無いのに凄いでしょう?この効き目。ちょっと先っちょで円を描いてやるとね…」  
美術講師が操る電マが、小さく素早く飛鳥のクリトリスの上で円を描く。  
「イヤァぁぁぁぁああああああッ!!イ、イ、イくうぅうううううううううう!!」  
「で、イきそうなったところで、離す。一番最初に電マでイっちゃうとローターとかが物足りなくなっちゃうからね」  
飛鳥が絶頂に達しようかと言う寸前で、電マは美術講師の手によって放された。  
「…あ、ああああ…、…あぅう…ッ…」  
達する事の出来なかった身体をがくがくと震わせ、飛鳥は美術講師を睨んだ。  
 
「…おや、飛鳥さん何かご不満でも?  
まさかイきたかったとか?…そんな筈無いですよねえ?」  
その言葉に、飛鳥は思わずカッとなって答える。  
「そんな筈無いでしょ!?大体ねえ、あんな道具で弄られたら、女は自分の身体を本能的に守ろうとして  
感じたり、濡れたりするモノなのよ!!」  
「そう、その通り。その証拠に、飛鳥さんの此処はかなり濡れてます」  
飛鳥の言葉に美術講師は顔を綻ばせ、無遠慮に飛鳥の割れ目に指を這わせる。  
そしてそのクレバスを指で上下に何度も擦り、絡みつく蜜を指先で掬い取ってみせた。  
「…ぁふ、アァ…ッ!!や、め…なさ……ん、ぅ…ッ!!」  
「大分興奮しているみたいで、ほら…指がすんなり入って行きますね。これだけ濡れて居れば、内臓を傷つける事もありません。  
勿論、女性の体はデリケートですから、乱暴をしてはいけませんよ。  
ああ、それとクリトリスを弄りながらと云うのも効果的です。ほら、こんな風に皮を剥いてあげてください。  
剥き出しになったクリトリスは、出来るだけ優しく弄ってあげましょうね。  
8割優しく2割荒々しく。これがコツです」  
指を2本スライドさせながら、空いているもう片方の手で器用にクリトリスの包皮を剥いていく。  
真っ赤に充血したクリトリスがぷっくりと膨らんでいる。  
指の腹に愛液を絡ませ、くるくるとクリトリスを愛撫する。  
と、美術講師は張り詰めた肉芽にクリキャップを被せた。  
「ひいい…ァ、ああああ…ッイヤ、イヤああああああああああああああ!!」  
強い力で急激に吸い上げられるその感覚に、飛鳥は絶叫し、身悶えた。  
「ほら、いきなりクリを吸われているかのような感覚…どうですか飛鳥さん」  
「…こ、こんなの…イヤァあああ…ッ!!外して…、は、外してェ…ヒッ、ひぃいい…ッ…」  
「外せと言われても、結構イイカンジに吸い付いているので、難しいんですよね」  
美術講師は困ったようにクリキャップを摘んでくいくいと引っ張った。  
「ヒッ…ひぃぃん…引っ張らないで…ッ、イヤァ…もう駄目…やめてェ…お願い…ッ…」  
「はい、ここで再び電マ」  
完全に飛鳥を弄んでいるのが解る。  
美術講師は再び電マを飛鳥の秘所に宛がい、今度は「強」でスイッチを入れた。  
「…あ、ひぃいいいいいいいい!!アーーーッ!!アアアアアアアアア!!嫌ァァァァッ!!」  
髪を振り乱し、背中を弓のように仰け反らせて飛鳥は叫んだ。  
パイプ椅子の座る部分は、夥しいほどの愛液でびしょ濡れだ。  
脚を閉じようにも固定されているので閉じられず、水中の生物が陸上で苦しそうにしているかのように  
ビクンビクンと身体を震わせている。  
「イ、イく…う…ッ、もうイくイくイくう…!!ひああああああああん…ッ」  
すると美術講師は再び電マを離し、クリキャップも飛鳥から取り外した。  
 
二度目の寸止めに、飛鳥は身体をくねらせる。  
「ァあああああ……どうしてェ…アアァ……」  
飛鳥の髪を掴んで上向かせ、美術講師は生徒達に見せ付けるかのように飛鳥の腿を撫で上げる。  
「さあ、皆。飛鳥さんに聞いて見たい事は無いかな?皆の疑問に身体を張ってくれてるんだ。  
遠慮せずにどんどん飛鳥さんに質問してごらん」  
美術講師は医療用のテーピングテープを細かくカットし、  
生徒が持ち寄ったローターを左右の乳首とクリトリスに貼り付けた。  
「まだスイッチは入れないよ。飛鳥さんが君達からの質問に正直に答えたら、少しずつ強くしていこうと思うんだ。…ね、飛鳥さん」  
そう言いながら、ほんの一瞬だけクリトリスに宛がったローターのスイッチをMAXまで上げる。  
「…う、ァひィィん…ッ!!も、もうやめてェ…!!」  
泣き出しそうな表情を浮かべながら、飛鳥の腰がゆるゆると動き出す。  
次々に生徒が手を挙げ始め、質疑応答が始まった。  
 
――今、ローターで弄られているのはドコですか?  
「ァ、アッ……そ、そんなの言え、な…い…ッ…」  
美術講師がローターのスイッチを切り、振動音が完全に止まった。  
刺激が無くなり、焦れたように身体をくねらせる飛鳥の耳元で美術講師が囁く。  
『素直にならなきゃ、もう何もしてあげませんよ』と。  
 
――僕達に見られていて、興奮しましたか?  
「………そ、そんな…そんな事…」  
言い淀んでいると、不意に左右の乳首に付けられたローターが微かに振動を始める。  
「………は、い……興奮…しまし…た…」  
羞恥心のあまり顔を俯かせると、すぐに美術講師の手で髪を掴まれ、上向かせられた。  
 
 
――今、どんな気分ですか?どれを弄られているのが一番気持ち良いですか?  
ヴン…とローターの振動がほんの僅か、強くなる。  
その振動に合せて、身体をくねらせ身悶える。  
「ァ…ァ…あ…ッ、き、気持ち…イイ…のぉ…、で、でも、…イけなくて…辛い……ぁ…ん…」  
 
 
――イきたい、ですか?  
「…イ、イきたい、…イきたいのぉ…ッ!!お、お願い…ッ…クリのローター…スイッチ入れてぇ…ッ!  
一番強くしてぇ……じゃないと…じゃないとイけないぃィィ…」  
 
「はい、質疑応答はそこまで。飛鳥さん、幾ら何でも淫乱すぎやしませんか?  
純情な学生を困らせないでください」  
美術講師は脚を上げ、靴の踵で飛鳥のクリトリスを刺激しているローターをぐぐ、と踏みつけにした。  
靴底で押さえつけられたローターがモーター音と共に蠢いている。  
「…あぐぅ…ッ、ううううううああああああああああ…!!ひぅぅぅぅうううう…」  
グリグリと靴の踵を押し付けられると飛鳥は髪を振り乱して喘ぐ。  
「飛鳥さん、気持ち良いですか?」  
「…は、はぃ……、き、気持ち…イイです…ぅ…」  
美術講師は再度、電マを飛鳥のクリトリスに当てた。  
ローターに重なるようにして電マの振動が伝わっていく。  
「…ぁ、あああああああああああ!!ローターと電マが…重なって…!!ダメ、ダメええええええええ!!」  
何度も焦らされ、絶頂を避けられた体は完全に火照り、僅かな快楽でも逃すまいと敏感に反応を示す。  
 
「さあ、言葉で説明してくださいよ、飛鳥さん。貴女は一体どうされたいんですか?」  
 
「ひい、ヒイッ…ぁアアアアアア…止めないで!!イかせてェ…!!あ、が…ぁアアァアアァ…」  
 
 
――あのね…あのね…、ロ、ローターMAXにして…乳首両方ともシてェ…  
「クリトリスはどうしますか?このままローターが良いんですか?」  
――ヒ、ヒィィィ…く、クリキャップでぇ…強く…強く吸ってぇえええええええ!!  
「じゃあ、クリキャップの上からローターをテープで固定してあげましょうか」  
――イヤあああああああああああああああッ!!ダメ、ダメ、それダメえええええええええ!!  
「…じゃあ、ローターは止めて電マを固定しましょう。その方がイイんでしょう?」  
――…あが、あああああああああああ…うふぅ、いひッ、ァハアアァァァァァァァァァアアアッ…  
 
 
最早、飛鳥の唇からは喘ぎ声と絶叫しか聴こえてこなかった。  
「イく、イくぅ…ッ、お、お願いィイ…もう、もうイかせてえええええええええええ…!!」  
身体を震わせ、与えられる快楽に最後の理性のカケラも吹っ飛んだ飛鳥は、ただ快楽のみを強請り続ける。  
恥も外聞も無く。  
美術講師はデッサン用のパンを千切ると、嬌声を上げ続ける飛鳥の口に乱暴に放り込んだ。  
「ふぐ、うぐう…ッ、んーーーー、んううううううううううッ、ひ、ひぐ、ひぐぅぅぅぅぅぅぅぅぅうううう!!」  
ビクビクと身体を震わせ、大きく喉を仰け反らせて飛鳥が身悶えた。  
「おや、イったようですね。ここで間髪入れずにバイブを挿入します。  
ここがポイントね。連続でずっと女性をイかせ続けると、また新たな一面が見れますよ」  
最後まで使わなかったバイブを飛鳥の秘所に無遠慮に突き立てる。  
「…んぐううううううううううーーーーッ!!おふ、おごぁッ!!くひイィィィィィィィ!!」  
達した直後にも関わらず更なる強い刺激を与えられ、飛鳥の口に含まされたパンの欠片が吐息によって飛び出てくる。  
M字に開かれた脚はピンと突っ張り、背中を弓のように撓らせて悶え続ける飛鳥。  
それには目もくれずに美術講師はローター、電マ、バイブのスイッチを全て「MAX」まで調節する。  
「さあ、あと1時間も時間はあります。この芸術的とも言える女性の嬌態をスケッチしましょう。  
時間を掛けてゆっくりとスケッチしましょうね。飛鳥さんの気が狂ってしまうかも知れませんが  
それはそれで皆さんに取っては貴重な経験になるでしょうし」  
美術講師の手拍子をキッカケに、生徒達は再びデッサンスケッチを開始した。  
「…ふ、ぐ…ぅ…ううううう…ひぐぅ…ッ、うほぉぉぉぉ…ぉぉぉアぉァァオぅアァァアアアぅウウウ…ッ…」  
 
鉛筆が紙をの上を走る音を聞きながら、飛鳥は気の遠くなるような快楽を与え続けられる。  
何度目かの絶頂と失禁を迎えた頃、やがて彼女は解放されるのだろう。  
「芸術」と言う名の下に。  
 
 
 

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