「っあ,今夜も始まった」  
 
一般人の両親から普通に生まれ,普通に育てられ,普通に高等教育を受ける日常を私は過ごしている.  
そんな普通の私に特筆することがあるとすれば,それは私と双子の姉がちょっと普通でない関係だということくらい.  
その特別のせいで私はちょっと普通ではない――そして人には言えない苦労の話をこっそりと記しておこうと思う.  
 
そもそもの始まりは中学2年の頃だっただろうか.ある日の夜に私と姉の思考と感覚が突然繋がってしまったのだ.  
当時――今もだが――ちょっと珍しいくらいに清楚な外見の姉は,その見た目に反して性に関してはかなり積極的だった.  
同じ部屋で寝ている私が寝入るのを見計らって毎晩のように自分でカラダを慰めていたみたい.  
その日も私が寝たのを確かめて,前開きのパジャマのボタンを外し,姉妹揃ってちょっと大きめの胸を刺激し始めた.  
寝入っていた私は夢見心地で――本当に夢だと思って――初めての感覚に少しずつ翻弄されていった.  
 
慣れた手つきで焦らすようにカラダを昂ぶらせていき,耐えられなくなったところで先っぽを摘む.  
――あぁっ(これぇ……いいのぉ)  
始めは声を抑えるためだけに銜えていた指を舌で舐めるようになり,やがて疼いてしかたなくなってしまったトコロへと焦らすようにゆっくりと這わせる.  
――やめてぇっ(はやくっ,はやく触りたいっ)  
既に充分に濡れてしまっているソコを下着の上から上下に擦る感覚が妙にリアルに感じて.  
――やぁ……なにこれぇ(あぁっ,これで指なんて挿れたらぁどうかなっちゃいそぉ)  
アソコが透けて見えそうなくらい濡れてしまった下着を膝まで脱ぎ,クリトリスの皮を剥いてそっと触って.  
――あああぁぁっっ(いいのぉ,これきもちいいよぉ)  
こんなのなんだかおかしいっと思ったところで目が覚めた.  
 
ベッドには私だけなのに今も誰かに触られている感じがして,恥ずかしくもだんだんと熱くなっていくカラダ.  
シンクロしていく姉のベッドから聞こえてくる喘ぎ声と頭の中で響いている囁き.  
どう考えても原因は妖しい行為に耽っている姉にあるとしか思えなかった.  
……なんてのは後から考えたことで,このときの私はそんなことをしている余裕なんて全くなかったんだけど.  
 
やぁ,なんかアソコが濡れてるぅ,擦られてるぅ.こんなのっ,こんなの恥ずかしいよぉ…….  
――あぁ,いいよぉ……きもちぃいよぉ.それでぇ,こうやってぇ,優しくクリトリスを擦ってあげるとぉ,ぁあああああ.  
いやだよ,こんなのへんだよっ,やめてよぉっ!  
――やだぁ,やめられないっ!もっともっとぉ気持ちよくなりたいのぉ.  
そんなこと……そんなことないっ!  
――もう我慢できないのっ,おっぱいの先っぽも摘んじゃうんだからぁ.  
やぁぁぁ,なんかへんだよぉ飛んじゃうよぉ  
――もうちょっと,あとちょっとでイケそうっ.  
ぁあ,ぃやだぁ……やだよぅ,このまま飛んじゃうっ,飛んじゃうのぉ  
――あぁぁぁ,イクのぉ.イッちゃうぅぅぅぅぅぅ  
「「ぁぁぁぁぁぁあああああああ!!!」」  
 
初めての絶頂を姉の手で齎された私はその疲れから微睡みやがて再び眠りについた.  
そうしてこの夜から私の日常は少しずつそれまでと違うものへと変わっていくことになった.  
 
結論から言ってしまうとあの夜のことは今も姉に気づかれていないみたい.  
感覚が繋がるのは姉――たぶん私もだけど――がえっちな気分になったときだけだから気づきにくいんだと思う.  
ことの始まりがアレだったので私も気づかれないように努力を怠らなかった.  
一週間くらい様子を伺って伝わるのは姉から私への一方通行みたいだと結論を出したときは思わず脱力してしまった覚えがある.  
 
それからも――寝ているはずの私を気遣うように最初は声を抑えながら――姉のオナニーは続いた.  
姉に比べるとオクテだった私は必死になって気持ちよくならないように我慢しようとした.  
だって胸やアソコを弄ってそうなっちゃうのはとても恥ずかしいことだと思ったから.  
だけど,同じようなカラダを持つ姉の手管はとてもじゃないけど慣れていない私に耐えられるものじゃなかった.  
とにかく声だけは出さないように必死になって我慢して,伝わってくる思考と感覚にカラダを委ねる夜が続いた.  
特に一際気持ちよくて飛んじゃうような感覚が伝わってくるのは中毒になりそうなほど気持ちよくて…….  
 
姉もスキルアップしていったのか,半年ほどすると一晩で何度かアクメに達するようになった.  
早く摘んでぇと訴える乳首をとにかく焦らし,早く擦ってぇと叫ぶクリトリスをひたすら焦らし,我慢できなくなってクリトリスで一度イく.  
 
そうしながら早くぅ早く指を挿れてぇと懇願するアソコを徹底的に焦らし続ける.  
そしてどうやっても我慢できなくなったところでようやく指を出し入れし,やがて乳首とクリトリスとアソコを一緒に刺激して一際高いところでイく.  
……私の拙い知識でも姉はマゾ体質だと思った.そうして私もそうなっていくんだとそのときは思っていた.  
どこから調達したのか道具まで使うようになったときは本当にどうしようかと思った.  
ある夏の夜,私が寝入るのを――当然振りだけなんだけど――確かめた姉は一度部屋を出て,暫くしてからボールに入った大きな氷を持って戻ってきた.  
暑いから涼むのかなと思ったらそうじゃなくて,おもむろにパジャマ代わりに着ていたTシャツとショーツを脱いだ.  
軽く刺激して潤んだアソコに丸くて小さい何かを挿れてからショーツだけ履くと,アソコの中に挿っているモノが動き出した.  
薄目を開けて様子を伺うと,姉は手首と足首を革製の枷で拘束したみたいだった.  
鍵はけっこう大きい氷の中にあるから溶けるまでこの拘束はどうにもできないし,ローターの刺激も強くできない……なんて思考が伝わってきた.  
ローターの刺激はそんなに強くないから,少しずつ昂ぶってくるけど最後まではイケない.  
全身が映る鏡の前で悶える姉とベッドの中でその姉に気づかれないように悶える私,部屋の空気はそのとき間違いなくピンクだったと思う.  
 
あぁ……まだあんなに凍ってるぅ.早くイキたいのにぃ.  
アソコ気持ちいぃ,気持ちいいけどぉ,こんなのはぁ.  
これ我慢できないかも.自分で……触っちゃおうかな.あぁ,でもそんな恥ずかしいことしたくないよぉ.  
――ぁあっ,疼くのぉ.おっぱいぃ,乳首摘みたいよぉ.  
ちょっとだけ……ちょっとだけなら気づかれないよね.うぅ,でも自分でスるなんて考えただけで恥ずかしい.  
それに考えたことは伝わらないみたいだけど,感じたことは伝わっちゃうかもしれないし.  
繋がっていることバレちゃったら困るしやっぱりシないほうがいいよね.  
――いいのぉアソコが気持ちいいのぉ.やぁ,乳首がもう固くなってるぅ.  
そうなのぉ,Tシャツに擦れてちょっと気持ちいいのぉ.  
――ぎゅって摘みたいぃ.今乳首摘んだらイっちゃうかもぉ.  
イケるの?イッちゃえるのぉ?それならぁ  
――でも乳首だけでイッちゃうなんて恥ずかしい変態だよね  
恥ずかしいぃ変態ぃ,そんなのやぁ.我慢……我慢しないとぉ.  
 
私の手はその気になれば自由に動かせる.でもそんなことしたらバレるかもと思うとやっぱり動かせなかった.  
そうして昂ぶったカラダを持て余して,恥ずかしいけどそれでもって這わせそうになる手をどうにか我慢する時間が続いた.  
どれだけ我慢してるのか分からないけどもう何時間も経った気がして,枕元の時計を見たらまだ1時間とちょっとだった.  
ボールの中の氷はだいぶ溶けていて,鍵を取り出せるようになるまでもう30分はかからなそうに思えた.  
 
――やぁぁぁ,イキたいっ!イキたいのぉ.イキたいけどイケないぃぃ.  
あぁ……私もイキたいよぉ.乳首を摘んでぇクリトリス擦ってぇアソコに指を出し入れしてぇイキたいぃ.  
こんなことぉこんなこと考えるなんてぇ.やだぁ,私すごくえっちになっちゃったぁ.  
やぁ,手がぁ指がぁ勝手に動いちゃいそう.こんなのやだよぉ,恥ずかしいよぉ.  
 
どうにか最後まで自分で気持ちよくなるのを我慢した私は,姉から伝わってきた感覚で絶頂に達した.  
我慢に我慢を重ねたからか今までで一番気持ちよくて,アクメに達した瞬間に気絶するように眠ってしまったのを今でも憶えている.  
 
それからは夜だけでなく,授業中にローターを動かしたり,バイブを挿れたまま一日過ごしたりするようになった.  
伝わってくる快感を必死で表に出さないように我慢して,休憩時間に隠れて慰めようとしても時間が足りないなんてもどかしいこともあった.  
そんなわけで高校に入る直前には私のカラダは誰にも知られることなくしっかりと開発されてしまい,えっちなことをされる想像をするだけでアソコが濡れるようになってしまった.  
キスとか軽いペッティングとかの体験談を聞くだけで興奮して頬が赤くなってしまう.  
そんな私をみんなが恥ずかしがり屋なんだと誤解してくれて本当によかったと思う.  
まさかアソコが濡れてしまって恥ずかしいなんてこと普通は誰も思わないよね…….  
こんなの誰かに知られたら恥ずかしくてとてもじゃないけど生きていけない.  
 
高校に入るときに私からお願いして姉と部屋を分けてもらうことにした.  
表向きは一人部屋が欲しいってことにしたけど,そろそろ声を上げるのを我慢するのは限界だったから.  
 
あまり使ってなかった1階の客間を片付けてそこに両親が,そうして開いた向かいの部屋を姉が使うことになった.  
隣だったら耐えられずに出しちゃう声が聞こえちゃうかもしれないからよかったと思う.  
 
……というのがこれまでにあったこと.  
一人部屋になってつけることにした初めての日記にこんなこと書くなんて自分でもどうかと思うけど,見られたら恥ずかしい秘密の日記だからいいんだと思うことにする.  
この日記は絶対に見られないようにしておかないといけないと心に誓う.  
 
どうにか日記を書き終わったと思ったらずっと続いていたおっぱいへの刺激が止まった.  
乳首はもうすっかり固く尖っていて早く摘んでほしいとえっちなおねだりが聞こえてきそう.  
いつもならそのまま続けるのにおかしいなぁ?……まあいいか.とりあえずベッドに横になっちゃお.  
それにしてもアレのとき以外はほぼ毎晩よく続くよね.確かに気持ちいいんだけどもうちょっと私のことを考えてほしい.  
そりゃよく分からないけどぐっすり眠れる気はするし,少し色っぽくなったとか言われるようになったから悪いことばかりじゃないけど.  
男子からの視線は今まで以上に気になるし,卒業前には何回か告られて対処に困っちゃったのを差し引くとあんまり嬉しくない.  
真剣な顔で私に対する想いを告げる顔は惹かれるものがあったけど,私がえっちな女の子だって知られるのは恥ずかしいから断るしかなかった.  
あっ,また始まった.もしかするとさっきは誰かから電話かメールが着たのかも.  
んっ,おっぱい揉まれてる.やだ,もうカラダが熱くなってきちゃってる……あんまり我慢できないよ.  
あんっ,あぁ早く乳首をぎゅってしてほしい.そしたら一瞬頭の中が真っ白になっちゃうの……ってやだ私またこんなこと考えてるっ.  
いつもこうなんだよね.最初は恥ずかしいから止めてほしかったけど,いつからかこの時間を待ち望むようになっちゃった.  
いっぱい焦らされて我慢できなくなって刺激をおねだりするカラダにココロが負けちゃってえっちなことを考えちゃう.  
もっと気持ちよくしてほしくて,もっともっと気持ちよくなりたくて,頭の中がえっちなことだけになっちゃう.  
今晩からは声を出すの我慢しなくても平気そうだから,だから早く気持ちよくしてほしい.  
 
まだなのぉ?そんなに焦らさないでぇ.もっと気持ちよくなりたいよぉ.早く乳首ぎゅって摘んでぇ.  
――あぁ,気持ちいいよぉ.でもまだ我慢しなきゃ,あとでそれだけ気持ちよくなれるんだから.  
やだやだぁ,もう我慢できないのぉ.乳首もアソコも早くぅって言ってるからぁ.  
このままじゃ我慢できなくて自分で触っちゃいそう.そんなの恥ずかしいから早くぅ.  
――ぁあん,乳首触りたい,早く乳首を摘みたいよぉ.もっとぉもっと我慢しないとぉ.でもぉ早く乳首で気持ちよくなりたいよぉ.  
そうだよね,気持ちよくなりたいよぉ.早く先へと進もうよぉ.……やぁまだ焦らすのぉ?  
――誰も見てないんだしいつもより乱れても平気だよね.声抑えなくてもいいし.  
やっぱり我慢できないぃ,誰も見てないんだからこっそり触ってもバレないよね.  
とうとう自分で触っちゃうんだ,私オナニーなんて恥ずかしいことぉ自分でしちゃうんだ…….  
おっぱい揉んだり乳首を摘んで自分から気持ちよくなっちゃうんだぁ.  
うぅ……想像しただけで恥ずかしい.やっぱり我慢しなきゃ,あとちょっと我慢すればぁ気持ちよくしてもらえるんだからぁ.  
――やぁ,もうだめぇ.乳首摘みたいよぉ.もう少し強く揉んだら我慢できなくなっちゃうかもぉ.  
我慢……できなくなるのぉ?そうだよね,おっぱいを揉むだけなら伝わってもたぶんバレないし,それで気持ちよくなれるならぁ自分で……触っちゃおうかな.  
そしたらすぐにもっと気持ちよくなれるんだし,これ以上我慢なんてできないよね.  
 
気がついたら私はパジャマをはだけて自分のおっぱいを両手で強く揉んでしまっていた.  
初めてなのに全然初めてに思えない感触で,でもすっごく気持ちよくて,そんなことしてる自分が恥ずかしくて.  
暫く頭の中がごちゃごちゃしたんだけどすぐに快感だけでいっぱいになってしまう.  
 
ふぁあん,気持ち……いいよぉ.やだ,これ気持ちよすぎるぅ,これで乳首摘まれたらすぐにイっちゃうかもぉ.  
――いつもより我慢してるせいかなぁ.なんだか気持ちいいよぉ.あぁ,もっと強くしちゃうんだからぁ.  
やぁん,そんなぁまだ焦らすのぉ?早く先に進もうよぉ.こんなのぉこんなの生殺しだよぉ.  
イキたいぃ乳首摘んでイキたいのぉ.だからぁ早くぅ.  
――もう少し我慢しちゃお.そしたらもっともっと気持ちよくなれそう.  
 
やだやだぁ,我慢できないよぉ.乳首ぎゅって摘んでイキたいよぉ.おっぱいと乳首でイクのぉ,お願いぃ早くぅ.  
あぁん,だめぇ,自分でしたくなっちゃうからぁ.我慢できなくて自分でしちゃうからぁ早くしてぇ.  
自分でそんなことするなんて恥ずかしいのぉ.そんなのやだからぁ.  
――もっともっと焦らしてぇ,そしたらもっともっと気持ちよくなれるよぉ.  
だめだめぇ,もうだめなのぉ,触っちゃう自分で触っちゃうからぁ.今までよりえっちになっちゃうからぁ.  
うぅもうだめぇ,今度こそだめなのぉ.私固くなってる乳首を摘んじゃうのぉ,自分で摘んじゃうんだからぁ.  
やぁっ,イクっ,イッちゃうぅ.乳首でイッちゃうのぉ.あああああぁぁぁぁぁっ!!  
――ふふ,とうとう私より先にイッちゃったね.  
はぁはぁはぁはぁ……え?  
――そっちに行くからそのまま待ってて.  
 
慣れた手つきでドアを入ってきたショーツ一枚の姉は欲情しきった目で私を見つめている.  
対する私はイッてしまった後の脱力感と驚きで全く身動きが取れないでいる.  
 
「あはは,やっぱり驚いてるよね」  
「いつから……気がついてたの?」  
「そんなの最初からに決まってるでしょ」  
「……最初から?」  
「そう,最初から.突然頭の中で声がしたときは何かと思ったよ」  
「それじゃ,私がバレないように声を出さないようにしていたのは」  
「無駄だったね」  
「全部……全部知ってたんだ」  
「繋がってたからね」  
「そんなの……酷いよ」  
「本当に?でもさっきはすっごく気持ちよさそうだったよ.思わず私もイッちゃいそうだったし」  
「そっそれは……」  
「ふふ,さっきだけじゃなくていつだって気持ちよかったでしょ.ちゃんと分かってるんだから」  
「そんなこと……」  
「さてと.じゃ続きしよっか」  
「続き?」  
「そう続き.私がえっちな妹をもっともっとえっちにしちゃうゲーム.いやなら止めてもいいよ,止められるならだけど」  
「そんなっ!」  
「私が先にイクようになったら諦めようと思ってたんだよ?それなのに一人でイッちゃうんだもん」  
「だってっ」  
「我慢できなかったからでしょ.大丈夫ちゃんと伝わってきてたから.  
それにもっと気持ちよくなりたいよね.どうやればいいかは分かるでしょ?見ててあげるから続けていいんだよ?」  
 
そんなのっ見られながらそんなことするなんて恥ずかしい.できるわけがないに決まってる.  
――今までだって私には伝わってたよ,どんなことをされたいかとかどんなことをしたいのかが.そんなの見られているのと変わらないじゃない.  
それは……だって.まさか伝わってるなんて思わなかったし.  
――でももう知ってる.ほら我慢する理由なんてどこにもないよ?  
だからって本当に一人でするなんてできないよ.  
――恥ずかしがり屋で意地っ張りなんだ.  
 
「んー残念だけど時間切れだね」  
「え?きゃっ!?」  
「憶えてるかな?去年の夏に一度使った手枷なんだけど」  
「やだっこれ外してよっ」  
「ちなみに鍵はやっぱり氷の中だったりして.いつになったら溶けるかな?」  
「冗談でしょっ!」  
「素直になれない妹にちょっとしたおしおきだよ.さ,一緒に気持ちよくなろうね.」  
「やぁ,脱がさないで」  
「あ,ショーツぐっしょりじゃない.あまりひとのこと言えないけど透けちゃいそうだよ?」  
「やだぁ,そんなとこ見ないでよ」  
「ちょっとカラダが冷めちゃったかな?すぐに火をつけてあげるから」  
「ちょっ,ちょっとぉ」  
 
その言葉通りに私のカラダはいつになく早く熱くなってしまった.  
考えてみれば伝わってくる感覚よりも直接触られるほうが気持ちいいのはある意味当然なんだけど.  
昂ぶってきたカラダはすぐにどうしようもなくなってしまう.  
 
伝わる感覚でだいたいどんな状態なのか分かるのか,上半身だけしか触れられていないのにイキそうでだけどイケなくてすっごくもどかしい.  
――イキたいなら素直にならなきゃだめだよ?ほらイキたいっておねだりしてみて.  
そんな恥ずかしいこと口にできるわけないじゃない.  
――そう?カラダはだいぶ素直になってきてるのに.イケなくてもどかしいでしょ?もっと気持ちよくなってイキたいでしょ?  
そんなことっそんなことないっ.そんなはしたないお願いなんかするわけないっ.  
――強がってもダメだよ.だんだん気持ちよくなってきてるの分かるんだから.ほらぁ,もうあんまり我慢できなくなってきたよねぇ?  
ぁああん,やぁ,そこはだめぇ.やだやだぁ,やぁん,だめなのぉ.もっとして欲しくなっちゃうよぉ.  
 
「ほら,もうこんな乳首が固くなってるよ?摘んであげようか?気持ちよくなれるよ?」  
「ふぁぁしてぇ」  
「それならちゃんとお願いしないとね」  
「そんなぁ」  
「恥ずかしがることなんてないんだよ.自然なことなんだから」  
「あぁ,摘んでぇ」  
「何を?」  
「やだぁ意地悪しないでぇ」  
「ほら,もっとえっちにおねだりして」  
「私の乳首ぃ,乳首を摘んでほしいのぉ……あああぁぁぁ」  
「あらら軽くイッちゃったね.どう,もっと気持ちよくしてあげようか?」  
「もっとぉ気持ちよくしてぇ」  
 
もう余計なことは考えられそうにない.とにかく気持ちよくなりたくてどうしようもなくなっちゃった.  
――それでいいんだよ.そうしてもっともっとえっちになっちゃおう.  
でもそんなの恥ずかしいよぉ.  
――ショーツ脱いじゃおうね.あははアソコから糸引いてるよ?もう準備は充分だね.  
いやぁ,そんなこと言わないでぇ.  
――恥ずかしいよね.えっちな女の子だっていう証拠だもんね.私はおっぱいだけじゃここまで濡れないよ?  
そんなぁ,私はすっごくえっちな女の子なのぉ?  
「さ,次は脚を広げて」  
「やだっ,そんなことしたらアソコが見えちゃうよっ」  
「もっと気持ちよくなりたいんでしょ?それなら私の言うとおりにしないとね」  
「だからってそんなことできないっ」  
「疼いてるでしょ?自分で弄れないのに我慢できるの?」  
「あぁんそれはぁ…….やだぁおっぱい揉まないでよぉ」  
「できないでしょ?ほら,脚を開いてアソコを気持ちよくしてっておねだりするんだよ」  
「あぁ……私のっ私のぉ,やっぱり恥ずかしくて言えないよぉ.あぁ,太ももに指を這わせないでぇ」  
「もうっ強情なんだからぁ.素直になれるように少し虐めてるだけじゃない」  
「やぁ我慢できないぃ,私のアソコ,アソコを気持ちよくしてぇ」  
「ちゃんとおねだりできるじゃないの」  
 
もう恥ずかしくて死んじゃいそう.こんなえっちなこと言わされるなんて信じられない.  
あぁん,ワレメを擦りあげる指が気持ちいいよぉ.もっとっもっとしてぇ.  
――ふふ,こんな感じ?  
やだやだ,それだけじゃなくてぇ.  
――それだけじゃなくて何?どこをどうして欲しいの?  
クリトリスもっクリトリスも触ってぇ.  
――ほら,考えるだけじゃなくて言葉にしないとだめだよ?私以外にはそれじゃ伝わらないってわかってるの?  
そんなぁ,意地悪しないで早くぅ.早くクリトリス触ってよぉ.  
――ちゃんと言葉にしないとだめなんだから.そうしないといつまでもこのままだよ?  
 
「うぅ……クリトリスぅ,クリトリスも触ってぇ」  
「そうそう.ちゃんと口に出しておねだりするのが大事だよ.でも最初から素直に言わなかったから触ってあげない」  
「そんなっ酷いっ.ちゃんと口に出したのに」  
「潤んだ瞳でおねだりする顔すっごいえっちだったよ?私が男だったら我慢できなかったかもね」  
「私えっちなのぉ.えっちだから我慢できないのぉ.だからえっちな私のクリトリス触ってよぉ」  
「ふふ,しょうがないなぁ」  
「あぁっいいよぉ.それ気持ちいいよぉ」  
「ん,そろそろ大きい波が来そうだね.このままイキたいならイカせてっておねだりしてみて」  
「まだ虐めるのぉ.もう許してよぉ」  
「だーめ.えっちにおねだりしないとイカせてあげない」  
 
「なんて言えばいいのぉ?もうなにも考えられないぃ」  
「しょうがないなぁ.それじゃこう言って.えっちなおつゆでぬちゃぬちゃと濡れてるオマンコに指を出し入れしてイカせてって」  
「えっちなおつゆでぬちゃぬちゃと濡れているぅ……やぁそんなこと言えないぃ」  
「ほんとにいいの?イキたくないんだ」  
「イキたいぃ.アソコに指を出し入れされてイキたいよぉ」  
「それならちゃんと言わないとね」  
「あぁ……えっちなおつゆでぇぬちゃぬちゃと濡れているぅオマンコぉ,私のオマンコにぃ指を出し入れしてイカせてぇぇ.早くイキたいのぉ,もう我慢できないぃ」  
「それならイカせてあげる」  
「やぁん,イクよぉ,イッちゃうよぉ」  
「あぁん私もぉ一緒にイッちゃいそう.伝わってくる快感が強くなってるよぉ.やぁイキそうっ」  
「もうだめぇイッちゃうっ.私オマンコに指を出し入れされてぇクリトリス擦られてぇイッちゃうのぉ」  
「あああ,私もイくっ.イッちゃうぅ.もうイッちゃうよぉ」  
「「イクっ,イクイクイクイクイクぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ」」  
 
「あー可愛かった.それじゃ明日もまた一緒に気持ちよくなろうね」  
「そんなっ」  
「今までずっと我慢してきた分たっぷりと虐めて……じゃなくて可愛がってあげるからね.  
当面の目標は自分からもっと虐めてって言わせることかなぁ.あぁなんだか楽しみになってきた」  
「言わないっ,そんなこと絶対言わないからねっ」  
「その強がりがいつまで持つかなぁ?」  
「言わないったら言わないっ!」  
「あはは,それじゃお休みー.あ,一人でしちゃだめだよ?してもすぐにばれるけど」  
「そんなことしないっ」  
「じゃねー」  
 
マゾ体質だと思っていた姉は実はサドだったなんてオチ,とてもじゃないけど許せない.  
そのうち絶対に下克上してやるんだからねっ.  
――そんなの無理だと思うけどね.  
 

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