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…静はついに屈服し、押さえ付けられた手足の力をぐったりと抜いた。はっきりと濃紺の水着に滲みた悦びのしるし。もう、いかなる抵抗も虚しかった。
「…あはは、リエ、キャプテンがちゃんとイくまでやったげないと可哀想だよ!?」
部室での喫煙を注意するのは水泳部キャプテンである自分の義務だと静は思った。しかし、今となってはそっと顧問教師に知らせるのが得策だったと、彼女はぼんやり後悔する。
「…あ、ひぃ!!」
水泳部とは何の関係もないリエ達の理不尽な暴行が始まって半時間。リエの取り巻きにガッチリと掴まれ、あらん限り開かれた静の長い両脚の間を、またリエの足がグリグリと蹂躙する。
「ほら、滲みてるよ?無理しないでイっちゃいなさいよ…」
ルーズソックスの爪先が、競泳水着の股間を抉るように静の内部に侵入する。布地越しの強烈な刺激に、潔癖なゆえに敏感な静はもはや自分を制御する術を知らなかった。
「あ…もう…だめ…」
「ふん、いつも偉そうに気取ってるからよ。さあ、『気持ちいいっ!!』って言ってみなさい!!」
リエの爪先が再び猛烈に振動し、背を反らせた静はまた甲高い叫びを上げた…