「にゃ〜」
「ん? 遊んでほしいのか?」
「にゃん!」
「はは、オッケー。うりうり」
「にゃ〜ん♪」
「お、良い反応。そりゃそりゃ」
「にゃー♪」
「…………、」
「に、にゃー」
「………おい」
「にゃにゃ?」
「その猫耳と尻尾はどっから買ってきた?」
「近所の雑貨屋にゃ。にゃんと二つセットでワンコイン。お得だにゃ」
「あーそうか。……んで、何故にそんな物をお買い上げしたんだ?」
「……猫ちゃんみてたら、なんか羨ましくなっちゃって……。私も、あの子みたいに可愛がってほしかったから……」
「………」
「……もしかして、似合ってない?」
「いや、すっげぇ似合ってる。愛でたくなるくらい」
「! ……あ、ありがと……って、え?」
「うりうり」
「にゃうっ!? ちょっ、待っ……にゃああっ!!?」