9月18日
昨日、数学の授業中に突然ひどい腹痛がして、我慢しきれずに保健室に行ったのに全然治らなかった。
そのまま救急車で大学病院まで運ばれた。救急車に乗せられた辺りから意識がない。
起きたのは今日、9月18日の夜十一時。
それで今日、昨日のことを日記に書いている。
9月19日
まだお腹がキリキリ痛む。私についた医者は優しそうな若い男の医者だった。
優しそうな様子で、「命に別状はないよ。よかったね。」と、まるで自分のことのように嬉しそうに話していた。
なんだかいい人そう。明日からは先生の指示に従って病気を治療していく。この病院にいる間はあの若いお医者さんが私のかかりつけ。お医者さんはアキラ先生というらしい。
アキラ先生はとても優しい。患者さんに気遣いできる、いい先生だ。…しかもちょっとイケメンだった。
9月21日
とんでもないことが発覚した。
私の病気は子宮の病気だった。放っておくと子供が産めなくなってしまうと言われたけど、ちゃんと治療をすれば大丈夫だって。
だから、問題は病気になったことじゃない。かかりつけの先生はアキラ先生のまま。女性の先生にかわるのかと思っていたのに、驚いた。
明日は患部の検査を徹底的に行うって言ってた…ちょっとやばいかも…
9月23日
今日はもう最悪。内視鏡カメラを入れられた。
それって、膣の中を見られるってことだ。恥ずかしい。
お腹の中を変な太いものが動いている感触も嫌だった。
私はずっと顔を反らしていたが、こっそり顔を上げるとカメラの映像を映してるモニターが見えた。
ピンク色でヌルヌルして、濁った液体が溢れてて、なんだかもう気持ち悪かった。
でも、なんだか目を反らせずにこっそり覗いていたら、へんなおヘソみたいなのが映っていた。
子宮口ってやつ? 気持ち悪かった。
なんだか、その窪みから出血もしてるみたいだった。それが病気なんだ。
アキラ先生に不安だって言ったら、そんなに悪い病気じゃないって言われた。
9月26日
どうしよう。
今のまま治療を続けていれば時間をかけて治すことが出来るんだけど、もっと早く、すぐに治療するための薬があるんだって。
ただし、「その薬を使うと性器が肥大して膨らんでしまうかもしれない」って言われた。
お母さんは、受験が控えているからすぐに退院しなければならない、と言った。
別にその薬を使わなくても時間をかければ治る。でも、確かに受験には負担がかかる。
結論はすぐに出さなくていいって言われた。どうしよう。
9月27日
今日はアキラ先生に、薬について具体的に聞いた。
薬を使うと病気はすぐに治るけど、大陰唇と小陰唇とクリトリスが特に膨らむって。あと、膣内がむくんできつくなるかもしれないって。
その薬を投与すると副作用で性器が膨らんで、完全に元のサイズに戻るには3〜5年ほどかかるって…それも、完全に元のサイズに戻るかは分からないって…
どのくらいのサイズまで膨らんで、どの程度まで戻るのかは薬を使うまで分からないって………
前例の中では、大陰唇が野球ボールみたいなサイズに肥大してしまった例や、小陰唇がはみ出て垂れさがるくらい伸びてしまった例や、クリトリスがビー玉より大きくなって、小さいペニスみたいに膨らんでしまった例もあるって言われた…
どうしよう………
9月28日
私はどうするか決められなかったけど、お母さんに言われて、薬を使うことになった。
薬を使えば、3日後には退院できるって言われたから…
だから、今日薬を膣に入れた。副作用は明日からも起きるって言われた。
どうなるんだろう…怖い。
9月29日
大陰唇がもう大きくなってる気がする。アキラ先生に言ったら、そんなにすぐには膨らまないって言ってた。
でも、なんだかムズムズするのは間違いない。ただ、お腹がキリキリ痛むのは確かにすっきり収まった。
また内視鏡を入れられたけど、出血も止まって、もう心配ないって言われた。
でも、これからが心配。
9月30日
予定より一日延びて、明後日に退院って言われた。でも憂鬱。日記を書く気にもなれない。
10月1日
―何も書かれていない―
10月2日
退院した。今日は金曜日。学校は月曜日から行く。
10月3日
なにもやる気がおきない一日だった。
10月4日
昨日に同じ。明日は学校。
10月5日
友達がみんな心配しててくれた。嬉しい。親友のトモカちゃんがノートを貸してくれた。休んだ分、勉強に追いつかないと。
性器の病気だということはもちろんみんなには言えない。とりあえずお腹の病気だったとだけ言った。
学校にいる間は性器のことなんて忘れてたけど、帰ったらやっぱり憂鬱になった。
10月8日
気のせいかな…性器が膨らんでいるような気がする。パンティを履くときに違和感がある。気のせいかな…土曜日に病院に行くことになってるから、先生に聞くことにする。
10月10日
「ちょっと膨らみはじめてますね」って言われた。ショックだった。
まだちょっと大きくなってる程度だけど、私の場合は、大陰唇とクリトリスがこれからどんどん肥大するだろうって。
どれぐらい肥大するかはまだ分からない、病気の悪化に心配はないけど、要観察だって。
11月21日
絶対やばい。あれからどんどん大きくなって、大陰唇が腫れあがったみたいになってる。
体操着を着たら、ズボンの前部分がほんのちょっともっこりしてる。恥ずかしいけど、視線は感じない。
12月24日
ボーイフレンドのトモヤにプレゼントをもらった。ネックレスだった。嬉しい。
トモヤには、もちろん病気のことは話してない。まだ誰にも気づかれてないけど、私の性器は、どんどん大きくなっている。
12月30日
パンティに膨らんだ陰唇をしまうのが大変なほどに膨らんでいる。
おしっこもしづらい。いちいち膨らんだ陰唇を広げてしなきゃならない。
1月1日
最も嫌な年明けって気分。センター試験はもうすぐだし。
特に学校生活での悩みはないし、勉強に支障があるわけでもない。生活も楽しいけど、
だけど、なんか嫌だ。
これと同じ正月があと3回は来るかもしれない。そう考えると憂鬱で仕方がない。
2月14日
毎日自分の性器を観察するのが嫌だ。でも気になって仕方がない。
大陰唇がもう、ブヨブヨに膨らんで垂れさがってる。クリトリスもだいぶ大きくなってる。もうビー玉くらいになってるんじゃない…?
アキラ先生は、まだ観察状態って言ってるし…
3月18日
進路が決まった。大学行きは決定。
良かった。トモヤと別れるのは辛かったけど…
性器の肥大は若干落ち着いてきたけど、一週間前から考えると…やっぱり肥大してる。
4月23日
大学に通い始めたばかりなのに、ショッキングなお知らせ。
大陰唇がついに、テニスボールくらいまでになってしまった。クリトリスも膨らむっていうより、だんだん伸びてきてるような…アキラ先生も、副作用が酷いって言ってる。
5月21日
大学生がなぜかみんなジーパンを履いている。流行? 真似したいけど、陰唇が膨らみすぎてとても履けない。
幸い、それで虐められることはないけど。椅子に座るのも窮屈だ。肥大した大陰唇が邪魔…。
6月11日
病院にいって発覚した。私の性器はとんでもないことになっていた。
最悪の前例では野球ボールほどに大陰唇が膨らんだって話だったんだけど、私の大陰唇は既にそのくらいに膨らんでいる。
しかも、その例ではまだプ二プ二に肥大してるんだけど、私の場合はブヨブヨになってダランと下がってる。しかも、肥大が収まってる気配もない。これからどうなるの…?
6月15日
私の様子を見て、あの薬を私に与えたのは間違いだったとお母さんが言った。今さら遅い! 大喧嘩になった。
6月19日
あぁあ…前例の記録更新。大陰唇のサイズは規格を超えた。おまけに、写真を撮られて大学病院の資料にまでされた。
もうやだ。私ってなんでこんなに不幸なの?
8月4日
今日アキラ先生に、大陰唇の膨張は治まったって言われた。嬉しかったけど、喜んだのもつかの間………
クリトリスの肥大はまだ治まってないみたいだって…
気づいてる。クリトリスの肥大も既に前例記録更新。もう親指みたいになってる…
ゆったりしたパンティにゆったりしたスカートしか履くことが出来ない。
8月11日
海やプールに行こうという友達の誘いは断らざるを得なかった。泳ぎは得意だったのに、寂しい。
だってこんな状態で水着を履いたら、大陰唇がはみ出る。
8月15日
クリトリスが大陰唇から頭を出しはじめた。
ショックで立ち直れなかった。小学生のおチンチンみたいになってる。
9月11日
大学でできた友達が、サイクリングに誘ってきた。お付き合いだから、やむを得ず行く。
自転車はあんまり乗らないけど、いざ乗るとやっぱりきつい。でも我慢した。陰唇を押しつぶして自転車に乗った。
10キロはきつい。ただでさえ大きな陰唇が腫れあがった。
10月1日
信じられない。
友達の家でテレビゲームをして遊んでいた時…
うっかりあぐらをかいちゃって、でも気にしないで遊んでたんだけど、
格闘ゲームで興奮したからか
わたしのクリトリスが男の子のおチンチンみたいにピンと勃起している…
男になったみたいで最悪な気分だ。
10月23日
クリトリスが肥大しすぎて、皮がズルっと剥けてしまった。
もうやだ。見た目、完全なおチンチンじゃない……これじゃぁ噂のフタナリだよ。
クリトリスも、大学の資料写真になった。
おまけに大陰唇がまた肥大しはじめた。もう、両手で覆いきれないくらいに大きくなってるし。もうやだ。なんでこうなるのぉ……
……この物語は全てフィクションです……