紺色のベストにタイトスカート、そして白いブラウスに赤いリボンタイ。  
この銀行の可愛らしい制服に身を包むOL達は皆、美女揃いだ。  
銀行という職場柄、彼女達は姿勢正しく礼儀も心得ている。  
それになんといっても、受付のOLは全員年齢が25歳以下と若い。  
今では用もないのに、受付の顔を見る為に毎日来る奴もいるほどだ。  
 
しかしそんな彼女達も、最近の不況のせいかおかしくなってしまったハゲ上司に対して、うんざりしていた。  
理不尽な事しか言わないおっさんの相手は、非常につらい。  
「今度セクハラした!って言ってやろうかしら!」というOLもいるほどだ。  
そしてそんな上司がいる職場に行くのに、OL達の足は重い。  
「月曜日」という、自由な時間だった日の「翌日」ともなると、その足の重さは更に増加する。  
 
可愛らしい制服に着替えている、7人のOL達。  
銀行の受付という、全女性の殆どが憧れそうな職場にいる彼女達は、憂鬱な気分で着替えをしていた。  
「だからあの剥げ弓矢口 いつ死んでくれるのよ!」  
「叫んだところで何も変わらないわよ! …けどさっさとどっかにとばされて欲しいわよね!」  
通勤中に来ていたスーツを脱ぎ、下着姿になりながら、OL達は話…というか愚痴に花を咲かせる。  
わいわいがやがや。7人しかいないのに、狭い更衣室は野球場のような騒がしさとなる。  
そして一人の…一番若い22歳のOLが、ポニーテールの頭を揺らしてこう言った。  
「ああもう! 月曜日なんて来なければ良いのに!」  
 
本人としては冗談のつもりだったのだろう。  
しかし、それが妖怪「ゲツ・ヨビー」を呼び寄せる「スイッチ」だった。  
22歳のOLは、下着姿のまま、四肢を触手で掴まれる。  
「え!?」  
触手は上… 更衣室が2階だから、3階の床を突き破っている。  
7人のOLは皆、上を見上げ……そして、悲鳴を挙げた。  
 
「きゃあ!!!」  
「え!? 何あれ!!」  
驚きの表情に染まる、下着姿の7人のOL。  
彼女達が見たものは、「触手の塊」  
すなわち、妖怪「ゲツ・ヨビー」だ!  
 
ゲツ・ヨビーはそんな彼女達に、緑色の息を吹きかけた。  
まず、触手に掴まれて動けないOLが、その息の被害にあう。  
「いやああああああああ―」  
大きな悲鳴が響いたと思ったら、その悲鳴は一瞬で途切れる。  
そして彼女の身体は固まった。  
彼女だけではない、更衣室で着替えをしていた7人のOL全員が、カチンコチンに固まったのだ。  
ねばねばした緑色の「液体」に身をくるまれて、意識と体を凍らされた。  
生きたまま動かなくなった彼女達を見て、触手の中の美少女は満足した。  
「月曜日だから気合を入れないとね! では いただきます!」  
そして触手が、7人のOLの下着の中に入り込んだ……。  
 
 
 

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