黄金の風〜第二話〜  
 
 
「タケル〜、石けんとって〜」  
「はい、どうぞ」  
だいぶ磨り減った石けんを渡すと、ミレイユ様はタオルにゴシゴシと押し付けた。  
この世界に洗濯機などは、ない。そのため、洗濯はタライと洗濯板を使った昔ながらの方法で。  
これが俺に与えられた2番目の仕事、城内全ての者の汚れ物の洗濯だ。  
1番目の仕事は・・・・・・  
『ま、後1ヶ月くらい調教すれば、私を満足させられるな』  
・・・・・・一ヵ月後には俺、クレア様を満足できる体に調教されてしまうのだろうか?  
それより、今は今に目を向けなければ・・・  
後ろを振り返り、洗濯物の山を見てみる。まだ俺の身長より高い・・・  
「ミレイユ様・・・やっぱり二人だけでは無理が・・・」  
「はい、口より手を動かしなさ〜い」  
「は、はい・・・でも」  
「手〜〜」  
血走った目で睨みつける。やばい、マジだ。しかも良く見ると爪が石けんに突き刺さってる。  
別の石けんを手に取り、洗濯物の汚れにゴシゴシと押し付ける。  
そもそも何故、遊撃隊副隊長のミレイユ様が俺と洗濯しているのか、それには訳があって・・・  
『前回の洗濯係り、すっぽかしちゃてね〜♪』  
と、のんきに語った。てね〜♪、ですか・・・。  
その可愛らしいというか、のんきというかの本人は今、獲物を追う肉食動物のように荒れていた。  
この怒りの矛先が自分に行かないよう、出来る限りの速さ洗物を片付けていく。  
 
洗濯物の山は跡形もなく消え、代わりに紐で吊るされたタオルやら服やらが物干し場を占領した。  
「ふにゃ・・・やればできるも〜ん!」  
意気揚々に背伸びをするミレイユ様。  
あの〜、9割は俺がやったんですが・・・  
恨みパワー100%、充填完了。角度よし、距離は射程内・・・発射!!(笑  
しかし、この睨みは思わぬ収穫があった。  
洗濯の仕方が荒かった為、ミレイユ様はびしょびしょになってぃた。  
それに太陽の光が加わり・・・WAO!  
服は透けて、下着が丸見えになってる。神よ、感謝します!(信心は無いけど)  
「ん〜、素っ裸より透け透けって色っぽいよなぁ〜〜」  
まじまじとミレイユ様の体を眺めてせいで、本人がこっちを振り返ったのに気がつかなかった。  
「・・・・・・何がいいのかなぁ〜?」  
「・・・っわ?!な、何んでもありませんよ、はははは」  
ミレイユ様は鼠を捕まえたような笑顔。やばい、食われる!!(俺は鼠か?)  
と、そこへ救いの天使が現れた。  
「どうやら片付いたようだな?」  
クレア様が二回の窓から身を乗り出している。いつもブラジャーとパンツという軽装な服装なので、  
巨乳がますます大きく見える。  
「そんなに仲いいなら、ミレイユ、頼みがある」  
更に身を乗り出したクレア様。いや、乗り出しすぎて、落ちてきた。  
「わ、わ、わ!」  
受け止めようと走り出したが、間に合わない!ぶつかる!  
・・・・・・っと失礼ましました。誰だよ、落ちたなんて言った奴は。  
クレア様はくるりと空中で回転し、見事足から着地した。  
俺はその手前で、頭から転んだ、顔がひりひりする。  
 
「痛っっ・・・ぐえっ!」  
そのとどめを刺すように、ミレイユ様は俺を踏んずけた。  
酷くないですか?ミレイユ様。  
「はい!何なりとお申し付けください!」  
キリッとした態度で起立。顔は嬉しそうに笑顔で、尻尾はピンっと立ってるけど。  
「実は、任務で今日から3日間、城を出なきゃならんのだ、その間、タケルを預かって欲しい」  
「ほ、本当ですか〜〜!?」  
うっ、目が輝きまくってる。ミレイユ様〜、あくまで『預かる』だけですよ〜  
「もちろんだ、その代わりと言うのもなんだが、やってもいいよ」  
「わーい!クレア様愛してる〜〜」  
子供のようにはしゃぎ抱きつくミレイユ様。愛してるって同性だろうが・・・  
まてよ、いま、『やっていい』って?やって・・・・やる・・・って、  
「あのぉ、もしや『やる』とは、一昨日のクレア様との・・・?」  
即座にうなづくミレイユ様。遅れてゆっくりとうなづくクレア様。  
「だって、それが『召使』でしょ?」  
そういって俺の腕に抱き、引きずっていく。  
「えっ、ちょっ、クレア様〜〜(汗」  
「頑張れ、タケル、ミレイユ、壊すなよー」  
クレア様・・・最後の言葉、物騒ですって・・・  
 
 
昼飯をそこそこに済ませ、ミレイユ様は3日間の有給休暇を取った。  
マズイ、本当に殺される。が、逃げようにも実はもう部屋に入ってたりする。  
ミレイユ様の部屋は、クレア様の部屋から少し離れた場所にある。  
基本的には、ベッドと机、棚に色々なものが置いてあるクレア様の部屋と同じだが、  
 
棚の上にある本は主に、体位などついての知識が豊富な・・・俗に言う「エロ本」と言う物だ。  
俺を部屋に入れるとまず、ドアに鍵をかける。カーテンも閉め、部屋は真っ暗になった。  
「ふにゃぁ・・・」  
暗闇の中、ミレイユ様の目が怪しく光る。  
ボッとランタンに火が灯ると、それを天井に吊り下げた。  
「ふふ・・・やぁっと二人っきりになれたねぇ・・・」  
そこにはいつもの明るいミレイユ様の姿はなく、  
まさに「性の獣」と呼ぶにふさわしいミレイユ様がいた。  
「ん・・・さっき私の下着見てたよねぇ・・・」  
「い、いえ、そんなことは・・・っ!?」  
「・・・じっくりと見ていいよぉ・・・」  
ゆっくりとシャツをたくし上げ、上裸になった。胸はクレア様ほど大きくないが、  
ふっくらと形のいい胸だった。  
薄暗いランタンの明かりは、ミレイユ様の今の姿を更に色っぽくしている。  
そんな姿だけで興奮したのか、俺の物は既にギチギチとズボンに形づいていた。  
「・・・もぅ・・・こんな興奮しちゃって・・・」  
俺の前にしゃがみ、ズボンをずり下げると、腫れ上がった物が顔を見せる。  
「え、ぁ・・・」  
恥ずかしさのあまり、よろよろと後ろによろけた。ベッドに足が当たり、仰向けに倒れる俺。  
すかさずそこに飛び掛る副隊長。  
逸物に頬擦りをして、ちろちろと先を舐める。  
うっ、気持ちいい。熱い舌が自分の物に這う度に、息が荒くなる。  
「はっ・・・はっ・・・はっ・・・」  
我慢だ、俺よ。まだ咥えてすらいないのに、出したらなんて言われるか・・・  
「はっ・・・はっ・・・・がっ!?」  
舐めるだけの攻めから、新たな刺激が加わった。  
 
体を起こしてみると、ミレイユ様の俺が包まれていた。暖かく、丁度いい程度に締め付けてくる。  
「これやると気持ちいいんでしょ?」  
さらに、そこから胸を上下に動かしはじめた。  
こ、これが噂のパイズリ!?な、何て破壊力だ!!(破壊力?)  
今までは我慢できたが、もう限界だった。  
どぴゅ!  
丁度根元の方を刺激していた為、ミレイユ様は顔面に至近距離から精液を受けてしまった。  
金色と黒ブチ模様の綺麗な顔に、白い液体が線を作る。  
「にゃぁ!もったいない!」  
急いでペニスにしゃぶりつき、尿道に残ってる分を吸い取った。  
「うわっ!ミ、ミレイユ様・・・っ・・・」  
しゃぶりつかれた時、俺のペニスに電気が走った。いった直後だったが、もう一回行きそうになった。  
が、舐め取ったらすぐに口を離し、顔についた分を手ですくい取り、舐めた。  
「・・・ん・・・じゃぁ・・・次ぎはタケルの番・・・」  
舐め終わると、仰向けに寝るミレイユ様。すぐさま濡れた所に目が行く。  
「・・・初めてだから下手かもしれないですけど・・・」  
ミレイユ様の秘所は、薄い金色の体毛で覆われており、縦筋は薄ピンク色をしていた。  
まず、優しく、控えめに、ミレイユ様のピンク色の縦筋を撫でてみる。  
ぬるぬるとした透明な液が、クチュクチュと淫な音を立てた。  
「はぁ・・・ぁぅ・・・ひゃ・・・」  
気持ちいいらしく、ミレイユ様はクネクネと体をよじる。その動きがやらしく、俺を興奮させる。  
もうここまで来たら、やるしかない。全身全霊、我が3年間修行した、  
性の知識の限りを尽くして!(いつ修行したんだよ)  
まずはこの、愛液をどうにかしよう。俺はミレイユ様のそこに吸い付き、綺麗に舐め取ってく。  
ぺろぺろ、くちゅ、ぴちゃ。  
 
「はぁっ、はぁっ、ひゃぁぁぁ・・・あぁぁ・・・タケルぅぅ・・・いいよぉ・・・はぅ!」  
ぺろぺろ・・・ん、美味しい。さすがミレイユ様のマン汁。  
綺麗にする為舐めている俺だが、次第に舌をマンコの奥へと進めていった。  
くちゅくちゅ、ちゅぱ、ぴちゃ。  
奥の肉壁を舌が触れるたびに、ピクッ、と体が跳ねる。そして、舌をぎゅぅぎゅぅと締め付けてくる。  
それにも負けず、ひたすら舌を動かす。舐めても舐めてもあふれ出て来る。  
「はあ、はあ、ひゃぁぁぁ、もうだめぇぇぇぇぇ!!」  
ぷしゃぁ!  
手足を突っ張らせて、のけぞったかと思うと、少量の愛液が噴射してきた。どうやらいったらしい。  
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」  
息が荒いミレイユ様は、フラフラの手足で立ち上がると、俺を仰向けに寝転がした。  
「はぁ・・・はぁ・・・最後の仕上げだにゃぁ・・・」  
ミレイユ様が俺の腰を跨ぎ、ゆっくりとしゃがんできた。  
そのとき、ふと、ある疑問が浮かんだ。  
「・・・ミレイユ様は・・・その・・・以前誰かと・・・?」  
なんとなく聞いてみたかった。あまりにもクレア様とは違うタイプで、  
身長も小さいし(といっても176センチはある)、処女の用にも感じたからだ。  
「・・・いや・・・残念だけど、初めてじゃないよ・・・」  
クスッと笑うミレイユ様。うっ、かなり可愛い。笑顔もクレア様とは別タイプ・・・っ!  
「んはぁぁぁぁ」  
ミレイユ様がのけぞり、俺のペニスを下で咥え込んだ。  
クレア様より熱いのは、興奮しているからだろうか?ギュウギュウに締め付ける力から、  
そんなに経験していないことが、素人の俺にもわかった。  
「んはぁぁん、いいよぉ・・・タケルぅ・・・」  
そのまま体を前に倒すと、口付けをする。  
 
暖かい吐息が、俺の口内に入ってくる。  
俺はそれに舌を入れてみた。ぬるりとしてザラザラした舌が、すぐさまそれに絡み付いてきた。  
「ん・・・ふぁ・・・あぅ・・・」  
クチュクチュと淫音を立てる上と下の口。ミレイユ様はゆっくりと腰を動かし始めていた。  
下に集中すれば上がおろそかに、上を集中すれば下は我慢できなくなる。  
が、お互いに下は限界だった。  
「ぷはぁ、タ、タケル・・・っ!!」  
「ッ!!ミレイユ様!!」  
ミレイユ様が口を離し、腰からのけぞる。その結果、腰が深くまで下ろされ、俺の物にとどめを刺した。  
ごぽっ!どぷっ!  
 
たっぷりとミレイユ様に中出しすると、クレア様の時と同じ風に、睡魔が襲ってきた。  
「はっ・・・はっ・・・ミレイユ・・・様・・・」  
目をつぶる直前、口に何か暖かい感触がした。口内に何か液体を流し込まれている気もする。  
すると、眠気は引き潮のごとく引いていき、俺はミレイユ様の元に戻ってきた。  
手には、小さい小瓶を持っている。さっきの液体の正体は、これか?  
「・・・ミレイユ様・・・、その液体は・・・?」  
「ふふ・・・第二十応急救護隊隊長特製の強精剤・・・」  
へぇ・・・って、何かまた新しい人が出てきたような気が・・・  
「人間ってヤワだからね・・・、でも、この薬があるから大丈夫、まだ夕方だし・・・」  
時計を見ると、4時の辺りに短針が刺している(時計の読み方は一緒だと聞いた)  
「・・・それってつまり、後2日と8時間はこういうことを・・・?」  
「うん・・・タケル、夜はまだまだだよ♪」  
・・・クレア様・・・早く帰ってきてください・・・(T_T  
 
END  
 

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