新婚の後輩との帰り道。  
この後輩は飲み会の間散々惚気ていた。それを聞かせられた意趣返しとして俺、木野匠は、俺と嫁の馴れ初めを話していた。  
他人の惚気がどのくらい砂糖を吐かせるものなのか、教えてやろうなんて酒に酔った頭で考えたわけだ。  
「俺と嫁さん、裕実っていうんだけどさ、は中学の時に出会ったわけだ」  
まあ中一の時は同じクラスになってさ、家が近くて、帰り道が同じだったこともあって結構話して、意気投合してたのよ。  
中一が終わったときには、異性の中では一番の友達でさ、まあお気に入りの女の子だったわけよ。  
とはいえガキだからさ、それがすぐ好きに直結するわけでもなく、曖昧だったわけだ。  
で、中二に進級したら、生憎違うクラスになっちゃってさ、そのころってさ、変なプライドもあるじゃん。  
わざわざ女子と話すために違うクラスに行くのも恥ずかしくてね。  
だから話すのは、たまたま帰り道で一緒になったときだけ、くらいになったのよ。  
とはいえ、根本的に気は合うわけじゃん。話しているうちに盛り上がっちゃってどっちかの家の前で、二時間くらい立ち話したりもしてたのよ。  
まあそんな感じに、付き合ってて、夏休みが明けたのよ  
その頃学校で、変な噂が流行ったわけだ。  
 
 
「おい、木野、お前知ってるか」  
「ああ?なんだよ」  
「うちの学年の女子で千円でおっぱい触らせてくれる女子がいるらしいぞ」  
「はあ?おっぱい?千円?高くね?」  
千円といえば、僕のお小遣二ヶ月分だ。  
「いや、安いんじゃないか?うちの父さんこの前おっぱいパブとか言うところ行って何万円も使ったって、母さんに怒られてたし」  
「へぇ。じゃあ安いのか」  
「つーかそんなのはどうでもいいんだよ。おっぱいだぞ、おっぱい。触ってみたくないのか?」  
「いや触ってみたいけど」  
脳裏に、高橋裕実の柔らかそうで、他の女子より少し大きなおっぱいが浮かぶ。  
うん。是非とも触ってみたい。  
「匠、幾ら持ってる?」  
「今?」  
「今に決まってるだろ」  
「五百円」  
たしかそれくらいは財布にあるはずだ。  
「俺もそれくらい持ってる。二人合わせれば千円だな」  
「ああ」  
「触らせてもらいに行こうぜ」  
「ちょっと待て、触らせてくれる女子はわかってるのか?」  
「いや、分からないよ」  
 
・・・・・・なんだこの馬鹿。  
ふと窓から校庭を見ると、裕実が鞄を持ち、校庭を横切って帰っていくのが見える。  
「馬鹿」  
「馬鹿とはなんだ。だから一緒に探しに行こうぜ」  
もう僕の心は、当然だが、この馬鹿の馬鹿話に付き合うよりも裕実と一緒に帰るほうに動いていた。  
僕は素直に自分の心に従う、鞄を持って教室を駆け出した。  
「断る。じゃあな」  
「おい、木野っ、この裏切り者っ。おっぱいを捨てるのかっ」  
馬鹿と馬鹿の声を置き去りにし、僕は階段を駆け降り、校庭を横切って裕実を追いかける。  
「裕実、待ってくれ」  
校門を出て少ししたところで裕実の背中を見つけ、大きく声を掛ける。  
彼女が振り返り、女の子っぽい柔らかい顔と、セーラー服に包まれて、柔らかそうに膨らんでる胸がこっちを向く。  
 
うん、触ってみたい。  
 
そんなことを考えたからか、僕は裕実にさっきの馬鹿が言っていた噂の話をしていた。  
「男の子って、そんなおっぱいが好きなんだ」  
裕実はくすくすと手を口に当てて笑う。  
「いや、男ってことじゃなくて、あの馬鹿がさ」  
「おっぱいなんて、重いし、痛いし、そんな良いもんじゃないのに。でも触りたいんだね」  
裕実は独り言のようにそう呟いて、僕の方を見て、こう続けた。  
「いいよ。千円で触らしてあげる。家に来て」  
思考が止まった。  
続けて衝撃が襲ってくる。  
裕実の体に触った男がいることも、裕実がそんなことをしていることも、全部がショックだった。  
でも、衝撃を受けている理性とは裏腹に、僕はわかったすぐ行く。と言い残し、自宅に走っていた。  
お年玉の残りの五百円と、財布の五百円。  
合わせて千円を握りしめて、僕は裕実の家に走った。  
「わ、はやい。上がって。お母さんいないから」  
そう言って、僕を家に上げる裕実は場慣れしてるように見えて、僕は得体の知れない気持ちに包まれる。。  
初めて見る裕実の部屋は、綺麗に整頓されていた。  
何処に腰掛けるか迷い、結局ベッドの上に座る。  
裕実がここでいつも寝てるんだ。  
思わず鼻を布団に寄せて、匂いを嗅いでしまう。  
我ながら変態チックだ。  
足音が近づいて来て、僕は素早く体を戻す。  
 
「お茶持ってきたよ」  
お盆を持って部屋に来た裕実は、僕の前に女の子座りで座る。  
セーラー服に包まれた華奢な肩と、そこから柔らかく膨らむ胸。  
細い腰を通して、胸と同じくらい柔らかそうなお尻。そして細い足。  
僕は生唾を飲んで、握りしめていた千円を差し出す。  
「はい」  
裕実は僕が出したお金を数える。  
「まいど」  
にっこりと笑って、お金を机の上に置きに立つ。  
再び前に座った時、心なしかさっきより近くに、僕の腕が届きそうな所に座った感じがした。  
「どうする?脱ぐ?それとも服の上から触る」  
「服の上から」  
何も考えずに、ただ早く触りたいという感情でそう答えた。  
「了解。いいよ」  
後ろに手をつき触りやすいように体を軽く反らしてくれる。  
僕はもう一度生唾をのみ、手を伸ばした。  
「やわらかい」  
最初は人差し指で突く。少しづつ指を増やし、全体を揉むようにしていく。  
その度に裕実のおっぱいはふにふにとした感触を伝え、反発してくる。  
「ん・・・あんまり、強くしないでね。その、痛い、から」  
「わかった」  
僕が裕実のおっぱいに夢中になるのに時間は掛からなかった。  
五本の指をフルに使って、外から回り込むように、絞るように、わしづかみにするように、様々な触り方をする。  
そんな風にしているうちに、セーラー服の上からじゃなくて直に触りたくなる。  
もう裕実のおっぱいのことしか頭にない僕は、断りもせずにセーラー服の下から内側に手を潜りこませた。  
「あっ……やっ…そのっ上からじゃ、ないの」  
ブラジャーをくぐり抜け、直におっぱいを触る。  
服の生地を介さない直の柔らかさともっちりとした肌触りが伝わってくる。  
「ごめん。我慢できなくて」  
手を動かしたまま言う。  
「分かった。ふぅっ……分かったから、ちょっと待って」  
裕実がベッドによっかかっていた体を起こし、そう言ったので、僕は渋々手を離す。  
「こっちの方がいいでしょ」  
深呼吸して息を落ち着かせてから、セーラー服を脱ぎ始める。  
目の前でくぎづけになっている僕を誘うように、ゆっくりと。  
「これも取っちゃうね」  
 
続いてブラジャーに手をかけ、それも取ってしまう。  
目の前に現れた白く、丸みを帯びた体。その中でも一際丸く柔らかそうなおっぱい。  
……おちんちんが痛いくらいおっきくなるのを感じる。というか少し痛い。  
「どうする?これも脱ぐ?」  
裕実がスカートを持って軽く揺らす。  
「うん」  
裕実がスカートに手をかけ、ストンと落とす  
少し躊躇して、パンツにも手をかける。  
脱ぎ散らかされた制服の上に、パンツが投げられる。  
「私だけ脱いでるのも変だから、匠君も脱いでよ」  
「分かった」  
僕は興奮しすぎて、なにかを考える余裕なんかなかったのだろう。  
言われるとおりにワイシャツを脱いで、上半身裸になる。  
「下も?」  
下を脱いだら、大きくなったおちんちんも見られてしまう。  
さすがにそれは恥ずかしかった。  
今ならまだ厚い制服の生地の中に目立たないでいられる。  
「下はいいよ」  
裕実はそういって、ベッドに横になる。  
「続きをどうぞ」  
妖艶としか言えない表情をし、腕を頭の上に置き無防備なおっぱいを僕に晒す。  
僕はベッドに上がって裕実の上に跨がり、おっぱいに手を触れた。  
下から揉み上げ、桃色の突起に手をかけ、軽く潰す。  
全体を揉みしだき、先端に口を寄せ、赤ちゃんのように吸い上げる。  
片方を吸い、甘噛みし、もう片方を揉み、軽く潰す。  
その度に反応する祐美が見たくて、ただこの気持ちいいものに触っていたくて、僕は執拗におっぱいを弄っていた。  
「はあぁっ……たくみくんぅっ…ちょっと……あぁ…待って」  
僕は裕実のその言葉で、ようやく手を止める。  
目の前の裕実の体は、真っ白だった肌が桃色に紅潮し散々弄った胸は桃色を越えて赤くなっていた。  
目もとろんとしていて、口の端からはよだれまで垂らしている。  
その姿に僕のおちんちんはいたいくらい大きくなる。これを裕実のあそこにいれると、凄く気持ちいいらしい。  
「裕実、その、おちんちん入れていい?」  
もう僕は自制とかそういう言葉を忘れて、思ったままに動いていた。  
「……いいよ」  
僕はズボンとパンツを脱いで裕実の両足の間に座る。  
「わ、凄い、大きい」  
 
僕のを見たらしく、驚きの声をあげる。多分はじめてみるんだろう。  
僕にとってもこんなになったおちんちんをみるのは初めてかもしれない。  
こんなに大きくなったのも初めてだし、先端の皮の隙間から中身みたいな赤いやつが見えるのも初めてだ。  
しかもそこは、おしっこしたわけじゃないのに、透明の液体で濡れている。  
裕実は深呼吸をする。  
「匠君」  
「なに?」  
「もう断らなくていいから。・・・・・・匠君のしたいようにして」  
「……いいの?」  
さっきのとは違う赤い顔をして、頷く。  
おちんちんの痛みが、少し強くなった。  
 
僕は、裕実の足をもって、大きく開く。  
赤ちゃんみたいにつるつるのそこは透明の液体で光っていた。  
指を割れ目のところにあてる。  
どこにおちんちんが入るんだろう。  
その場所を探そうと、ぴっちりと閉じた割れ目の周りを指で撫でてみる。  
「ふぅっ…ん……はぁ」  
裕実がくぐもった声をあげ、指にぬるぬるとしたものが絡み付く。やっぱりこの中に入るんだろうか。  
僕はぬるぬるをしっかり人差し指に絡めて、傷つけないようにゆっくりとぴっちりと閉じた割れ目の中に入れる。  
「ひゃぁあ」  
指は入ったけど、中かどうなってるのかがわからない。  
僕は左手を添えて、割れ目を少しだけ開いてみる。  
「痛かったら言ってね」  
割れ目の中に見えたのは……赤貝?  
赤貝みたいな綺麗なピンク色のが、てらてらと光っていた。  
そしてその中にもう一つ割れ目みたいなのがある。  
ここに入れるのかな?  
ピンク色のやつの上や、割れ目の中を指で擦る。  
「やぁっ…そこっ…だめっ……はあっ」  
そのまま弄っていると、いきなり左腕を引かれ、危うく裕実にのしかかりそうになる。  
「匠君……はやく、もう我慢できない」  
目の前に近づいて祐美に涙ぐんだ目で見つめられる。  
僕は思わず祐美の唇に僕の唇を重ねた。  
一回、二回と、何度か唇を合わせる。  
最後に少し長い間唇を合わせて、僕は身を起こす。  
 
「入れるよ」  
首が縦に振られたのを見て、僕は自分の幹のところを持って、もう片方の手で割れ目を少し開く。  
先端を合わせ、少しだけ腰を前に出す。  
「ふゃぁあ……匠君、こっち来て」  
裕実が腕をこっちに伸ばす。僕はおちんちんの位置を変えないようにして、腕を肩の上について、体重をかけないようにのしかかる。  
そうしてから、一息に腰をつきこんだ。  
「きゃうっ……ああぁっ」  
裕実が声をあげ、全身で僕に縋り付いてくる。  
「うわ」  
僕は僕で、ぬるぬるとした柔肉に全体をきつく締められて、出てしまいそうになる。  
首と腰に手と足が回されて抱きしめられ、あそこではおちんちんがぎゅうぎゅうと締め付けられる。  
僕は全部が裕実に絡み付かれてるような感覚を覚えながら、腰を前後した。  
「やあっ…ふぁあ……んんっ…ひゃぁああっ」  
「裕実、僕もう」  
「ひ、ひいよっ……きてっ…きてっ…うああっ」  
僕は呆気なくイってしまいそうになり、最後の意地で、渾身の力を込めて突き込む。  
「あっ…そんな…おく……だめっ」裕実の体が震え、あそこが、ぎゅっ、ぎゅっときつく締め付けてくる。  
僕はその変化に耐えられず、一番奥で、精液を出した。  
「あっ…うああああああっ…やあっ…」  
裕実に渾身の力で抱き着かれ、締め付けられ、腰から下をすべて吸い取られるような感じがする。  
 
僕は全部を裕実の中に注ぎ込み、突っ伏すように裕実の横に転がった。  
部屋に、僕と裕実の荒い息だけが響く。  
裕実はこんなことを、他の男にもやらせているのだろうか。  
女の子の初めては痛いっていうけど、痛がってなかったし、やっぱり。  
「ねぇ」  
「なに?」  
「他の男子にも、お金貰ったらやらせるの?」  
「……うん」  
「そっか」  
胸の中を黒いものが埋める。無性にムカつき、どこかで嫌だと叫んでいる。  
「……他の男子は一億円だけど」  
だから僕は裕実のその呟きを聞いたとき、多分本当に嬉しかったんだとおもう。  
 
 
とまあこういうことがあったわけだ。  
初エッチのところは適当にぼかして、嫁の可愛さを強調して語ってやる。  
「その人が今の奥さんですか?」  
「そうだ」  
何だこの後輩。  
感動した、  
みたいな顔をしてやがる。  
「中学生ですよね。じゃあもう15年じゃないですか。先輩、僕も先輩みたいな夫婦になれるよう頑張ります」  
後輩はそんなこと言ってしきりに頷いている。  
そもそも、よく俺の年なんか覚えてるな。  
全く、変な奴だ。  
 
そのあと後輩と別れ、わが家に帰り着く。  
あんな話をしたからか、今夜は凄くしたい気分だった。  
「ただいま」  
「おかえりー。お風呂?ご飯?飲み会だって言ってたから夜食だけどんっ」  
出迎えに玄関まできた裕実の唇を奪ってやる。  
「裕実を食べたいな」  
「ん、千円」  
俺はポケットから財布を抜き取り、渡してやる。  
「幾らでも持ってけ泥棒」  
「毎度あり」  
裕実がにやっと笑う。  
それを見て、俺はもう一度唇を重ねた。次は大人のキスだ。  
 
 

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