「10:終日」  
 
雪奈は椅子に座り、テーブルに肩肘をついて、雑誌をよんでいた。  
テーブルの上には多数の雑誌が積み重ねられており、雪奈は上から順番に読んでいたのだ。  
「ふうっ…」  
読み終わった雑誌を、別の本の山の上に積み重ねる。  
「ひ○こクラブ」「赤ちゃんとママ」  
積み上げられた本は、ほとんどが育児や出産に関係するものばかりだった。  
「ひまだなあ……」  
雪奈は隣の和室に置いてあるTVに目を向けるが、お昼のワイドショーで  
つまらない芸能ニュースが流れているだけだった。  
チャンネルを手に取り、時代劇やドラマに変えてみるが、どれもつまらない。  
「あひいぃぃっ…」  
そんなイライラしていた雪奈の耳に、すすり泣くような声が聞こえてきた。  
浴室からは女の嬌声が時折響いてくる。  
(あおいいいなあ……)  
今浴室内では、あおいが化け物と交わってる最中だった。  
時計を見るとすでに午後の三時をさしている。  
(お昼食べてからずっとしてるんだもんなあ…)  
すでに3時間近く、浴室内で交わり続けている事になる。  
 
(こんなんじゃなかったら私も……)  
ゆっくりと下腹部に目を向けると、雪奈のお腹はふっくらと膨らんでいた。  
すでに妊娠八ヶ月。  
あの男達に犯された時、雪奈は男の子供を孕んでしまったのだ。  
それが分かった時、雪奈は激しく困惑した。  
まだ十五歳。  
しかも高校生で、身よりもいない。  
父親である男も誰か分からず、そしてもうこの世には存在していない。  
堕ろそうかとも考えたが、いろいろ悩んだ末生むことにした。  
その陰には雪奈を、優しく包み込んでくれたあおいと鈴葉の存在があった。  
(この子には罪はないよね……)  
高校は妊娠してしまったため、辞めざるおえなかった。  
元々私学で、規則に厳しかったため、鈴葉達が頑張ってくれたが、残るのは不可能だった。  
それほど学校に未練はなかったが、いざ行けなくなると寂しく感じた。  
あおいは自分が町になんて誘わなければと、泣きじゃくった。  
鈴葉さんは生んでからなんとかすればと、泣き続けたあおいを慰めながらそう言った。  
物思いにふけっていた雪奈は、下半身が疼くのを感じた。  
妊娠が発覚してから、シロとの交わりは口かお尻だけになっている状態だ。  
 
お尻も気持ちがいいものの、やはり秘唇の快感にはかなわない。  
医者からは安定期に入りさえすれば大丈夫とは言われたものの、  
やはりシロ相手では不安なので、鈴葉やあおいに止められていた。  
そうなるとシロの相手は、もっぱらあおいか鈴葉になっていた。  
そしてお尻でも、もう大きくなったお腹のため一ヶ月はご無沙汰の状態だった。  
(もう……ずっと聞かされる私の身にもなってよ!)  
雪奈は立ち上がると、浴室へと向かった。  
そして勢いよくガラス戸を開ける。  
 
ドビュッ!!  
 
開けたとたん、雪奈の視界が真っ白に変化した。  
頭の上から下まで私は化け物が放出した白濁液にまみれてしまっていた。  
「ああっ…雪奈…あけちゃだめだよ…」  
目元をぬぐってみると、腰がいう事を聞かないのか、浴室内にへたりこみ、荒い息を吐くあおいがいた。  
浴室内はどこもかしこも粘液がこびりつき、すさまじい匂いを発している。  
あおい自身も、頭の先から下半身まで粘液でドロドロになっていた。  
 
スウウッ  
 
雪奈は深呼吸をするようにして、浴室内に充満する香りを吸い込んだ。  
体の芯が、熱く震えてくる。  
「はああぁっ……」  
背筋がゾクゾクと震え、今までのイライラが治まっていくのがわかった。  
 
「あひいいっ…」  
雪奈が閉じていた目を開けると、浴室の床に這っていたあおいに、シロが覆いかぶさっていた。  
あおいはお尻を突き出すようにして、化け物の突起を迎え入れ、喘ぎ始めた  
「むうっ!シロ!あおいをこっちに向けて!」  
雪奈は怒り心頭で、シロに命令した。  
シロはあおいを抱き起こすと、仰向けにして下半身を雪奈に向けた。  
シロの突起をくわえ込んだ秘唇は、痛々しいほど拡げられ、ヌラヌラとぬめりを帯びている。  
ピンクの肉襞の中に、白い突起が奥まで刺し貫かれている様子は、壮観だった。  
「あおい!」  
雪奈が大きな声であおいを呼ぶと、ぐったりとシロの胸元に倒れこんでいたあおいが顔を向けた。  
「な……なに……」  
もう思考が定まっていないのだろう、雪奈に顔を向けながらも、腰の前後運動は止めようとはしなかった。  
前後に動く度に、ニチャニチャと水音が響き、雪奈のいらだちを加速していく。  
「私が出来ないのに、感じすぎ!ずるい!」  
「そ……そんな…私だってもう……」  
あおいは雪奈の言いがかりに近い言葉に、戸惑いを隠せず力なく首を振った。  
「い〜やっ! ずるい! こうしてやるんだから!」  
雪奈は浴室内に足を踏み入ると、棚に備え付けていたボディブラシを手に取った  
そしてあおいの秘唇の上部に当てると、ゆっくりと擦り始める。  
「あひぃぃぃっ! だめッ! それだめぇぇっ! こすれちゃうぅっ!」  
限界まで勃起した真珠を、柔らかいブラシで擦られ、強烈すぎる刺激にあおいは暴れ始めた。  
しかし下からシロが両腕を掴み、足を絡ませて強引に固定すると、体をわずかに揺らすだけになってしまった。  
 
雪奈は執拗にブラシで擦り、時折シロの突起あたりまで下げてみたりする。  
ブラシが突起を撫でる度に、シロはビクッと体を震わせ、あおいの胎内で身震いした。  
「らめぇっ!とめぇてぇっ……あひぃぃっ!」  
あおいはあおいで白目をむき、体をビクビクと痙攣させて強烈すぎる快感に翻弄され続ける。  
「雪奈ちゃん!」  
背後から呼ばれた事に気づき、雪奈は手を止めて振り返った。  
そこにはエプロン姿の鈴葉さんの姿があった。  
あきれたような表情を浮かべ、こめかみを押さえている。  
「雪奈ちゃん、あおいを壊しちゃうつもり?落ち着きなさい……」  
雪奈はそういわれてあおいを見ると、体奥を突き上げられながらの、局部攻撃は相当堪えたらしく、  
口の端から泡を吹き、ぐったりと頭を垂れて、失神していた。  
「はうっ……ご……ごめんなさい……」  
雪奈はそっとブラシを股間から外してみると、粘液とあおいから放たれた愛液が糸を引き、  
ぐっしょりと濡れている有様だ。  
「うぅぅぅっ……」  
ズルッとあおいの胎内からシロの突起が引き抜かれた。  
シロはあおいをゆっくりとドロドロになった浴室内の床に寝かせると、自分はしゃがみ、雪奈をジッとみつめてきた。  
その股間にそそりたった突起は、あおいの愛液と自らの粘液でドロドロになっている。  
雪奈はゴクッと唾を飲み込むと、汚れていた上着を脱ぎ捨て、背後に投げ捨てていく。  
「ゆっ……雪奈ちゃん…だめだって……もう…」  
鈴葉さんは雪奈に呆れたのか、言ってもしょうがないと思ったのか、首を振ってリビングへと戻っていった。  
 
もうそんな事も見えていない雪奈は、穿いていたズボンを脱ごうと片足をあげた。  
「あっ!」  
ヌルヌルする粘液が床一面に広がっていたため、雪奈は足を滑らせてしまった。  
しかし雪奈が倒れる瞬間、シロは体を変化させ、雪奈の体の下へと潜り込むと、お腹をいたわる様に受け止めた。  
「ふうぅ……ごめんね……ありがと…」  
雪奈はホッと息をつくと、体を横向け、体の下でぶよぶよとするシロの肌に口をつけた。  
そしてそのまま、シロの肌についた粘液を舐め取っていく。  
(おいしいぃ……んんっ)  
舐め取っている間にも、シロの手は雪奈のお腹をいわたるように、優しく撫で回している。  
「んんっ」  
舐めていた肌の部分が、膨れ上がり突起の形へと変化した。  
雪奈は蕩けた目で突起を見つめると、一息に喉奥まで飲み込んだ。  
「んんっ…んっ……んんんっ……」  
ねっとりと柔らかな舌を這わせ、裏筋から先端まで大胆に舐め上げる。  
ここ半年以上の奉仕で身に付いた口技は、手馴れた娼婦も舌を巻くほどだった。  
シロの感じる部分を熟知し、三人で競い合うように身につけた技巧は、  
主人である化け物をあっというまに射精へと導いていった  
口内でビクビクと跳ね回る突起に、雪奈は愉悦の表情を浮かべ、深く深く喉の奥へと誘い込む。  
(くるぅ!いっぱいくるぅっ!)  
歓喜の表情を浮かべ、強烈に吸い付いた瞬間、舌の上に熱い粘液が叩きつけられた。  
濃密で固体のような粘液がドクドクと吐き出され、口内に溜まっていく。  
 
雪奈は一切飲み込まず、口いっぱいになるまで粘液を含み続けた。  
もう入らない、そう思ったのと同時に、ようやく射精が止まった。  
(す……すごい量だよぉ……)  
口の中で、ねっとりと粘液に舌を絡ませ、その甘い味を堪能する。  
なごり惜しそうに一口、また一口と飲みくだし、最後は歯の間まで舌を這わせて吸い取っていった。  
「はぁぁぁっ」  
ゆっくりと吐き出した息は、今飲んだ粘液の甘い香りに包まれ、雪奈はぞくぞくする程の快感を感じた。  
実際には軽く達していたに違いない。  
「すごぉぃ……まだかたぃ……」  
雪奈は張り出たエラに舌を絡ませ、先端の穴に残った粘液をすすりだしていく。  
とろんとした笑みを浮かべ、熱烈に突起を舐めまわし、愛しげに頬ずりをする。  
鏡に映る自分のあまりに淫靡な姿に、雪奈は体中が熱くなっていくのが分かる。  
「ねぇ……入れて……」  
雪奈はお尻をシロに向けて、割り開かせた。  
尻の中心には、濡れそぼった秘唇が見える。  
そしてその上部には、皺がよった小さな穴が見えた。  
どれだけこの中にあの粘液を注がれたかわからない。  
この穴はもうシロの為だけに存在し、粘液を搾り取る為の器官へと変化を遂げていた。  
 
しかしシロは手で優しく雪奈のお尻を撫でてきただけだった。  
「ふう……」  
雪奈はその様子に、がっくりと深いため息をついた。  
ここ一ヶ月毎回同じように止められてしまうのだ。  
「わかった……ちゃんと生まれたら可愛がってね……」  
お尻をさげて、浴室の床に座り込むと、雪奈は頬を膨らませ、すねたように上半身を揺らした。  
シロの股間には、あれだけ出したにも関わらず、隆々と突起がそそりたっている。  
雪奈はゆっくりと手を伸ばし、突起を掴むと、上半身を寄せた。  
「こうしてあげるね…」  
雪奈は両胸を寄せ、その谷間に突起を挟み込んだ。  
谷間からは灼けてしまいそうな熱が感じられ、雪奈はホゥッと息をついた。  
そして強弱をつけながら、揉みこむように上下に体を揺さぶっていく。  
時折乳首でカリの部分を刺激したりすると、シロは体を震わせて雪奈に応えた。  
突起の脈動が早くなり、放出が近づくにつれて、上下運動は激しさをましていく。  
 
ドプドプドプッ  
 
「ああぁぁあぁっ!」  
先端から粘液が勢いよく放たれ、雪奈の全身に降り注いでいった。  
熱湯のような粘液を浴びながら、雪奈は体中が満たされていくような気がした。  
 
雪奈はなおもビクビクと跳ねながら、粘液を吐き出し続ける突起を握ると  
先端に舌を被せ、口内へと導いていく。  
弾け続ける突起を熱烈に吸い付き、ゆっくりと上下に掌で擦りながら、  
最後の一滴まで絞り、飲み干していった。  
「んっ」  
トンッと胎内でなにかが蹴るような感触が響く。  
私は口から突起を引き抜くと、両手でお腹を優しくさすった。  
「ふふっ…いま蹴った」  
シロも腰を降ろすと、雪奈の膨らんだお腹を優しく撫でた。  
「ふふっ…あなたも楽しみ?」  
暖かい手の上に雪奈は自分の手を重ね合わせた。  
「もうすぐ生まれてくるわ、きっと女の子」  
雪奈は重ねあわせた手を、キュッと握り締めた。  
そして顔をあげ、シロの頬にそっと口づける。  
「この子が大きくなったら一緒に可愛がりましょうね」  
雪奈は淫蕩な笑みを浮かべ、再び化け物の股間に顔を埋めていった。  
 
おわり  
 

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