「その9.5:結縁」  
 
ガチャ  
「あひぃぃぃぃっ、もっ、もうイキたくなっ、イキたくなひのおぉぉっ」  
 
雪奈が浴室のドアを開けると、ムッとするほどの甘い匂いと嬌声が飛び出してきた。  
浴槽の中には化け物とあおいがいた。  
座り込んだ化け物の、あぐらをかいた足の上に乗せられたあおいは、すでに身体に力が入らないのか、ぐったりとなって身体を化け物にもたせかけている。  
化け物の肩に顎を乗せて、涙と涎を流しつつ、かすれた声でうわごとのように喘ぐ姿は、凄惨であると同時にゾッとするほど色っぽかった。  
 
「ね、ねえ」  
あおいの姿に目を奪われかけた雪奈だったが、当初の目標――といってもあおいを助けるためか、化け物に再び抱かれるためなのかはもう判別がつかなかった――  
を思い出して化け物の肩を揺さぶる。  
化け物の動きが止まり、雪奈の方を振り向く。意識を繋ぎとめていた定期的な刺激が止まり、あおいは気を失って脱力した。  
「あなたのこと『シロ』って呼んでいいかしら?名前がないと、その、やりにくいし・・・」  
本人に自覚はなかったが、その声のトーンはまるで恋人に「あだ名で呼んでもいい?」と問いかけているかのように、恥じらいを含んで甘く響いていた。  
化け物は右手を伸ばし、雪奈の首を掴んで引き寄せると、その唇に舌状突起を差し入れてきた。  
「じゅるっ、ちゅっ、はぶっ、うれしい・・・よろしくね、シロ・・・ちゅっ」  
雪奈は陶酔したように舌を絡ませ、シロの首に抱きついた。  
 
「その、シロ、私からもお願いがあるんだけど」  
夢中で舌を絡ませている一人と一匹に、やや置いてけぼりにされていた鈴葉が遠慮がちに声をかける。  
「娘に、あおいにちょっとしつけをしておこうと思うんです。それで、娘に生やしたみたいなアレを、私にもいただけませんか?」  
壁に磔にされたあおいと雪奈が交わっていた時、鈴葉は気を失っていたと雪奈は思っていたが、どうやら意識が有ったらしい。  
まだ力の入らない足をガクガクさせながら鈴葉は立ち上がり、腰に手を当てて局部をシロの方に向けた。  
 
ドンッ  
「ひぃッ」  
 
雪奈の背中越しにシロは腕を飛ばし、彼女の股間を直撃した。  
「あはぁッ、アツいのが膣内にッ、おっ、おしりにも入って、ひイイッ」  
膣とアヌスに触手が進入し、新たな器官が形成される感覚に、鈴葉は悶えた。  
やがて彼女の股間には隆々と聳え立つ疑似性器が完成した。  
「ああぁ、おっきい・・・スゴイ、これ、気持ちいいのぉ」  
ビクビクと痙攣する性器を確かめるように鈴葉は扱く。その度に女の身では味わえない快感が彼女の身体を走り抜け、びゅくびゅくと粘液の形になって迸った。  
「ありがとうございます。・・・よい、しょっと」  
鈴葉はシロに礼を言った後、バスタブをまたいであおいの背後に回った。  
「あおい、起きなさい。あおいったら」  
シロにもたれたまま気を失っているあおいに声をかけ、ぺちぺちと頬を叩くが、娘は反応しない。  
「もう、この子ったら」  
若干不満げにふくれっ面をした鈴葉だったが、やがてイタズラを思いついたように笑った。  
娘の窄まったアヌスに。己の臍下でしゃくりあげる性器を押し当てる。  
「起きないと、こう、よっ」  
 
ずにゅっ  
「あひぃぃぃぃっ」  
「あはぁぁぁぁっ」  
びゅくびゅく・・・  
 
粘液を吐き出すための極太の器官は、先日雪奈によって押し広げられ、気絶していたせいで緩みきっていたあおいのアヌスをたやすく貫通した。  
その衝撃であおいは目を覚まし、鈴葉は快感に耐え切れずたっぷりと射精していた。  
「おはよう、あおい」  
「えっ、おかあさん?何、おしりが、ひいっ」  
 
朦朧としたまま振り返ったあおいは、すぐ傍にある母親の顔を認識し、自分のアヌスに感じる挿入感に気づき、そのまま目線を下げて自分のお尻にぴったりとくっついている母親の股間を見、今何が起こっているのかを理解した。  
「おかあさん、やめてぇっ、あはぁッ」  
「あなたが呼んでも起きないから悪いのよ。・・・あおい、あなたのおしり、とってもいいわ、ああっ」  
「やあぁぁぁっ、おかあさん、ダメェッ。熱いッ、あつひぃぃぃッ」  
鈴葉は、実の娘の引き締まった活躍筋の締め付けのもたらす快感に耐え切れず、腰を力いっぱい前後させて幾度となくアヌスを犯す。  
母親にアヌスを犯される。という異常きわまるシチュエーションにあおいは当初抵抗したが、シロにより開発された若い性感は瞬く間に燃え上がり、異常さを快楽として受け入れてしまっていた。  
シロにより移植された鈴葉の疑似性器は幾度発射しても萎える事無く強張り続け、母と娘は何度も絶頂を迎えながらも休む事無く性交を続けていた。  
「おかあさん、もっと、もっといっぱいおしり犯して、おひりにそそぎこんでぇッ」  
「あはあっ、また、またでちゃうのぉ、気持ちよくって、でてるあいだも腰とまらないのぉぉ」  
「ああっ、前に入ってるのも、おっきくなって、中で擦れて、あひぃぃぃっ」  
全身の皮膚を紅潮させてあえぎ、汗まみれになって身体を揺すり続ける二人の艶姿と嬌声に、雪奈も思わず自分の秘唇とアヌスに手を伸ばしてしまう。  
(すごい、鈴葉さんもあおいもいやらしくて気持ち良さそう・・・)  
雪奈はあおいのように、前後の二穴を同時に責められる感覚を知っている。  
また鈴葉のように、あおいの良く鍛えられたアヌスを犯す感覚も知っている。  
その感覚を想像するだけで雪奈の胎内が蠢き、ねっとりと淫液を吹き出し始めていた。  
 
(すごい、きもちいいっ、きもひいいぃっ)  
「!?、お、おかあさん、やめないでぇ、もっとしてよ・・・」  
「うふふ」  
(鈴葉さん?どうして?どうして、やめちゃったの?)  
あおいが軽く二、三度達し、突起に不慣れな鈴葉が四、五度粘液を吐き出し、二人を見て自慰にふける雪奈が絶頂に差し掛かろうとしたところで、鈴葉は腰の動きを止めた。  
「・・・あんまりあおいのおしりが良かったから、つい夢中になっちゃったけど、目的は別にあったのよね。こら、おとなしくしてなさい」  
「やあぁっ、我慢出来ないっ、おかしくなっちゃうぅ」  
動きを止めた鈴葉に肩越しに、振り向いたあおいは懇願の目を鈴葉に向けるが、鈴葉は動こうとはしない。  
あおいは焦れて自分で腰を擦り付けようとしたが、鈴葉は腰をがっしりと掴んで許さなかった。  
そのままぺちん、と軽く娘の頬を叩く。  
「いいあおい?あなたどうして今お風呂にいるのか思い出してみなさい」  
「え?」  
「あなたが私とシていたカレ・・・シロを噛んだりして怒らせたからお仕置きされていたんでしょうに」  
「あぁ、そういえば、そう、だったかも・・・」  
快感に蕩けたあおいの脳裏に、ようやく記憶と思考が戻ってきた。  
「そ、そうなの、おかあさん。この化け物、ええっと、シロ?ひどいんだよ。私がいくらやめてっていっても、許してって泣いても止めてくれなくって」  
「お馬鹿」  
ぺちん、母は再び娘の頬を叩いた。  
「あうっ」  
「酷いのはあなたの方よ。いい、あおい?昔から教えてたでしょう、ものには順序と通すべき筋が有るって」  
「え?」  
まだ良く分かっていないあおいに鈴葉は説明を続ける。  
「あなたが早とちりしておかあさんとシロの邪魔をしたからカレが怒ったんじゃない。一番初めに言わなきゃいけなかったのは『ごめんなさい』でしょう?」  
「あ。・・・僕一回も言ってない。」  
「でしょう。それで一方的にやめて、許してって叫ぶだけだなんて。・・・おかあさんあなたをそんなわがままに育てた覚えはありませんよ」  
 
「その、ごめんなさい」  
「相手が違うでしょ、さっ」  
そういって鈴葉はあおいの顔をぐりん、とシロの方に向ける。  
何を考えているのか分かりづらいシロののっぺりとした顔を見て、あおいはもじもじと言葉を紡ぐ。  
「ご、ごめんなさいっ」  
「こら、それじゃ何を謝っているのかわかんないでしょ、やり直し!」  
ずんっ  
「あひぃっ」  
母は娘のアヌスを乱暴に突き上げてダメ出しをする。肢体をガクガクと震わせながら、あおいは再度謝罪の言葉を口にする。  
「あ、あのっ、おかあさんとお楽しみのところを、ジャマしてごめんなさいっ」  
「シロ様、は?」  
ずぷっ  
「ひうぅっ。シ、シロ様ぁっ、おかあさんと愉しんでいたところをジャマしてごめんなさいぃ」  
「何が原因なのかもきちんとつけなさい」  
じゅぷっ  
「ひぃぃぃっ。シ、シロ様ぁぁッ、僕、ボクの早とちりのせいで、お母さんと愉しんでいたのをジャマしちゃってごめんなさひぃぃ」  
 
あおいの言葉を鈴葉が訂正し、その度にアヌスを乱暴に責める。その動作を繰り返すうちに、二人の雰囲気が変わってきた。  
責められるあおいは、初めは苦痛のほうが大きかったようだが、しだいに陶酔の雰囲気を強めていき、むしろ鈴葉の突き上げを待ち望むかのように腰を振り始め、辱められていく7自分の姿に快感を覚えているようだった。  
鈴葉も初めのうちは、つたないあおいの言葉を訂正していただけだが、興奮が高まるにつれ、より卑猥な言葉を言わせるようになり、突起と言葉で娘を調教でもしているかのような自分の姿に、サディスティックな快感を感じていた。  
そんな二人を見て、雪奈も興奮を抑えきれない。  
とうとうあおいが身を仰け反らせ、涎と熱い涙を振り撒きながら、叫ぶように口上を述べる。  
「ごっ、ご主人さまぁぁ、あ、あおいはご主人様とおかあさんの愉しみをジャマして、あげくにご主人様に噛み付いてしまうような、お馬鹿で躾のなっていない悪い女の子ですぅッ。  
ごっ、ごめんなさい、ごめんなさいぃっ。もっ、もう二度とそんなことができないようにっ、あおいのはしたないあそこに入っているシロ様の逞しいコレでっ、いっぱいいっぱいお仕置きと躾をしてくださひぃ。  
あおいの身体でたくさん気持ちよくなってくださいっ、おっ、お願いしますぅっ」  
被虐の快感に全身を紅潮させ、自ら貶めた自分の姿にゾクゾクとした快感を感じながら、あおいは叫んでいた。  
その時、シロが動き出した。  
 
ずぷうぅっ、ずぷっ、じゅくっ、じゅぷっ  
「いひぃぃいぃっ、ご主人さまのが、擦れて、ひくぅ、ひっちゃうぅっ」  
雪奈に呼び止められてから微動だにしなかったシロが、あおいの膣内を激しく突き上げ始めた。その動きは相変わらず激しいものだったが、先ほどまでとは若干趣が違っていた。  
「すごひのぉ、おっきくて固くてアツイのが、はぁっ、あおいの、あおいの感じるトコばっかりぃ、イイっ、イイです御主人さまァぁン」  
それはドスドスと無遠慮に胎奥を突き上げるだけの動きではなく、あおいの性感帯を刺激するようなゆさぶりが加えられており、今まで怯え、翻弄され、無理矢理絶頂を味あわされるだけだったあおいは、意識と精神が蕩かされるような快感に浸されていく。  
「すごい、すごいのぉ。あそこが溶けちゃいそう。あはぁっ。気持ちいいの・・・ありがとうございますぅ」  
熱っぽく潤んだ瞳でシロを見つめるあおいの秘唇は柔らかくほぐれ、愛液をトプトプと吐きだしながらきゅっきゅっと断続的に締まり、膣内を擦りあげる突起に甘えるように絡み付いては快感を送り続けている。  
「あおい、よかったわね、シロに許してもらえて」  
「うんっ、うんっ。おかあさんに教えてもらったおかげだよっ。はひぃっ?」  
「シロのおかげであおいのナカ、とってもよく締まるようになったから、おかあさんガマンできなくなっちゃった。動くわよ・・・イクぅっ。でちゃうぅぅっ」  
「んはあぁぁぁあぁっ、おしり熱ッ、熱いのがぁぁあっ・・・あひいいぃぃぃッ、おかあさんの、でてるぅっ、出ながら動いてッるぅぅっ」  
八の字を描いて連動している括約筋は、膣と同時にアヌスも食い締めており、シロだけでなく鈴葉にも快感を与えていたのだった。  
ドクドクとあおいのアヌスに粘液を迸らせつつ、鈴葉は何かに憑かれた様に腰を止める事ができないでいた。  
 
「あはぁっ、スゴ・・・でてるのに、いっぱいでてるのに、まだ足りない、まだ出し足りないのぉ・・・いクぅッ」  
「あひいぃっ、前と後ろ、交互に突かれて、じゅぷじゅぷって、おなかから頭まで響くぅっ、ああっ、またいっちゃあぁぁあっ」  
ガクンガクンと上体を前後に打ち振り、開ききった口と汗腺と開閉する秘唇から、涎と脂汗と愛液を迸らせつつ、あおいは達し続ける。  
すでにあおいの意識は猛烈な快感に吹き飛ばされているようだが、その腰はまる別の生物であるかのように、前を突かれれば前、後ろを抉られれば後ろへと、より深い挿入を求めて怪しくくねっていた。  
(あおい、凄く気持ち良さそう・・・わたしもされたい、されたいよぉ)  
そんなあおいの姿に雪奈の興奮も高まってゆき、前に四本、後ろに三本の指を入れて自慰にふける。  
「あひいっ、ひぃっ、ひいっ・・・ひうぅぅぅっ!」  
リズミカルに嬌声を上げていたあおいの声が突如跳ね上がる。雪奈が快感にかすむ目を開いてみると、あおいの脇の下から回された鈴葉の両手が、あおいの尖り立った乳首を力いっぱい捻り上げていた。  
「やぁぁぁあっ、おっぱいいたひぃぃっ。取れちゃう、ちくび取れちゃううぅ」  
目尻から涙を流しつつあおいが悶える。その秘唇とアヌスはこれまでにない強烈さで前後の突起を食い締めていた。  
「すごくキツイッ。ダメ、どくどく出ちゃうっ」  
「あひぃぃっ。アソコとおしりにっ、同時に熱いのがぁぁっ」  
「あはあっ、シロのがビクビクしてるのが、あおい越しにわかるのぉ」  
シロと鈴葉は同時に大量の粘液をあおいの胎内に放出する。特に今まで出していなかったシロの粘液量は凄まじく、たった一回の放出であおいの秘唇からゴボゴボと溢れ出してしまうほどだった。  
加えて一人と一匹は放出にも休む事無く突起をあおいに突き込み続け、一突きごとにあおいをより高い絶頂へと追いやって行く。  
「あひいい、もっ、もう、ダぁっ・・・やめてぇっ、ご主人さまソレだけはぁっ!」  
シロの左手があおいの股間へと伸びたとき、あおいは襲い来るであろう快感に恐怖した。  
「こっちも同時に苛めたら、どうなっちゃうかしら?・・・えいっ」  
赤い唇を舌なめずりしつつ、鈴葉はあおいの乳首に白い爪を立てる。  
あおいの乳首とクリトリスが同時に力いっぱい捻られ、秘唇とアヌスの奥深くに長大な突起が突き込まれた。  
 
「あひいいぃぃいいっっッ、いっちゃああぁぁあぁぁああ!!」  
「ああっ、でちゃうぅぅうっ、すごい、すごい、すごひぃぃっ」  
(すごい、見てるだけなのに、気持ちいい、気持ちいいの伝染っちゃう)  
三点同時攻めの快感は凄まじく、あおいは背中を弓なりに仰け反らせてビクンビクンと痙攣する。その一回ごとに絶頂に達しており、秘唇とアヌスを食い千切らんばかりに締め付けていた。  
そのあおいの胎内に深々と挿入しているシロと鈴葉はこれに耐えることなどできず、ドクドクと壊れた水道のように粘液を迸らせる。  
あおいの薄い肉越しに伝えられるお互いの放出の振動が亀頭を刺激し合い、更なる絶頂を迎えさせていた。  
暴れまわる二つの肉塊に挟まれたあおいの媚肉は、すさまじい勢いの迸りを両面から叩きつけられては、目の前が真っ白になるほどの快感を脳へと送り続けていた。  
「だめ・・・もおダメ・・・死んじゃう・・・しんじゃふぅぅ」  
数限りない絶頂の果てにようやく放出が収まったとき、あおいはくるりと白目をむいて気絶した。  
その時雪奈も、股下に水溜りを作りながら虚脱していたのだった。  
 
鈴葉の股間から突起が離れてシロへと帰り、ぽっかり開いたアヌスからどぼどぼと白い粘液が零れ落ちる。シロも気絶したあおいから突起を引き抜くと白い流れは二条へと増えた。  
「すごくよかったわよ、あおい。・・・雪奈ちゃん、この子、そっちに寝かせておいて」  
「あ、うん」  
鈴葉は幸せそうに眠るあおいの頬に軽く唇を寄せると、洗い場にいる雪奈の方に差し出す。  
(あおい、ちょっと重い・・・)  
少女とはいえ、気絶した人間一人の体重は重い。ズルズルと引きずりながら、雪奈はあおいをバスタブから引き上げた。  
(次は私が入れてもらおうっと)  
前に後ろに幾度となくつきこまれたシロの肉棒を思い出し、雪奈は下腹を火照らせる。  
そんな時、その声が聞こえてきた。  
 
「ねぇ、シロ、今度は私のお尻、あなたので虐めて下さい。私、うしろは初めてなんです・・・夫にもされたことのない私のアナル処女、あなたの逞しいので奪ってください・・・」  
(!)  
見ると鈴葉はバスタブの蛇口につかまって身体を持ち上げ、シロの眼前に大きくせり出したヒップを差し出している。  
すりすりと擦りあわされるむっちりとした太腿の合わせ目は愛液にきらきらと濡れ光り、アヌスはもの欲しそうにヒクヒクと痙攣していた。  
「鈴葉さん、そんな、ズルイ!」  
ズルウウルウウ  
「あっひいいぃぃいっ」  
鈴葉の腰を両手で掴んだシロは、自らの股間の突起に勢い良くそれを振り降ろした。  
本来、初めてのアナル挿入ではとても入るはずはないのだが、先ほどまでの交わりで分泌され、あおいの胎内から掻き出されて溜まったシロの粘液に浸かり、  
快感にほぐされていた鈴葉のアヌスはシロの突起をずっぷりと飲み込んでしまう。  
それでもやはり無理があるのかミチ、ミチと肉の軋む音が鈴葉には聞こえていたが、今の彼女にはそれすらも快感だった。  
「はふ、かは、ひっ、ふとい、ふといぃ・・・」  
「こら!、シロ!次は私に入れてくれたっていいじゃない!ねえ!」  
雪奈はあおいを放り出し―ゴン!とか固いものが床にぶつかる音がしたが、今はそれどころではない―シロの肩をゆさゆさと揺さぶる。  
その振動は密着した下腹部と腸内の突起を通して鈴葉に伝わり、必死に息を整えようとしていた彼女は、悲鳴とも嬌声ともつかぬ声を上げて秘唇から愛液を白濁中に吐き出していた。  
「やあっ、ゆきな、ちゃん、揺さぶっちゃ、あひいぃ、おしり、ほぐされて、いひぃぃ」  
シロが普通に鈴葉のアヌスを犯すよりもはるかに弱い横揺れ。それがかえって良かったのかも知れない。  
ユサユサとリズミカルな初めての肛姦に、鈴葉のアヌスは徐々に柔らかくほぐれていき、それと同時に突起を定期的に食い締めるリズムを身につけていった。  
どぷどぷっ  
「あはあぁっ、シロの、熱いのが、ナカにいっ・・・止まらない、とまらなひぃっ。アツいのがおひりに塗り込まれるぅっ」  
たっぷりとアヌスに白濁を注ぎ込まれながら、鈴葉は髪を振り乱して悶える。その姿に雪奈は嫉妬を抑えられなかった。  
 
「ねえっ、シロぉ、私もナカに熱いの出して欲しいのぉ、ねえったらぁ・・・あひぃぃっ」  
ドン!  
雪奈に揺さぶられ続けたシロは―鬱陶しくなったのかは定かではないが―雪奈の股間めがけて再び腕を飛ばした。  
「やあぁん、ウネウネしたのがナカに・・・ひぃっ、そこに絡み付いちゃぁ、イクぅっ」  
しかし振動のせいで着弾がずれたのか、雪奈のクリトリスを直撃してしまう。そのまま腕は触手へと解け、彼女の股間を這い回る。  
そして・・・膣穴とアヌスへではなく、クリトリスの包皮を剥き上げながら、尿道口と膣穴へともぐりこんだ。  
「あひぃぃ、そんなところ、入らない、はいらな・・・ひぃぃい!うそ、入ってくぅぅぅ、はひぃ、いっちゃあぁぁああ!」  
どぴゅどぴゅ  
普通の人間なら、一生固体が触れることなどないであろう尿道。先ほど鈴葉によって入り口を撫でられはしたが、内部への進入を許したのはこれが初めてだった。  
未踏の処女地をグネグネと這い進む異物の刺激に雪奈は一瞬で達してしまい、白濁液でアーチを描いてへたり込んでしまう。  
「いくぅ、またイクぅぅ、ひっ、ひっ、ひぃぃ・・・」  
外に出ている突起が快感に跳ね回るたびに、梃子の要領で胎内の突起が暴れまわり、その刺激を新たな快感として再び外部がしゃくりあげる。  
そんな終わることのない一人快楽連鎖に、雪奈はただ悶えることしかできなかった。  
 
(ああぁ、こんなにおしっこの穴、抉られたら、でちゃう、もれちゃうぅ)  
「でちゃっ、もっ、もおでちゃあぁうぅっ・・・・・・ィひぃぃぃっ!」  
腰をガクガクと震わせていた雪奈は、別の要因によりぶるぶると震えだし、そして更なる驚愕を味わう羽目になった。  
絶頂による粘液の放出、これはいい。普通に気持ちよくなる。  
それによる放尿、これはよくはないがまあ、予想の範囲内だ。  
しかし、シロの体組織でできた突起が、その尿を吸い込んで膨れ上がったのはまったくの不意打ちだった。  
「海綿体」の名に恥じず雪奈の小水をたっぷりと吸い取った突起は、見る見るうちにそのサイズを増していた。  
長さも、太さも、外側も内側も満遍なく。  
(むりぃ、そんな、みりみりっていってるぅ、おしっこの穴こわれちゃうぅぅ)  
雪奈はただでさえ限界まで押し広げられていた尿道をさらに拡張されてしまい、白目を剥きながら粘液を迸らせ続けていた。  
その粘液の流れは、バスタブの中の鈴葉の肩にびしゃびしゃと降りかかっていた。  
 
その時鈴葉は、火照った体をややもてあまし気味になっていた。  
雪奈の手が離れた後もシロはゆるゆると鈴葉のアナルを責め続けており、成熟した女の性感は瞬く間にアナルの感覚に慣れてしまい、物足りなさを感じていたのだ。  
「もっと激しくして、いっぱい突いてよぉ・・・」  
喘ぎと唾液と共にそんなささやきを漏らし、ぐいぐいと自分で尻を擦り付けていた鈴葉だが、シロはそれに取り合おうとせず、ぺたりと彼女の胸に両掌を置いてきただけだった。揉み解そうとはしない。  
「そんな、焦らさないで、めちゃくちゃにし・・・ひぃっ」  
鈴葉の身体がビクリ!と跳ね上がる。  
シロは相変わらず「触れて」いるだけだ。だが、その身体は細かく振動を開始しており、鈴葉の肌と粘膜を揺さぶりはじめた。  
「あはあぁぁあぁぁ、お尻とおっぱい、ぶるぶる震えて、いひぃぃ」  
アヌスに付け根までぴったり押し込まれた疑似男根と、乳輪の一回り外側の乳肉を包むように置かれた掌は、鈴葉の肉体を性感を電子レンジのように揺さぶり、加熱させ、・・・そして高めつつも絶頂へは導かなかった。  
「いい、いいけど、足りない、足りないのっ、お願い、いかせてください、激しいので突いて、乳首も触ってぇ」  
どぴゅどぴゅ  
はしたないおねだりをしつつ身もだえする鈴葉に、雪奈の白濁液が降りかかる。その生々しい熱さと肌触りに、鈴葉はようやくの事で軽い絶頂を得た。  
(あの子も苦しんでるのね・・・)  
自分とは逆に強すぎる快楽にのたうつ雪奈―とそのそそり立つ突起―を見て、鈴葉は生唾を飲み込みながら、一つの考えにたどり着いていた。  
「いらっしゃい、雪奈ちゃん。私のナカに、そのおっきいの入れて欲しいの」  
 
(だめぇ、らめえぇ、気持ちよすぎちゃう、イってもイってもとまらないのぉ、助けて、たしゅけてぇ)  
雪奈は経験上、シロの突起は限界まで上り詰めると離れる事を知っている。  
だが、さっきから幾度となく達しているというのに突起は離れようとはしない。  
一人快楽の中で悶える雪奈の耳に、鈴葉の呼びかけは干天の慈雨のように染み込んで来た。  
涙と悦楽にかすむ視界に鈴葉の姿が映る。  
汗と白濁液にべったりと濡れた肌は桜の色に染まり、熱に浮かされたかのように紅潮する頬を真っ赤な舌が淫猥に嘗め回している。  
潤んだ瞳は秋波を放ちつつ雪奈をさそっており、形の良い胸には背後からヌルヌルした腕が絡みつき、その引き締まった身体は我慢出来ないと言うようにもがきながらお尻を浸す白濁液を掻き混ぜていた。  
(鈴葉さん、キレイ・・・あそこに入れたら、おもいっきり気持ちよくなれそう・・・)  
雪奈はズキズキと重だるく痺れた身体を引きずり、浴槽へと這い進む。途中で突起をバスタブの縁に押し付けてしまい、脳天まで駆け上がるような刺激に大量の粘液を吐いてしまったが、それでも股間の突起は離れようとはしなかった。  
ようやくの事で雪奈は鈴葉の向かいにたどり着き、粘液の中にへたり込む。  
「はぁ、はぁ、鈴葉さん、入れるよ、いっぱい気持ちよくしてぇ・・・」  
荒い息をつきながらビクビクといきり立つ疑似性器を右手で押さえ、液中の鈴葉の秘唇に向けて突き込もうとした。  
「まって、雪奈ちゃん」  
そういうと鈴葉はその繊手で雪奈の亀頭を掴んで押しとどめた。きゅっとカリ首を握られた雪奈は反射的に出してしまい、鈴葉の掌にべったりと白い水溜りを作っていた。  
「鈴葉さん、止めないで、入れたい、入れたいのぉ」  
誘っておきながらお預けにしてくる、その鈴葉の行動に雪奈は半泣きだ。亀頭に加えられる微弱な快感がじりじりと脳裏を焼く。  
だが、次の一言で涙はひっこんだ。  
「雪奈ちゃん、私のこと、ママって呼んで」  
 
 

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