ネタ投下します。  
種馬になった負け知らずの競走馬が、過去一度だけ負けた馬の娘に惚れちゃったらこうなるネタ。  
擬人化スレに投下しようか迷ったけど、愛あるレイプネタで浮かんだのでこちらに落とします。  
携帯からなので、見にくかったらごめん。  
擬人化が嫌いな人は華麗にスルーしてください。  
 
 
 
『パパ!すごい!すごい!また一番よ!!』  
嬉しそうな声を上げる子供が、男の目の前を歩く大きな背中に向かって飛び掛かっていった。  
甲高い声に驚き顔を上げた男は、その時初めて少女を見た。  
葦毛の父親に纏わり付く、見事なアルビノ。  
白銀の美しい毛並みが、風に靡いていた。  
男が初めて負けた相手の娘の姿。  
初めて見た。  
白銀の毛並みと、紅い双眸。  
男の鍛え上げた黒い体躯と漆黒の瞳とは全く違うその美しい肢体。  
男は初めて味わった敗北と共に、湧いた感情に戸惑うことすらできず、ただ苛立ちを募らせた。  
思えば男の執着は、そこから始まったのだろう。  
 
「だめっ!わたしなんかじゃ貴方の血を汚してしまうわ。お願い、離して!」  
「何を言っている?こんなに欲情にした匂いをさせているくせに」  
女の悲痛な叫びに、男は軽く舌を出して唇を舐めた。  
鼻面を女の頬に押し当て、濡れそぼつ女の腰を引き寄せた。  
 
ひどく欲情した匂いが部屋に広がっていた。  
頭がクラクラする。  
彼女のこんなにも欲情した姿を見た男が自分だけしかいないことに優越感を覚える。  
白銀の髪を掴み、男は女の美しい顔に舌を這わせた。  
 
「初めてなんだろう?安心しろ、俺が教えてやる。熱の吐き方も男の誘惑の仕方も、な」  
部屋には男と女の姿しかない。  
これは、仕組まれたことなのだ。  
彼女に異常なほど執着を持つ男に気付いた者による、仕組まれた交配。  
たとえ彼女が嫌がっても、止めることはできない。  
今だ勝利経験もなく、自信を失い卑屈になっているが、彼女の血もまた残さなければいけないものだ。  
その血統は、男よりも優れているのだから。  
発情期に入った彼女に宛がわれたのは、男が初めてなのだろう。  
部屋の隅で怯えて震える彼女は、身体を侵す熱に狼狽え瞳を潤ませて頼りなげに男を見上げていた。  
だが、その身体は欲に負け、男を欲している。  
その匂いに、欲を煽られる。  
 
「お願い、やめて。わたしなんかよりもっと、もっと強い血を持つ女性がいるじゃない」  
「俺はお前がいいんだ。他の女となんか、子供は作らない」  
女の尻を後ろから撫で上げ、脚の付け根に指を添わす。  
びくりと震えた女を、逃がさないように強く腰を押さえる。  
割れた肉の間から漏れたぐちゃりと濡れた音が、部屋に響いた。  
熱に浮かされる身体に反して、言葉は彼女の強い意志を伝え、いやいやと頭を左右に振る。  
 
「抗うな。お前が辛いだけだ」  
発情してしまった以上、男を受け入れなければ辛い状況が続く。  
まして、その匂いで同じように盛ってしまった男が傍にいるのだ。  
理性だけで堪えられるものではない疼きが、身体を蝕んでいるに違いない。  
 
「だめっ、そんなことをしたら処分されちゃ、ん、んぅ」  
それでもまだ耐えようとする女の唇を塞ぎ、男は濡れた唇で冷たく笑った。  
とろりと潤んだ女の紅い瞳が、男の欲を煽る。  
濡れた下半身が、女の意志に逆らって男にこすりつけられた。  
 
「処分?俺が?俺との仔が?残念だが、それはないな。俺は引退するまでたったの一敗しかしなかった連勝馬だ。その血を残さないわけにはいかない」  
そう、そのたった一敗の相手がお前の父親だ。お前にも、強い競走馬の血が流れている。  
いや、お前にこそ歴代の優勝馬の血が流れている。だから。  
 
「いやっ!!あああ!!」  
女の腰を高く持ち上げ、濡れた蜜壷に怒張を押し当てた。  
白銀の髪を振り乱して抵抗する女の悲痛な叫びは、藁のベッドに押し付けた。  
 
だから、ここで俺の子種を孕ませなければ、お前は他の男に宛がわれる。  
悪いが俺の執念は、そんなに薄いものではない。  
お前でなければ、俺の血を残す気にもなれない。  
現に、他の女の匂いを嗅いでも、発情できなかった。  
 
「俺の相手はお前しかいないんだ。観念するんだな」  
俺の血を残すと望む声は多い。  
その俺が、お前にしか欲情しないのだ。  
俺の血を残すために、血統の良いお前は利用される。  
それでも、お前が俺以外の男を受け入れるなんて許せない。  
お前は、俺のものだ。  
 
初めて受け入れた怒張の突き上げに耐え切れず、女は気を失った。  
それでも、欲情した女の匂いは男を煽って誘惑する。  
男は、眠る女の胎内に幾度も精を放った。  
まるで自分の匂いを刻み付けるように。  
まるで、彼女の発情を他の男の嗅覚に察されないようにするために。  
幾度も幾度も、彼女を蹂躙した。  
 
「お前は、俺のものだ」  
 
終わり  
 

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