「先輩、およびですか?ってわわわ、どうして皆さん裸なんですかっ」
放課後の美術部。
学園祭の準備がある、ということで、僕は先輩たちに呼び出されていた。
美術部の男子部員は僕しかいない。
荷物持ちや力作業などはやはり男手があるほうがいいだろう。そんなわけで、
準備のお手伝いに参上したわけなのだが――。
「なに言ってるのよハルくん。ヌードモデルに決まってるじゃない」
「で、でも部長、そんなのいままで一度もやったことないじゃないですかっ!
それに、どうして描き手まで裸なんですか――っ」
「そんなの、一人だけ裸なんて恥ずかしいからに決まってるじゃない。さ、ハルくんも
脱いで脱いで」
「や、や、やめてください、や――め――て――っ!!」
◆◇◆
夏樹部長の強引さにはかなわない。
結局、僕も全裸にされてしまった。しかもなぜだか僕がヌードモデルにされてしまうなんて。
「はい、もっと前を向いて堂々と! そんな恥ずかしそうにしちゃだめよ?」
「いえ部長、あの恥ずかしそうになさっているところが、ポイント高いと思いましてよ、
私としては。ほら、あの頬を赤らめている表情、可愛らしいじゃありませんか。
それにほら。あの立派なおちんちんとのギャップが萌え心をくすぐるってものです」
――そんな絵梨香さんの言葉を聞くと、僕は更に反応してしまう。見られている、
そう考えてみただけで、僕のアレはどんどん硬さを増していってしまう。
「ほら、また更に大きくなりましたわ」
「ほんとだ。かわいいわねー」
「え、ちょ、な、どうして皆さんそんなに近寄ってくるんですかっ!ひゃっ、や、や、
そ、そんなとこ触らないでくださいっ!!」
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みたいなの。ダメすかね。