第二話  
 
薄壁一枚隔てた向こうで男女の重なり合う音、甘い声、水音。そんな物を一晩中聞かされた経験はあるだ  
ろうか?実際に体験し知識とはなったが、拷問だなあれは。出来れば二度とは体験したくは無い。  
「………睡眠の深さが、足りないな」  
私は眠い目を擦り、夜明けと共に身を起こした。昨日の出来事を思い出す、数百年ぶりの来客は澱み、  
凍結しかけた私の心をいとも簡単に掻き乱し灯火をつけた。  
「それでも日は昇る、惰眠を貪るわけにもいかん」  
そのままシーツを剥ぎ取る、朝の冷気と部屋に差し込む日の暖かさが同時に何も纏わぬ肌に刺激を与える。  
 
折り畳んだ二対の黒き翼を背伸びと同時に自分の限界まで開ききる、そして閉じる。そのままローブを  
纏い部屋を見渡す、先ほどまで私が横たわっていたシーツには染みが出来ていた。体は正直…か。  
「さて、とりあえず朝食の支度をせねば」  
垂らした髪を手早くポニーテールにまとめ、私は自室の書斎の部屋を閉じキッチンへ向かった、フライパン  
をかまどにかけ厩舎に届くゲートへ腕を伸ばし、卵を探り寄せたところで気がついた。今日は…三個必要  
だったな、妙に嬉しい…緩慢とも言える日常がたったこれだけのことで笑みが零れてしまう。  
 
テーブルに三人分の食器を並べパンの焼き上がりを待ったが、そこで妙な悪戯心が湧き上がった。火を確認  
し問題ないことを確かめた上で二人が眠る部屋に足を忍ばせてドアノブに手をかけた。  
「ユート、シュレ。幸せに浸るのもいいが朝食だ………おきろっ!」  
「ひゃぁ!ね、ねーさんっ?!」  
「うあぁぁっ!」  
抱き合いながら眠りに浸っていたベッドのシーツを剥ぎ取り仁王立ちで二人を見下ろす、案の定二人とも  
驚きと羞恥で真っ赤にしながら抱き合っていた、いい気味だ。少しは昨夜の鬱憤も晴れた。  
「ふふ、仲が良いことは結構だが、一度火をかけた朝食は待ってくれん、二人とも着替えてくるんだ、ああ  
シュレ、お前はそこのタンスを使うがいい。本当の姿を選んだのだろう?まぁ、サイズは合わんかもな?」  
「あ、はいっ!わかりましたっ!…ってシュレ、なにしてるの、手と足が逆だよっ!」  
「ティーねーさんひどいよぉ!んぅ…?なんかおかしーかな…うぁ、わぁぁぁっ!ひゃっ、ちょっユート  
見ちゃダメー!」  
突き飛ばされたのかユートが転がりながら部屋を飛び出してくる、結構な慣性が着いていたはずだが直に  
立ち上がり私の方を向いて笑ってくれた。  
「いたた…あ、おはようございますっ!ティーさん、昨日は……あ、ぅ…ううぅ…」  
気にすることは無いよ、ユート。その笑みだけで十分に嬉しい…しかし、存外にキミは丈夫だな…。  
 
「ティーねーさん、パンおかわりーっ!」  
「そう焦るなシュレ。しかし…肉食かと思っていたのだが随分違うようだな。ユート、君はどうする?」  
「そうですね…僕はおなか一杯です、お茶のお手伝いをしますよ」  
私は立ち上がるユートを手で制しながら、甘く焦げるパンをかまどから出した。しかし…シュレ、キミの  
所為で食料計画を見直さないといけなくなったな。  
「いや…ユート、私にやらせてくれ。今はとても楽しいからな、私の料理をあそこまで美味しそうに食べて  
くれるのは嬉しい。ユートはどうだった、気に入ってくれたか?」  
「はい、とても美味しかったです…お母さんの味っていうのかな…そんなほっとする味でした」  
「有難う、ただ私は君の母ではない、恋人と嫁候補なのだぞ?その辺は自覚して欲しいものだ」  
「ティーねーさーんっ!おーかーわーりーっ!」  
「ほら、シュレがお待ちかねだ、手伝いはいいからもって行ってくれ」  
「ふぇ……そんな、はぅ…あ、はいっ…!」  
本当に、嬉しい。何も変わらなかった日常が少年と少女二人がいてくれるだけでここまで心が躍るとは思い  
もしなかった、だからこそ……ああ、そうか。そういう事なのか…。一つ決めた心を胸に予想されるシュレ  
のおかわりを作ることにした。  
 
「さて、これからのことを話そうか、なにぶん昨夜は例外がありすぎた、思いもしない弟子入りや蕩ける  
ような甘い愛の物語とな」  
「「はぅう…」」  
ふたりそろって肩をすくめ、昨夜のことを思い出しているな?まったくうらやましい連中だ…。  
「元々は弟子入りの話、そこでだ……テストを行う、ユートとシュレのそれぞれの適正をな」  
「判りました!」  
「えーーーっ?!なんでボクもなのっ?!」  
「シュレ…お前はここで寝て食べて自堕落に過ごすつもりか?私は許さん、ユートに見合うような女になる  
べきだ、だから私が教育する、反論は許さんぞ?」  
ユートは良い子だ…真面目で嬉しい。シュレ…覚悟するんだな。二人の前に紙束を置き私なりに微笑んだ。  
「二時間後、見に来る…カンニングは…そうだな、許可する」  
そういって私は部屋を出た、この言葉で二人がどう反応するか楽しみだ。…訂正する、予想通りだった。  
「ユート!おしえてぇぇぇっ!ココ、ここがわかんないのー!」  
「駄目っ!、ティーさんが言ったでしょ!シュレもここで勉強するんだよ、そんなのにずるしちゃ駄目!」  
カンニングを許可したのは二人の適正を見るためだったが…結果で驚いた。華奢に見えたユートが剣士の  
適正を示し、シュレは精霊や元素を扱うのに長けていた。  
なぜならユートはシュレのカンニングを防ごうとしてシュレの視線を防ぎ、用紙を守り通した。逆にシュレ  
はその環境で文脈や状況だけを読み取り直感で正しい答えを導き出していたからだ。  
 
日が落ちた、本来ならば夕時の食事の時間だがもう一つだけ話をしなければならなかった。  
「さて…教育の方針も目処がついた。…ところでシュレ、私のことは嫌いか?」  
「ふぇ?ティーねーさんってば何変なこと言ってるの、ボクはねーさんのこと大好きだよ?」  
「そうか、それならば話が早い。私も好きだ、ユートと同じように一人の女としてな。詰りはこういう  
ことだ…んっ…ふぅ……理解できたか?」  
目を白黒させているシュレに向かいそのまま唇を重ねた、返す刀でユートへも。  
「ユートは不服か?こんな気立ての良い女二人に想われる事はなかなかいないぞ?」  
む、突然だったらしく二人とも白黒から白一色になっているな、まあいい後は行動あるのみだ。  
私が心に決めた事とはユートとシュレを共に愛することだった。ユートの優しさに心引かれ、シュレの純真  
 
さに憧れを抱いた。人の常識は関係ない…私の心に灯った思いと欲望を素直に開放することにした。  
「見てくれ、二人とも……これが私だよ」  
「わっ……ええっ?!ティー…さん、これ…」  
一つ深呼吸を行い身にまとっていたローブを床に落し肢体を晒す、黒き羽を舞い散らせながら両腕を広げる  
 
時々少し邪魔と思う胸が揺れ、少なからず自分でも感じる恥ずかしさで先端が薄く色づいていた。  
そしてもう一つ…堕天使の証でもある……その、なんだ。  
「にゅえー!?ティーねーさんってばおかまさんっ?!胸も…その、どっちもおっきぃ!って、ふひぃ?  
ふみゅぇ〜ふぃーふぇーひゃんゆるひふぇ〜〜っ!…じょうらんだからぁ、はひゅ〜っ!」  
「両性具有というんだ、バカモノっ!思ったことをそのまま口にするのはキミの悪い癖だぞ!」  
シュレの頬を摘みながら説教した、まったく…私もそれなりの緊張と覚悟と恥じらいをもってだな…。  
「結論から言おう、私はユートの妻になりたいと思っている、同時にシュレの夫になりたい、いやか?」  
ただこの一言だけは口にするのも怖かった…きっと酷い顔をしているのだろうな…体が…震える。二人の  
顔をまともに見ることが出来ない…うつむいてしまう…。  
 
ちゅっ♪  
私の両頬に柔らかくて暖かい感触があった、見上げてみれば…ユートとシュレが微笑んでいた。  
「えへへ〜っ、実はね…ユートには最初からどっちかじゃなくて…どっちも選んで欲しいってね、でもボク  
もだなんて三人皆でそーしそーあいってやつだね」  
「はい、こんな選択…思いもつかなかったけど、シュレが教えてくれたんです。その方がきっと幸せになれ  
るって…だから…僕は二人の立派なお婿さんになります」  
ああ…この子達は…、涙が溢れた。涙で曇る目の前は兎も角として…心は晴れ渡った。  
「有難う…とても嬉しい…。ふふふっ…っく、…んっ、ああ…もう、これ以上涙を流す必要は無いというの  
に…困った…っ」  
「もー、ねーさんってば。結構涙もろいんだねぇ…えへっ…んちゅっ…れるっ…んくっ」  
「僕は、喜びの涙なら何度見せてもいいと思います…ティーさん、んっ」  
二人は私の頬に伝う涙を何度もキスで拭ってくれた、そんなことをされては…止められないぞ…。  
「二人とも…本当に…。うむ!もう泣くのは止めにする、今夜は腕によりをかけよう、ユートは楽しみに  
してくれ」  
「あ!あ!ティーねーさんっ。ボクね、牛の香草焼きがいいなぁ…」  
私は、だらしなく指をしゃぶるシュレの首根っこを掴む。  
「何を言っている、シュレ。キミもユートの妻になるのだ、料理の一つも出来んでどうする、教育してやる  
覚悟するんだな」  
「ふぇ?あ、ちょっ…ボク、料理なんてしたこと無いよ、わーんっ!ユートも手を振って見送るなー!」  
………出来上がった料理は概ねマシだといえよう、シュレは左手が包帯だらけになったがね。腹も満たされ  
床につく時間となったが私は二人に湯浴みの前に一言囁いた、二人とも意味に気がついたらしく真っ赤にな  
ってそれぞれ湯に入っていった。  
 
「待っていたぞ、さぁ…来てくれ。私の羽で包んでやろう」  
「はい…」「うん…」  
お互い纏わぬ姿となり、私は一足先に羽を広げ未だ恥ずかしそうにしているユートとシュレに手招きした。  
「凄い…ティーさんの羽、柔らかくって…すべすべしてる」  
「うん…そだね、ボクこれからねーさんの羽でねむっちゃおーかなぁ…んー、いいかんじぃ」  
二人は不安な表情のまま私の翼に体を横たえ私の肩にしがみ付いてきた。それも次第に表情も和らぎ体を  
預けてくれるようになった。  
「それとな…夜の時は、ティー姉様と呼べ。その方が…背徳感があって実にいいからな…ふふっ」  
「やっぱりぃ…んと、ねーさま…って」  
「うん、エッチだね…あ、はい…ティー姉様…」  
本人を前にしていい度胸だな、いいだろう…期待に答えてやることにしようか。私はそのまま完全に羽で  
包んでやり、微笑んでやった…多分、淫蕩な笑みだったのだろうな、羽の中で顔だけ出した二人が一瞬震え  
 
ていたから。私は羽の一枚一枚を揺らめかせた、ユートには擽る程度…、シュレには…。  
「先ずは、二人とも体を温めてもらおうか…そうだな、ユートにはシュレのはしたない姿を見てもらおうか  
シュレ…私にも、キミの魅力を教えてくれ…」  
「ふぁ…ティー姉様…くすぐっ…たい、です…ん、くぅ…」  
「はは、ユート…顔を向ける相手が違うぞ…直ぐ其処、シュレの顔だ…」  
私は、シュレに容赦なく快楽の波を与えてやった。昨夜漏れ聞いた声で判った弱点の一つのクリトリスの  
皮に羽を潜りこませ剥かせ戻してやった。他にも乳首の先を常に擦り続け、ほか様々、今も探している。  
「ひっ…っ………はくっ…、かひゅっ……く、はひぃいいぃっ!姉様、ねぇ…さまぁ!ひゃ、めへぇぇっ!  
こんな、のぉ、ふ、きゅん、きゅふぅうっ…っ!んぅ…んぅ…ユー、ト…」  
「シュ…レ…?駄目ですっ、こん…な…くぅ…ぁ、うぁ…おちんちん…くう、ひ、はぷ…ふぁ」  
ユートにも、同じように…。シュレも本能で目の前にあるユートの唇に貪りついていた………私も、自分が  
抑え切れなくなったな…。それと…シュレは体の各所にある鱗の下の粘膜が弱いらしいな…勉強になった。  
 
「ふぁ…ねぇさまの…ばかぁ…。こ、んなのぉ…あ、まだ体中ぅ…ひ、きもちぃよぅ…あぅ…またユート  
にえっちなとこ…ひぅ…」  
「ティー姉様…僕も…疼いちゃって…辛い、です…はぁ…、でも…シュレの顔も…えっちだよ…」  
二人は羽から解放され虚ろな瞳のままベッドにうつ伏せになり余韻に浸っていた、時折腰が跳ねるように  
痙攣している…自分でも…欲望が暴走しているのが判る、もっと二人を…鳴かせて、蕩かせてみたい。  
「幾らでも見せれば良い、今夜は私が見ているが…キミ達も私の体を自由にしていいし私の口から淫らな  
言葉を紡がせるのもキミ達の体なのだからな…ただ、今は私の番だ…」  
私は用意してあった甘く漂う香油の瓶を取り二人の腰に垂らしてやった。薄く色づいた油が熱を持った桃  
ような谷間を滑り落ち、蝋燭の灯火の光をを受けて輝いた。  
「冷たっ…は、これ…姉様…?なに…する…ん、ですか?」  
「きゅう…ん、ふぁ…あ、あは…これ、もぉ…きもち…」  
右手でシュレ、左手でユートへ香油を尻肉を揉み込み、小さな窄まりも押し込んで塗りこめながら囁いた。  
「決まっているさ、キミ達の処女を貰うよ。後ろのね…」  
自分で言いながら、その言葉に背筋が震えた…それに、それを行うための肉も一度跳ねた。そのまま二人同  
 
時に塗りこむ動きをやめ、硬く閉じた入り口を抉じ開けるように指を押し付け指先で引っかいてやった。  
「え…っ!そんなの、無理…っ……?くふうぅ!?」  
「…ひんっ…あぁ、あ…くぅ…えぅ、ねーさま、そこちがぁ…ひゃ…ぁ!」  
二人の反応の違いに愉しみながら、ゆっくりと抉じ開けた。一瞬、目を見開く表情で私はさらにたまらなく  
愛しくなり…、肉を支配することに嬉しくなった。  
 
「ゆっくり…時間をかけて解してやるからな。その間お尻に集中しているんだ…きっと悦びが見つかるぞ  
それと力は抜け…ゆっくりと呼吸するんだ、違和感が無くなって来る」  
自分でもわかるほど恍惚とした笑みを投げかけながら、指が届くところまで貫いてやった…とても…熱い  
この感触だけでも気をやってしまいそうになるほど心地良かった。  
「く…あ、くぅ…はぅ…あ…はー…姉様…へん…ですぅ、ふぅふぅ…ん、くっ…は…んぅ…」  
「ふぇ…んーっ…!や、やぁ…なのぉ…はー…ボクのおしりぃ…はぁ…きゃひぃん!…はふぅ…んー…」  
いい表情だ…顔を弛緩させて違和感の中にある快楽を見つけ出しては一瞬瞳を閉じる。それに私自身は…  
二人の穴の感触に心奪われた、ユートは熱く自分から飲み込むようにうねりながら締め付けてくるのに比べ  
シュレの腸内は少し冷たく、驚いたのはその肉が引き抜くときに吸い付いて離そうとしない、指先からでも  
張り付いていた粘膜が音を立てて弾けながら離れる感触が伝わる…どちらも名器には違いなかった。  
思わず腰が跳ねた…こんな肉を味わってしまったら…はしたなく乱れてしまうかもしれない…、いやそれで  
も良いか…そして中指も添えるように滑り込ませた、そして肉の感触でなんとなく理解したそれぞれの高ぶ  
り方が。  
「判ってきたぞ、ユートは奥を押さえつけられると弱い。シュレは一気に突き刺して子宮を揺らせた後ゆっ  
くりと引き抜かれるのがいいらしいな…慣れてきたか?……広げるぞ」  
「くふ…ひっ…ん、く…あ…あ、ひん…っこれ、おちんちん…の…奥、重く…な、なりますぅ…ううっ!」  
「ねーさまぁ、やだぁ…ひゅぐっ…!くあぁぁ…ひぁ…はふ、いっちゃ…ひゃめへぇぇっ!」  
 
穴が広がり十分に解れ、何度も香油を塗りこめられ柔軟になり指の抜き差しが当然ともいえる頃になった時  
にはユートもシュレも指で操られる度に鳴き声を漏らすようになっていた。私ももう…我慢の限界だ…指  
だけでも快楽が伝わる穴を堪能してしまってはもう収まりがつかない。壁に体を預け…二人から指を引き  
抜いた…指が…疼いた。そのままユートを後ろから抱きかかえる。  
「シュレ…、ユートを…な?もう…私も我慢が出来ない…。勿論シュレにもだ…頼む」  
「ぁ……あ、ぅんっ!ティー…姉様…、やっぱり…怖い…です」  
ユートはお尻に当たる塊に触れ腰を浮かせた。其処を押さえつけるようにシュレは身を起こしてニコリと  
微笑んだ。  
「く…んひゃ…は…ぁ…はぁ…ふぅうぅうっ…んんっ!駄目だよ…ユートぉ…ねぇーさまだって…我慢でき  
ないよ…、ボクも…さっきの…はやくしたいもん…」  
シュレも快楽に正直なことが判った、少し嬉しい。そのままシュレに微笑みかけて、ユートに囁く。  
「ユート、キミの処女を貰うよ…いいな?」  
「はぅ…っ、………はい、僕の…しょ、処女を…姉様に…捧げます…っ…!ん、くふぅーーーっ!姉様で  
…でぇ…きもちよくなっちゃ…あ、くぅうぅんっ!んっ、あく、きちゃうよぉおぉっ!」  
その言葉を聴き終えた時、貫いてしまった…。はしたない言い方だが想いを伝えてくれた相手にその場で  
射精してしまった…とても心地よく嬉しい絶頂だった。もっと嬉しかったのはユートも同じだったこと。  
「ユート…ぉ…お…っ!私…は、あぅ…ふはぁぁっ!ユートに、ユートにぃ!昇るぅ…、ユートにっ…!  
射精してしまうぅ…!うふ、はぁぁ!は、あひぁぁぉぁああぁぁっ!」  
「きゅんっ…うぁ…ユートぉ…あぅ…しろくってあつくって…とろとろだよぉ、ボクこんなのおなかにぃ  
ユートも…ボクみたいにぃ…だされちゃって…」  
経験こそあれ、シュレも見て、浴びせられたのは初めてだった様だ、ただ理解は出来たらしくユートから  
放たれ全身に浴びてしまった体を撫で回して口に運んでいた。  
 
「ん…くあぁぁっ…は…っ!…抜けちゃうと…逆に変な感じです…まだ…姉様がいるみたい…です」  
「ふー……んっ、嬉しいよ…そう言って貰えて…この体に生まれてよかった。だが、今度は…シュレだよ」  
 
シュレは潤んだ瞳で私のことを見つめてくれた、ユートとの痴態を目にして私とユートに言ってくれた。  
「は、ぅ…ねぇ…ボクもぉ…ねぇさまに…おしり……おしり、されたいよぅ…ねーさまとユートに……っ  
おなか…つついてぇ…あついの…ほしいよぅ!」  
私とユートは…ん、と微笑みあい、頷いた。だから何も言わず…私は後ろに、ユートは前に。手を放した、  
そのままシュレを二人で抱きしめあう…嬉しい…。  
「はぅ、ん!く…あひゅぅ…ひゃ…んやぁぁっ!あ…あぅ…こん…らめ…ボク戻れないぃ…ねえさまと…  
ユートじゃなきゃ…は…ぅあ…またきちゃうよぉ、ボクぅ!ひにゃぁぁっ!」  
「残念だったな…私もユートも…っ、は…相当は持つと思う、私にも堪能させてくれシュレの腸内をな…」  
「ふぁ…シュレぇ…昨日とぜんぜん違うよぉ、凄い…んく、柔らかくってぇ…、僕が溶かされちゃうぅ!」  
私とユートはシュレの肉越しに擦れ合う感触をシュレの唇で閉じ込め、幾度と無く精をシュレに注ぎこみ  
またシュレもその度に甲高い声を放ち私達に答えてくれた。  
 
……悪いが後は想像に任せる、私が淫らな言葉を上げて何度も絶頂に達する様も、ユートが射精を封じられ  
何度も懇願を乞う様も、シュレが…いや、これだけはいえない……。済まないがこの話では語れない。  
「んふーふー…ユートにねぇーさまぁ…よっくも…あんなことやこんなこと、ボクのおもらしするとこまで  
みてくれたなぁぁぁ?」  
「いやちょっとまて…っ!顔が怖い、落ち着くんだ三人とも望んだことだろう!」  
「シュレ……ちょっ…それだけは…ね…まって…ほしいかな…っ!やめてよぉ〜〜っ!」  
「……………だぁめ、今度はボクの番だよ…、ふふっ」  
 
第二話おしまい  
 
第二話おまけ 
 
えと…こんばんは。ユートです。  
こんな幸せって…無いけれど…。夜の度にうぅ…ごめんなさい、いえないです。  
次回は僕がお話いたします、はぅ…シュレも暴走気味だし…ティーさん…あぅ、ティー姉様も…。  
どうなるんだろう…僕。  
 
 
 

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