第四話  
 
「んしょっと、ねーさん野菜切っといたから盛り付けおねがーいっ」  
「わかった、キミはパンの焼き上がりを見ていてくれ。もう直ぐのはずだ」  
ボク達は今朝食作りの真っ最中、ちょっと前までねーさんとお料理当番争ってたけどユートが二人でやった  
方が楽しいんじゃないって、それで解決。  
それにねーさんと一緒のお料理も…えへ、新婚生活ぅ…。  
「おっけー、でも今日は黒パンじゃないんだねぇ…ちょっと残念」  
「仕方ないさ、三人の家族になったからな。む……火の着きが悪いな、精霊回路が乱れたか…?」  
あれれ、かまどの調子が悪いみたい。ねーさんはお尻を突き出しながら腰を屈めてかまどの火口を覗き込ん  
でる。  
おっきなお尻がふりふりして…黒いローブの上のエプロンがひらひらって…むぅ。  
「ねーさん、襲っていーい?」  
「ああ…って、バカモノ!いつもは兎も角…火を扱っている最中だぞ。時と場所を考えるんだ」  
怒られちゃった。アレ?でも…いつもはって…。  
「んじゃ…さっきまではおっけーってこと?」  
「うむ、愛する妻に求められ断る者がいるか…、それに着衣のままもそそられるな…む、着いた」  
ごめん、ねーさん、ボクの負けです。ねーさんってば頬を押さえて恥らってるよぅ…。  
でも…そっかぁ、服もそう考えるとほしーかな、ユートと旅してた時見た女の子の服きれーだったしなぁ。  
「さ、此方も出来上がったぞ。早く朝食にしよう、ユートの喜ぶ顔も見たいしな」  
「…あ、りょーかいっ。今のうちにおかわり用のパン焼いとこっ♪」  
 
今日のメニューはトーストと野菜サラダに目玉焼きっ、ボクだけ生肉があるけどね。太る?ふっふっふー…  
ボクは食べても太らない種族だもんねーっ。でも…胸はもーちょっとほしーかなぁ…。  
「ねえ…僕も手伝わなくていいの?何時もシュレとティーさんばっかりにお願いしてばかりです…」  
「ふっふー、判ってないなぁ…ボク達はねユートが美味しいって言ってくれる一言が聞きたいだけだよ?」  
「そうだな、私としてもシュレと同意見だ。何より…シュレと一緒というのもな」  
もー…ねーさんったら…ユートが嫉妬しちゃうぞー。  
でもね、これはほんと。ユートが待っててくれると思うとボクもねーさんも喜んで欲しくってね。  
「ユートも私達の為に風呂を沸かしてくれたり、支えてくれるだろう。それと同じだよ」  
「そ、ねーさんが教えてくれた…喜んでくれる顔を見る喜び?そーゆーやつなのっ」  
「うん……ありがと…、じゃあ…おかわりおねがいします!」  
ユートはパンと目玉焼きのお皿を僕たちに出してくれた、にっこり笑って…その顔が見たいんだよユート。  
「ねーさんっ♪」  
「ああ…嬉しいな…」  
ボクたちはユートに微笑み返して台所におかわりを作りにいったんだ。  
 
その後はユートが入れてくれたお茶を愉しみながらねーさんの昔の話とかお話してたんだ、けど…。  
「ふぅ…ユートは茶を入れるのが上手いな……食後にぴったりだ…。所で、食料が尽きた」  
所って…そんなお気楽な話じゃないよっ、ねーさん!  
「えぇぇぇぇっ!ねーさんっ、明日からどうするの?!」  
「そうです、もしかして…僕たちが着たから…」  
「違う違う、慌てるな。パンが切れただけだよ、だからな…この際家族も増えたし皆で買出しに…とな?」  
あー…びっくりしたー…時々ねーさんってばとんでもないこと言うから…。  
「その際に…ユートの教材やシュレの服も買っておこうと思ってな。勉強の機会でもある、ここはひとつ  
シェンクに足を運ぼうと思う」  
「「ええーっ?!」」  
シェンクって言えば隣の国の大都市、ボクたちの足じゃ半年もかかるような所。ボクとユートはびっくりし  
て椅子から立ち上がったの。  
「キミ達…一応私も魔道の使い手と言うことを忘れてくれるな…。ゲートを使う」  
あ…そーだった。ねーさんってば魔法使いだもんねぇ…、離れたところにひとっ飛び、そんな魔法もある。  
「だから、今から一時間後に市場が開く。先ずはそこで食材を買出しだ。その後は…三人でデートと行こう  
か…あの街は娯楽も多い、皆で愉しもう」  
それからボクたちは大慌てで服を着替えたり髪型を調えたりして…皆で手を握ってねーさんの作った輝くゲ  
ートに飛び込んだの。  
 
ゲートの感覚はほんの一瞬、青く光る壁に一歩踏み出せば別世界。  
とってもおっきー街道に沢山の人たちががやがやしながら歩いてる。石造りの建物もはじめて見ちゃった。  
「ふえー…ここがシェンクなんだ。…わっ!見て見て人形が踊ってる!」  
「うんっ、凄いね…あそこは光る看板だよ。シュレも初めて?」  
ボクたちはすっかりおのぼりさん。はじめて見るおっきな街の景色に目を奪われて…。  
「ねーさんっ、シェンクって凄い所なんだ……ねへぇー?!」  
「全部が初めての所ばかりです…ティーさん…わぁっ?!」  
えっとこの人だれ?ボクが手をつないでた人はねーさんなんだけど…。  
「すまない、一応この街でも知り合いがいるかもしれんしな、私だけという事になるが…ゆるせ」  
あ、声はねーさんだ。んーっと…ゲートの時はいつもの黒ローブだったのに…、よく見たら顔もねーさん。  
「なんでねーさんだけおめかししてんのぉ?!」  
「ティー…さん…」  
うわっ!ユート照れてる!…ごめん、ボクもねーさんにどっきどき。  
こぅ…ね、長い髪を頭に丸めて白いブラウスにきつめの真っ黒い皮のタイトスカート、ついでに眼鏡まで。  
かっこいい…んじゃなくて。す・て・き♪あ、よだれ垂れちゃった。  
「昔の話だが…この国で少し仕事をな、ここにいる間は先生と呼んでくれ。そういう仕事だった」  
ねーさん…じゃない、せんせーは昔ここで物事を教える人だったみたい。  
せんせーってばどんだけ過去があるんだろぉ…流石すいてーねんれー数百歳…って、あいたっ!  
「キミの悪い癖だ、思ったことを口にするな…ふふっ。シュレも秘密のある女になるんだな」  
 
と、ゆーことで、今からボクたちはせんせーの私塾の生徒さんってことにになったの。  
ボクたちはそろって市場でせんせーの後ろで見学ちゅー、買い物のお勉強…ごめん、さっぱしわかんない。  
「そうだな、パンを買い付けるよりも小麦を買おうか…値段も安くなる。主人、この座標に七百だ」  
「ぐむぅ…先生、どーにかなりませんかね?出来れば八百は戴きたいんですが…」  
ボクとユートはせんせーの交渉を見てるけど…。えーもう、さーっぱりわかりません。  
「頼む…私も生徒を抱え心苦しいのだ……ご主人…出来れば…七百と五十で…お願いいたします…」  
ねっねねねね、ねーさん…んや、せんせー…。めんどいからもうこっちはねーさんでいいや。  
ただでさえおっきな胸を持ち上げるように腕を組んでお願いポーズ、ホビットのおじさん…落ちた。  
「えへ…うへぇっ?!も、問題ないですわ、ようがす!七百で送っときますわ!」  
「ありがとうございます…これでこの子達も救われます…本当に…」  
ねーさんとおじさんが紙をかきかき…、その後ねーさんはこっちに振り向いてにっこり笑ったの。  
「と…これが視覚と感情におけるによる偽装、及び交渉術だ。勉強になったか?」  
ぜーんぜん、わかりません。  
「簡単に言えば…シュレ。キミの場合は相手に不憫さを伝える事と色仕掛けそれだけだよ」  
「はーいっ、わっかりました」  
「ユートの場合は…熱心さで感情を訴えた方が効果的だ。ただ女性相手なら色目も構わんがそれは困る」  
「此方の想定金額よりも低く伝えて、それから相手と折衷するようにですね、え…困る…?」  
まずは相場より低く。その後はおねだり…なるほどねー。でも、困るって何だろ?  
「…キミが色目を使う相手は出来れば…シュレと私だけにして…ほしい、ぞ?」  
あ…そーゆーことかぁ…。うん…ユートになら…なんでもおっけー。だけどボクたち以外は…やだなぁ。  
 
その後はユートの体にあった模造刀や盾なんかの練習用具、あとボク達用の家具なんかを買ったんだ。  
「二人とも来るんだ、どうだこの大きさなら三人でも十分な大きさだと思うが…」  
「ふぁ…これなら皆一緒でも大丈夫ですね…。でも、凄く高そうですよ?」  
家具店のお話だけどね、ねーさんがボクたちに見せてくれたのが…そりゃーもーおっきなベッド。  
「そーだよ、ただでさえせんせー任せなんだもん、めーわくかけらんないよ」  
ボクたち所かトロールさんの夫婦でも十分すぎる大きさ。たぶん値段もおっきー。  
「ふふっ、たしかに今まで使っているベッドも抱きあって眠れば問題ないが…」  
「そうです、僕も今のままがいいと思います」  
「うんうん、こんな高いの…ねぇ…」  
ねーさんとユートで抱き合えば今まで使ってるベッドでじゅーぶんなのに…どーしてだろ?  
「だが、抱き合う以上の事をするには少し狭いからな。それに金はこういう所に掛けるものだ…」  
「…ふぇ」  
「はぅぅ…」  
う゛、ねーさんが意味ありげに…違うえっちな目で…見つめてきた。メガネの向こうで目が光ったよぅ。  
でも………確かににあれだけおっきかったらあんなことや…こんなことぉ…………うひひっ。  
「ほら、シュレもああ言っているだろう?ユートも少し想像したか…ふふっ」  
「ち、違いますっ!そんなこと有りません…でも少し…はぅ、ごめんなさい」  
あっ!また顔と口に出してた…しかもユートまでっ。でもでもユートもちょっと位強引さがほしーかな?  
「ま、金は気にするな。ここは先生に任せるんだ、早くしないとデートの時間がなくなるぞ」  
後はねーさんのペースに引きずられっぱなし、ボクたちが聞いたこともないお金が右から左へ。  
だんだんねーさんが何者なのかわかんなくなってきたよぅ、堕天使で魔法使いで教師で…まだあるかも…。  
 
「ね…せんせにユート、手…繋いでいいかな…?」  
やっと買い物が終わってデートの時間。実はずーっと憧れてた好きな人と手を繋いで街を歩きたいって夢。  
「うんっ」  
「勿論だよ、シュレ」  
やっと叶った。二人とも自然に手を握ってくれたの…うれしくって思わず手をにぎにぎしてみる。  
優しく包んでくれるねーさんの手、ボクが握ってるユートのちっちゃな手…二人とも首をかしげたけど…。  
「んーんっ、なんでもないよっ。うれしーだけっ!」  
うん…ほんとにうれし……二人ともボクと一緒にいてくれる、それだけで…ね。  
「ほら、それよりもっ!見てっあそこでピエロさんが踊ってる!」  
手が使えないから首で広場を指し示して、人間の人が大道芸をしてたの。ボクたちは手を繋ぎながら笑いあ  
って、声を上げて、…すっごく嬉しい、けど。  
「…どうした、苦虫を噛み潰したように。体調でも悪いか?」  
「うん、急に立ち止まったりして、シュレ大丈夫?」  
「むー…、ユートぉ…せんせぇ…」  
その幸せももーひとつの幸せの邪魔になったの。その答えは目の前のケバブの屋台、大好物のお肉の焦げる  
香りが…ボクの鼻をくすぐって…でも、手を離したくないしー!涎も止まんないしー!  
「手を離したくないしー!涎も止まんないしー!ボクどーしたらいーのぉっ?!ケバブの串焼きぃ!」  
やっぱり口にでちゃった。  
「シュレってば食いしん坊だねっ、あははっ」  
「なに、手を繋いでいれば構わんのだろう?いい手がある」  
ユートってば一言余計、むぅ…でもねーさんがとってもいい案を出してくれたの…それはね?  
 
「ほら、シュレあーんしろ?ふふっ、ほらほら…」  
ねーさんってば面白そうにボクの前で串焼きをちらつかせて来る。  
そ、ユートとねーさんがボクに食べさせてくれるって感じ、これなら手が繋がったまま串焼きもっ。  
「ねーさんありがとぅ!あー…んっ、カチッ…&&%%%&!?」  
いったーーーいっ!ねーさんってば直前でひっこめたぁ…。うー、歯がびりびりするよぅ…。  
「先生っ!シュレがかわいそうですよっ!」  
「はははっ、これも可愛い悪戯と思ってくれ、シュレの様々な顔が見たくてな」  
「もう…ほら、シュレ。僕のをあげるよ口あけて?」  
やっぱりユートはやさしーなぁ、ちゃんと優しく口の中に運んでくれた。こんどボクもそーしてあげるね?  
ねーさんにはふくしゅーだぁ…。  
でもって、その後お茶をねーさんから口移しされちゃったり。洋服やさんでボクとねーさんの服選びを暇そ  
うに見てたユートを引っ張り込んで女装させちゃったり。とっても楽しい一日になったの。  
いっぱいお洋服かってもらったし…でも、ユートの女装…そこいらの女の子より可愛かった…あ、涎。  
 
「どうだった、街は楽しめたか?」  
ボクたちはたっぷりシェンクを見て、遊んで、学んでねーさんのお家に戻ってきたんだ。  
ボクたちが遊んでる間におっきな買い物はもうお家の中みたい、やっぱり魔法って便利だねぇ。  
「はいっ!とっても楽しかったです。また…いってみたいです」  
「そーだねっ、たのしーこともいっぱいだったし、見るもの全部初めて!」  
「なに、またすぐにでも行けるさ。所で…なにか一言忘れていないか?」  
ユートを顔を見合わせて…言わなくても分かった。ユートと一緒に…。  
「「ただいまっ!」」  
「おかえりなさい…ここはキミ達の家なのだからな」  
ちょっとだけ覚えてる…おかーさんみたいなやさしー顔でボクたちのことを抱きしめて迎えてくれた。  
うん、ここは…ねーさんとユートと……ボクのお家。  
お家に帰った後はボクとユートはとりあえず分かれてそれぞれのお部屋のもよーなおしってことで…。  
「なにこれーっ!?」  
ねーさんってばどんだけ買ったのぉ…?洋服棚にカーテン、他にもたっくさん…。  
「こんなの一人じゃむりだよぉぉうっ!」  
遠くからねーさんの声が。あとで手伝ってくれるっていっても…ふぇぇんっ。しぶしぶ並べなおしてるけど  
ねーさん遅いなぁ…、ユートのお手伝いかな?って思ってたらやっと来てくれた。  
「なんだ…まだそれだけしか終わっていないのか…もう少し時間を掛ければよかった…か?」  
「ねーさーんっ、もうだめぇ…ってなんか言った?」  
「いや、なんでもない、それよりも早く終わらせてしまおうか」  
そういったとたんねーさんってば…念動やら固着の呪文であっというま…って!  
「どーして初めっからそーしてくんないのっ?!」  
「魔法ばかり頼っていては自堕落になってしまうからな?ふふっ」  
あっさりかわされちゃった…むぅ。  
 
その後は寝室に移動して…うわっ…やっぱりベッドおっきー…。  
「あれ?ユートはどーしたの?」  
「待たせてある、女性の着替えの最中を見学させるわけにはいかんだろう?」  
んーボクとしては見てくれてもぜーんぜんおっけーだけどね。  
とりあえずボクとねーさんで沢山買い込んで来た衣装合わせの真っ最中。部屋のすみにたっくさんの箱…あ  
れみーんな服だけど…。  
「ふにぃいっ!ねーさん、くすぐったいよぉおっ!ふきゅ、ふえぇぇっ!くるしーっ!」  
「ええいっ!おとなしくしないか、コルセットが閉められんぞ!」  
こーんなかんじ…どうも堅っ苦しいのはだめみたい。自分でもいい感じだと思うけど…うにぃ。  
「大体だな…これを嫌がるようならばウェディングドレスも着れんぞ、それでも良いのかキミは?」  
「ううぅっ…でもぉ…くるしーのはくるしーよぅ…っ!にーーーっ!閉めるのだめーっ!」  
結局…ボクの普段着はふわっとした赤色のシャツに黒いスパッツ。うん、動きやすいのが一番だよっ。  
 
「落ち着く所に落ち着いたというか…他にもまだあるというのに」  
「だってぇ…でもこれでも立派な服でしょ?」  
ねーさんってば残念そーに箱を開けて服を漁ってる。むぅ、ボクは着せ替え人形じゃないぞぅ?  
「確かにそうだが…女らしくユートの前に立ってみろ…それだけで随分変わるぞ」  
「ううっ!痛いところを…たしかにしてみたいけどさぁ…」  
「ま…早いだけで、いつかはそれが似合う女になる筈だよ、そう考えると良い」  
そ…だね、ボクだってねーさんみたいな女になってみせるよ。  
「そうだ…一つ着てくれないか?訓練用にと…シュレの為に誂たんだが、調整が必要かもしれんしな」  
手渡してくれたのが真っ白な水着みたいなの。んぅ、スベスベしてるし…どんなに伸ばしてもちゃん  
と元通りに縮む。ボクの爪でも破けないし…じょーぶだねぇ。うん、体にもちゃんとあってくれる。  
「うんっ!これなら動きやすいし…いーかんじっ!…っん!きゃんっ!」  
ふ、ふぇ?いきなり…お昼に買ったベッドに倒れこんじゃった…。じゃない、ねーさんに…押し倒された。  
「ふふっ、それは結構…実はな…もう一つ用途がある、夜伽のな…」  
え…この服って、ううん…そうなんだ。ねーさんの目で分かった、えっちなことするための服…。  
でも…どきどきする…一度そう思ったら…凄い、胸も浮いてるし…体中優しく締められてるし、きゅうって食い込ん  
でる…。  
…あ、ボクも来ちゃったかも…姉様の手よく分かっちゃう……。  
「ふあ…こんな、のぉいつ買った…のっ、やぁ…いつもとなんか、ちがうよぉ…っ」  
「ちなみにキミがユートの女装に夢中になっていた時だよ、さあ今日はじっくり愛してやる」  
 
そのまま姉様がボクのことくるんってひっくり返して逆さまに抱きかかえられちゃった…やだっ!これ、姉  
様にえっちなとこ全部見られちゃってるよぉ…!  
「ね、ねーさまぁ!そん、な顔よせちゃだめ…っ?!ふう…息も…は、ひんっ…はずかしーよぅ!」  
「今日も、こっちでシュレの事を蕩かしてやろう…念入りにな」  
「ひゃん!ま、またねーさまぁ…お尻ぃ…また気持ちよくされちゃうぅ…」  
姉様がお尻に触れたとたん、ボクの体から力が抜けてくの…もう、ボクのお尻はきもちよくなるためにある  
って覚えこまされちゃったの、だから入り口がゆるんじゃって…でも、それ全部見られてるよぅ…。  
「まずは準備といいたいが…布の上からではそうもいかんからな……っ」  
「ねえ…さま?何…するの…ひゃっ、これっ…動いて…っえはぁぁっ!せにゃか…ぁ!のぼってく、のぉっ  
あは、ひくぅううっ!やぁ、お尻集まって…ぇ!は、かひゅ!流れてくるよぉっ!」  
いつもお尻をしてくれるときに使うぬるぬるしたのが姉様の手から勝手に動いて、ボクの背中からずるずる  
ってボクのお尻目掛けて全部お尻の中に…それも見られちゃった…。  
 
「っ…っ!くん、はふ、お尻ぃ…こん、っく!ひぅ…はーっ…」  
ダメ…今のでもう動けなくなっちゃった…、あれ…?ボクの透けちゃって、見えてる…?  
「シュレ、実はな水分に触れると透けるのだ。だからここだけで全て透けさせてやる。ほらっ」  
え…じゃあ…気持ちよくなったら…ボクので透けちゃう?!  
って思ったときにはもう気持ちよくされちゃった。毎日ユートや姉様に愛してもらってボクのお尻は…。  
「ひ…あ、くひぁあぁぁっ!!や、やらぁ…やめ…きもちいーのダメぇ!見ちゃやらぁっ…はんっ!」  
「指二本をいきなり刺された気分はどうだ?しかし…布越しでも絡み付いてくるな…欲張りだぞ?」  
そう、さっきのぬるぬるでほぐれちゃって…姉様の指全部おしこまれちゃった…。  
これ以上きもちよくなったら見えちゃうのに…ボクの体が勝手にきゅって力いれちゃって…。  
「そんなぁ…きゃふ!おなかぁ、ゆすっちゃ…は、は、らへぇ…あふれちゃうよぉ…」  
姉様がお尻からおなかをつつく度にとくんって…そのままボクのを透けさせちゃって姉様に見られちゃう。  
「そろそろ白から桃色が見え始めてきた…白地のままでも十分に淫らだと言うのに、だがまだだ」  
「う、うあ…あうっ。んふうぅうぅうっーーっ!」  
 
やだぁ…こんなの見られるの…、姉様の言ってる意味わかった…。こんなの裸より恥ずかしいよぉ!  
「ん…シュレの味…んぷ…美味しい…な、それよりも時期に判る、もう一つの意味をな」  
「くぅ…くふ、なめちゃ…ふうぅん!…ん…やだ…また透けてくるよぉ…。え…?は、あぅうっ?!」  
指で潜り込んだ布地が…元に戻ろうとお尻から逃げ出そうって、でも、やぁっ!ボクのお尻っ…ぃ!  
「やあぁっ!ひ、や…くひゃぁっ!ふひぃいんっ!これ、めくれちゃ、めくれちゃぅ!はやぁぁっ!ボクの  
お尻めくれちゃうよぉおっ!はきゅうぅうぅううんっ!」  
そう…水着が戻ろうってしながらボクのお尻ずるずるって…、こんなの耐えらんないよ…。気がつかな  
いうちにおもらししてた…気持ちよすぎて透けちゃうのも考えなかった。  
「もう、今ので胸まで透けさせて…可愛かったぞ、最後の顔は。…ユートにも見てもらうか…?」  
「ふあ…ん、うん…、っ!すごいよぉ…。っ!ユートっ…!あ、くふぅ…でもユートにも見てほしぃ…」  
「初めからそのつもりだよ。何の為に部屋の整理を命じたと思う…くすっ。さ、ユートも入ってくるんだ」  
こんなはずかしーとこ見てもらいたいなんて…ボク、えっちな子になっちゃった…。でも、ねーさまやユー  
トにならいいや…見てほしい…。  
「ね…ユート…。見て…?ボクね…ねーさまにえっちなことされちゃったよぅ……ふぇっ?」  
見てほしいって考えるボク自身も驚いたけど…ユートをみてもっと驚いちゃった。  
 
 
第四話後編-1おまけ  
「ねーさんってば…ぼーそーしすぎ!後任せた!」  
「むぅ…シュレも悦んでいただろう?ここは素直にだな…」  
「せめて喜ぶってしてほしーなぁ…とりあえずバトンは渡したからねっ」  
「まったく…この続きは私が語らせてもらう、愉しみにしてくれ」  
「だからその字もだめっ!突っ込まれたのわすれたのっ?ああ…ユートも毒牙に…ねーさん暴走しすぎ!」  
「むぅ…私はいつもの日常を果しているだけだが…っ!こらっ!シュレ口をはなさんか…むぐぐっ!」  
 
第三話後編5-2へ続く。  
 
 
第四話後編-2  
 
話は少し遡る。  
私とユートは家財道具の整理と言う名目でユートの部屋に入った。  
「わ…ティーさん、これ買いすぎじゃないですか…?」  
「そうとも限らないさ…部屋の大きさもそこそこだ、あるに超した事はない」  
ま、内心買いすぎた…とは思うがシュレやユートの事を考えてしまったらつい…な。  
「でも、こんな大きな鏡僕には必要ないと思うんですが。ティーさんやシュレが使うような…わぁっ!」  
おっと…手に持っているのがそのままだったな。  
「な、な…んですか、その服…っ!もしかしてシェンクの…!」  
昼間の女装騒ぎを思い出したらしく一瞬で顔を真っ赤に染めるユート。むう…実に、そそられる。  
ともあれ、私は努めて穏やかな笑みでユートへ足を一歩踏み出す。…ユートに一歩下がられた、何故だ?  
「如何した、何故逃げる?私の事が嫌いになってしまったのか…それは悲しいぞ…」  
私は瞳を潤ませ可能な限り悲痛の表情を顔に浮かべもう一歩…。また一歩下がられた、むむぅ…。  
「ティーさんのことは大好きです…っ!でも…顔が絶対変なことするって顔ですっ!」  
おかしい、そんな表情は決して無い筈だが…。大鏡に視線を移すと妖しく瞳を潤ませ同じ様に自らの唇を  
舌で湿らせ微笑んでいる者が居た。………私か。まあこの話はここまでにしておこう。  
「シュレの癖がうつったか?まあ…ユート、その…なんだ。別に捕って食いやしない。覚悟するんだっ!」  
「うわぁっ!やっぱり変なことっ、あのカッコは恥ずかしいから嫌って言ったじゃ…っ!」  
「こら、逃げるな!この服も結構した、無駄にするのは良くないぞっ!っ……つ・か・ま・え・た♪」  
「ティーさんやシュレが着ればいいじゃないですかっ!僕になんか似合いませーーんっ!」  
そんなに嫌だったか?私とシュレも実に似合っていたと思ったんだが…ま、先ずは着せてみる事にしよう。  
「ふうっ…ふむ。そもそもだ、この服はキミ用に仕立てた。私もシュレも着れないさ…諦めろ、ふふっ」  
 
パンパンッ  
一仕事片付けた私は手を打ち鳴らし、目の前の…メイド服のユートに目を下ろした。  
「どうだ、良く似合っているじゃないか。ウィッグも化粧も施して…。どこから如何見ても…」  
「そういう問題じゃありませんっ!ううっ…髪が変な感じです…」  
カチューシャにコルセット、紺色のロングスカートが良く似合っていた。着慣れない感覚とシルクの手袋の  
感触にも戸惑っているようだった。  
可憐とはこの事だと思った、髪の色に合わせポニーにまとめた姿は…。  
「実に可愛いメイドさんだぞ?それも飛び切り上等の美少女のな」  
「似合ってるって言われても…僕の原形がどこにもないような気がしますってば…」  
大鏡の前でフリルやカチューシャを摘み居心地悪そうにしていたが本人も満更ではなさそうだな…よし。  
「じゃあ、決まりだ。この服で居る時のキミは私とシュレに仕える我が家のメイドだ、可愛いぞ」  
「ううー、しかもティーさん…女の子ってその後に付けるんですよね…」  
本人はジト目で睨んでいるつもりなのだろうが…、私の目には儚げに願いを乞う乙女にしか見えなかった。  
むぅ…。シュレも待たせているのだが収まりがつかない。抑えるつもりも無いからな…シュレ、許せ。  
「まあ…細かい事だよ…。それよりも今はその姿のキミを愛でたくなった…んっ…く…」  
「うう、ティーさん一度言い出したら聞きませんし…諦めま…ふぅっ?!んひゅっ…くは…んくっ」  
私やシュレの様に自分から求めることが少ないユートも…今では直ぐに応じてくれるようになった。  
何度かユートの上顎を舌で突付いてやると瞳が揺れ始め、私の体に腕を回し体を預けてきた。そしてお礼の  
様に私の口内にも絡めてくれ何度も唾液を啜り合う。出来れば一日中…とも思えたが…。  
「は…ああっ、はあっ…くぅ…。また、姉様はイキナリ…です…くふ…」  
「く、ふーっ…ん、悪いな、我慢はしない方でな、それと今のキミはメイドだろう…姉様では無く…」  
「あっ……ご、主人様…僕が…御奉仕致します…んく…」  
くぅ…ユート、そんな事を自分から言い出すなんて…。  
今の一言で血が巡り…胎の底から雫があふれ出した、私も何時の間にかユートに魅了されてしまった様だ。  
 
「じゃあ、頼むよ…ユート…」  
私は未だにへたり込むユートの頬へ、スカートから浮かび上がるシルエットをそのまま押し付けた。  
「あ…は、御主人様の…熱いです…皮越しにも、感じます…ん…ふぅ、失礼いたします…はんっ!」  
そのままユートは躊躇わず私に頬擦りをして熱さを一度確かめ、私のスカートを捲りあげた。  
窮屈なスカートに押し込められていた所為か、ユートの頬を弾いてしまった。それでもユートはお構い無し  
に唇でショーツをずらし、先端に口付けをしてくれた。  
「ひぅ…く、ユートも…上手くなったな…このまま任せて良いか?」  
「はい…ちゅ、御主人様のために…僕、たくさん…んっ、んっ!んぅーーっ、ちゅぱ…っ!はぅ…」  
ユートは健気に幹を擦り上げながら先端に何度も口付けを重ね吸い出そうとしてくれる、ただ私もこれだけ  
で気をやる訳にはいかない…勿論此れだけでも身を任せたくなる程心地よいのだが、ユートの奉仕はもっと  
有るのだから。  
「あは…御主人様の…ん、ココも…指、失礼しますね…っ!あは…御主人様ぁ…暴れないで…」  
私が教えた指使いそのままに女すら共に責めてくる、私の肉を指先で全て味わいながらゆっくりと奥に。そ  
の度に私はユートの口内で暴れてしまいより快楽を身に受けてしまう。  
「ひぃ…う、やめ…そんな…深くっ!ユートっ…おぉおっ!ひゃっ…ひゃめ……えへぇぇっ!」  
強すぎる快楽で膝が笑ってくる…立って居られない…。  
ユート自身気がついていないだろうが、ユートは私達に快楽を与えることを好むようだ、そしてそれを自ら  
の快楽として受け取っている…だから、く…、手加減が無い…。  
「あ…指が…きゅうきゅうって…、姉様…じゃない御主人様…もう…ですか?沢山…お願いしますっ」  
力が…入らない、ユートもそれが判って肉裏から精を扱き出すように指を押さえ引き抜いてくる。  
駄目だ、もう…立てない…。その時にユートの柔らかい唇に撫でられて…私はそれだけで精を漏らす。  
「そんなっ…ユートっ…キミはっ!…くあぁぁっ!噴くっ!ユートにっ…ひぃ、はひんっ!ひいぃ…っ、ん  
ひぃいぃあぁぁぁ!」  
「ふうぅん…っ!あっ、御主人様のっ…僕…はあっ…嬉しいですっ…んふっ、んっ…」  
ユートはそれが当然であるかの如く、私から噴出した飛沫を心地よく身に浴びて体を振るわせ続けていた。  
 
「えへ…御主人様、たくさん…、僕…とろとろになっちゃいました…」  
「は…ああっ、怖い…な。ユートの体に捕われてしまっては、もう…逃げ出せない…」  
私はユートの前にへたり込み余韻に浸っていた。肉奥を突かれながら迎える噴出は抗うことの出来ない快楽  
だった。  
「僕も…です、御主人様が望むなら、はふ…いつでも…御奉仕…します…んくっ」  
「あ…ユート…。キミも…辛いのか…?凄く膨らんでいる…」  
私を見上げてくれる視線を下に移すと紺色のスカートが一部膨れ上がっていた。その上更に色を深めるよう  
に滲みすら出来ていた。ユートも…口で快楽を得ていたのか…。  
「な…ユート、もう一つの望みだ。次は…ここに、注いでくれ…」  
そのまま震える膝を持ち上げユートの前で女を開く、ユートに雫が垂れ落ちる。それすら自分から口に含ん  
でくれた。  
「あ、はい…僕も御主人様にたくさん…注ぎたい、です…」  
ユートも自分からスカートを捲くってくれる、その下から現れる肉に素直に腰を下ろした。  
目の前が何度も白くなる。肉の襞一枚を超えられる度に背筋に言いようの無い快楽が迫る。  
「くっ…うあ、あ、ん!ぅああっ!…くぅ…ご、しゅじ…さまぁ…今ので…もぅ…ぅん!」  
「ふはぁぁ…ああ、もう…ユートは…構わないぞ…す、好きなだけ…な?」  
そのまま抱きしめながらお互いを味わう…胎を通じて音が伝わってくる。ユートを食らう様な…私を割り裂  
く様な粘着音が耳に響く。  
「ひぅ…っぅん!御主人…さ、まぁっ!中、あついぃ…ですぅっ。凄く…すごぉっ!」  
「さ…何度でも構わな、いから……違う、く…お、犯してくれ…私の事をユートに…染めてほしいっ!」  
私も余裕が無かった、何度か顔を見つめ合いながらの交わりで理性が直ぐに無くなってしまった。  
私はユートと繋がりながら後ろに倒れこむ。床に翼を打ちつける痛みよりも…子を宿す為にある子宮を突か  
れた快楽で支配されてしまった。  
「くぁぁっ!は、くふふうっ!んっ、またっ!またぁっ!ユートに…いひぃいんっ!」  
「は…きゅっ、んっ!あ、御主人…さまぁ、締めちゃダメ…っ!えううぅうっ!」  
熱いっ…ユートの精液が胎の奥を撃ち付ける、心地よい…。また…ユートに精を…塗ってしまった…。  
ああ…翼が蠢いた…そう…だな…。シュレの為にももう少し気を張るとしよう。  
 
 
「ん、んふっ…はんっ…あ…まだ…注がれている…」  
「は…い、あ…腰、動いちゃって…ご主人様に…はぅ…きもちいいです…ぅん…」  
私はユートの髪を撫で、ユートは私の胸に甘える様に吸い付いている。まったく…敏感な体に何をするか。  
尖った先から全身に快楽が回ってしまう、それを押さえつけるように…翼を広げる事にした。  
「ただ…な、この先シュレも、は…っ、待っている…もっと繋がりあいたいが…ユートにも仕掛けをな?」  
ユートの体に震えが走る、私の言う意味が理解できたようだ。私はユートの反論を待たずに羽でユートを  
包み込む。  
「や…うわぁっ!姉様…っ!これっ?!ティーさんこれやめてくださいっ!おかしくなっちゃう!」  
「ふふっ、御主人様はどこに行ったのかな?それを含めての仕置きとしようか」  
そのまま翼をユートの後ろへ潜り込ませる、そして一番の弱点で留まり絡み合う。また…ユートの根元にも  
射精を抑えるように羽が絡みつき締め上げさせる。  
「あ、うく、くんっ!お尻だめ…ぇ…えあぁぁっ!は、はぅうっ!はぅ…やだ…解いてくださいっ!!」  
「シュレにもして見たいからな…其れまではそのままで居てもらうよ…ユート…」  
羽を引き抜く…勿論ユートには留まったまま…。射精を促されながら留めさせられるのは…切ないと思うが  
悶えるユートを見ると如何してもそのまま鑑賞したい気分にも捕われる。  
「さて…呼ぶまでここに居るんだぞ?そのまま…シュレの嬌声を楽しみにしているんだ」  
「や…だぁっ!ね…さまっ…解いて…ぇ!は、はくうっ!お尻ぃ…羽がっ、僕お尻こわれちゃ…ぅ!」  
懇願するユートへ唇を重ねる、とはいっても本当に軽く。今のユートはそれだけでも達しかねない。  
「ん、くちゅっ、我慢するんだ…シュレの為にも確りと我慢をしているんだ…」  
さて…シュレにも随分待たせてしまったな。私は軽く身支度を整えシュレの部屋へ足を運んだ。  
 
 
第四話後編-2おまけ  
「姉様…酷いです…」  
「む、そんな目で見つめてくれるな…また襲いたくなってしまうぞ?」  
「そうじゃなくっても…僕…普通って日常がわからなくなってきました」  
「なに、此れを日常と思えばまったく問題ないぞ?これからも私がだな…」  
「あっ!姉様!」  
「む?何だ?後ろを指差して………っ!…むぅ…………(ばたーんっ)」  
「ユートにへんなこと教えちゃダメっ!!」  
「シュレが金槌をもって後ろに…って遅かったです…シュレ良くないよ、そういう事」  
「だってぇ……そのー…ねぇ?」  
「と言うわけで…最後は僕の口から語らせてもらいます、よろしくお願いいたします」  
「そーゆーこと教えるのはボクがぁ…にひひっ」  
「えっ?!」  
第四話後編-3へ続く  
 
 
第四話後編-3  
 
あれから僕はシュレの部屋の前でずっと耐えていました。部屋の中から姉様の囁き声とシュレの甘くて切な  
そうな声がずっと響いていました。  
「はぁ…ぁ、ぅんっ…ああっあっ…は、また、お尻動いてる…よぉ…」  
姉様に入れられた羽は僕の中で動いています。  
姉様の羽は翼から離れても姉様の一部です…、だから僕のおちんちんに巻きついているのもお尻の中も、僕  
はまだ姉様に全部操られています。  
「は、や…ね…さま…も、とめ…て…声漏れちゃいま…はくふっ…?!」  
ずっとこのままです。お尻を気持ちよくされて大声を出しそうになるとお尻も一つの所をつついて、おちん  
ちんもぎゅっと羽が縮まります…。  
「う…くっ、んっ…きもち…い、ひっ…いいよぅ…お腹がきもちいい…」  
その度に羽が集まって…せーえきが出るより気持ち良い事をお腹からされてしまいます、声が出なくなるほ  
ど気持ちいいですが…とても切ないです。  
「はぅ…出てよぅ…僕出したいよぅ…。姉様これ…とめてぇ…お尻だけ…や、だよぉ…は、はぅうん!」  
僕は止められてるのを出したくって、両手でスカートの上からひっしになっておちんちんを擦ります。でも  
ずっとずっと気持ちいいのが競り上がってくるだけで出ちゃう事はありません。  
「姉様ぁ…おねが…ぃ、です…、も…こんなの耐えられないです…っ!…助けて…っ!」  
目を閉じて…気持ちよくなる事だけずっと思っておちんちんを擦りました…僕の感じる事はお尻とおちんち  
んとシュレのえっちな声だけでした。  
「……………もりだよ。何の為に部屋の整理を命じたと思う…くすっ。さ、ユートも入ってくるんだ」  
でも突然…姉様が僕を呼びながらシュレの部屋のドアが開いたみたいです。  
「は…はっ、シュレぇ…姉様ぁ…!僕も気持ちよくなりたいよぉ…辛いよぉ…!」  
「ね…ユート…。見て…?ボクね…ねーさまにえっちなことされちゃったよぅ……ふぇっ?」  
耳に届いていた扉越しのシュレの声が急にそのままの声で響きました。目を開いてみればシュレと姉様がび  
っくりして…うっとりとして僕の恥ずかしい姿を見つめていました。  
 
「は…あは、ユートもねーさまに…ふぅ、されちゃったんだ…」  
シュレも僕みたいに姉様にされていたみたいです。本当は真っ白な水着だったのにシュレのお汁で全部見え  
ちゃってます。  
「どうかな?シュレもこの様に仕上がったよ。ユートも早く出したいだろう…さ、おいで…」  
微笑みながら姉様がシュレの水着越しにえっちな所を指で開きました。シュレはそれだけでも気持ちよさそ  
うな顔をして薄布のしたからお汁を膨らませてまた生地に滲ませていました。  
「ふうっ!、やだ…ひらいちゃだめだよぅ…ボクの零れちゃうぅ、でも…ユートぉユートにもボクの見てほ  
しーよっ!ねーさまにはずかしーことされちゃったとこ…あぅ…またへんになるぅ…」  
僕もそれに取り付かれちゃったみたいで…よたよたとベッドに歩き出しました。でも足を動かす度にお尻も  
うねって、おちんちんもスカートが擦れて気持ちよすぎて苦しかったです。  
「あ…シュレの凄い…張り付いてて…、ひくひくしてるの全部わかるよ…?ん…ちゅっ…」  
「うん…ねーさまにね…お尻されちゃって…や、はずかし…こんな…?ひああ?!や、ひんっダメッ!吸っ  
ちゃやだよぅ!もっとでちゃうよぉっ…!」  
思わずシュレに吸い付いちゃいました…、生地に吸われたのも今シュレがどんどん出して来るのも沢山…で  
もシュレは凄く嫌がっているみたいなのに僕の舌を一度咥えちゃうと離してくれなくて…。  
「美味し、そう…だな。私にも分けてくれるか…?ん、くふっ…んちぅ…れるるっ…は、はぁあっ」  
姉様が僕をシュレ越しに抱きしめながら助けてくれました。目の前の姉様は切なそうで真っ赤でした。  
「あ、やだっ!ボクのそんなのしちゃだめ…。やめてよっ…はずかし…いっ!」  
「はい…シュレのです…んっ…はぷ、吸いすぎ…ふぅうんっ!あぐ、はぁ…きゅふっ」  
僕と姉様はシュレの前で唇と僕の口にあるのを何度も交換しました、それを見ていたシュレは身をよじって  
…また…お汁を滲ませていました。  
 
「も…っ、ユートのバカぁ…。お返しっ……あれ…?これねーさまの羽?」  
僕のスカートを捲ったシュレは姉様に縛られたおちんちんをそっと撫でてきました。僕の体じゃないみたい  
に敏感になった所を触られて、僕はシュレの足にしがみつきました。  
そのまま僕に頬擦りしてきて、シュレの顔だけで全身に震えが来ました…。  
「んくっ…うん、姉様とシュレがしてる間、んっ、ずっとぉ…お尻もく、きゅうっ!顔寄せちゃだめだよっ」  
「凄く熱くてっ、びくびくしてるよ…?ユートつらそう…今…楽にしてあげるね。っ、よいしょっと!」  
「仕方ないだろう?三人でするまでは…む、シュレ…何を…、うはっ…!くふっ!?」  
シュレは僕を優しく押し出すと、そのまま姉様の体を足で挟み込んで器用に姉様を押し倒しながら起き上が  
りました。シュレってば身軽です…。  
「ふっふー…ねーさまぁ?きもちいーことしてくれるのは嬉しいけど…、ユートをいじめちゃ…だぁめ♪」  
「痛ぅ…。シュレ、何を…っ?!す、る、ん…だ…?その…目が凄く…怖い、ぞ?」  
なんだか姉様のさっきまでの笑みが真っ青に凍りつきました。あれかな…?シュレがいろんな意味で本気に  
なっちゃう…真っ赤な瞳がきゅっと細くなる目、その後は大抵…いや、言いたくないです…。  
「んーん、ねーさまにも…ね。同じことしちゃうんだからっ!ん、はきゅふぅううっ!あは…これ着たまま  
だとぉ…お肉ぬるぬるぅ、こ、すられ、くひぃいっ…んふぅ」  
そのままシュレは姉様のおっきなのを全部えっちなところでたべちゃいました…、服も一緒に入ってお尻が  
思いっきりくいこんでました。  
「な、シュレ…?!え、ひ、いやぁぁっ!く、絡みつくぅ…生地が私に…は、ひぃ…ん!こんな持た、ない  
いぃいっ…、は、んひぃい…っ!」  
 
そのままシュレが振り返って僕を手招きしました、僕も抱きついてシュレの胸を手のひらで包みました。  
それを嬉しそうに微笑むと最後にちょっと牙をだして…怖い笑みを浮かべると僕のリボンを抜き取って…。  
キスをしてくれました。  
「ん、ちょっと…借りるね?ユート…今のもかわいーよっ…んちゅ。さぁって…ねーさまぁ…おしおきだよ  
ぉ…ユートとおんなじ目…ね」  
「…んく、うん…ありがとう…。僕も嫌じゃなくなって…わはっ。でも…リボンどうするの…?」  
「ん?こーするんだよっ…ねーさん…覚悟してねぇ?」  
 
「ひぅうっ?!シュレ…?!キミは…なにを…や、ひ…ぅうぅっ!」  
そう言うとシュレは僕の髪留めのリボンを奪って、器用に姉様に結び付けました…まるで今僕がされている  
見たいに…。  
「あはっ…はねてるぅ…ねーさまの…っ!ほらぁ?ねーさまもおんなじ…ん、くふっ…。だせないのつらー  
いでしょ…」  
姉様は…寸前だったみたいで凄く苦しそうでした…根元が…僕みたいに凄く膨らんでいます。  
「あ…だめ…だよ?シュレ…これ、凄い苦しいよ…姉様がかわいそうだよ…」  
「なにいってるのぉ…あはっ!またびくんってした…」  
シュレは自分の好きなように腰を落とします…。  
「な、ひゃひぃぃいっ!これっ…だめっ…止めて…えひぃいっ!」  
姉様はまるでさっきの僕みたいに悶えています。でも…僕より凄いことになっているかもしれません、だっ  
て…僕も姉様もシュレとくっついたら数分も持たないシュレのお腹で包まれているからです。  
「きゅんっ!また…っ、びくびくぅ、ボクこれ好きだよぉっ!…は、んっ…ね…ユートも…手伝って…」  
シュレは姉様の女の人のところを指で開きました。シュレが腰を落とすたびに…お汁が何度も噴出していま  
した。  
「でも…姉様が、こわれちゃうよ…凄く、苦しいよぅ…」  
「だぁめ。あはっ…姉様…今のはそーぞーしちゃったかなぁ?ユートだって姉様におんなじようにされたん  
だもん…ね?」  
その一言で思い出しました…僕もとっても出したかったです。それなのに止められて…お尻から押し出され  
ているとても辛い状態でした。  
「な…そ…ひぅっ、擦れるぅ…ふぅう、ふぅ…ユート…ぉっ、ぅあ捻るなぁっ…はやぁっ!も、よせぇ…こ  
のままで…も、うひぃいぃいっ!」  
だから…姉様のお願いも聞けずに僕はそのまま…シュレごと姉様の腰ごと持ち上げて繋がりました。  
 
「は…か…はぁ…!ユー…トぉおぉっ!おぉおぅぅ!は、はへぇっ。ひぃいんっ、んひぃいっ!あ、あかっ  
イクっ、気を…あ、あ…ぐぅうぅっ!けない、ひけなひぃっ!」  
姉様の中はとても凄かったです、多分…女の部分の所だけ気持ちよくなって…塞がれて。だから、何時も以  
上に何度もきゅうきゅうと締め付けて緩んだりを繰り返しています。  
「あは…ねーさまってば…つらそぅ。んぅ!びくびくして…動かなくてもきもちいーよぅ…、ユートも続け  
てあげて?もう…顔もだらしなくなっちゃるし、気持ちよくさせすぎて羽根のことも忘れちゃえば出させて  
もらえるかも…あはっ、やっぱうごいちゃえ…ぅん!」  
姉様はもう気持ちいいことが襲ってきて涙も口も開きっぱなしにして悶えています、一生懸命動いているの  
は僕を包んでくれる所と、シュレにいじめられている所です。  
「うん…僕も、だしたいよう…姉様に沢山…だし…ひゅく、うんぅ、気持ちいいの…沢山したいよおっ!は  
っ、んっ、動いちゃうぅ…シュレぇ…僕の体うごいちゃうぅうっ!」  
「えへ、これ…凄いいいかも…ふやぁ。ユートが突付いてくるとね…ねーさまが凄い…あ、のぉ!それに…  
ねーさまの壊れそーな顔…き、れいぃ!は…ユートもぉ…んぷ、はぅ…このキスもすきぃ…」  
僕たちは抱き合って何度もキスをしました、その度に腰が動いちゃって…。身を乗り出して、姉様が泣き出  
す姿を見つめました。  
「ひぅ…く、うぅう…も、おねがいぃ…しゃ、しゃせぇ…させてぇ、ふぇぇ…えぅ…んぅっ、しゃせいした  
いのぅ…私、壊れる…こわれちゃ…くひゃぁん!」  
もう、姉様はあかんぼうみたいに泣きじゃくっていました。おねだりしながら僕たちを見て僕たちが動く度  
に目を閉じて切なく震えています。  
 
その時僕のおちんちんに巻き付いていた羽がすっと解かれました。でも、解いてくれたのか自然に解けたの  
か僕に判りませんでした。その瞬間僕は沢山…僕の先が裂けちゃう位に噴出して…。  
「ふぅ…んふぅ…っ?!くはぁぁ!あひっ、は、はひぃっ!出て、えぅ…ひぅ!シュ、れぇ…助け…助けて  
ぇっ!私はも…あか、きゅひぃいぃ!!」  
「あはっ……はー…はー…。ユートも出ちゃったんだ…、怖いなぁ…ねーさまの…うわ、やだ…暴れてるぅ  
よぅっ!解いちゃったらどーなるん…っ!だろぉ…ユートおねがい…」  
もうすっかりシュレも気持ちよすぎて声も出すのも辛そうでした。そのまま姉様に寄り添って…まだ僕の目  
がちかちかしてる所に姉様を縛っているリボンを持たせてくれました。  
「うんっ…うん、姉様っ…くあぁ、いま解いて…うぅっ!えぅっ!あぅ、まだ出ちゃうぅ…っ!と、とまん  
ないよぅ!くふ、うふぁぁっ!いきゃ…きゅふぅ!」  
僕は何度もお尻から押し出されながら夢中でリボンを解きました…。  
「はふゅ…っ…?!…いっ…くあぁ…っ!っ!…くひゅうぅうぅうぅっ!ひふぅうぅゥゥウ!出すのぉっ!  
シュレに精液を出すっ…!だすのぉぉっ!えひぃいっ、ひぃいんっ!ひんっ、あっ!はぁぁぇぇぇ!!!」  
「あ…びくびくした………っ!…〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!あ…あっあ〜〜っ!奥っ!奥ぅっ!きゅぐぅぅ  
ぅんっ!おなか、にゃかぁっ!びゅーびゅーってはぃ…てぇ…あ、だめこれだめっ!またしちゃいたくなり  
ゅっよぉおぉっ!」  
僕たちはそのまま抱き合って…十分以上、もっとかも…。とにかくずっと全身を硬直させて…気がついたと  
きは…朝どころか次の日の夕方でした。  
 
 
エピローグ  
「むぅ…困った事になった」  
「そーだねぇ、困った事になっちゃった」  
数日後、僕がある朝目覚めた時にシュレとティーさんが困った顔で洗濯物を見ていました。  
「あれ…?二人とも…どうかしたんですか?」  
僕は不思議に思って二人が覗き込んでいるものを見ました。それは籠に入った僕の服が全部入っていました  
。  
「いやぁ…うん、実に不幸な出来事なのだが…うむ」  
「実はユートの着替え全部洗っちゃったんだよねー…どうしよう、ねーさん。ユートの着る服がないよぅ」  
二人とも…半笑いで僕のことを見てます。  
「うむ、其れは一大事だ。ユートが風邪を引いてしまう…これは緊急事態だ…なぁ?シュレぇ…?くふふ」  
「そーだねぇ、ねーさんっ…ってことで…ぐーぜんにも唯一洗ってないのがあったの、よろこんでっ!」  
振り向いたシュレの手には先日のメイド服がありました。………絶対悪戯に決まってます。  
「冗談じゃないよっ!そ、また着せて…っそのっ…あの、だったら僕は今日一日ベッドの中にいますからっ  
!」  
「不許可だ」  
「ふきょ、きょきょ…許可だーっ!」  
長い舌を噛んだみたいで顔をしかめたシュレが飛び掛って、ティーさんが羽根で回りこみました。  
「うぇぇぇんっ!僕女の子じゃありませんよーーーっ!」  
 
第四話おしまい  
 
第四話おまけ  
「こんばんは〜っ!毎度ながらのシュレちゃんでーすっ。っと、今ねぇ…ろくに話してられないのっ、うわ  
わっ!追っかけてきた?!」  
「シュレーっ!この大馬鹿者がーーーっ!折角とっておいた秘蔵の酒をぉぉ〜〜っ!」  
「っと、ねーさん本気だ…飛んできてるっ!」  
「シュレっ!僕も許さないからね。…結構本気で怒ってるんだから…あんな薬勝手に…」  
「にゅぇ?!ユートまでっ?!でも、でもあれも可愛かったよぅ…だから…うわっ!ねーさんっ?!」  
(とてぽかとかぽか…ずったんばったん…どさっ…ちぅ…にゅぷ…じゅりゅっ…くちぃ…っ)  
「った、助けっ…次回は…ボク…っ?!ひや…や、はひんっ…がぁ…ぅ、きゃぁぁぁうっ!ソコだけ苛めち  
ゃ…っ!」  
 

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