第五話
「それでは私は行ってくるぞ。夕飯時には戻る、その間課題をこなしておくんだ。後で採点をするからな」
「「いってらっしゃーいっ!」」
「ああ…いってくる。土産を楽しみにしているんだな」
んで、にっこり笑ってねーさんはゲートの光の中にしゅぽーんっと。今日はねーさんがお出かけの日でちな
みにかっこーは白衣…うん、もう驚かないから。実は女王様だとかでもふーんって感じ、前にねーさんに実
はなにやってる人なの?って聞いたけど…五回ぐらい指折って……ん、んっ「めんどうだ…」って…あ、声
にてた?
「シュレってば恒例の独り言?早く着替えて、それから訓練の時間だよ。あっ…朝ごはんは何?」
おっとと、振り向いたらユートってばもう皮鎧とゴムで出来たショートソードを準備してた。何でこんなか
っこしてるかって…ねーさんが知識と体が両立してこそなんとかかんとか。
「ふぇ、ボクも早くしなきゃっ!ちなみに朝ごはんはユートの好きな目玉焼きーっ!」
ボクはどたばたと部屋に戻ってお着替え、ちなみにあの…水着みたいなの、ちゃーんと訓練の時も役立って
る、いくらなんでも当て布とかをつけるけどね、でも…今日は付けないんだ、奥手なユートの為にボクの色
仕掛けでぇ…ユートが押し倒してくれるのを…うふふぅ…っといけない、待ってるんだった。
「ユートっ!おまたせーっ!」
「うん、さっ…はやくいこう、でも…その手は…なに?猫?」
ユートの視線の先はボクの手…、このまえねーさんがユートと模擬戦闘する時はボクの爪って本当にあぶな
いから作ってくれた篭手……っていうか、ふかふかのぬいぐるみの猫の手。
「前に話したでしょ?ねーさんがボクの爪でやっちゃったら…って作ってくれたんだけどねぇ…」
「うん……、時々ティーさんってなに考えてるか判らないよね…でもふかふかしてる」
ユートはボクの手を触って考えてる。
んー、そこは同感かも…でもどーせなら衣装一式って、でもこの前…ああっ深く考えるとダメかも。
「じゃあ、準備はいい?お互い手加減抜きで、頑張ろうっ!」
森の中にある開けたところでボク達はじゅーなんたいそーしたり軽く体を動かして体をあっためる、それか
ら今みたいにユートがボクに剣を向けてる。
「もっちろん!また押し倒しちゃうんだからっ♪いっくよ〜っ!」
でも、押し倒してほしーのはボクの方なわけで…、でもねぇ…最近ユートってばメキメキ成長してるの。ボ
クの攻撃もぜんぜん当たらなくなってきて…このままいつかは負けちゃうかも…でもでも、それでもいいや
ぁ…ユートに守ってもらえるん…って、なんか白いのが目の前に…。
「み゛っ?!」
「また…シュレもその癖どうにかしたほうがいいよ?…怪我してないよね?」
ボクのおでこにユートの目にも止まらぬ…ごめん、見てなかった一撃がごつーんっと。ゴムだけどそこそこ
に硬いんだよねぇ…ユートはボクの頬に手を添えてくれて身を乗り出してボクのおでこをさすってくれる。
「いたぁい…うー、でもぉ、どーしてもなっちゃ…う…んだ…ょ…」
ほっぺたからユートのあったかいのと…目は合ってないけどボクのことホンキで心配してくれてる目…。
「シュレ、やっぱり頭打ってるし目が虚ろだよ、横になろう?ね、無理は良くないよ」
「ひゆっ?!んにゃにゃ、そんなことないってばぁっ!ちょっと考え事してただけっ、続き続きっ!」
あー、このままじゃボクが色仕掛けされちゃうよぉ…気を取り直して…身をかがめる、イメージは首筋を斬
り裂く感じで…。もちろんホンキでユートにそんなことしないけど。
「じゃあ、もう一度…いくよっ!シュレ!」
そのままユートがボクにつっこんできて…イメージ通りボクは右腕を左にふりだす、でも其処にユートはい
なくって…お腹にしょーげきが来た。たぶんちっちゃい体を生かしてかがんでそのまま体当たり。
「やっぱりっ、ユートってばしょーじきすぎ…っ?…かふっ!」
ユートに突き飛ばされちゃったけどかろーじて足を引っ掛ける事ができた、そのままユートも倒しちゃう、
そのまま転がりながらお互い距離をとって…。
「あつつ…ユートも強くなってきたんだねぇ…。このままボクのナイト様になってぇ?」
「嬉しい、そう言って貰えて、…僕も頑張る。でも可愛い声だけど、目が笑ってないね。まだまだっ!」
そのままボク達は汗びっしょりで何度も投げあったり斬りあったりと…あ、ちなみにボクたちお互い手加減
一切無し、なんでかって手加減しようって思うとそこに隙ができちゃうって…ねーさんが言ってたの、でも
初めてユートとした時に怪我させたくないなぁ…って思ったら…こっちがおーけがしちゃった。こっぴどく
しかられるおまけつきで。
「ふぅ…ユートもすごいよねぇ、最近ボクの手がぜんぜんあたんないんだもん」
「そうかな…?でもシュレだって森の中に入るとどこに居るかわかんなくなって、全然見つからないよ」
「へへ〜っ、鱗もあるしねっ、緑の中じゃどこでも隠れられるんだよっ。傷薬ぬったらご飯つくるねっ!」
そのまま自分の部屋にもどって…あれ…?なんか忘れてるよね…忘れてるっ!色仕掛けっ!
あわてて鏡でボクの体を見直す…うん、ばっちり透けてる…おっぱいも…その、おなかもぎりぎりで…。え
ーっとぉ…これじゃユートにもばれてるし…でもそんなそぶり無かったし…あれれぇ〜?
「どうかな…?目玉焼きにね、ユートの作ってくれたお肉の燻製入れてみたんだ」
腕によりをかけてユートへ朝ごはん、でもでもただの朝ごはんじゃないぞぉ…ボクの裸エプロン付き、ねー
さん太鼓判のお誘い衣装。
「うん…とっても、美味しいよ。でもシュレの分は…?何も並んでないよ…?」
「んぅ?ああ、ユートに早く食べてもらいたくって忘れちゃったみたい、気にしないでっ」
さすがねーさんの言うとおり…ボクの姿を見てだんまり押し黙ってるし、ちゃんと味見もしたからまずくっ
て顔をしかめてるワケじゃないし…押し倒してくれるのももーすぐかな?うふ〜っ♪
「あ、ボクおかわり持ってくるからちょっと待って…て?」
「シュレ……僕、話したいことがあるんだ、ちょっと聞いてくれるかな…?」
急に立ち上がったユートがボクのこと捕まえてくれる…やったぁ!その後はあんな事やこんな事でぇ…。
「今からでも遅くないよ、シュレ…ティーさんに見てもらおう、今日のシュレ変だよっ!」
そのままボクの肩をしっかりつかんでくれて…ああっ、このまま…ってなんか期待してた言葉とちがうよ?
「え…えと、ユート…?ここはこー…もう我慢できないよっ!とかシュレをみてたらもうっ!とかじゃない
の?」
「恥ずかしがると思って言わなかったけど、朝も当て布つけてなかったよね…自分でわかってる?」
そりゃーもー、わざとつけなかったよ?
「今もエプロンだけで…服きてないよね…?」
必殺の裸エプロンだもん、あたりまえ。
「くいしんぼうのシュレが自分の分も並べないなんて…」
だって押し倒されるの今か今かって…。
「この前のティーさんの授業で聞いたでしょ!日常の習慣を忘れちゃうのは病気の前兆だって、僕はシュレ
がそんなことになるのは嫌だよ!ね、ティーさんに見てもらおう?」
もういろんな意味で力が抜けちゃった…ずるずるって、ユートに倒れこんじゃった。ユートぉ…心配してく
れるのはうれしーけど…鈍感すぎーっ!…ぁう。
「じゃあ…朝から全部その…僕が、その…シュレの事…」
「そーゆーこと、もー…そこそこ恥ずかしかったんだよ?ユートの鈍感」
とゆーことで…ボクの作戦ぜーんぶ大失敗。心配しすぎて泣きそうなユートを抱きかかえてベッドにほーり
こんだらやっと落ち着いてくれた。
「だってさ…ユートから、してくれることないじゃない…?」
「うん…そうだね、何時もティーさんやシュレからだもんね…」
気がついたらユートとおでこくっつけて話し合ってた。でも…そんな時間も凄い好き…ああっ、どきどきし
てきたよぅ……。
「でもね…?ユート…ボクやねーさんにされるの嫌い…?」
「ううん…そんなことないよ、嬉しくて…気持ちいい。凄くしてほしいよ…」
そのままユートがきゅうっと抱きしめてくれて…なんだかなぁ…、朝からあれだけどたばたして…ボクって
ただのおばかさん?
「それとおんなじ…、ボクもねーさんもユートにされたいよぅ…、だからいつでもいいんだから…、とって
もうれしーんだから…」
そのままベッドにことんって…ユートがボクのこと、倒してくれる。
すごい好き…ユートの肌も、重さも、体温もぜーんぶ好き…モチロンこれからしてくれることも好き。ユー
ト…愛してる。
ユートは必ず最初にキスしてくれる、今みたいにボクのお口のなかぜーんぶ舐めてくれてボクの唾液みんな
のんでくれる。
「ん…んふ、はぷっ…ふぇっ、ひゃ、えぅふ…んふー…もっと、も…とぉ…!」
「はふぅ…うん、僕もぉ…んぅ、ん…っ!くふっ…シュレの、おいし…よぅ」
ユートがしてくれるキスは凄くきもちいー…、お口のなかで舌どーし絡み合って裏側をくすぐってくれる。
ボクはそーされるたびに力がぬけちゃって眠っちゃうような…そんな感じになっちゃう。でもユートが違う
とこ舐めてくれると今度はびくって体がふるえちゃう…その繰り返し。
「んうくっ?!っはー…はぁあっ…ふぅ…ーっ…。んぁ…ぅあ、ユー…とぉ、ボク…えへ…にぅ…」
「んぇっ…?ん、すうー…はぁ、はああ…シュレ?どうか、したの?噛んじゃった?」
ちがうのって言いたいけど体じゅーきもちよくってしびれて動かなかっただけ。ユートのキスだけで…ねー
さまが言う一番気持ちいいときのイッちゃうのが来ちゃってボクがユートのこと噛んじゃいそうだったから
あわてて…。
「…はっ…ん、ちが…ぅう…イッ…はっ…はっ、すご、い…んのぉ…ユ…ひぃ、してぇ…!きふ、ひて…」
「あ、うん…シュレが気持ちよくなってくれるならいくらでもするよ。でも…噛まないでね?ん…くちゅっ
んっ…るるっ…」
またユートとキス。それだけって思うかもしれないけど、ボクはこれが嬉しいし凄くきもちいい…したこと
ないけど一日中だって…うん、こんどおねだりしよ…、んっ…またきちゃう…っ。
「…んっ…くふっ、ゃう!〜〜っ!ふ、はぷっ…んっ…くぅふ、ひは…きゅふっ…、んはぁぁああっ!ひぅ
…ふぅー、あれ…ん、ユートもう、んくっおしまいなの?…んんっ!」
はふはふ言ってぼぉっとユートのことを見る、まだ…体がとろけちゃったままで指先がうまく動かせない。
「ん…僕も、ずっとこうしてたいよ…ん、でももうお昼だよ…っ。勉強もしないとまたティーさんに怒られ
ちゃう」
そーだった…このまえもがまんできなくなってユートのこと押し倒してずーっと…。んで、ねーさんが戻る
まで課題のこと忘れて…。その日のゴハン抜きの一週間エッチなこと禁止…それはやだ。
「う゛…そだね、がまんする。でも…さ?ユートがまだだから最後にね…、もうユートが出ちゃうのわかる
から…ボクのおなかに…注いで?」
足を開いて下のおくちでもキス、びくってふるえた…。
「もう…シュレってばこういう所だけ妙に鋭いよ…。僕もシュレで気持ちよくさせて…んっ、ふぁ…くちゅ
ん…ぅ!…ふぅう…っ…」
ゆっくりキスしてくれてそのままお腹に当たって…。ボクたちはキスしたまま一番きもちいいこと…熱いよ
ぅ…おなか、だいじなとこにたっくさん、嬉しいのかきもちいいのかわかんない…はふ…多分どっちも。
でも…一度しちゃうと逆に離れるのってむずかしいの、ボクはやだようってユートのこと見つめて抱きつい
たまま。
「だめだよ?シュレ…ちゃんとするべき事は果すべき。ティーさんが何時もそう言ってる、起きよう?」
「うぅ…まだユートの残ってるのに離れたくないよぅ…。もうちょっとだけ…だめ?」
あったかいベッドのなかまだ抱き合ってるけど離れることなんて出来ない…。
「しょうがないなぁ…、いい?僕は二十分で戻ってくるから、ここでまっててね。お願いだよ?」
そーいってユートは起き上がって部屋からでてっちゃう…。さみしーよぅ…ユートのあったかさがなくなっ
ただけですっごく寒くなった気がする。
「はー…ユートぉ、まだ…かな。ねーさんもこうだったのかな…ずっと一人ぼっち…やだなぁ」
ボクもねーさんと離れたくない、ずっとずっと一緒にいたい…。胸が締め付けられて…ねーさんとユートの
まくらを抱きしめる…二人の香りがしてちょっと落ち着いた。
「お待たせっ、シュレ。お昼と…えへへ、勉強道具持ってきたよ。本当は行儀悪いけど…多分シュレってば
絶対動かないもんね」
本を積み重ねて、その上にお皿が二つ。サンドイッチかな?よろよろって枕元に置いてくれた。
「ふえぇ…でも下のって?あっ…そっかー!ユートってばあったまいーんだからっ!」
つまり…ベッドの中でおべんきょー。実験とか魔法使うわけじゃないし単に頭の問題だから場所はどこだっ
ていーしね。ボクとしては机でするよりベッドの中のほうが学習意欲はぐんぐん上昇ちゅー。
「そもそも勉強ってこんな所ですることじゃないと思うけど?」
「むぅ、ボクはユートが一緒ならどこでもいーし……あーんっ」
ユートが手に持ったサンドイッチを見て大きく口を開ける。ユートもすぐにわかってくれたみたい、ボクに
やさしく食べさせてくれる。ユートが作ってくれたサンドイッチはとってもおいしー。
「ふへぅ!ゆーふぉ、こへどーひゃっへふふったのほぉ?おふぃえてよほぉぅ!」
「シュレ、食べながら喋るのは行儀が悪いよ?これはねトーストに朝シュレが作ってくれた余りをはさんだ
だけ」
なるほどぉ、それだけでもおいしーんだね…。今度つくってみよーかな…ねーさんの好きな魚とユートの好
きな卵をはさんでぇ…うん、いーかんじっ。
「でも…シュレ、忘れちゃ行けないよ、食べた後はちゃんと課題をこなそうね?」
「なに言ってるかなー、ユートと一緒にベッドだもん、がんばらないワケがないってね!さっ、ねーさんが
帰る前にぱぱっとやっちゃおーっ!」
そんなわけで、ボクとユートは裸で抱き合って一つのベッドでお勉強中。すっごい幸せだし進むけど…これ
って腰にクルね…うぅ。
「だめだよシュレ、この前ティーさんから教わった事忘れたの?展開後の精霊回路って凄く乱れやすいから
連続はだめだって聞いたでしょ?」
「あ…そーだった。ユートありがとーっ!んちゅっ♪でもねユートもそこ間違ってるよ?スペクターの急所
は魔法の一点しゅーちゅーだよ」
ボクの問題教えてくれたお礼にちゅーって。ちなみに…ボクたちは同じ課題をしてるわけじゃなくってそれ
ぞれの長所にあわせてって、ねーさんの教育ほーしんなの。だからこーやって教えあうことがいいことだっ
てね。
「あ…そうだよね。ごめん、わざわざ教えてくれて…。僕もお礼する…ね?ん…んく…んぅ…んはっ…」
だ、だからってーっ!口どころか舌いれなくっても…また力ぬけちゃいそー…ユートってば普通にドキドキ
することしてくるんだもんなぁ…。
「う、うん…あ、だめだめっ!ねーさんにおこられちゃうから早くしちゃおうっ!」
「そうだね、頑張ってティーさんの事待ってようね。そうだ…採点もここでお願いしてみようか?」
んんっ!ユートってばいいこというなぁ…ねーさんも引きずりこんでみんなでベッドの中…。
そんな感じでお昼まで抱き合ってた事なんかいっぺんで取り返しちゃうほど課題が進んじゃった。でも、や
っぱりこの姿勢って、あれ…、なんか痛い…腰…きゅーっ!?
「ね…もうお願いっ、ユートにおもいっきりしてほしいよぉ…ボク、もう我慢できないのっ!」
「本当にいいの?僕がそんな事したらシュレが壊れそうで怖いな…」
「ううん、ユートだから思いっきりしてほしーの…このままじゃボクつらくっておかしくなっちゃう!」
もう気分は瞳を潤ませ見詰め合う二人?ごめん…それどころじゃないの、やっぱり無理があってボクの腰が
負けちゃって…ユートにマッサージお願いしてるんだ。ほら、ユートって体重軽いでしょ?もしかして…か
ん違いしちゃった?
「あきゅっ!いゅぅっ…っ…あー…きもちぃーよぅ…もっともっと踏んでぇ…っ」
「で、でもこんな事しちゃって良いのかな?あ、うん…もう一回行くね」
うあー…きもちいーよぅ…とろけそー…ちなみにユートに腰を踏んでもらってる最中なの…あー、極楽ぅ♪
「そこぉっ…ぁぁう、これもこれ…で…癖になっちゃうかもーっ!……ふぇっ?」
およ…?極楽気分だったけど部屋の隅がピカピカって、そーいえばねーさんが戻ってくる時間だもんね。
「ふぅ、今戻った……が、なんと言えば良いのか。何時の間にキミ達はそんな趣味を手に入れたのだ?実に
気になる。兎も角だ…その…た、ただいま…だ」
まぁ、ねーさんも硬直しちゃうよねぇ…ユートがボクのこと踏んづけてるんだもん。まぁいろんな意味で気
まずいまま…。
「「お、おかえり…なさい…」」
単にマッサージしてもらっただけなんだよね、ついでにねーさんにも朝のことを喋っちゃった。ユートは顔
真っ赤にしてたけどっ。
「っく、はははっ!何も力を張らずシュレも抱いて欲しいと言えば済む物を…。なるほどな、そのような理
由か。どれ、私も採点ついでに……むぅ。ユート、私にも頼む」
ありゃ、ねーさんってば立ち仕事だったのかな?ユートにふみふみされてるボクの横に寝そべって顔を上げ
た瞬間に顔をしかめちゃった。
「もー、ボクだってけっこー必死だったのにぃ…んくっ。ねーさんもおねだりしてるし一緒におねがいっ」
「うん、ティーさんも…っと、失礼しますね。二人とも踏んづけちゃっていいのかなぁ…?」
ユートはよろよろって感じでボクとねーさんの腰を踏んでくれる…あー…もぅだめぇ眠くなりそー…。
「済まない、いい加減キミ達と三人で静かに暮らした…ぐぅ、た…確かに心地…っく!其処だ…もっ…と」
「よっ…と、でも二人ともこれでいいのかな?声が苦しそう…」
「あのねユート、ホントに気持ちよかったりすると…くぁ!叫ぶか…うぅうぅっ!そこっ!黙っちゃう…ん
そこっ!もっと踏んづけてぇ!」
これって見てる分にはくるしそーなんだけどね…その逆。すっごいきもちいーのっ!ボクなんてねーさんに
抱きついて叫んでばっかり。ねーさんはすっごいうっとりして、声が出せないみたい…ううっそそられちゃ
うよぅ。
「あは…ん、もうどーでもいいやぁ。ねーさまぁ…んくっ…」
「…っ!んっ…そ、そこ…っ?!ああ、シュレ…は…んぷ、そんな奥ま、ぐぅ…」
ボクの舌をねーさまにちゅるちゅる入れちゃってかるーく…。それで腰をひねって、腰のうえでよろついて
たユートをねーさまと一緒に抱きしめちゃう。
「う、わぁっ!……二人ともあぶない、ですよ…?」
「ぷあぁぁ…ねーさまのお口おいし…。ね…ユート、もっとボクたちのこと気持ちよくして…?」
「ふぅ、はぁ…ああ…。そうだもっと蕩かせて、鳴かせてくれ…お願いだ」
こうなっちゃうと皆とまんなくなっちゃう、いま誰とキスしてるのかもわかんないし…ボクのお尻の中を広
げたり奥まで指を入れちゃうのが…あ、違う…二人にされちゃってるよぅ…。
「ふぅうん?!や、らぁ…ボクのお尻ぃっ!そんなにっ!、いれちゃだめ…っ?!もどんなくなるよぉ!あ
きゅぅ!またお尻きちゃうよぉ!」
「…は、くぅ…。ん、だってシュレが真ん中に…んぅ、居るんだもん…っでもシュレだって…はぅ」
「あ、…はひぃ!シュレももっと…くはぁ、…ぅ!シュレの穴の中でユートが暴れているぞ…?」」
ボクがねーさまとユートのを手のひらでつつんでこすってあげる。そうするとボクのお尻の中で二人の指が
暴れちゃって目の前がなんどもチカチカしちゃう…あぅ、このままじゃお尻のほうが気持ちよくなるよぅ…。
だめだよぅ、いっぺんにされちゃって勝てないよぉ…あぅ、また…っ!
「も…、もぅ二人して、ん…あん、くひぃいっ!許さないんだからぁっ!ボクばっかり…お尻ぃ…」
よーく見てみるとねーさまもユートもまだ出しちゃってないし…ボクなんてもう四回ぐらい、もっとかも。
だから二人からするっと離れてベッドの上で仁王立ちっ!…あ、垂れちゃう…。ともかくっ。
「ん、はぁっ…く…ん。ん…?わぁっ!シュレ…っ!?姉様、うっとりしてちゃだめですっ!」
「ふはぁ…もっと、ユートの…?なんだ…、突然興の冷めるような事…おぉぅ?!」
そんなに怖いかな…ボクの目って、そりゃちょっとは瞳が縦になったり光ったりするけど…。でもまぁ二人
ともボクが何するか大体そーぞーついたみたい。
「もー、ボクなんて限界ぎみだったのにぃ…それなのにあんなにぐにゅぐにゅって…。ボクもねーさまとユ
ートが鳴いちゃうところ見たい…なぁ?」
そのまま股を開いて…二人のびくびくしたところに足を乗っけて…、押し付けちゃう。ユートがしてくれた
みたいにね。
「あ、ぐひぃいぃいっ!ひぅう!や、やめシュレっ、えへぇっ!揺するなぁ…くひん!鱗が両方…っ!あ、
ひっん!掻き出されるぅうっ!」
あは、ねーさまはこれで六回目…。もう、足がとろとろだよぅ…ねーさまも自分のでドロドロだけどね…。
ボクはねーさまとユートのおちんちんを足で踏んづけちゃって、ボクの鱗で擦ってあげてるの。ねーさまっ
てば女の子の方も一緒にこすっちゃうと噴水みたいに…。それを見てるだけでもきもちいーの…。
「ふぅん?ねーさまってばこんなふーにぐちゅぐちゅって足でされるの…そんなに気持ちよくなるんだ、で
もユートはどうかなぁ…凄いせつなそーだよ?」
「ふ…ぅ!んぅ…ん、ぁも…ぅ!お願い、出させてよぅ…!途中で止めないでっ…あ、また…ああ、くぅ…
はぁ…ふぅ…、やぁ。ゆっくりしないで…っ!」
ユートにはじっくり楽しんでもらってる、ユートのがまんできない時はすぐにわかるから根元を押さえつけ
てあげて…それからまたゆっくりとね。
「んふふっ。こーゆーのもちょっと楽しいね…癖になりそ…。でもボクももう我慢できないし…ねーさんっ
まだ持つよね…んふ…、いただきまぁ…んふぁぁぁっ♪」
そのままねーさんにまたがっておっきーのをおなかの奥に…きゃう!もう出ちゃってるよぉ…。そのままユ
ートにお尻を自分で開いちゃう。
「う、きゃひぃんっ!シュレぇ!も、もう…休ませてっ、ひあぁぁっ!もう、私のを絞るなぁっはひぃいっ
ひぃんっ!また射精いぃひぃいっ!」
「んふ、ふぅうっ…!ねーさまって締りないんだぁ…ボクまたきちゃうよぉ…。ユートも我慢ばっかりでつ
らいでしょ…?ボクのお尻にたっくさんだしてほしーな…?」
あは…すーすーしちゃう…。でも…っ、そのままボクのお尻をユートが押し込んじゃって…もう…いっぺん
でボクのおなかはユートとねーさんでいっぱい…。
「っ…!…ぁ…かふぅっ!ふぁ、りょー…ほっ。おなかゆれ、るのぉっ!ねーさまのびゅーびゅーすごぉ…
っ。ユートもはやくぅ!出してぇっ!」
ボクはねーさまの胸に抱きついてえっちな言葉をどんどん叫んでた。頭の中から恥ずかしいってことが消え
ちゃって…。
「うん、出す…ようっ!シュレのお尻に沢山出しちゃうね…っ!あっ、ふぅうっ!くふうぅうぅうっ!」
「私も…っ、も…ぅ限界ぃっ!…んあ、くひんっ、ひぃいっ!も、絞らないで…えぇっ!」
突然、お尻がぞくってきて…ユートから注がれちゃう、それでボクは体中がびくんってこーちょくしてねー
さまのも締め付けちゃう。
「んきっ…っ…〜〜〜っ!は…っ、はくうっ…ひやぁぁぁ…。あぁう…力ぬけちゃうぅ……」
全部の力をつかっちゃったみたいに皆で脱力しちゃってくったり…前と後ろから吐息が耳にあたってくすぐ
ったい。……あ、またおもらししちゃってるよぅ…ま、いっか…。
その後の目覚ましは…。
「ぬ、ぐあぁぁぁあぁっ!」
ねーさんの女を捨てちゃったよーな叫び声。ユートもびっくりして目が覚めちゃったみたいで、いっしょに
見てみるとねーさんが腰を抑えて悶絶ちゅー、脂汗つきでとってもいたそー…。
「く…ぐぅ。き、昨日は無理な姿勢で眠ってしまったのが要因か。お、起き上がれない…」
「あははっ!ねーさまも意外とドジなんだぁ。ね、ユート」
「ぷっ…くすっ…。わ、笑っちゃいけないよ…とりあえず僕達が看病を…」
んで、ボクたちもよいしょって起きようとしたけど…。あ…なんか背中がビキッていった…?
「にぃ゛えぇぇぇぇぇぇえぇっ!?」
「よい…しょっ?!う、うわぁ!い、痛いよぅ?!」
ボクもユートもそろってぐったり。三人そろって…ううっ、おまぬけさんだよぅ…。
「ねーさん…朝ごはんは?」
「看病するにも誰も居ませんね…」
「知らん、治癒魔法を使おうにもこの痛みでは集中も出来ない。ぐうっ…!」
うえぇぇん、おなかすいたよーっ!背中いたいよーっ!だれかなんとかしてーーっ!
第五話おしまい
第五話おまけ
しかし、酷い目に合った。よもや三人揃って…む、なんだその白い目は。
断じて言う。私は確かに年齢的には否定できないが、肉体的年齢は若いままだぞ。決してその…老化現象な
どという物ではないぞ。
………。だからその白い目をやめんか!それ以上続けるならば…(バチッ、バチチチチッ!)
あ…コホン。ともあれ次回は再び私の番という事になるな。宜しく頼む。