僕はいつもの場所へ向った。  
 
そこは小高い丘になっており林の裏手に町を見下ろす展望台がある。  
とは言っても整備もされていないやぶ蚊だらけの開けた一角といった感じだ。  
この場所を見つけたのは今日のように学校をさぼってぶらぶらしていたら辿り着いたのだ。  
切り株の様な椅子がいくつか無造作に置かれていてそれを並べて昼寝をするのが楽しみだった。  
 
今日もそこへ行く。  
コンビニでポテチとコーラを買うとキャンペーンだと言う赤い風船を貰った。  
断ったがやたら進めてくるので貰った。  
風船を自転車に括って漕ぎ出す。端から見るとバカっぽくて可笑しかった。  
後で展望台から飛ばそう。  
 
丘の麓に自転車を停め上へ向う。  
急な階段だ。おっと風船。  
 
切り株の椅子を寄せて長椅子にし寝そべってポテチを齧った。  
風船はペットボトルの口のくびれ部分に結わえた。  
 
いつしか眠ってしまった。  
 
ガサッ  
 
無防備だからか逆に五感が敏感だ。僕はさっと起き上がり辺りを見まわす。  
気のせいかと立ち上がり伸びをした。  
 
ガサッ  
 
「誰かいるの?」怖さの裏返しから強めに言ってみた。  
 
すると階段の方から小さな人影が。  
女の子だ。黄色い帽子を被ったランドセル姿。  
黒髪が風に揺れる。  
僕は彼女のそばに行き膝をつき尋ねた。  
 
「どうしたの?」  
「…風船」  
 
後ろを振り返る。  
 
「あ、あれ。欲しい?」  
「風船がね、階段を登って行くのがね、見えたからね、来てみたの」  
 
僕が階段を登る時木立の間から風船を見たのだろう。  
 
「何年生?お名前は?」  
「○年生です。名前はまゆです」  
「これ○○学園だね」  
「そうだよ」  
 
この田舎町もニュータウン化が進み新しい住人が増え新しい小学校もできた。  
 
「お兄ちゃん何してるの?」  
「僕?天気がいい日にここで昼寝するのが好きなんだ。ほら」  
 
後ろを振り返り切り株の椅子を指差す。  
 
「こっち来てごらん。ポテチ食べる?」  
 
返事はしなかったがついてきた。  
 
「ほら、ポテチ」  
「ありがと」  
 
機嫌を取ろうといろいろ話していると彼女も心を許した様に懐いてきた。  
まゆはポテチを掴んだ手をスカートで拭おうとした。  
 
「あっダメだよ」  
「??」  
「スカート汚れちゃうよ。こうやって舐めるんだよ」  
 
僕は指を舐める仕草をした。  
 
「えーやだよ」  
「普通舐めるだろ。しないの?家で」  
「しないよ。お母さんに怒られるもん。いつも洗ってる」  
「でも水道無いし、それにスカートで拭いたらもっと怒られるでしょ」  
「いつもやっちゃうんだ。だから怒られてる へへ」  
「今はお母さんいないからやってみな」  
 
まゆは後ろめたいように親指と人差し指を舐める。  
小さな指を小さな口で舐めている。  
 
「ほら、ハンカチ」  
 
「コーラ飲む?」  
 
まゆは両手でペットボトルを握りコーラを飲んでいる。  
風船が揺れる。  
喉がゴク、ゴクと動いている。しかしそんなに飲めないので口を離した。  
 
「ぷは」  
「どう、おいしい?」  
「うん、でもおなかいっぱい」  
 
しばしの沈黙  
 
「学校では何が流行ってるの?」  
「うーん、ドッジボールとか」  
「そうなんだ。お兄ちゃんが小学生の頃もやったよ」  
「わたし、ドッジボール上手なんだよ。いつも男子やっつけるんだから」  
「ホントに?」  
「ホントだもん」  
「じゃあどんな感じかやってみてよ」  
 
僕達は立ち上がりエアドッジボールを始めた。  
 
「本当にボールがあるように投げるんだよ」  
「わかった」  
 
まゆは両手にボールを持って右肩から投げ降ろすような恰好で助走を付けて投げてきた。  
その時まゆのスカートがふわりと翻り白いパンツが見えた。  
何度か繰り返しその度にパンツが見える。  
僕は当たった振りをし大袈裟に倒れてみせた。  
 
「まゆちゃん強いなー」  
「だから言ったでしょ」  
 
椅子に座りコーラを飲む。  
残りが少ないのでまゆに勧めるともじもじして答えない。  
 
「どうしたの?」  
「・・・」  
「もう帰る?」  
「・・・」  
「言ってみて。そうじゃないとわからないよ」  
「・・・おしっこ」  
 
ドキッ  
 
今まで意識していなかったがその言葉を聞き何かが弾けた。  
実はここに来るもう1つの理由があった。  
それは自慰をすること。最初はなにげなくそんな気分になった。  
そのうちエロ本を持参しするようになった。  
慣れてくると下半身丸出しで、一度だけ全裸でしたことがある。  
学校では冴えない部類の生徒だろう。何かにつけ冷めた一面があり  
それもあってかもちろん女の子にも縁が無い。  
性欲は有り余り今はネットという便利なモノのおかげで知識ばかり増える。  
 
「あそこ影になってるでしょ。回りから見えないからしてきなよ」  
「うん。来ちゃダメだよ」  
 
まゆは股間を押さえ木の影になってこちらからは見えない所まで行った。  
僕はすぐに後を追い、回り込んで向う側に隠れた。  
まゆは既におしっこをしていた。  
女の放尿は実に豪快だ。そんな事より子供とは言え初めて女性器を見た。  
「あれがおま○こ・・・」縦についたスジの影から尿が勢い良く噴射している。  
 
僕は思いついた。  
 
パキッ  
 
「!?お兄ちゃん来ちゃダメだって」  
 
小枝を踏みわざと気付かせたのだ。  
 
「まゆちゃん一人じゃできないと思って」  
 
僕はまゆの前にしゃがみこみわざと覗きこむように陰部を見る。  
まゆは放尿したまま向きを変えその度に僕も移動する。  
まるで円を描いている様に尿の軌跡が残る。  
まゆは単純におしっこをしている姿を見られたくないと思っているだろうが  
僕はその奥にある女の部分を汚い欲望で見ているのだ。  
 
チョロチョロ・・・チロチロ  
 
「見ちゃダメって言ったのに」  
「ゴメン。ここ蚊が多いだろ。まゆちゃんが大丈夫か見に来たんだよ。  
 そうだ。まゆちゃんのおしっこ見ちゃったから代わりに僕のおしっこも見ていいよ」  
 
返事も聞かず僕はチャックを降ろしトランクスからちんちんを出していた。  
興奮の割に勃起していないのですんなり出せた。まあ大したモノでもないんだが。  
皮を被ったちんちんを摘み包皮をめくり亀頭の先端を出し放尿する。  
まゆはその様を凝視している。  
 
「ま、まゆちゃん、ちんちん見たことある」  
「ちんちん見たことない。ちんちん毛だらけだw」  
 
僕のちんちんは年相応というか体型相応のお粗末なモノだ。  
おまけに皮も被っているし。その割に体毛は濃く陰部も例外ではない。  
誰にも見せた事のない部分。  
 
「じゃあもっと近くで見てごらん」  
 
全身が熱くなる。尿はもう出きった。  
雫を切るためちんちんを上下に振る。  
それと同時に皮を全部剥くとだんだん大きくなってきた。  
まゆの方をみるとうんこ座りで口を開けて呆然としている。  
もう我慢できない。僕は裏筋を撫でるように上下に摩る。  
そして陰茎を握りさらに摩る。  
 
「何してるの?」  
「かゆいんだ」  
「どうして?」  
「おしっこしてたら蚊に刺されたみたい」  
「こうやって掻い掻いするとかゆみが無くなって気持ち良いんだ」  
「・・・」  
「まゆちゃんだって蚊に刺されたら掻い掻いするだろ」  
 
ちんちんは充血し、ついに芯を持った肉棒と化した。  
 
「気持ち良いけどどんどん張れて来ちゃったよ。どうしよう」  
「だいじょうぶ?まっ赤だよ」  
 
ちんちんはまゆの言う通り真っ赤に張れあがり見たことの無い者にとっては  
びっくりするだろう。まして相手は小学生の女の子だ。  
 
「もしかしたらさっきのは蚊じゃなくて蜂かもしれない」  
「えー」  
「きっと蜂の毒で腫れたんだ。毒を体から出さないと」  
「どうやって出すの?」  
「お医者さんに聞いたんだけど刺された部分をずっと掻い掻いしてると  
 最後におちんちんから白い毒が出てくるんだって」  
 
なんという嘘だ。自分で言ってても馬鹿らしい。  
僕はまゆと自分が小便をした林の中にもかかわらず  
疲れたからとその場に座りこむ。まゆも座る。  
ズボンもトランクスも脱いだ。  
 
「手が疲れたよ。もうダメかもしれない・・・」  
「・・・」  
「そうだ、まゆちゃん代わりに掻い掻いして」  
「・・・」  
「そうしないと死んじゃうよ。そうなったらまゆちゃんどうする?」  
 
まゆは泣き出しそうだ。  
 
「わかった」  
 
まゆの手が近づいて来る。そして僕のちんちんに触れた。  
小さな柔かい手が僕のちんちんを握る。  
緊張と興奮で思わず射精しそうになり腰を引いてしまった。  
 
「ごめん、大丈夫。続けて」  
「こういうふうでいいの?」  
 
まゆはリズミカルとは言えないが一生懸命ちんちんを上下する。  
 
「凄い熱いよ」  
「蜂の毒のせいかもしれない」  
 
たまらない。こんなに気持ちが良いなんて。  
 
「あー、出てきた!」  
 
それはカウパーだった。  
 
「それは毒じゃないよ。毒が出てきた時におちんちんが悪くならないように守る薬の水なんだよ」  
 
それを亀頭にまんべんなく塗るようにまゆに言うと彼女はそうしてくれた。  
 
「ヌルヌルしてる」  
「納豆もヌルヌルしてるけど体に良いでしょ。あれと同じだよ」  
「へー」  
「先の膨らんでる部分をボールを掴むようにしてみて」  
 
まゆの手が亀頭を包み込む。恍惚とはこの事だ。  
もう駄目だ。イッてしまう。  
 
「まゆちゃん毒出るよ!」  
「えー!」  
 
まゆは思わず手をどける。僕はその手を無理矢理ちんちんにあてがい  
一緒に摩る。まゆの抵抗を感じた。しかしもう構うもんか。  
そのまま絶頂を迎える。  
 
「まゆちゃんイクッ!」  
 
まゆは必死に手をどけようと抵抗するが彼女の手に重ねていた  
自分の手諸共、毒という名の精液で既にドロドロになっていた。  
 
腰が痙攣する。思わずまゆの首筋にもたれかかる。  
こんな気持ちの良い射精は初めてだ。  
毒が抜けてちんちんがしぼんでくるともう大丈夫だと説明した。  
 
「まゆちゃんどうもありがとう」  
 
まゆは粘性の液体が指から垂れるのをさもおぞましげにはらっている。  
 
「まゆちゃんに毒が掛かっちゃったね」  
「えっ!?」  
 
まゆは驚いたように僕を見た。  
 
「もしかしたらまゆちゃんに毒が移ったかもしれない」  
 
まゆは明かに動揺している。  
 
「ほらこっち来てごらん、診てあげるから」  
「・・・うん」  
 
まゆの体を簡単にチェックする。  
胸にも軽くタッチしたがこの時は何故かそれまでで  
とにかく下半身にしか興味が無かった。  
最後にパンツの中と説明すると  
まゆはスカートをめくりパンツをさげる。  
まゆの陰部ににじり寄るとじっくりとおま○こを観察する。  
おま○こに触れる。僕の手はまだぬめっていておま○こを潤滑している。  
汚い手でおま○こを広げる。こんな近くで見てしまった幼いおま○こ。  
衝動的に口を近づけた。そして下から上に舐め上げる。  
両手で頭をどけようとするまゆ。  
鼻を突く強烈な尿と垢のような臭い。思わずむせる。  
知識だけ豊富なネット男の妄想とは違い女のそこはとても生々しい。  
しかし先程とは違い自分の下半身は心底勃起している。  
しかしこれ以上はできない。これを越えたらおしまいだ。(とっくに終わってるが・・・)  
僕は無我夢中でちんちんを扱くしかなかった。あっという間に射精してしまった。  
見ると結局またまゆにかかっている。もうなんだか億劫だ。  
 
「まゆちゃんは大丈夫みたい」  
 
面倒になってそっけなく言う。  
まゆは一部始終を見ていたのでまた白い毒がかかってしまった事を僕に聞くと  
僕はそれは毒じゃないと答えた。もうなんでも良かった。  
まゆの陰部を越えて飛び散った精液を拭いた。  
スカートにもかかっている。  
 
二人は身なりを整えると元いた切り株の椅子に戻った。  
 
「まゆちゃんありがとう。もう大丈夫」  
「うん」  
「まゆちゃんの家は今誰かいる?」  
「いないよ。お母さんはお仕事で夜までいないんだ」  
「お洗濯とかした事ある?」  
「いつもしてるよ。わたしのお仕事だから」  
「じゃあ帰ったらこのパンツはすぐ洗ったほうがいいよ。まだ毒が残ってるかもしれないから」  
「わかった」  
「それとお風呂にもすぐ入ったほうがいい。シャワーでもいいから良く洗うんだよ」  
「うん」  
「それから一番大事な事。今日ここに来た事、お兄ちゃんに会った事、  
 毒の事、誰にも言っちゃいけないよ!わかった?これアゲルから」  
「わかった」  
 
「じゃあ指きり」  
 
「ほら風船」  
「ありがとう」  
「まゆちゃん、お兄ちゃんとまた遊びたい?」  
「うん」  
「明日もお兄ちゃんここにいるから来てくれる?」  
「うん」  
「じゃあまたね。今日の事言っちゃ駄目だよ」  
 
階段を降りていく小さな影は赤い風船と共に小さくなる。  
 
 
 
 
 
Zzzzz  
 
ガサッ  
 
Zzzzz!?  
 
昨日と同じだ。  
 
「まゆちゃん、来てくれたんだ」そう言って振り返る。  
 
そこには黒いコートを着た襟足の長い男が立っていた。  
 
「ンフフフフ、子供を買収しちゃいけませ〜ん」  
 
僕は走り出し階段からダイブした。  
 
終  
 

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