眠れない。  
時刻は夜中の2時を回ったところ。  
「水でも飲むか」  
のどが渇いてきたので、キッチンへと向かった。  
   
「ふう……」  
水を飲んで一息ついた。  
軽く洗ってシンクの上に置き、部屋へと戻る。  
「ん?」  
ミュウの部屋のドアがわずかに開き、そこから光がもれていた。  
まだ起きてるのか?  
自分の部屋の前を通りすぎ、ミュウの部屋を覗いてみる。  
「ミュウ?」  
ミュウは、パジャマ姿でいすに座ったまま眠ってしまっていた。  
両手でマンガを開いて持っている。  
おそらく読んでいる途中で眠ってしまったのだろう。  
「このマンガは志乃のかな」  
なんとなく見たことのある少女マンガだ。  
とにかく、ミュウをベッドに移動させてやろう。  
マンガをミュウの手から取って机の上に置き、ミュウのひざと背中にそれぞれ腕をまわす。  
腕に力を込めると、あっさりと持ち上がった。  
「んん……」  
ミュウが少しだけ身じろぎした。  
ネコ耳がぴくぴくとゆれる。  
が、そのまま眠り続けた。  
ベッドに寝かせ、ふとんをかける。  
「おやすみ、ミュウ」  
「んー……コーキのスケベぇ……」  
「ひでえ。せっかくベッドに運んでやったのに」  
気持ちよさそうに眠るミュウの寝言がなんだか微笑ましい気分にさせる。  
 
とそのとき、するするとしっぽが俺の腕に巻きついた。  
「えっ? ちょ、ミュウ……」  
「……触っても、いいよ……」  
……どきっとした。  
期待するような、艶を含んだ声色。  
切なげな吐息が、うすく開かれた口からもれる。  
「……い、いいのか……?」  
いいわけがない。が、早くも膨張し始めた欲望に、理性が押し流されていく。  
「何度も聞かないでよぉ……」  
その一言で、ブレーキは完全に飛んだ。  
かけてあげたふとんを、そっとめくる。  
あらわになったパジャマは、水色のチェック模様でかわいらしく、ミュウによく似合っている。  
規則正しい寝息に、つつましやかな胸のふくらみがゆっくりと上下している。  
その、あまりにも無防備な姿を見ているだけで、ものすごい興奮と罪悪感が胸の中で渦巻く。  
心臓がこの上ないほどの早さで脈を打っている。  
俺は、ミュウの乳房に恐る恐る触れてみた。  
「……ん……んんぅ……すぅ……すぅ……」  
かすかに身じろぎしたが、ぐっすりと眠っているようだ。  
少し大胆になってきて、今度はゆっくりと、円を描くように揉んでみた。  
「ふぅん……あぅ……すぅ……」  
起きない。  
すでにペニスががちがちに勃起していた。  
「はぁ、はぁ……ミュウ……」  
さすがにまずいかなと思いつつも、行為を止めることができない。  
ボタンを上から順に外していく。  
あらわになっていくミュウの肌に、興奮が高まっていく。  
ボタンを外し終え、はだけると、控えめだが形のいいミュウの乳房が目に飛び込んできた。  
その頂点には、まだ興奮状態にない、かわいらしいチェリー色の乳首。  
乳首を指先でちょんとつついてみる。  
「あっ……はぁ……すぅ……すぅ……」  
「…………」  
官能の声をもらしたが、すぐに規則正しい寝息に戻る。  
 
両手で乳房を包み込み、やわやわと揉む。  
「ふぁ……ああん……はぁ……」  
しっとりと手のひらに吸い付くような触り心地だった。  
――もう少しくらいならやっても大丈夫だよな。  
そう思ってパジャマのズボンに手をかける。  
が、お尻を浮かせないと脱がせられないことに気づいた。  
仕方なく、おなか側のゴムを、ショーツと一緒につまんで持ち上げてみる。  
中を覗くと、薄水色のショーツの裏地と、ミュウの一番大切な場所が見えた。  
手を差し入れ、秘所をいじる。  
眠っていても性感は生きているのか、そこは愛液でしっとりと濡れていた。  
割れ目に指を這わせ、クリトリスを指ではじく。  
「はぅ……あ……ん……こ、コーキ……?」  
「み、ミュウ」  
さすがにやりすぎたのか、ミュウが目を開けた。  
や、やばい、どうする、俺!?  
 
 

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