□■□  
 
微かな物音に目が覚めると、何やらサラサラと二の腕をくすぐるよな感覚が…。  
 
「ごめん…起こしちゃった?」  
 
腕の方に目を向けると、少しばつの悪そうな顔をしながら  
パッチリ開いたドングリ眼がオレを見ていた。  
どうやらオレ専用の抱き枕が、水でも飲みに行って  
再び落ち着いて眠れる位置を探してたみたいだな。  
 
「……何処に行ってたんだ?」  
「おしっこ」  
「そうか………じゃあ、綺麗に舐めないとなぁ…」  
 
「ちょっとぉ、お兄ちゃん?!…寝ぼけてるのぉ?」  
「あぁ、寝ぼけてる……だから、あやねのオッパイが吸いたい」  
 
あやねの胸元に潜り込み、Tシャツの上から乳首を探して唇を這わせると  
柔らかな乳房とは明らかに感触が違う、1円玉くらいの大きさをした固い何かが…。  
 
唾液でTシャツが濡れるのも気にせず吸って居ると、布の越しに乳輪が引き締り  
徐々に乳首が固くなるのが、唇に伝わって来る感触で分った。  
たった数日で、感じ易くなったもんだなぁ…あやね。  
 
「ンン〜ン!…お兄ちゃんは、赤ちゃんみたいでちゅねぇ……ンッ…ャン!」  
 
喘ぎを堪えながらも短い腕をピンと伸ばし、トランクスの中身を  
握ろうと、細い指先が陰毛を掻き分けている。  
 
「…あやねの…ズズゥ乳首は美味しいなっ…チュッチュッチュッ…」  
 
握り易いように少し腰を突き出すと、あやねは亀頭を逆手に掴んで擦ろうとしてくれた。  
しかしまだ擦るには距離が遠いと感じたのか、オレの太ももに足を絡めて  
身体を密着させようと、すり寄って来る。  
 
まさかこんな気怠い朝を、あやねと迎える日が来るとは…。  
 
「ァン!……ちょっと待ってぇ〜!!!大変、もう精子出ちゃってるよぉ!」  
 
「…ソレ、精子と違うぞ」  
「えっ、精子とちがうの?」  
 
「ソレはカウパーと言って、精子を出したのを我慢してると勝手に出てくるんだ」  
 
かうぱー?ガマンしてたら出るの?  
ちんちんの不思議って、まだまだ有るんだなぁ…。  
 
「いま精子出したいのぉ?」  
「あぁ、凄い出したいよ」  
 
「じゃあ、あやねの出番だねっ!…早く言ってくれれば良いのにぃ〜  
お兄ちゃん、ちんちん出してっ!」  
 
「あやねが脱がしてくれよ、オレのパンツを」  
 
「分かったぁ〜!…よいしょっ…よいぃ〜しょ!うわぁぁ!?」  
 
パンツを脱がされると、歓喜に湧き踊る愚息が勢い余ってカウパーを  
あやねの鼻先に直撃したみたいだ……スマン、あやね。  
 
「…このネバネバがぁ、カウパー?」  
 
不思議そうに鼻先からすくい、指先でカウパーをニチャニチャ伸ばしている  
あやねの姿を見ると、またオレの悪戯心が騒ぎ出したぞ。  
 
「…それは舐めても、苦くは無いぞ」  
「ホントにぃ?…チュプゥ…ホントだぁ、苦くないよぉ」  
 
「だろ?……だからさぁ…ちょっとだけ亀さんの口に…  
チュウしてくれないか?」  
「いいよぉ……おはよっ、亀さん!…チュッ!…チュッ!」  
 
あやねが尿道口にチョンチョンとキスをする度、亀頭の先に  
柔らかな感覚と、狂おしい程の刺激が伝って来る。  
久々に亀頭へ感じる人肌のせいで、このまま腰を突き出して  
口の中に突っ込みたい気分だ……でもそんなこと、実際には出来ないけどな。  
 
「そのまま昨日みたいに擦ってくれ」  
「ハァ〜イ」  
 
手が汚れるのも気にせず、握った手から二チャニチャ音をさせて  
亀頭にキスをしながら、あやねが朝一からシゴいてくれる。  
夢のような朝を迎えてんだなぁ、オレって。  
 
「…気持ちいい?」  
「気持ち良いぞ……もう出そうだ…後は自分でするから、もう離して良い…」  
 
「えぇぇ、あやねが精子出したいのにぃ〜!!!」  
 
お兄ちゃんのケチっ!……あ〜ぁっ、自分でシコシコ始めちゃったぁ…。  
せっかく上手に精子を出す、練習しようと思ったのにぃ〜!!  
 
絶対にいつか自分で出すより、あやねが精子出した方が気持ちいいって  
お兄ちゃんに言わせるんだから…。  
 
「あやねの気持ちは嬉しいが…このままだと布団が汚れるからな……  
今度、部屋でのやり方…教えるよ」  
 
「…はぁ〜い」  
「……もう出そうだ…オッパイに…かけて良いか?」  
 
「よいしょ!っと……ハイ、精子を飛ばして良いよっ」  
 
おっぱい見えるまでTシャツを上げたら、お兄ちゃんが  
ちんちんを乳首にグリグリ当てるから、クスグったいよ。  
 
やっぱり私が出したいなっ…精子。  
でも手を離すと服が汚れちゃうから、今はダメかぁ…。  
 
「……出すぞっ!」  
 
水鉄砲みたいにビュゥ!って、おっぱいに精子を飛ばしてるお兄ちゃんって…カワイイなぁ。  
 
途中までだったのは残念だけど、夢中で精子を出してるお兄ちゃんを見てたら  
なんか私も嬉しくなっちったぁ。  
 
「おにぃ〜ちゃん!気持ちよかったぁ?」  
「…良かったぞ、凄い」  
 
「へへっ!うれしぃ〜なっ!嬉しいなっ!」  
 
変わったヤツだ、朝からザーメンぶっかけられて喜ぶなんてな…  
でも本当にかわいいヤツだよな。  
 
もう考えられ無いし、考えたくも無い、あやねの居ない1人の生活なんて…。  
 
「ティッシュで拭くから、あんまり動くなよ」  
 
「は〜い……精子って何時間で溜まるのぉ?」  
「時間?…時間は分かんねぇなぁ」  
 
「じゃあ、1日になん回出せばいいのぉ?」  
「そうだな……3回くらいかな?」  
 
「分かったぁ!出したい時は、いつでもあやねに言ってねっ!」  
 
胸を吸い始めた時に比べると部屋も明るいなり、時計を見ると  
時刻は午前5時になろうとしている。  
 
前夜に早寝をしたおかげで、久しぶりに8時間も寝ることが出来た。  
身も心もスッキリとした、朝を迎えることも出来たし  
狂い始めていた生活サイクルが、これで元に戻せるだろう。  
 
でも早起きよりも、朝からあやねとベッドの上で過ごす  
アンニュイな時間も捨て難い。  
この生活も、いつまで続けられるのか分からないことだし  
もう少しだけ、この甘ったるい時間に浸るとしようかな。  
 
「お兄ちゃんさぁ…偶にあやねのこと……えっと…」  
「何だよ、どうした?」  
 
「あやねのこと…かわいいって……言ってくれるよねっ」  
「あぁ、あやねは凄くカワイイぞ」  
 
「ありがとう……じゃあね、どんな所がかわいいと  
思ってくれてるのかなぁって……ドコかな?」  
 
まぁ、見た目から全部カワイイんだけど……偶にはオレも  
気の利いたことの一つでも言って、格好つけたいしな…。  
 
「…あやねが笑うと、パァ〜っと周りに花が咲いたみたいに  
明るく輝いて見えるんだ…今の季節ならヒマワリの花かな、その明るい…」  
「ウァアァァァ〜!!!今日、何日!?」  
 
ここからオレの甘い囁きが始り、乳でも揉み始めようかと思っていたのだが  
あやねは突然ベッドから飛び降りて、机に向かい突っ走って行く。  
 
何事かと、行く末を見守っていると今度は卓上カレンダーを分捕って  
うん!うん!と頷き始めた……一体何なんだ?。  
 
「今日ひまわり当番の日だぁ〜!!!」  
「…ヒマワリ?……何だよ、ソレ?」  
 
    □■□  
 
現在時刻は午前7時。  
あやねとマッタリとした時間を過ごす筈が  
急遽、慌ただしい朝に変わってしまった。  
 
「そうゆう大事な予定は、目に付く所に書いとけよ…」  
 
「ごめんなさい……電車とバスで行ってくるから  
お兄ちゃんはお家で待ってて…」  
 
いつもは遠慮知らずな元気娘のくせに、こうゆう所だけは控えめと言うか  
男心をくすぐるのが、上手いんだよなぁ……あやねは。  
 
「行かないとは言って無いだろ?…ちゃんと連れて行くから、そんな顔すんな」  
「…ごめんなさい……ありがと」  
 
朝っぱらから、ちょっとした修羅場を演じることになった理由は、クラスで育てる  
ヒマワリの水やり登板が今日だと、あやねが今朝になって突然言い出したからだ。  
 
「そろそろ出ようか。昼間だと2時間くらいで行けるけど、朝は混んでるからな。  
忘れ物は無いな?」  
 
「うん!ちゃんと買って貰ったブラしてるよぉ〜、ほらっ」  
「ありがとう……じゃあ、無くてっ!!」  
 
そんなムッチムチの太ももを露出したデニムのショーパン履いて  
オレンジ色のブラなんか見せられたら、襲いたくなるだろっ!!!  
その捲り上げたTシャツ脱がして、泣くまで乳首を吸ったろかっ!  
 
でも…今から始めたら、遅刻するじゃねぇか。  
生殺しは、止めてくれよ…。  
 
「持って行く物は無いのかって、聞いてんだよ!!」  
「別に無いよ、水やりするだけだもん」  
 
「あっ、そう……行くぞ、コンチクしょう!!!」  
「おぅ!連れて行かれるぞ、こんちくしょ〜」  
 
1日くらい水を掛け忘れても、枯れはせん!と言いたい所だが  
子供にとって学校の用事は、仕事みたいな物だからな。  
 
それにヒマワリよりも、気になることが有るみたいだし  
ドライブ気分で行きましょうかね。  
 
「それでねぇ、名前は紗奈ちゃんって言うんだけどね」  
「ほぅ、それで?」  
 
「あやねにスッゴイ優しくてねっ、いっ〜ぱい面白い話を聞かせてれるからっ  
だぁ〜い好きなんだぁ…」  
「へぇ…それならお礼に、昼飯にでも誘えよ」  
 
「うん……誘ってみる」  
 
どうしちまったんだ?  
あやねの奴、急に表情を曇らせやがって…。  
その紗奈とか言う友達と、何かあるんだろうか?  
 
「どうしたんだ、あやね?」  
 
「あのね……紗奈ちゃんいつも、あやねと話してると…  
途中で何処かに、行っちゃうだ…」  
「何で?」  
 
「…学校で紗奈ちゃんと仲良く話してると、男子が邪魔するの」  
「……もしかして、その子ってカワイイのか?」  
 
「う〜ん…カワイイより大人っぽくて、綺麗な感じかな?」  
 
あやね、それは小学生男子特有の、構って欲しいから  
イジメるってヤツじゃないのか、多分?  
 
「あと女子も聞こえるように悪口言ったりして、邪魔するの…」  
 
わざと聞こえるようにって……幾つになっても女の人間関係って  
難しいと言うか、ネチっこくて怖いよな…。  
 
しかしそうなると、その子はクラス全体にイジメられてるってことか…。  
でもあやねは優しい子だって、言うしなぁ……イジメの理由は何だ?  
 
「そしたら紗奈ちゃん『ごめんね』って、寂しそうにどっか行っちゃうんだぁ…」  
「何だよソレ、何か理由があるんだろ?」  
 
「紗奈ちゃん男の人と夜遊びしてるって、噂されてるの…」  
「…クラスの誰か見た、と言ってるのか?」  
 
「うん…クラスの子が塾の帰りに見たって言ってた…」  
「でもあやねは、そんな噂は信じられない……だよな?」  
 
「うん、絶対ウソだよ!…だって紗奈ちゃん、スッゴイ優しいんだもん…」  
 
多分理不尽な理由で、クラスのボス的な女子にでも目付けられて  
根も葉もない噂を立てられてるんだろうな…可哀想に。  
そんな状況じゃ、あやねも仲良くし辛いよな。  
 
オレが頑張れとか変に煽って、あやねがイジメのターゲットに  
でもされたら、本末転倒だし……情けないが、掛ける言葉も見つかんねぇよ。  
 
「だからね、紗奈ちゃんの『ごめんね』って言うのは、もう見たくないの…」  
「だよな…」  
 
「うん…あやねはもっと仲良くなりたいの、紗奈ちゃんと」  
 
「じゃあ仲良くなる為にも、今日は3人で飯を食いに行こうぜ  
だから何も気にせず、紗奈ちゃんを誘って来いっ!」  
「うん、ガンバってみる」  
 
約2時間半のドライブを経て、無事に学校へ到着。  
どれくらい時間が掛かるのか見当も付かず、車の中で二本目の缶コーヒーを  
片手に待っていると、ようやくあやねの姿が見えた。  
 
その隣には、長い黒髪を風に揺らしながら歩く少女が1人  
多分あの子が、あやねの言ってた子なんだろう。  
 
「お待たせぇ〜!紗奈ちゃん、ご飯一緒に食べに行くれるって!」  
 
控え目に車から少し離れた所で、あやねが戻るのを待つ少女。  
背が高くて大人しいそうと言うか……ぶっちゃけ悪く言えば、幸薄気な雰囲気の女の子。  
 
でも顔立ちは悪くないし、伏し目がちにオレたちの様子を伺う姿には  
正直、キュンと心を刺激されてしまう。  
あれでニッコリ微笑まれでもしたら…。  
 
「そうか……綺麗な子だな」  
「ハァッ?…なに言ってんの?」  
 
………誰だよ、オマエ?  
あやね…オマエはそんな汚い言葉使いを、する子じゃなかったろ?  
 
「とっ!?とりあえず紹介してくれよ」  
「うん!ちょっと待ってねぇ〜」  
 
元のあやねに戻ったか…。  
でも一瞬見せたあの人格は、一体何だったんだ?  
 
「紗奈ちゃ〜ん、お兄ちゃんがぁぁぁ!紗奈ちゃんが綺麗だからぁ〜  
絶対一緒にぃ、ご飯食べ行きたいってさぁ〜!」  
 
あのバカ!!!!公衆の面前で、何てこと言い出すんだぁ!  
 
「あと紗奈ちゃんが来てくれたらぁ〜!何でも好きなもの、食べて良いってさぁ〜!!!」  
 
それじゃ下心丸出しの援交オヤジの誘いみたいで  
誰かに聞かれでもしたら、通報されちまうじゃねぇかぁ!  
 
「ハァ!…ハァ!…こんにちは、オレはコイツの叔父なんだよっ!  
それで今からコイツと飯食いに…」  
 
「なに焦っての?」  
 
うわぁ……また出たよ。  
今度は嫌な女だなぁ……やっぱ幼くても女は魔物だ…  
普段の愛くるしいあやねは、一体何処へ…。  
 
「あの……良いんですか、私も一緒で?」  
 
間近で見ると目は少し茶色味がかり、肌は白くあやねと同い年とは  
思えない手足の長さをしている。  
どっか外国の血でも、混ざってるのか?。  
 
「あぁ、君さえ良ければ歓迎す…る……よっ?」  
 
だから睨むなって、あやね!!!!  
ホントにオマエは、一体どうしちまったんだよ…。  
 
「…それじゃ」  
「やったぁ!!早く行こっ!」  
 
可憐な少女は凧でも上げる勢いで突っ走る、あやねに手を引かれ  
舞い散る花弁のようにフラフラとヨロケながら、車の中へ引きずり込まれた。  
 
あれじゃ見た目は、無邪気な妹に手を引かれる姉だな。  
 
「何が食べたい?」  
「おすしぃ〜!!」  
 
「オメェじゃねえよ」  
「なっ!?」  
「…私は何でも良いです」  
 
「じゃあ、寿司は大丈夫かな?」  
「なんでぇ?!!」  
「はい…大丈夫です、嫌いじゃありません」  
 
「……やっぱりお寿司屋さんに行くんじゃない」  
 
この際ご機嫌ナナメで軽く人格崩壊を起こしてる、我が姫は放って置くことにして  
お客様も居ることだし、寿司屋を探さねば。  
 
「この辺に寿司屋って、何処に在るだ?」  
「……………」  
「……ここを真っ直ぐ行った左手に、一件ありますよ」  
 
「決まりだな、あやねもソコで良いよな?」  
「………別に」  
 
こりゃ放って置く訳にもいかんな、後のご機嫌とりが大変そうだ。  
 
「さぁ〜着いたぞぉ!いっぱい食べような、あやねっ!」  
「…………」  
 
そんな窓に頬杖突いても、オマエには似合わないって…。  
絶対にオマエは電子のシートで外を見ながら、無邪気に足をバタつかせてる方が似合うぞ。  
 
「寿司は嫌なのか?」  
「………別にャァハハハ!!!!!なにすんのよぉぉ!」  
 
やっぱり脇腹をくすぐるのは弱いんだな、今後の参考になった。  
 
「オマエが何時までも、不機嫌そうな顔をしてるからだ…  
可愛い顔が台無しだぞっ」  
 
「…かわいい?………そっかなぁ〜♪…もぅ、お外で言わないでよぉ  
恥ずかしいなぁ〜、お兄ちゃんたらぁ…」  
 
やっとあやねに憑いていた、嫉妬の塊みたいな  
悪霊は成仏してくれたみたいだな。  
 
「先にお店に入って、席取っとくねっ!!」  
 
「……ハァァ〜」  
「プッ!、仲良しなんですね」  
 
「いやぁ、何と言うか……スマンね、騒がしいヤツで」  
 
「楽しいですよ、私はあやねちゃんのこと大好きですから」  
 
姫はすっかり機嫌を直されたようで、食事を始めると  
寿司を口の中へ軽快に放り込んでいる。  
 
助かった…あのままだったら、本当に神社にでも連れて行こうかと思ったぞ。  
 
「遠慮しないで、君も好きのドンドン食べて」  
「はい、ありがとうございます」  
 
しっかりしてるなぁ…姫とは大違いだ。  
こんな子が夜の街を男と出歩るくなんて聞かされても、俄かに信じられんな…。  
 
「トイレ行ってくるぅ!」  
「元気に宣言するな!それに外では、お手洗いと言いなさい」  
 
「は〜い。紗奈ちゃん、お手洗いに行ってくるね」  
「いってらっしゃい」  
 
こんなに優しく笑える子が噂通りの子とは、やはり思えん…。  
悪い子じゃなさそうだし、気になるなぁ……ちょっと探りを入れてみるか。  
 
「家に連絡しとかなくて、大丈夫なの?」  
 
「はい……ママはいつもお昼頃まで寝てますから……仕事で帰るの遅いんです」  
 
なるほどねぇ…親が家に居ないから、夜も出歩けるのわけか。  
 
「そっか、お母さん仕事を頑張ってるんだね」  
「はい……家はお父さんが居なくて…」  
 
「アァァ!話さなくて良いよ……オレも家のこと話すの嫌いだったから  
家は母ちゃんしか居なかったからさ」  
「そうなんですか?」  
 
「うん、だから学校でもさ…親の話が始まったら、しれっと気付かれないように逃げてたよ…  
特に父の日が嫌いでさぁ…あの日は1日中、最悪の気分だったな」  
 
「同じです!……私も…お兄さんと同じです」  
 
彼女はオレに似た境遇を感じたのか、偶に言葉を詰まらせながらも  
自分の正直な気持ちを話してくれた。  
その姿からは先程までの大人びた感じは消え、幼い知恵を絞って1人悩む少女が一人。  
 
辛いよな…誰にも話せない、悩みが有るってのは…  
それも年端も行かぬ、こんな子じゃ尚更だろ。  
 
「怖いんです、私……クラスの人に何か言われると  
お父さんのことを言われそうで…」  
 
そればかりはなぁ……助けたくても、周りは何も出来ないし  
本人の気持ちの持ち方次第なんだよ…紗奈ちゃん。  
君が片親で有ることを恥と思うか、それとも君を育てる為に  
一生懸命に働くお母さんを、どう想うかで決まるんだから…。  
 
「…実はねっ、あやねから聞いてるんだ…君への悪い噂ってやつを」  
 
「そうですか…」  
「アァ!!でもあやねは言ってたよ『紗奈ちゃんはそんな子じゃない』って」  
 
「嬉しいです……1人でも、そう思ってくれるのは…  
それがあやねちゃんなんて…凄く嬉しい」  
 
真っ白だった頬は朱色に染まり、大きな瞳からは今にも涙が零れそうだ。  
 
こんな場面にあやねが戻って来たら大変だ、またもう1人のあやねが出て来ちまうぞ。  
 
「まっ?!まぁそんなに悩む事も無いさ、あやねは紗奈ちゃんを  
大好きな事には変わりないだから」  
 
オレの軽いノリで話そうよ的なオーラは、今の彼女には全く通用しないようで  
更に紗奈ちゃんは俯いてしまったよ…。  
 
「お兄さん…」  
「ハイ!?」  
 
「もし…私がお父さんのことを、あやねちゃんに話したら…」  
「…はい」  
 
「今まで通り……私と話してくれると、思いますか?」  
 
……凄く怖いんだろうな、あやねに真実を知られるのが。  
でも彼女は今、勇気を出して自分の殻を破ろうとしてる。  
オレに出来ることは力強く、背中を押してやる事くらいだな。  
 
「当然だよ!さっきも、あやねが言ってたぞ  
『もっと紗奈ちゃんと仲良くなりたい』  
って、珍しく真顔でさっ!」  
 
「…本当…ですか?」  
 
「本当だって!それにあやねが真顔になるなんて  
夏に雪が降るくらい珍しいんだぜっ!」  
 
「………………ぷっ!!」  
 
……あれっ?…オレ、おかしなこと言ったか?  
結構熱く、紗奈ちゃんを勇気付ける言葉を贈ったつもりだったんだが?  
 
「クックックッ!!!……はぁぁ…すみませんでした。つい、おもしろくて」  
「そうなんだ……オレ、変なこと言った?」  
 
「夏に雪なんて、絶対振りませんよぉ〜」  
 
確かに……オレのボキャブラリーの無さには、泣けてくるな…。  
 
「そうだね、振らないよね………でもさ、何で夜に出歩いたりするの?  
紗奈ちゃんが夜遊びしてるとは、到底思えないんだけど」  
「あのっ!?それは…」  
 
急にモジモジし始めた彼女は、おそらく先程までとは違う理由で顔を  
真っ赤にしてると見た!……まさか、年上の彼氏でも居るのか?  
 
「…なるほどねぇ、あやねと会話する話題が欲しくて本屋に」  
「……ハイ」  
 
そりゃ大変だったろ、姫は落ち着きが無いからな…よっぽど興味が湧かないと、  
一カ所にジッとして、話を聞くとは思えんしな。  
 
「それをクラスの人に見られて、変な噂が…」  
 
「とにかくさ…近所とは言え、紗奈ちゃんみたいな子が  
夜に出歩くのは危ないぞ」  
「はい、ママにも言われてるんですけど…」  
 
「そうだろ?紗奈ちゃんみたいな綺麗な子が…」  
「アァッ?」  
 
また、オマエかよっ!!!  
いい加減にあやねの体から出てけ!塩まくぞ、塩!!  
 
「楽しそ〜ぅ…あやねもぉ、その話に混ぜてよっ!」  
「オマエなぁ……絶対に勘違いしてるぞ!これはっ」  
 
「あのっ!…私、全部話します」  
「そんなに焦らなくても…」  
 
「いいえ、この場で話した方が私もスッキリして……逃げ出さずに  
もっと仲良くなれると思うから」  
 
決意の込められた彼女の横顔は凛として、とても綺麗に見えた。  
頑張れ紗奈ちゃん!…君の勇気は、必ずあやねに伝わる筈だから。  
 
「あやねちゃん、今まで話して無かったけど……私ね、お父さんが居ないの」  
「えっ…」  
 
「学校でみんなに知られたく無かったから、何か言われると逃げ出してたの…。  
秘密にしてて、ごめんなさい」  
 
余程のショックを受けたのか、あやねはオロオロとして  
頭を下げた紗奈ちゃんを、ただ見ることしか出来ずにいる。  
 
まあ、あやねには居て当然の父親が居ないんだからな…。  
いきなり箸を1本渡されて、飯を食えと言われるのと一緒で  
驚きの余り、掛ける言葉も見つから無くて当然だろう。  
 
「紗奈ちゃんは言いたく無い事を、あやねに話してくれたんだぞ  
何か言うことが有るだろ?」  
 
「あっ!?…絶対に言わないよっ、学校で誰にも言わないからっ!」  
 
「そうじゃないだろ、あやね」  
「えっ?」  
 
「もしあやねが同じ立場なら、どんな時に友達へ秘密を話すと思う?」  
「それは…」  
 
あやね、オマエが一言『ありがとう』っていうだけで  
紗奈ちゃんの世界は、パァっと明るく変わるんだ。  
だから正直に思ったことを伝えてやれ、紗奈ちゃんへ。  
 
「私だったら………あぁぁっ!!!お父さんのことで、誰かにイジメられてるんだぁ!」  
「オイッ!!!違うぞぉ!」  
 
「紗奈ちゃんを、そんな事でイジメなんて許せないっ!!!…紗奈ちゃん!」  
 
「ハイっ!!」  
「これからはあやねがずぅ〜っと一緒だから安心してっ!  
あやねはチビだけど、空手習ってたから強いんだよっ!!!」  
 
「えぇっ!?……ありがとう」  
「オマエ……確か1ヶ月くらいで、道場に行くの止めただろ」  
 
「2ヶ月だよぉ!……もう月謝を払ったから、行けって言われて…」  
 
まぁ良いか……全く真意は伝わらなかったが、結果はOKなんだから。  
 
「2人とも突っ立ってないで、ドンドン喰え」  
『ハァ〜イ』  
 
その後は遠慮することも無く、食事をする紗奈ちゃんの姿は  
無邪気に笑って、年相応に見えて来るから不思議なものだ。  
 
とにかくロリコンのオレにとっては、至福のランチタイムを過ごすことが出来た。  
 
「ごちそうさまでした」  
「どういたしまして」  
 
「紗奈ちゃん、絶対に約束だかねっ!」  
「うん、ママに聞いてみるね」  
 
俺が気づかぬ間に2人は、我が家でのお泊まり会を約束したらしい。  
こんな綺麗な子と我が家で一緒に過ごせるのは、大変嬉しく思い  
オレの意識は、正にヘブン状態になりかけた…がっ!  
 
よく考えてみると30のオッサンの家に、小学生とは言え  
こんな可憐な少女が泊まりに来るのはマズイのでは?  
 
「必ずお母さんに聞くんだよ!!!あやねの家じゃなくて  
『独身30男の家』に泊まって良いのかって!」  
「ハイ、聞いてみます」  
 
「じゃあねぇ〜、紗奈ちゃん。絶対に電話してねっ!」  
「うん、バイバイ」  
 
大変残念に思うが、諦めよう……これだけ危険要素を盛り込んだ  
注意事項を伝えれば、母親が許さないだろう。  
 
「お兄ちゃん!……さっきは…何か勘違いしてっ、ごめんなさい!」  
 
「気にするな、それより紗奈ちゃんと仲良くなれて良かったな」  
「うん!」  
 
「それに…ヤキモチを焼いたあやねは可愛かったぞ」  
「言わないでっ!…恥ずかしいよぉ…」  
 
エロ抜きでも、オレはあやねを可愛いと思ってる。  
だから限られた時間ではあるが、2人で仲良く良くやってこうぜ。  
 
「実家に寄ってくか?」  
「多分お母さん居ないから、行かなくいいよぉ〜」  
 
「そっか…じゃあ、その辺でもブラブラしてから、我が家へ帰るか」  
 
「うん!そうしよぉ〜」  
 
地元のオバチャン達が普段着で行き交う、地味な商店街を  
腕にあやねをぶら下げて、ゆっくりと街並みを眺めながら歩いて見る。  
雑貨屋などを覗いていると、まるで長年連れ添った  
彼女と散歩をしてるような気分を味わえた。  
 
やっぱり恋人気分で過ごす2人の時間には、爽やかな青空の下が一番似合う。  
さっさと宿題を片付けて、海へ山へとデートを行かなくちゃなっ、あやね。  
 
    □■□  
 
道路には車線を示すセンターラインも無くなり  
すれ違う車は営業車や、施設団体の名前の入る物ばかり。  
周りは鬱蒼と茂る杉の木に囲まれ花粉シーズンになると、黄色い霧を発生させるこの道は  
一部の人にとっては有る意味、恐怖スポットと変貌する緑の壁。  
 
このまま車を走らせれば、我が家までは後30分ってとこだな。  
 
「……オシッコしたい」  
「はぁ?…家まで我慢出来そう……じゃないな」  
 
ハンドルを握ったまま、サッとあやねに目を向けると  
膝の辺りをギュッと握り、全身を強張らせている。  
さっきから妙に口数が減ったと思っていたら、トイレを我慢してたのか…。  
この様子じゃ、限界も近そうだな。  
 
「その辺で…」  
「イヤだぁっ!」  
 
「そうだよなぁ、あやねは女の子だからなぁ〜」  
 
どうすっかな……オォ!確かこの先に、公園が在ったような?  
とにかく行ってみるか、迷ってる暇は無さそうだし。  
 
「あやね、もうちょっとの辛抱だからな?」  
「……は…い」  
 
地元の人でも、知らないんじゃないかと思ってしまうような  
全く人気の無い高台に造られた、景色を見渡せるだけの小さな公園。  
役所の人間は何を思って、こんな誰も来ない山の上に公園なんて作ったのかね…  
税金の無駄遣いだろ……まあ今回だけは、行政の適当さに感謝するけどな。  
 
「はぁ〜やぁ〜くぅぅぅ!!!!!」  
 
切羽詰まっているあやねさんは、右手にオレを掴み  
左手で腰の引けた股を押さえて、体を縦に揺らしている。  
 
「待てよ、いまティッシュを出すから」  
「ニャァアァァ!!!!急いでよぉ〜!」  
 
ポケットティッシュを取り出すと、あやねはオレの手を荒々しく掴み取り  
おそらく現在出せる、最大速度でトイレに向かって駆け出した。  
 
「オイ!?オイっ、ちょっと待て!」  
「えぇっ!!!なにっ?」  
 
「何処までオレを、連れてく気なんだ…」  
 
「だってぇ〜!!トイレの中は暗いし怖いから、ドアの前で待っててよぉ〜」  
 
確かに日中でも日差しの入らない、このトイレは何か出そうで怖いな…  
それに人気の無い公衆トイレに付き物の、変質者でも潜んでたら大変だしな。  
 
「お願いしますっ!何でも言うこと聞くから、ココに居てっ〜!!!」  
 
「分かったから、早くしてこい……ドア、開けとこうか?」  
「…………バタァン!!」  
 
オレの戯れ言はあやねの一睨みと、ドアを叩き付ける音に掻き消された…。  
 
幸いなことに男女の区分も無いし、人なんて絶対に来そうに無い薄暗いトイレ。  
オレはこれからお小水を垂れ流す、姫を護衛する門番となった。  
 
「お兄ちゃん居るぅ〜?」  
「あぁ、居るぞ」  
「絶対そこに居てよぉ」  
 
声を掛けながらも、デニム地ショーパンのジッパーを素早く下ろす  
ジィっと鳴る音が聞こえて来る。  
 
カサカサと音を立てていた、衣擦れが聞こえ無くなと  
激しく便器を叩き、ジョ〜と勢い感じさせる生々しい水音だけが  
静かなトイレの中に響いた。  
 
「居るぅ〜?」  
「…居るぞ」  
 
恥ずかしいなぁ……ここのおトイレ、水が流せ無いんだもん…  
お兄ちゃんにオシッコする音を聞かれちゃうな…。  
こんな時に限って、いっぱいオシッコで出ちゃうしなぁ……恥ずかしいよぉ〜!!  
 
「……長いな」  
「言わないでぇ〜!!」  
「スマン!?…聞こえちまったか」  
 
最初は噴き出す小便がビチャビチャと、飛び散るような音を鳴らしていたが  
徐々に便器の一点を突く、シャーと勢いを無くした水音に代わり始めた。  
 
初めて聞いたあやねが発する生々しい音に、風呂で見慣れた筈の尻をどうしても見たい。  
 
決して綺麗とは言い難い便所に這いつくばり、下の隙間から覗いて見ると  
先を尖らせたカワイイ桃尻が、パックリ開いた中央にシワシワのお口を見せている。  
そのまま視線を下げれば便器と桃尻の間には、黄色い液体が捻れながらも  
空中に綺麗な一本の水流を作っていた。  
 
おそらく普段より口を開いていた可愛い肛門は、シャッ!シャッ!シャッ!っと  
最後に小便を絞る出す水音に合わせて、口を縮めている。  
ヒクヒク動く肛門は、股から垂れる黄色小便を飲み干すように  
何度もオレへ動いて見せた。  
 
チョロ…チョロ…っと、滴の飛び出す感覚は縮まり  
あやねはティッシュを手に取って、カサカサと丁寧に拭き始める。  
肛門に垂れたオシッコも拭いているし、手の動きを見る限りでは  
ワレメには指を挟んで、綺麗に拭いているようだ…感心!感心!。  
 
「……ありがとう…ございました」  
 
扉が開くとほっぺを桜色に染めたあやねが、もじもじと俯き加減に姿を見せた。  
 
「オゥ、気にすんな。間に合ってよかったな」  
 
「…うん……あれっ?…お兄ちゃん、精子出したいの?」  
「えっ!?」  
 
「だって、ちんちん大きくなってるよぉ?精子溜まったの?」  
 
気づかぬ間にオレのバカ息子は、フル勃起でズボン持ち上げてやがった。  
 
「大丈夫?…ココで出して帰るぅ?」  
 
「……お願いしようかな」  
「オッケェ〜、あやねに任せてっ!」  
 
薄暗い便器の中で、あやねに亀頭を吸って貰うのもエロスな感じで悪くないが  
せっかく人気の無い公園に居るんだし  
解放的に青空の下で、手コキして貰うのも良いなぁ…。  
 
「…トイレの裏に行こうか?」  
「お外でするのぉ?」  
 
「偶には良いじゃないかぁ…あやねぇ……痛っ!?」  
 
お兄ちゃんはパンツの中に手を入れようとしたからパシッ!と手を叩いてやった。  
さっきオシッコしたんだから、そんな所を触ったら汚いだけだよぉ…  
 
「お股はダメっ!…おっぱいなら良いよっ」  
 
ちょっと残念そうなお兄ちゃんは、Tシャツに手を入れて  
おっぱい触りながら、トイレの裏に私を連れてった。  
 
でもブラの中に手を入れられると、ストラップが引っ張られて痛いんだよねぇ…。  
やっぱり私はブラ着けるの、キライだなぁ…早くもお家に帰って、外したいよ。  
 
「ちんちん、どうやって握れば良いのぉ?」  
 
ずっと後ろからおっぱい触ってるお兄ちゃんは、ハァハァ言ってて何か具合悪そう。  
早くあやねが精子を出して上げなくちゃ〜!……そしたらお家に帰って、ブラが外せるっ!  
 
「…このままギュッと、握ってくれ」  
「ハァ〜イ」  
 
「あと……ちょっとだけ、オッパイ吸っても良いか?」  
「それは…」  
 
お外だもんなぁ……でもお兄ちゃん辛そうだし…。  
 
「周りから…見えないようにしてよ?」  
「オゥ!!」  
 
Tシャツを少しだけ上げると、お兄ちゃんは頭を入れて  
あっという間にブラのホックを外して、驚いた……私より上手だな。  
 
右のおっぱいを全部口に入れて、お兄ちゃんが乳首をペロペロ舐めると  
ぎゅ〜って、頭を抱っこしちゃった。  
 
お兄ちゃんの頭を抱っこして、おっぱいペロペロされるの私は大好きっ!  
だって気持ちいいから………でもちょっと長すぎだよ、お兄ちゃん  
 
「お兄ちゃ〜ん、ちょっとだけって言ったのにぃ〜」  
「スマン…じゃあ、精子を出して貰おうかな」  
 
「了解しましたっ!」  
 
お兄ちゃんに、どうやって精子出す?って聞いたら  
『ちんちんを後ろから握ってくれ』だってさ。  
 
お兄ちゃんのお尻にピッタリくっ付いたけど、ちんちんを擦るにはちょっと遠すぎるよぉ…。  
 
これじゃ上手に手を動かせないから、ちんちんを引っ張ってるだけになるけど…。  
お兄ちゃん、これで本当に良いの?。  
 
「…もう出るから…離すなよ」  
 
あやねは意味も分からず我慢汁で濡れるカリ首を、後ろからギュゥっと  
引っ張ってくれるから、オレは腰を振るだけで  
立ちバックをしてるような気分を味わえる。  
 
「…出すぞっ!」  
 
カクカク動いていたお兄ちゃんが、お尻をニュ〜ンって前に出したら  
ビュルン!ビュルン!精子が元気に飛んでったぁ〜!?  
 
「おぉおぉ〜!すっごい飛んでるぅぅう!!!」  
 
ちょっとだけビックリしちゃったけど、あやねは精子出すの慣れてるから平気だよっ!  
 
急いでお兄ちゃんの前に行って、気持ち良くなるように  
亀さんの首を擦って上げたら、ドロォ〜って残りの精子が出てきた。  
 
やっぱり思った通りだ、あやねは精子のこと勉強してるから  
お兄ちゃんに言われ無くても、ちゃんと分かるんだぁ。  
 
手がベチャベチャになっちゃったけど、まだ亀さんが精子出してるから  
ちゃんと最後まで精子を出すからねっ、お兄ちゃん!  
 
「もう…良いぞ」  
「まだだよぉ〜、ちんちんビクッ!ってなってるもん」  
 
お心遣いは大変嬉しく思いますが、オマエが精子まみれの小さな手で  
いつまでもネチネチ擦ってたら、また勃起しちまうんだよぉ…。  
 
スマンな、節操の無い叔父で。  
 
「ありがとな、本当にもういいから……あぁ、手を洗いに行こうぜっ!」  
 
「あぁっ!?ちょっと、ココで待っててぇ!」  
 
何かを思いついたあやねは、洗面所に向かって突っ走り  
戻って来ると、手には濡らしたチェックのハンカチが握られていた。  
 
「あやねがちんちんを、綺麗に拭いてあげるからねぇ〜♪」  
 
本当にオマエは優しい子だなぁ……こんな最低な、叔父なんかに。  
 
でも半勃起したチンコを手の平に乗せて、拭きながら鼻歌を鳴らすのは止めてくれ。  
吐息が当たって、また勃起しそうだから…。  
 
「ハイっ!綺麗なったよっ」  
「ありがとな…それじゃハンカチ洗って、帰るとするか」  
 
「そうだねっ、お腹減ったしね」  
 
家に着いたのは午後6時を過ぎた頃。  
12時前に昼飯を食ったから、もう腹が減り過ぎて準備するのも面倒だ。  
 
こんな時頼りになるのは買い置きの冷凍食品。  
さっと火を通すだけで、チャーハンと餃子の中華定食が出来上がり。  
でもスープは朝の残りを、冷蔵庫に入れてた味噌汁だけどな。  
 
「いただきま〜すぅ!」  
「オゥ!ドンドン喰え」  
 
しかし毎回不思議に思うがとこんな小さな体の一体どこに  
大量の食材達が消えてゆくんだろうか?  
 
「ご飯食べたら、浴衣着ても良い?」  
「あぁ、別に良いぞ」  
 
昼間に商店街をぶらついていた時に雑貨屋とも洋服屋とも言い難い  
小さな個人商店の店先に飾られていた可愛らしい浴衣。  
当然あやねは見つけた途端に、ディスプレイされた浴衣の前へ  
突っ走しって行き、目をキラキラ輝かせた。  
 
値段も手頃で着付けも簡単と、店員に説明されたら  
浴衣は夏に欠かせないアイテムだから、買わない訳にはいかんだろう。  
 
「あやね、着物とか浴衣を着る時は、下着を着けちゃダメなんだぞ」  
 
「うっそだぁ〜、お兄ちゃん…またえっちなことするんでしょ?」  
 
「嘘じゃないって!…飯食ったらネットで、嘘じゃ無いと証明してやるよ」  
 
何か目的を持つと、あやねの行動力はハンパじゃない。  
飯をあっという間に平らげて、機敏に後片付けを手伝ってくれた。  
 
「ほらウソじゃ〜ん」  
「……あれっ?」  
 
浴衣を着る時は下着を着けない、なんて取り決めは無いようで  
検索した結果は、逆に浴衣用の下着なんて物が出て来たわけで…。  
俺の常識力なんてこんなものさ、昼間も紗奈ちゃんにも笑われたしな…。  
 
「元気だしなよ、お兄ちゃん…あやねはいつでも、おっぱいくらい見せるから」  
「…ありがとな」  
 
「あのさ、お兄ちゃん……お風呂…まだ入らないの?」  
 
風呂?………アァァ!!!そうだよ!  
肝心な本日のビッグイベントを忘れてたぁ!  
 
今日は風呂場でローション使って、あやねにエクスタシーを教えるんだったな。  
 
「あやねの小さなちんちんの触り方……教えてくれるんだよね?」  
 
そんなもじもじ照れるなよ、無茶苦茶にしたくなるじゃないか…。  
でも安心しろ、今日は優しく丁寧に教えてやるからなっ!  
 
「恥ずかしいのか?」  
 
「ちょっとだけ……だってさぁ、オシッコが出て来る所なんだよぉ」  
「でもオッパイより気持ちいいぞ?」  
 
「うん、だから楽しみなんだぁ…」  
「じゃあ、風呂に入ろうか」  
 
「うん…抱っこして、連れてって!」  
 
バンザイして待っているあやねをヨイショ!と胸に抱えれば  
短い足をオレの腰に巻き付けて、ハシャいでくれている。  
顔を見ればニコニコ笑い、何も不安に思っていないようだ。  
 
これで安心して、心行くままにあやねを楽しめるぞ。  
 
 
―つづく  
 
 

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