※バックグラウンドとか書くのダルいから妄想で補填してください。
前に書いたSSを一部流用してますw
美雪は透き通るような美しい白磁の肌を持った女性だった。其の美しい白く背中の丁度
腰の辺りには痛々しい傷痕があった。
彼女が未だ高校一年生だった時にトラックに跳ねられた時に、砕かれた腰椎をボルトで
固定する為の手術で付けられた手術痕。
あの日から、美雪は下半身不随という重い障害を負い、車椅子と生活を共にせざるを得
なくなった。
「先生、恥ずかしいです」
一糸纏わぬ姿で美雪は広いダブルベッドの上で上体を起こして座っていた。
筋肉が衰えて細くなった二本の足が人形の様にベットの上で投げ出されている。
明かりは消さない。
「美雪。誕生日おめでとう」
先生と呼ばれた男は、そう言ってから、そっと美雪と唇を合わせた。
「それと、先生は止めてくれ。もう僕と君とは教え子と生徒という関係じゃないんだ」
「慶一さん、ん」
再び、キスを交わす。今度は互いに舌を絡ませあう、長くて濃厚なキスだ。
唇を合わせたまま、そっと、慶一は美雪の腰を抱き、ベットへとその芸術品の様な美し
さと活力の調和が取れた上体を押し倒す。
「本当に良いんだね?」
慶一が訊くと、美雪はこくりと無言でうなずいた。
「僕は君が二十歳になるまで二年も待ったんだ。如何なっても知らないよ」
美雪の緑の黒髪という言葉が似合うストレートの長い髪を撫でながら慶一が微笑む。
指で梳くようにして撫でれば、彼女の髪がさらさらと指を通り抜けていく。
「大丈夫です先生……慶一さん。私は四年前に貴方に命を助けられた時から、この日を夢
に見てました」
美雪は頬が少し紅揚させながら恥ずかしさからか俯きがちに言った。
今度は美雪の耳を愛撫する。両耳の裏を指でそっと撫で、そしてその指を耳殻をへと移
し、そして甘噛みをすると、美雪は目を瞑り、時折、吐息を漏らしていた。
「……んっ」
「美しくなったね美雪。とても素敵だ」
「本当に?」
「本当さ。100点満点だ」
悪戯っぽく微笑むと、そのまま耳を愛撫していた指を首へと這わせ、そして首へとキス
をし、美雪の健康的に薄っすらと割れた美しい腹筋をなぞっていた。弾力の在る柔らかい
筋肉だった。未だ、事故に会う前は陸上で長距離を走っていた彼女の身体は幾らか丸みを
帯びて女性らしくなっていた。
今度は胸。張りのある形の良い乳房に手を伸ばし、双丘全体を掌で優しく触ってやる。
そして、不意打ちのように控えめな乳首の周りを舌の先で輪を描 くように舐める。
「あ……」
すると、美雪が少し驚いたように声を出した。
口の中で、硬くなった乳首を舌で転がすと、美雪は首を横へと振って、ビクリと身体を
反らす。彼女は口を真一文字に結んで声が漏れるのを我慢していたが、喘ぎ声を押し殺し
たような淫靡な吐息を漏らしている。
「我慢しなくて良いよ」
耳元でそっとつぶやき、そして、再び乳首を愛撫する。
「んん――ああっ」
美雪の身体の奥底から快感が沸きあがり始めていた。
徐に右手を美雪の恥丘へ伸ばしたとき、彼女は困惑した様な顔を浮かべていた。
美雪は臍から下が麻痺していた。麻痺しているといっても完全な麻痺ではなく、めずらしいケースの不全麻痺だった。
臍から下の左半身は完全に感覚神経も運動神経も麻痺していたが、右半身は八割の感覚神経と二割の運動神経が残っている。
彼女は本当に少しだけだが右足を動かすことが出来た。しかし、膝を伸ばす事は出来ても曲げることが出来なかったり、足首は全く動かせ無かったりと本当に一部だ。
感覚神経も、感覚が全く無いところが島の様に点在していて、同じ太腿でも触られているのが分かる所と分からない所とが点在していた。
勿論、膣内も同じだ。
慶一も其のことを知っていた。その柔らかい脂肪の肉趾を掌で包むようにして撫でる。撫でながら今度は先ほどと逆の 乳首を吸って、ソレを口の中で転がす。
じっくりと、彼女を焦らす様にしてクリトリスには触れずに恥丘を指でなぞり、その指で彼女の大陰唇――生殖器を保護する脂肪に富んだ左右一対の襞をなぞる。
知っていて、両方を平等に愛撫した。
美雪は右半分が何も感じないことのもどかしさを感じながら左半分が自分にもたらす微弱な快感を少しでも漏らさぬようにと身をゆだねた。
「ああ!」
其の時、一際大きな矯正を美雪が上げたのは慶一が丁度、クリトリスの真上辺りをなぞった時だ。
美雪の身体に麻痺による感覚が無い部分とある部分の境目は感覚が過敏になっていた為だ。
「え?」
慶一は彼女の胸への口での愛撫を止め、彼女の白く長い美しい脚の付け根へとその対象を移した時、美雪は驚いたような声を上げた。
すでに彼女のソコは充血して赤みを帯びていた。その右半分はぴくりとも動かず、左半分はみだらに膣口を慶一に見せ付けるように開口し、ひくひくと痙攣していた。
慶一が指の腹で彼女のクリトリスを少しだけ撫でた時、美雪の身体にスイッチが入ったかのように震えた。
強い快感が彼女を襲ったのである。
彼女は右半身が麻痺していたから本来ならばクリトリスにつながる感覚神経も半分は機能していない為に快感が減るはずなのだった。
しかし、そのクリトリスは麻痺の境目として感覚が過敏になっていたから、クリトリスで得られる快感と遜色の無い快感が得られた。
「あっ!……ん」
美雪の反応を見ると寧ろ、それ以上かもしれない。彼女の左足だけがプルプルと震えていた。
そして、指を既に開口していた膣口をなぞるようにして沿わせると、ソコが愛液でしっかりと濡れているのが分かる。
「ちゃんと、濡れてるよ」
愛液で濡れた指でソレをクリトリスに塗るように撫で付けると、美雪の身体がビクリと跳ねた。
今度は顔を彼女の舌先でクリトリスを転がし、舌の腹で舐めあげる。
湧き上がる快感に耐えられなくなったのか、美雪が首を左右に振りながら絶叫した。
「イっちゃう……ああっ、あああ!!」
ぴくぴくと小刻みに美雪の身体は痙攣し、力が抜けていった。彼女は絶頂に達していた。
続く……と思う。