甘いものが好きなんだが、男一人では菓子売り場に行くのがツライこの季節…
だけど人通りのない裏通りに小さな菓子屋を見つけて、
ちょうど他に客も居ないタイミングだったんで入ってみた。
まあやっぱりそこでもチョコばっかり並んでてシャクだったんだが、
店員が薦めてきたチョコを試食してみたら信じられないほど美味くて
天にも昇る気分というかふわふわ浮かぶ夢心地というかそんな感じになって…
気がついたら全裸で、何か牧場みたいな場所で横になってた。
風呂に入ったみたいに体が温かくて気持ちいいな、と思ったら
身体じゅうが茶色いどろどろした液体まみれ。
これは泥温泉って奴か?と一瞬思ったんだけど匂いが妙に甘ったるい。
…ってまだ半分寝ぼけてたせいもあって状況つかめず起き上がるのも忘れて困惑してたら
いきなり足の裏をヌルッとしたものが撫でて、思わず「ひゃいっ!?」とか声あげちゃったね。
見てみたらいつの間にやら何か動物がいて俺の足…というか足についたチョコ舐めてるわけです。
何の動物か…って思ったら豚だった。まあ辺り牧場…というか豚小屋?っぽいし当然か…
…ってそれどころじゃねぇ。足の裏ペロペロされてくすぐったくてたまんない。
慌てて立ち上がろうとするより一瞬早く、右腕にズシッと何か重いものが乗ってきた。
驚いて横見たら、くるりと丸まった尻尾の生えたピンク色の尻。
ちょ、一匹じゃなかったのかよ!とか思って動きを止めたのがまずかった。
その隙に左腕にも何かズシッと。うわぁ。
両腕を押さえられ、これで俺は床に大の字に固定された状態にされ…ただけじゃ無ぇ!
うわ、腕にしがみつくようにのしかかった豚がそのままチュパチュパと手に付いたチョコを…!
さらに三匹だけじゃなく、一匹また一匹ともっと多くの豚がチョコの匂いに寄ってきて…
し、死ぬ!くすぐったくて死ぬ!
…いや、もう、単純にくすぐったいだけじゃなく…
「…んああっ、や、やめろ。指の間を一つずつそんな念入りにしゃぶるなっ…へ、変な気分に…」
「あう、あ、太ももはマズいってぇ!…へ、ヘソとか、やっ…」
「ひゃううっ!おまっ、乳首はシャレにならなっ…やめろ!やめっ、んん!…やめて…お願いだからやめてくださ…」
そう、くすぐったいどころじゃなく…なんか、もう、気持ち良くなってきたのだ。