ミリア:外見年齢十六才
身体的特徴、紅色の髪、鳶色の瞳
体型:スレンダーで胸が小さい(召使い談)
虎の国の元弱小貴族の一門だった少女だが、セリスを召使いにしてから凄まじい勢いで出世していく。
ただし、召使いであるはずのセリスに毎日遊ばれているのが現状。
今の目標はセリスをぎゃふんと言わせることだが、うまく言った試しがない。
竹を割ったような性格で少々非理性的な行動を取ることがあるが、自分の非はすぐに認める潔い少女である。
セシリス・リュカルテット・マグナレスカ:外見年齢十歳
身体的特徴:黒髪、紅色の瞳、
通常の人間達とは因果律の違う世界から堕ちてきた自称魔王の少年、中性的な容姿をしており様々な魔法を使いこなす。
主を敬うという気持ちを欠片も持っておらず、ミリアを玩具扱いしている。
ただし、参謀としては非常に優秀でその手腕によってミリアを公爵の地位まで押し上げた。
本気のような冗談を言い、冗談のような本気を言う。
性格は気まぐれで、昨日まで味方だった物を簡単に裏切り、敵だった物と手を組む節操のなさの上、目的のためなら手段を選ばない冷酷さを持っている。
性的技術も非常に高いが、本人自体は快楽を感じることは滅多にない。
シルス:外見年齢十八才
外見的特徴:黒髪、黒目
優男風でどこ軽そうな印象を受けるが、その剣技の腕は国内でもかなり上位に入る。
人当たりが良く理性的なミリアの幼馴染みで、産まれてからこの方、ミリアに苦労を掛けられっぱなしの幸薄い少年。
ミリアとの婚約が決まった時には、倒れて丸三日寝込んだらしい。
最近ではそれにセリスなどが絡んできて、彼のストレスをさらに増したせいで神経性の胃炎を発祥した。
人に流されやすいと思われがちだが、内面的にはかなり頑固な部分がある。
虎の国について
虎の国:政治形態が王制の国家で、科学技術は少し遅れ気味。 国土は他の国に比べ広大で、山岳から平原まで数多くの地形が存在する。
虎族:さまざまな獣人の中でも、屈指の強靱な肉体を持つ種族で力、反射神経、俊敏性、耐久力、生命力等々は人間などとは比べものにならない。
産業:主な産業はその膨大な土地を使っての酪農や食料、植物などの栽培。別名、世界の食糧市場と言われ、ここで生産できない食べ物は無いとまで言われている。
科学:主に蒸気機関止まりで電気などはほとんど使われていない。肉体が下手に強靱なため、あまり科学を発展させる必要がなかったためである。
魔法:召喚魔法、精霊魔法、神聖魔法、暗黒魔法など、魔法の種類自体は豊富だが、虎族は強靱な肉体を持っているため、魔法の道に進む物が少ない。
そのため途絶えた古代魔法なども存在する。
彼等が使う魔法は古から伝えられた物で、彼等が独自で開発した魔法というのはほとんど存在しないため、なぜ魔法の種類がこんなに豊富なのかは未だに虎族達自身にも分かっていない。
ダンジョン:虎の国に存在する古代の遺跡で中にはレアアイテムなどが多数眠っているが、強力なモンスターの巣窟と化しているため一般市民が入る事はまずあり得ない。
領地:主に貴族達が所有する国から与えられた土地で、貴族は農民達を自分の領地に住まわせ農作業に従事させて、その作物の何割かを王家に納めている。
ミリア達の領地:他の領地とは違い山岳地帯のため作物の生産などはあまり豊かとは言えないが、セリスの指導によってによって武器産業に力を入れ始め、それを国外へ輸出して外貨を獲得しているため財政はかなり豊富。
また、武器産業だけではなく他の産業にも力を入れており、大陸最大最高の技術力を独占している。
他国の戦争に介入して戦火を拡大していると言う噂もある。
幼智賎無鋼【ペルゴラス】
別名無垢なる金属で精製された物は翡翠色の金属となる。
加工の仕方で性質が千変万化すると言う特徴を持つ。
理論上はあらゆる金属の性質を持つ事が出来るが、特殊な金属の場合は、
1、やったー、加工で輝黒鋼の性質手に入れたぞ。だけど作るのにベラボーに手間と時間と費用がかかったから、買った方が早かったかな。
2、どうやったら思った性質の金属になるのかな、アハハハハ分かんない。
1、2のような事が多々ある上、採掘量が希少、さらに言うなら精製、加工には高度な専門知識と設備が必要で、まず一般では使われない。
ただ研究機関などでは、思い通りの性質を持たせる事の出来るこの金属は非常に重宝されており、またその色などから装飾品としての価値もあり、貴金属相場でも取引される。
精霊石
長年かけて精霊達が物質化した鉱石で、これを利用すれば精霊魔術の素質がない者でも精霊魔術が扱える。
ただし、扱いは難しく錬金術などの高い知識と技術が必要
基本的に四属性だが、それ以外の属性も存在している。
高級品
精霊晶
精霊石の中でも特に純度の高い物を言う。
精霊石よりさらに高級品