「なにやってんの千佳っ!!」
送別会だ歓迎会だと連日呑みまわっては、へべれけになって帰ってくる同居人に、仁美はついに『計画』を発動させた。
酔っ払って、廊下にべしゃりと倒れていた千佳は、仁美の声にびくりと上体を起こした。
けれどまだ、頭はアルコールと睡魔でぐちゃぐちゃなのだろう、ぼうっとしていて、下半身の異常にもまだ気づいていないようだ。
「…なぁに…?」
「なに、じゃないわよ。千佳、イイ年しておねしょとか恥ずかしくないのっ?」
「えっ!?」
さすがの千佳も、ぎょっとして自分の下半身を見る。
薄黄色い水たまりが、千佳のスカートとフローリングを汚している。
「や、や、やだ、嘘ぉ…」
嘘だ。仁美が水で薄めたオレンジジュースをかけたのだ。
「ご、ごめん、ひとみ…そ、そうじしなきゃ…」
「いいわよ、その格好で動かれたら、よけいに家が汚れるでしょ。さっさと脱ぐ!」
てきぱきと指示されて、千佳は真っ白な頭で素直に下着を脱いだ。
その不安定に浮き上がった千佳の足を、仁美はぐいっと引っ張る。
「にぎゃ!?」
いわゆる、まんぐり返し。
大事な部分がまる見えだ。
「やっ苦し…!!」
「我慢しなさい、拭いてあげる。まったく手間かけさせて」
「…、ごめんなさい…?」
多少の疑問符をつけながらも、素直に謝ってしまうのが千佳らしい。
仁美はローションをつけたタオルで、千佳の恥丘を優しくなでまわした。
「つめた…」
「我慢するのっ」
タオルは繁みをかきわけて、ひっそりと息づくクリトリスを外気に晒した。
まだ小さく、皮につつまれたそれを、タオル越しにそっと突く。
「…あ…」
千佳が吐息を漏らす。
「キレイにしてあげるからね…じっとしてなさい」
タオルでは細かく弄れないので、仁美はローションをたっぷりつけた自身の指で、直接クリトリスをつまんだ。
「あっ」
まだ皮の中に収まっているけれど、クリトリスはこりこりした質感を伝えてきた。
指先のローションをまぶすようにクリトリスを撫で回せば、千佳の頬が紅潮して、息が荒くなってくる。
まんぐり返しのこの体勢もつらいのだろうけれど。
皮からわずかに覗きだした先端を、短く切った爪でくすぐると、千佳のふとももがびくりと震えた。
「あ、は、ぁん…」
「気持ちよくなっちゃったんだぁ?」
わざと嘲るような口調で聞くと、千佳は慌てて首を振った。
「べ、べつに。くすぐったいだけ…」
「そう?」
皮を引っ張ると、クリトリスはあっさりと剥き出しになった。
つんと赤く膨らんだそれを、裏側からこすりあげると、千佳の口から紛れもない嬌声があがった。
「ぁあんっ」
「くすぐったいだけだっけ?」
きゅんきゅんとクリトリスを揉み潰せば、千佳は完全にイく直前の表情になって腰を動かした。
「あっんんっ、イ、あ、気持ちい、んっ」
仁美はクリトリスから指を離す。
まんぐり返しの太ももの間から、千佳が恨めしそうな目で見上げてきた。
「これから、門限は12時ね。で、べろんべろんになるまで呑まないこと」
「…はい…」
苦しい体勢にも関わらず、千佳は大きく頷いてみせた。
それを確認してから、仁美は存在を主張するクリトリスに唇を寄せた。
根元を唇で優しく締め付け、ちゅうっと口内に吸い込んだ先端は、舌先でちろちろと嘗め回す。
「あーっ!!あっイ、くぅうっ」
ぷしゃりと上がった飛沫が、薄めたオレンジジュースと交じり合って廊下のフローリングにひろがった。
FIN