本日の萌えアイテム「アイパッチ」
という訳でアシスタントのジュンちゃん(♀エルフ 235歳)に付けて頂きました。
「これがもえアイテムなんですか?」
片目が隠れて可愛い。
「えー? でも、前が見づらいですよ」
割とマイナーな部類ですが、隻眼キャラや盲目キャラというのは古典ながら個性的で、興味を引かれますね。
そしてその派生種と言えるのが、この片目眼帯キャラ。
「はせいしゅ…?」
男性だと百戦錬磨、って感じがして格好良いですね。
お約束だとちょっとワルめな海賊船長、また戦場においては伊達政宗とか、夏侯惇元譲とか。
「かこうじゅんげんじょう…?」
そして最近だとものもらい的な設定で、白いアイパッチを付けたりします。
「ものもらい…」
それで天然癒し系されちゃうと、何かいつもよりジュンちゃんに萌えちゃいます。
普段と違う一面。ギャップがドキリとくるんですよね。
「””さん、何だかときめいてます」
普段付けてない子が付けてたり、付けてる子が外したり。
うーん、溜まりません。ジュンちゃんかもん。なでなで。
「はうっ!? ん……ふにゃあ」
あ〜、耳を垂らしちゃって。
で、これって意外とファッショナブル。元々左右非対称って、目に留まり易いんですよね。
「…あ、つむじは――うんっ…」
ビジュアル系男子キャラが付けてても、割とクールに決まる。
つまりアイパッチは、幅広い年齢と用途に対応出来るアイテムと言えます。
「私は、どうなんですか?」
ジュンちゃんは元々可愛いから、何付けても大歓迎。
「わぁっ」
欠点は、本当に眼が悪くて付けてるならともかく、片目だけ使うことになるので視力が偏ること。
そして行き過ぎると、ちょっと邪気眼キャラ認定されてしまうことでしょうか。
「でも、オッドアイさんとか、ちょっとうらやましいです」
最近はコスプレでカラーコンタクトなんて付けてる人もいますけどね。
さぁ、じゃあ最後にアイパッチを外してごらん?
「はい」
うん、とても良い顔。
こうしてわざと隠すことによって、素顔への想像と憧れ――ある意味で、仮面の属性も持っていると言えそうです。
「ひやあっ! ””さんの手が…顔、触って…ぁ」
いやはや、ジュンちゃんがへたってきたので、今日はこの辺にしたいと思います。
アイパッチ――良いものですね。ぎゅうっ。
「あぁ…しあわせ…」
「――え?」
あれ、ここは僕のベッドだ。
何だ、夢か。いやあ、最近精神崩壊具合が留まる所を知らない。
それも何だか気持ち良いので……って、ああ、これは、えと?
「おはようございます、””さん」
弾力の強過ぎる布団もとい耳の長い女の子が、あられもない上半身を見せながら見上げてくる。
リアルな感触が全身に…そして、僕の息子が下着でない何かに押し当てられている。
「えっち、してください」
彼女はアイパッチを付けていて、隠れていない方の目を、妖艶に細めた。
何か、とりあえず、もう、あれかな?
「じゃあこれ、外しても良い?」
「はい」
焦らすようにゆっくり、取り去る。
明らかになる素顔。それは感動するほどに美しい。
「ふ…あんっ…」
思わず目の辺りを、舌で、愛撫してしまう。その反応がまた、やるせない。
「可愛いよ、すごく」
「…嬉しい…っ」
そして嬌声に塗れた、朝が始まる。