イーシャ・ゴウト・シトリン:
十四歳。トゥアール王国正騎士団上級騎士にして王都守護隊副隊長兼一級刻印鑑定官。
別名「王都の鬼娘」。凛々しい美少女っぷりが女性に人気。
真面目な娘だったが、色々あってドュリエス様の百合時空に引きずり込まれた。
ドュリエス・テアティ・ユオリノ・リーヴァー・ドゥカーノ:
十六歳。ドゥカーノ公爵令嬢。公女殿下。国王の姪。百合ハーレムの女主人。
ナオミ・イニヤ:
十八歳。ドュリエス様の侍女。青味がかった灰色の髪を普段は結い上げている。嗜虐趣味気味。
アクアルーイー・チャイ・ルオ:
通称アキ。十五歳。ドュリエス様の侍女。明るい茶色のおさげ髪。ノリが良い。
シーリオ・トアウェー:
十四歳。ドュリエス様の侍女。肩までの銀髪。パッと見は気弱そうな美少女。その実、味と香りを嗜む変態さん。
クロエ・ノイル:
十一歳。もうすぐ十二歳。ドュリエス様の侍女。長い黒髪の、真面目なツッコミ役。でも時々暴走しちゃう。
シーリオさんとアキさんは立ち上がり、自分の体に付いた石鹸の泡を手で掬い取ると、
それをお股のお毛々に盛ってわしゃわしゃと泡立てます。
そしてアキさんはイーシャさんの右手の指に、シーリオさんは左手の指に自分の指を絡めてしっかり握ると、
二人ともそのままひょいっと腕をまたぎました。
ちょうど二人の後ろから、イーシャさんがお股に腕を通した格好です。
「えっ? えっ?」
戸惑うイーシャさんをよそに、二人は彼女の腕に自分のお股を押し付け、泡立てた石鹸を塗り広げます。
もちろん、塗り広げられるのは石鹸だけではありません。
石鹸とは異質なぬめりを帯びた生温かい液体が、侍女さん達の柔らかな媚肉によって、
しなやかな少女騎士の腕になすりつけられて行きます。
敏感な箇所を直接どうこうされている訳でもないのに、イーシャさんはこの愛撫に妙な興奮を覚えてしまうのでした。
「ああ……ぬ、ぬるぬる、します……ふあぁ……お、お尻、柔らかい……」
「にゅふふふ、ほーら、わかりますかぁ? んっ、引き締まったイーシャ様のお腕を感じて、
あんっ、あたしのここ、こんなに硬く、んうっ、勃起しちゃってますよぉ」
小刻みに腰を振りながら、いきり立ったおさねで腕をなぞる様にゆっくりと移動するアキさん。
対してシーリオさんは、二の腕から手首までの間を一気に進み、また二の腕まで戻るという動きを繰り返しています。
「私のだって、ふうぅ、興奮してぷっくり膨らんでますでしょう? どうですかぁ?
アキさんのと比べて、あぁん、どっちのおまんこたわしが気持ち良いですかぁ?」
「ふあっ、ふやぁ……」
「あたしの方ですよねー。あたしのお毛々の方が、シーリオよりさらさらで肌触り良いでしょう?」
「えー。私の方が、アキさんよりフサフサしてて、泡立ち良いですもん。ねー、イーシャ様ー?」
「ふにゃぁ……にゃあぁ……」
競い合い、さらに艶めかしさを増していく二匹のナメクジの動きに翻弄されて、
イーシャさんはまるで両腕までもが性器になってしまったかのように高ぶらされていきます。
「ほら、あたしのまんこたわし、んふっ、イーシャ様のお腕を感じて、どんどん滑りが良くなっていってますでしょう?
んっ、あっ、んうぅ……ど、どうですかぁ? あんっ、素敵でしょう?」
「私のだって、はぁ、はぁ……こ、こんなになっちゃってますよぉ……そ、それに、もう、イキそうです……っ!
イク寸前の、ぷっくり雌ちんぽの感触は、た、堪らないでしょう? ふああ……っ!」
自分が堪らないって声を出しながら、シーリオさんはどんどん腰の動きを早めていきます。
「あっ、あっ、あっ、もっ、もうっ、いっ、イキますっ! もうイっちゃうっ! もうイクですぅっ!」
「あっ、あたしだってっ! もうイクもんっ!」
アキさんも対抗するように、さらに激しく腰を使います。
「んっ、んっ、どっどうですかっ!? イーシャ様ぁっ!?」
「ふああ……っ! か、感じますぅ……二人の、がぁ……私の、腕でぇ……っ!」
「わっ、私っ、もっ、もうっ、本当にっ……ああっ、イっ、イクぅぅぅ……っ!」
「あっ、あたしもっ、イっ、イっちゃうぅ……ああっあああああっ!!」
アキさんとシーリオさんは、お大事をイーシャさんの腕にさらに強く押し付けると、
体をぐぐっと硬直させ、ほぼ同時に達してしまいました。
「うあ……ああ……あうぅ……」
二人の侍女さんの絶頂のわななきをその腕で直に感じたイーシャさんもまた、
高みに押し上げられ喘ぎ声を出してしまいましたが、それは多分に精神的なものでしたので、
満たされないままの肉体は、引き続きもどかしさに苛まれるのでした。
しかし余韻にひたる二人は、腰に押し付けたまま、まだ腕をしっかり掴んで離そうとはしてくれず、
イーシャさんは自ら慰めることもできません。
「ふー……うー……ああ……」
「はぁ、はぁ……ふふふ、イーシャ様、あたしの方が良かったでしょう?」
「いえいえ、私の方ですよね?」
二人とも、達したばかりのお大事を淫靡にひくつかせながらも、お互いに譲りません。
「あたしですよね?」
「いや私ですよね?」
「あたしだよぉっ!」
「私ですってばっ!」
「――ううん、ボク、だよね?」
「「……えっ?」」
割り込んできた声に驚いた二人が目を遣ると、イーシャさんの大きく開いたおみ足の右太ももに
イーシャさんと向かい合う格好で跨がったクロエさんが、腰を悩ましく擦りつけていました。
クロエさんのそこのお毛々は年相応と言うか、まだまだ生え揃っておらず、
泡立ちは他の二人に比べて少ないですが、その分、幼く柔らかい部分が
イーシャさんの肌にぴったりと吸い付きます。
「はぁ、はぁ……どう、イーシャ様? 二人よりボクの方が
お股の感触がいっぱい伝わって、興奮するでしょう?」
言いながら、拍子を取るように腰をぐっぐっと押し付け、
時折押し付けたままぐりぐりと回転させるクロエさん。
その度に、石鹸とは違う粘性の液がにちゃにちゃと泡立ちます。
さらに左の太ももにも手を伸ばし、五本の指を立てると、ゆっくりと焦らすように這わせます。
「ああ……く、クロエぇ……ここもぉ……ここもいじってくださいぃ……」
「『ここ』じゃ、わからないよ。どこ?」
堪らずにおねだりしてしまうイーシャさんに、クロエさんは意地悪く聞き返します。
しかしそう言われても、侍女さん二人に両手を掴まれているので指で指し示すことも出来ず、
かと言ってその部分の名前を口に出すのは、先程のような追い詰められた状態ならともかく、
今のイーシャさんにはまだ抵抗があります。
仕方なく腰を突き出して愛撫を催促しようとしますが、
足の上に乗られている状態では満足に動かすことも出来ません。
むしろ太ももがクロエさんのお大事と擦れて、ぬるぬると感じて、もどかしさが増すばかりです。
「ふぅっ、ふあぁ……っ! んもうイーシャ様、そんなにされたら、ボク、もう、イっちゃうよぉ……」
「ううぅ……クロエぇ……私もぉ……私もぉ……っ! お願い、ここ、して……っ!」
「んふっ、だからぁ、『ここ』って、どこ? ちゃんと言ってくれないと、わからないよ?」
「……っ! 馬鹿ぁっ! やっぱり、クロエは嘘つきですっ! すごい責め方、しないって、言ったのにぃ……」
「そんな事、無いよ。ちゃんと言ってくれれば、そこを優しく優しく、責めてあげるよ」
「やっ、やあぁ……っ!」
「言えない? ううん、言えるよね? だってはしたないイーシャ様は、
さっきあんなに激しく下品な言葉を叫びながら、必死におねだりしてたじゃない」
「ううー、そんなあ……お願い、クロエぇ……堪らないのぉ……っ!」
「ふふ、まったく仕方ない騎士様だね」
クロエさんは少し前屈みになると、
「もしかして、『ここ』って、ここ?」
おっぱいの先っぽをれろんと舐め上げました。
「はひっ!?」
「あはっ、良い声♪ やっぱりここだったんだね」
クロエさんはそう言うと、ぷっくりと膨らんだ桃色を咥え込み、
じゅるるるる……と音を立てて吸い付きながら、唇と舌で激しくしごきました。
「あーっ! あーっ! ひょこぉっ! ひょこっ、ひがうぅっ! ひょこひがうのぉっ!
ひがうへどっ! れもっ、きっ、きもひいいよぉっ! んおぉ……っ!」
しかし黒髪侍女さんは、乙女騎士さんの突起と悲鳴を一通り味わうと、
お胸と舌の間に糸を引きつつ、お口を離してしまいました。
「ん〜、間違ったかな?」
「ああっ! ひがうっ、けどっ! ひがわないのっ! だから止めないれぇ……っ!」
「本当? ボクはてっきり……」
クロエさんは左足を撫で回していた右手をイーシャさんの足の奥にすっと伸ばすと、
小さな勃起から割れ目までをこしこしこしこし……と擦りました。
「ふほおぉっ! ほおぉぉっっ!!」
が、
「……ここかと思ったけど、違うの? やっぱりお胸だったのかな?」
と言って直ぐに止めてしまいます。
「ああっ! しょっ、しょこぉっ! しょこでいいのぉっ! しょこもっろくちゅくちゅしれぇっ!」
「もー、イーシャ様。何か説明する時、『そこ』とか『ここ』とか、指示代名詞を多用するのは、良くないよ?
ちゃんとボクにも分かるように言わないと」
「う〜っ! う〜っ! くっ、クロエの、意地悪ぅっ!」
「さ、早く。それとも、このままずっと焦らされていたいの?」
「やぁっ! やらぁっ! お願い、弄って! わ、わらひの、お、お……ぉま……ん……ぉ……」
「なあに? 聞こえなーい」
「おまんこーっ! おまんこよぉっ! わらひのおまんこーっ! きもひよくひてぇーっ!」
それを聞いたクロエさん、目を細めてにぃっと笑います。
「良く言えました。じゃあ……」
そして、再び自分の腰をイーシャさんの太ももに擦り付け始めました。
「誰のおまんこたわしが一番気持ち良いか、答えてくれたらしてあげる。もちろん、ボクだよね?」
「そ、んなぁ……っ! 言ったのにぃっ! してぇっ! してよぉっ!」
一方、クロエさんにすっかり立場を奪われてしまったアキさんとシーリオさん。
虐める側に回った幼侍女さんの可愛らしい嗜虐っぷりを感心するようにほけっと眺めていましたが、
流石にその台詞は聞き捨てなりませんでした。
「ふぅっ、ふおえぇ……っ! ふおえーっ!」
「ちょっとぉ、クロエちゃん、それはちょっとずるいんじゃなーい?」
アキさんは手を伸ばして、答えようとしたイーシャさんのお口に人差し指と中指を突っ込み、答えを遮ります。
「そうだよぉ。そんな聞き方したら、クロエちゃんを選ぶに決まってるよぉ」
シーリオさんも、腰の動きを再開しながら抗議します。
「って言うか、あたしがさっき同じ事したら殴られたんですけどぉ?」
アキさんのその不満はもっともですね。
クロエさんはそんな二人をさらっと無視して、イーシャさんの太ももやその付け根、お毛々の縁などを
巧みな指遣いで苛みながら、先程と同じ事をもう一度尋ねます。
「ね、誰のおまんこたわしが一番気持ち良い?」
「ふっ、ふおえーっ! ふおえおぉっ! ふおえおおあんおああひあっ、いひはんひもひいいーっ!」
「それじゃあ分からないよ。ちゃんと答えて」
口を塞がれたままで上手く喋れないと知っているのにそんな事を言うクロエさん。
くつくつと笑うと、
「イーシャ様、答えてくれるまで、ずっとこのままだよ?」
「んふおーっ! んうっ、ううっ、ううー……おう、ううひえぇ……」
イーシャさんは涙とよだれを垂れ流しながら、クロエさんに懇願の眼差しを送ります。
そんなイーシャさんを見て、アキさんはお口を犯している指で舌を摘み、丁寧に扱き始めました。
「えぇ……!? あえぇ……ええええ……っ!」
「クロエちゃんってば、ずるいよねぇ。ねえ、イーシャ様?
どうです? こうして舌を指こきされるのも、気持ち良いでしょう?
舌、痺れちゃいますでしょう? 腰に、響いちゃいますでしょう?」
「あえっ! えっ、あえぇぇ……っ!」
「あたしが本気で擦ったら、舌だけでお潮噴いちゃえますよ? して欲しいですか?」
かくかくと首を縦に振るイーシャさん。
アキさんは、嬉しそうに笑みを浮かべました。
「じゃあ、誰のおまんこたわしが一番良いか、教えて下さぁい。もちろん、あ、た、し、ですよね?」
「もー、アキさんまでぇ。こうなったら私だって」
シーリオさんはイーシャさんの手を一度離し、人差し指を立てるように握り直すと、
「んぅ……っ!」
ゆっくりと自分の中に導きました。
「えぁ……えーえおぉ……」
そして、ざらざらした媚肉の壁をひくひくひくひく……とまるで痙攣しているかのように卑猥に震わせ、
かと思えば飲み込むように艶めかしく蠕動させます。
「えへっ……わ、私の中、イーシャ様に、犯されちゃいましたぁ♪
イーシャ様の指ちんぽ、あんっ、す、素敵、ですぅ……しなやかで、長くて、奥まで届きそう……っ!
ここで一本一本、ふうっ、こうやってきれいきれいして差し上げますからねー……きゃふぅっ!
んっ、んっ、んーっ! んふぅっ!」
きゅうぅぅぅ……ときつく締め上げると、握った指を上下に動かして、シーリオさんは甘い声を上げます。
「ふうっ、ど、どうですかぁ? おまんこたわしも、おまんこの中も、んっ、私が、一番でしょぉ?」
「あえーっ! ええぇーっ!」
「はあっ、はあっ……ん……っ」
名残惜しげに糸を引きながら、ちゅぽんっと人差し指が抜かれると、間髪入れずに中指が飲み込まれます。
「あえぇぇ……」
「やあん……流石、真ん中の指ちんぽ……こんなに深く入ってますぅ……っ!」
一気に根元まで咥え込まれたイーシャさん。
無意識にその指に力が入り、シーリオさんの膣内をかりかりと引っ掻いてしまいました。
「おひぃっ!? いっ、イーシャ様ぁっ! それぇ! それすごいぃっ!」
指の動きに応える様に、シーリオさんは仰け反りながら腰をふりふりと揺すり、
さらに激しくイーシャさんの指を抽迭させます。
「えっえあっ、えあえぇーっ!」
「ふああっ! 私、イっちゃいそうですぅっ! イーシャ様ぁっ! 一緒に、一緒にぃっ!
イーシャ様の、私の中にいっぱい出してぇっ!!」
出ません。
「ふぅっうぅぅぅぅ……っ!!」
シーリオさんは、再び中指を根元まで押し込むと、眉根を寄せ、俯いて、上擦った声と共に大きく息を吐きました。
膣壁が一度握り締めるように強く引き絞られますが、
直ぐに力が抜け、とろっとしたお汁が流れ出し、二人の足や腕を伝います。
もちろんその間も、クロエさんとアキさんによる、お股を押し付けながらの焦らし責め、舌責めは続けられています。
「ほら、答えてくれないと、いつまでたってもこのままだよ? 素直になろう。ボクのが一番なんでしょう?」
「えあっ、えっ、えあぁぁ……」
「うふふ。舌、大分ぷっくりしてきましたねー。あたしの指、そんなに良いですかぁ?
ううん、それだけじゃなくて、やっぱりあたしの素股洗いに感じちゃってるからですよね?
あたし、一番ですよね?」
「えぇえあぁぁ……あえっえぇぇぇぇ……」
と、そこでアキさんは口の中の指を止めてしまいました。
「ねえイーシャ様、あたしの指をあたしのおさねだと思って愛してみません?
そしたら、イーシャ様のおさねも、あとで同じ様にれろれろして差し上げますよぉ」
それを聞いたイーシャさんは、狂ったように舌を蠢かせ始めました。
「はぶっ、はふっ、ちゅば……」
「おぉっ!? すごーいイーシャ様、お上手ぅ! そっかぁ、イーシャ様、こういう風にされるのが好きなんですねー。
じゃあ、次はあたしがそっくり同じ様に、イーシャ様のおさねをたーっぷりちゅばちゅばしちゃいますからね」
「えぇっ、あえぇ……っ!」
その言葉を聞き、期待に胸と腰を震わせるイーシャさん。
アキさんはそんな彼女に優しげな眼差しを送り、微笑みます。
「うふふ、覚悟してくださいね。嬉し涙、上からも下からも垂れ流させちゃいますよー……後で、ですけれど」
「えあぁーっ! えあいえっ! えあいえぇっ!」
「『今して』? ダメだよイーシャ様。ボクのが一番って認めてくれなきゃ、ここをアキに譲ったりしないよ。
ボクが一番だって認めたら、どいてあげる」
「でもあたしが一番って言ってくれなきゃ、ぺろぺろして上げませんよー」
「おえぁーっ!? えあぁーーっ!!」
どうしろって言うんですかね?
いつもなら暴走を止める役のクロエさんが暴走する側になってしまっているので収拾がつきません。
「もう。私が一番だって、人差し指と中指にお教えしましたのに、まだわかりませんか?」
さらに、シーリオさんが絶頂から回復して再参戦です。
「じゃあ、他のお指にも教えて差し上げます」
そして薬指を飲み込むと、きゅっ、きゅっ、ぎゅうーっ、きゅっ、きゅっ、ぎゅうーっ……と、
緩急を付けて揉みしだくように締め付けます。
「ぇぇ……ぇぇ……」
にゅぷっと薬指を抜くと、続いて小指です。
「んっ……どうです? 小指一本でも、しっかり掴んで離しませんよ。やっぱり、んっ、私のが、一番でしょう?」
「ぇぁ……」
「あれぇ? ボクを選ばなくて、良いの?」
「あたしじゃないと、ぺろぺろくにくにして上げませんよー?」
「んにゃああーっ!?」
浴室に、一際甲高い嬌声が響き渡りました。
しかしそれは、イーシャさんのものではありません。
「ふあぁっ! ゆっ、指っ! 指ぃっ!」
シーリオさんです。
焦らされ続けてついにキレたイーシャさんは、シーリオさんのお大事から小指を引き抜くと、
人差し指と中指を揃えて一気に挿し入れたのです。
「ああっ!? にゃあーっ! なっ、なんでぇっ!? イーシャ様、なんでっ、
こんなにっ、指っ、お上手っ、にっ、ふにゃああああっ!!」
のけ反り、かくんっと力が抜けたシーリオさんは、跪づく様に座り込んでしまいました。
恐るべきは『王都の鬼娘』の学習能力。
壷洗いを施された際、シーリオさんの気持ち良い場所、感じる指の運び方を覚えてしまったのです。
シーリオさんからずるりと抜け自由になった左手で、今度はアキさんの腰の裏に、極々軽い掌底を打ち込みます。
「はへっ!?」
ほとんど力は入っていない様に見えましたし、アキさんは痛みも感じませんでしたが、
なぜか腰砕けになってしまい、シーリオさんと同じ様に床に膝を着いて、そのまま突っ伏してしまいました。
「あ、あれ……? 動か、な……あれ!? なに、これ……!? あ、あの、い、イーシャ様……!?
あ、あたし、から、だ、に、ち、ちか、ら、入んな、い、ん、です、け、ど……!?」
戸惑うアキさんを無視して、イーシャさんは解放された両腕でクロエさんを抱き寄せると、そのまま押し倒しました。
「うわっ!? ご、ごめん、イーシャ様……やっぱり、怒っむううーっ!?」
おずおずと聞くクロエさんでしたが、イーシャさんはそのお口にむしゃぶりついて言葉を遮ります。
そして痺れるほどに焦らされた舌を、クロエさんのそれに激しく擦り付けます。
さらにクロエさんの太ももにお大事を押し付け、犯すように腰を振りました。
「ううぅーっ! んうぅーっ! うぅぅぅぅぅぅぅぅぅ…………っっ!!」
上も下も、ずっと焦らされていたイーシャさんですから、それであっという間に達してしまいました。
ぷしゃあっとお潮を噴いてクロエさんに匂い付けすると、荒い息を吐きながら
抱きしめる腕にもう一度きゅっと力を込めます。
「んー……んんぅー……」
「んうっ……うー……むうぅ……」
口を塞がれたまま呻きつつ、クロエさんはイーシャさんを抱きしめ返しました。
そのまましばらく舌を絡め合い、余韻を味わっていたイーシャさんでしたが。
「……えっ? あれ!? い、イーシャ様……え、ど、どうやって……っ!?」
クロエさんはかなり強く抱き着いていたのですが、イーシャさんはどうやったのか、
いつの間にかクロエさんから体を離し、立ち上がってしまっていました。
そして今度は、横たわったまま動けないでいるアキさんに近づきます。
「い、イーシャ様ぁ……助けて……体、う、動かせない、です……怖いよぉ……」
「大丈夫ですよ。アキ、あなたに打ったのは軽い当て身の一種です。しばらくすれば動けるようになりますよ」
体の異常に不安に駆られたアキさんを、イーシャさんは優しい口調で落ち着かせます。
「そ、そうなんですか……良かっ」
「ではそれまで、先程の続きをしましょう」
にっこり微笑むと、アキさんの足を掴んでごろんと仰向けにします。
「私がどういう風にして欲しいのか、指でも良いですけど、やはり直接教えてあげますね」
そう言って、イーシャさんはアキさんの足の間に体を入れると、お大事にお顔を埋めました。
「え、あの……え? ひゃっ!? ああっ!? きゃふっ! はにゅっ、くぅっんんんんんんーっ!」
今日一日、気が狂いそうな程全身を舐め回されたイーシャさんです。
舌技の習熟度は、シーリオさんへ施した指技どころではありません。
しかも、アキさんは全く力が入らず、体を強張らせて我慢することも、身をよじらせて逃がすことも出来ないまま、
腰が浮き上がる様な快楽を直に受け続ける事になります。
もちろん、実際に腰を浮き上がらせる事は出来ません。
「あひぃーっ!? いっイーシャ様ぁっ! やぁっああーっ!! あーーーっ!
いやあああああーーっ! あおっおああああ……っ!!」
びゅーっ、びゅーっ、びゅーっ……と断続的に お潮を噴き出すアキさん。
それをもろに浴びてびしょびしょになりながらも、イーシャさんは責める舌を休めません。
「おあーーーっ!! ゆぅっゆるっしっ、ひあああ……っ!! んごぉっ!! おおおお……っ!!」
休めません。
「かっ……はっ……おぉ……っ!!」
休めません。
「…………っっ!! …………っっ!!!」
アキさんの声が出なくなろうと、アキさんが白目を剥いてしまおうと、
イーシャさんは舌責めをまだまだ休めるつもりはなさそうです。
さて、シーリオさんですが――。
「ひぎあぁっ! ふっ、二人ともっ! すごいーっ! すごいのぉーっ! ふひっひぃぃっ!」
いつの間にかくんずほぐれつを終えたドュリエス様とナオミさんに、前後から責められていました。
続く