ああ、なんと言うことでしょう。  
 シーリオさんを責めるお二人の股間には何故か、女性には無いはずのモノが鎮座ましましておりました。  
 そう、このお二人、実は両性具有――つまり世に言うフタナリさんだったのです!  
 
 ……という訳ではもちろんなく。  
 股間に、所謂『張り型』と呼ばれるものを装着されていらっしゃるのです。  
 革紐で腰に固定された特製のそれは、真ん中から鋭角に折れ曲がった双頭で、片側を挿入すると、  
反対側が丁度勃起した男性器のように上向きに突き出すのです。  
 しかも、折れ曲がった根元がおさねに食い込み刺激する親切設計。  
 ナオミさんに後から羽交い締めにされたシーリオさんを、ドュリエス様はその偽男根で前から犯しています。  
「うぐっ! ふうぅっ! ぐうぅぅっ! んきゅぅぅぅぅ……っ!」  
「おほほほほ。良いわシーリオ、良い声よ。んっ、くっ、ああっ……  
いつも通り、美味しそうにきつく締める好き者まんこね。そんなにおちんぽが好きなのかしら?」  
「ああっ、好きぃっ! 好きぃっ! ドュリエス様のおちんぽ大好きですぅっ!」  
「違うでしょう? 別にわたくしのではなくとも、あなたの淫乱おまんこは、おちんぽなら何でも嬉しいのでしょう?」  
「ああっ、そっ、そんなぁ……私は……っ!」  
 
「ドュリエス様、お風呂から出た後で、この子は裸のまま城の下男達に差し下げてしまいませんこと?」  
「そうね、そうしましょうか。シーリオ、あなたも嬉しいでしょう? 大好きな本物のおちんぽが選り取り見取りよ?」  
「なっ!? うっうっ嬉しくないですっ! ひ、非道い……私を、す、捨てる、なんて……っ!  
あまつさえ、げ、下男に、とか……っ! 言葉責めにしたって非道すぎます……っ!  
なんで、そ、そんな事、仰っしゃるんですかぁ……っ!?」  
 今の今まで快楽で歪んでいた顔を、今度は別の理由で歪めるシーリオさん。  
 傷ついた瞳でドュリエス様を見上げます。  
 結構本気で悲しんでるっぽい彼女に、ドュリエス様は少々むっとした視線を返して言います。  
「おほほ……年増組のわたくし達の思いなど、若いシーリオにはどうせ分からないのでしょうねっ!」  
「若い女には、汚らわしい男共が群がってくれますわよ! 下衆な雌犬のあなたにはそれが堪らないのでしょう?  
せいぜい肉棒をはしたなく咥え込んで、尻尾を振って喜んでらっしゃいな!」  
 ナオミさんも、背後から耳元に言葉をぶつけます。  
 
「え……も、もしかして、き、聞こえて、ました……?」  
「何を、かしら?」  
「だから、その……『年増組』って」  
「二つしか違わないわっ!」  
「四つしか違わないわっ!」  
 年増ぐ……お姉様達は、息ぴったりに声を重ねて抗議しました。  
「やはりあなたにはお仕置きが必要のようね……っ!」  
「仕返し、ですわっ!」  
 ドュリエス様はぐりんぐりん、ぐいんぐいんと巧みに腰を回転させ、ナオミさんも、背後から当てた張り型で  
お尻の谷間をなぞりながら、両手でシーリオさんの乳首を力一杯摘み上げ、引っ張りました。  
「あっあっ、あぐっ、くうぅぅん……っ!」  
 しかしもちろん、そんなことをしても、シーリオさんは悦びの声を上げるばかりです。  
「はあっ、ああっ、ど、ドュリエス様ぁっ! そこぉっ! そこぉっ! あっ、あっ、ああっ!  
もっ、もうっ、いっ、イくっ! イきますぅっ! んああっ、ああああっいっいっイくっ!  
イくっ! イっ……ひああああ……っ!」  
 
 が、正に達する! ――という寸前で、ドュリエス様は腰を止めてしまいます。  
 お仕置きや仕返しにするなら、やっぱりそうですよね。  
「あーーーっ!? やあーーーっ! あと一回っ! あと一回なんですっ! あと一回でイけるんですっ!  
お願いしますっ! あと一回だけで良いですからぁっ!!」  
「まあ、あと一回動くだけでイけるのかしら?」  
「はっ、はいっ! はいぃっ!」  
「そう……でもダメよ」  
「あーーっ!? やあーっー! お願いしますぅっ! お願いしますぅっ! うぅぅぅ……っ!」  
 じたばたと暴れ、自ら動いて快楽を貪ろうとするシーリオさんですが、  
前後からぎゅっと挟み込まれてしまってはそれもかないません。  
「うぐっ、ぐっ、うう〜〜っ!」  
 
 呻き声を上げて足掻いていたシーリオさんでしたが、しばらくすると段々と波が引いてきたのか、はあはあと  
荒い息を吐きながらも声は止み、諦めたように体の力を抜い「ん゛お゛お゛っ!!」た所で、ドュリエス様は  
腰を一回だけ動かしました。  
 間を置いてしまったので、もうそれでは達するにはぎりぎり足りませんでしたが、公女殿下は再び  
シーリオさんに腰を押し付け、抱きしめて、それ以上の快楽を与えません。  
「うあ゛あ゛あ゛……はぁっ、はぁっ……またぁ……っ! ひ、ど……ドュリエス様、非道い、ですぅ……っ!」  
「あら、あんまりだわ。あと一回だけで良い、と言ったのはあなたでしょう。  
可哀相だから望み通りにしてやったというのに、それはないんじゃないかしら」  
「もっ、もう、一回だけじゃダメなんですぅっ! ごめんなさいぃっ!  
謝りますからイかせてくださいぃっ! ごめんなさいイかせてぇっ!!」  
「謝る? まあ、何を謝ると言うのかしら?」  
「です、からっ! と、年増んお゛あ゛ーっ!?」  
 その言葉が出た途端、ドュリエス様は再び艶めかしく腰を使われました。  
「年増じゃないわっ!」  
「あ゛っあ゛っあ゛あ゛ーっ!!」  
 
 が、当然今度も寸前で止めてしまいます。  
 あと一回どころか、今張り型を引き抜けばその勢いで盛大にお潮を噴いてしまいそうな所まで追い込んでの  
焦らし責めに、シーリオさんは全身を震わせ、首を弱々しく左右に振って赦しを請います。  
「あ゛ーー……あ゛ーー……ゆ、ゆる、ひて……ゆるひてくらさいぃっ!  
……ゆるひてぇ……いっ、イかへてぇっ! イかへてぇ……っ!!」  
 それを聞き流しながら、ドュリエス様は巧みな腰使いでシーリオさんを  
絶頂に達するか達しないかの境界線の縁に縫い付けます。  
「あ゛ーーっ!! あ゛ーーっ!! イ゛がぜでぇーーっ!! イ゛がぜでぇーーっ!!」  
 銀髪侍女さんは涙を流して懇願しますが、ドュリエス様は構わず寸止めを続けます。  
「ふぎぃぃっ! んぐぅぅーーっ!! もうらめもうらめぇぇっっ!!」  
「おほほほほ……んっ……シーリオ、か、可愛いわ……んふっ……もっと素敵に、あんっ、お、お鳴きなさい……っ!」  
 
 泣き叫ぶシーリオさん。  
 対するドュリエス様も、次第にお顔を上気させ、眉根を寄せていきます。  
 張り型越しに、シーリオさんの焦燥に咽ぶ柔襞のわななきをご自分のそこで感じ、  
さらにおさねを張り型に刺激されて、ご自身も少しずつ絶頂に近づいているのです。  
「んんっ……わ、わたくし、そ、そろそろ、イきそうだわ……っ!」  
「わっ私もぉ!! 私もイかへれぇっ!! 私もイかへれぇっ!!」  
 シーリオさんは懇願しますが、それを叶える気は毛頭ないドュリエス様は、  
シーリオさんがイってしまわない様に、ゆっくりと張り型を引き抜いてしまいました。  
「いやぁっ!! 抜いちゃやぁっ!! おまんこ抜かないれぇっ!! おまんこイかへてぇっ!!」  
 その涙声をオカズに、ドュリエス様は引き抜いた竿を握ってぐりぐりと動かし、自らを絶頂へと導きます。  
「あっあっあっいっイくわっ! イくわっ! シーリオっ! わっ、わたくしがイく所、見ていて頂戴っ!  
んっ、あっ、あああああ……っ!!」  
「あああっ、わっ、私もぉ! 私もぉ!」  
 達してのけ反る様子を見せ付けられて、さらなる焦燥感に駆られる銀髪侍女さんでしたが、  
動きたくとも、青灰髪の侍女頭さんに拘束されて、手足をばたつかせる事しか出来ません。  
 
「あ゛ーーっ! もう無理ぃっ! もう無理れすぅっ! イ゛がぜでぇっ! イ゛がぜでぇっ!」  
 叫びながらしばらくじたばたしていましたが、少しずつ波が引いていき、  
動きが小さくなって「んほおぉぉっっ!?」きた所で、今度はナオミさんが背後から貫きました。  
 当然、それもまた絶頂を与えてはくれません。  
 意地悪に動くナオミさんの擬似男根は、シーリオさんにしつこく寸前の状態を維持させます。  
「はひぃー……も、もう、らめぇ……もうらめぇ……はぐっ」  
 しかし、ナオミさんはドュリエス様程巧みではないのか、  
シーリオさんはちょっとずつちょっとずつですが絶頂に近づいていきました。  
 そのように調教されたシーリオさんは「もうすぐイっちゃいますぅっ!」と口に出してしまいそうになりましたが、  
そんなことを言えばまた止められてしまうのは目に見えています。  
 なので我慢して、瞼とお口をぎゅっと閉じ、狂おしい程待ち望んだものを  
受け入れるべくお腹の奥に力を入れて腰を突き出しました。  
 ――まあ、ナオミさんはそこで止まってしまうんですが。  
 
「あ゛ーーっ! またぁっ! またぁっ! もうおかしくなっひゃうぅっ!」  
 身をよじらせて続きを求めようとするシーリオさんを、ナオミさんはがっちり抱きしめ、動かしません。  
「んっ……ダメじゃない、シーリオ。今、私も達しそうだったのに……。  
あなたがイきそうになるから、止めざるを得なかったじゃないの」  
「ひょっ、ひょんなぁっ! いっひょにっ! いっひょにイきまひょうよぉっ!」  
「あら、こんな年増と一緒じゃあ、嫌なのではなくて?」  
「んもうっ! んもうーっ! ご、ごめんなひゃいって、言ってりゅじゃないれしゅかぁっ!」  
 ナオミさんは「おほほ」と笑って、腰振りを再開します。  
「あ゛おぉっ! あ゛おぉっ! あ゛お゛ぉぉ……っ!!」  
 ナオミさんの抽迭に、シーリオさんもお尻を突き出して応えます。  
 歯を食いしばり、必死の形相で力の限り腰を振って、ようやく絶頂の扉に手が届いた――  
と思った瞬間、ナオミさんは張り型をずるっと引き抜いてしまいました。  
 
「ん゛あ゛ーーっ!! ぼうひぬ゛ーっ!! ひんじゃうーっ! イがへでぇぇっっ!!」  
 もどかしさと切なさが限界を迎えたシーリオさんは、下半身をぐいんぐいんと振り回してしまいます。  
 それは空腰と言うにはあまりに激しく、勢い余ってナオミさんを突き飛ばしてしまいました。  
「きゃあっ!」  
 縺れ合う様に倒れ込む二人。  
 意外と可愛らしい悲鳴を上げたナオミさんが身を起こすよりも早く、シーリオさんは跳ね起きます。  
 そして仰向けのままの青灰髪の年増……もといお姉さん侍女さんに馬乗りになり、  
そそり立つ擬似勃起をお大事にあてがうと、一気に腰を落としました。  
「ん゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛…………っ!!」  
 今度こそっ! 今度こそ、イけるぅっ!  
 最早それしか考えられず、一心不乱に腰を動かすシーリオさん。  
 今度こそイくっ! 今度こそイくっ! 今度こそ……っ!  
「お゛っお゛っお゛っ、お゛お゛ーっ!! イぐーーっ!! や゛っどイ゛げる゛ぅーーっ!!」  
 あと一回、腰を落とせば……っ!  
 ――と言う所で、しかし、背後から両脇に手を入れたドュリエス様に引き起こされてしまいました。  
 
「の゛あ゛お゛お゛〜〜〜〜っ!!!」  
 叫び声を上げ、よだれと涙と鼻水でぐちょぐちょのお顔をぶんぶんと振って、  
シーリオさんは周囲に雫を振り撒きます。  
 ドュリエス様は振り飛ばされない様、銀髪侍女さんをしっかりと抱きしめると、そのまま張り型を深々と挿入しました。  
「〜〜〜〜っっ!!!」  
 それが最後の一押しとなって、シーリオさんはついに達する事が出来ました。  
 ようやく迎えられた絶頂。  
 余韻を味わいたいシーリオさんでしたが、ドュリエス様は一拍も休まず、  
そのまま柔肉の筒の中で模型怒張を往復させ続けます。  
「あ゛ーーっ!! お゛あ゛あ゛ーーっ!!」  
 焦らしに焦らされてからの絶頂で驚く程敏感になっている膣壁への容赦無い責めから  
シーリオさんは必死に逃れようとしましたが、ドュリエス様に後からしっかりと腰を掴まれ、  
さらに体を起こし膝を着いたナオミさんに前から恥骨の辺りを押さえられて、進退窮まってしまいます。  
 そして駄目押しとばかりに、ナオミさんは、いやらしく咥え込んだ下のお口の  
すぐ上で震えている剥き出しの小さなお豆に舌先を押し付け、高速でねぶり回しました。  
 
「んごおぉぉぉっ!? おおっ、お゛お゛お゛ーーっ!!」  
 受け止めきれない快感に吠えるような悲鳴を上げながら、シーリオさんは  
びゅーっ、びゅーっと射精のようなお潮を続けざまに二度、それから  
ぷしゃあぁぁぁ……と撒き散らすようなお小水をナオミさんに浴びせ掛けました。  
 それらを全部お顔で受け止めつつも、ナオミさんは舌を蠢かし続けます。  
「ねえ、どんな気持ち? 年増ちんぽと年増べろで無理矢理イかされ続けるのって、どんな気持ち?」  
「お゛お゛……の゛お゛……」  
 嬉しそうにドュリエス様が尋ねますが、シーリオさんは聞こえているんだかいないんだか、  
ひたすら呻くばかりです。  
 その呻き声も、次第に弱々しくなってきました。  
 虚ろな瞳から溢れ出す滂沱の涙は頬を伝い、形の良い顎の先からナオミさんの頭や  
床のおしっこ溜まりに滴り落ちます。  
 ぽたぽた、ぽちゃんぽちゃん、ぽたた……。  
 
「おほほ、あっ、あっ、んっ……わたくし、またイってしまいそう……っ!」  
 ドュリエス様は両腕でぎゅっとしがみつき、シーリオさんの背中にお胸を密着させましたが、  
腰だけは、別の生き物の様にかくかくと前後運動を続けています。  
 とても高貴な姫君とは思えない、浅ましい姿です。  
「んっ、んっ、ああっイっイくわっ! ふぁっ、ああっ……んふぅぅぅ……っ!!」  
 再び訪れた絶頂で、抱き着いた腕にきゅっと力が入り、  
ぐぐっと腰をもはしたなく押し付けて、動きを止める公女殿下。  
 余韻を味わうようにしばらくそのままでいましたが、やがて「はあーー……」と大きく息を吐くと、  
腰を引き、ずるりとおもちゃの慾棒を抜き取りました。  
「んぎっ、ひゃおぉ……っ!」  
 太い幹と立派に張り出した雁首で小さな下の唇が捲られ、また快楽責めからの解放に安堵して、  
溜息の様な悲鳴の様な、変な声が漏れてしまいます。  
 しかしそのお大事は、捲れが戻るより早く、立ち上がったナオミさんによってすぐにまた犯されてしまいました。  
 
「んあおぉーっ!?」  
「おほほほほほ! 私達年増と違って、シーリオは若いんだから、まだまだ物足りないでしょう!?」  
「おひっ……ごっ、ごめんらはいって、いっ、いってうやないれすかぁ……  
もう、ゆうひて、くらはい、よぉ……んお゛あ゛ぁぁ……」  
 ナオミさんにしっかり抱き着きながら抗議するシーリオさん。  
 さっきまで叫ぶようだった彼女の喘ぎ声も、絶頂疲れですっかり弱々しくなってきました。  
 ドュリエス様は、そんなシーリオさんの背後で膝を着くと、ぷりぷりのお尻を掴んで左右に開き、顔を埋めました。  
「はにゃあ……っ!」  
 そして先程シーリオさんがクロエさんにしたように舌を伸ばし、  
口の中に溜めた唾液を可愛らしい窄まりの奥へと流し込んでいきます。  
「うきゅう……っ!」  
 ある程度流し込んだら、垂れないように舌を深く挿し入れ栓をし、中を撹拌します。  
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」  
 
 シーリオさんの腕にさらに力が入り、抱き着かれたナオミさんの抽迭は制限されて小刻みなものになってしまいます。  
 すっかりイき癖をつけさせられた十四歳の少女の肉体は、それでも絶頂の連続から抜け出すことが出来ません。  
 四肢をふるふると震わせ、虚ろな目で涙を流しながら喘ぎ続けます。  
 その喘ぎ声も、もう満足に発声出来ていません。  
「ぁ……ぁ……ぉぉ……ひぬぅ……ひん、ゃぅ……か……は……っ」  
 接合部分から愛液と共に溢れ出すお小水も止められません。  
 とそこで、ナオミさんは張り型を勢い良く抜いてしまいました。  
「ぉぁぁ…………っ! はー……はー……はー……」  
 でもすぐに、入れ替わりでドュリエス様のモノが侵入してきます。  
「ぅぇぇ……」  
 ぱんぱんぱんぱん……と音を立てて激しく突き上げていらっしゃったドュリエス様でしたが、  
しばらくするとやはり抜いてしまいました。  
 
 ドュリエス様が腰を引いた途端、またもやナオミさんの偽おちんちんが捻じ込まれます。  
 が、今度は一突きで抜いてしまいました。  
 そしてまたドュリエス様が挿入しますが、こちらもやはり一突きで抜いてしまいます。  
 続いてナオミさんが一突きして、抜いて、ドュリエス様が一突きして、抜いて、ナオミさんが一突きして、抜いて、  
ドュリエス様突いて抜いて、ナオミさん突いて抜いて、ドュリエス様突いて抜いて、  
ナオミさん、ドュリエス様、ナオミさん、ドュリエス様、ナオミさん、ドュリエス様……。  
「ぁぉぉぉぉ……も、もお、むりぃ……もぉむりぃ……ぅぁ……んぉぉぉ……ぉぉぉぉ……」  
「ふふ、そろそろ限界かしら。仕方ない子ね……じゃあちょっと早いけれど、仕上げに入りましょうか」  
 ドュリエス様はそう言って一突きした後、引き抜きながらナオミさんに目配せしました。  
 それを受けて挿入したナオミさんは、今度は一突きではなく、再び抽迭を開始しました。  
「ぁ……ゃ……ぉぁぉぉ……ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ…………」  
 
 しかし、ドュリエス様の言う『仕上げ』はそれだけではありませんでした。  
 公女殿下は、引いたと思った腰を、すぐに前へと突き出したのです。  
 ――後でひくつく、もう一つの秘密の入口目掛けて。  
 入口っていうか、出口?  
「〜〜〜〜っっ!!?」  
 先程ドュリエス様が流し込んだやんごとなき唾に加えて、竿全体に塗り広げられた  
シーリオさん自身の蜜液で、潤滑油には事欠きません。  
 それらをじゅぶじゅぶと泡立たせながら、膣壁越しに、前を犯すナオミさんの怒張へ擦り付ける様に  
激しく、かつ巧みに動かします。  
 シーリオさんは、もう声も出せません。  
「……っ!! ……っ!! 〜〜〜〜っ!!!」  
 首を大きくのけ反らせながら、打ち上げられた魚の様にお口をぱくぱくさせ、  
びくびくびくびく……と全身を跳ねさせます。  
 それを前後から押さえながら、お二人は快楽を与え続けます。  
 
「ああ、シーリオ、いやらしい子……。どすけべな尻穴が、おちんちんをぎゅっと掴んで離さないから、  
んっ、動く度に、わたくしの中までもがぐりぐりされて、んっ、ああっ、あひぃっ! ぐりぐり素敵ぃ……っ!」  
「前も、美味しそうに頬張って、もぐもぐするのが伝わってきますわっ!  
そっ、それに、壁越しに、ドュリエス様ので、擦られて……ふくぅっ、ううぅっ!」  
「〜〜〜〜っ!! 〜〜〜〜っっ!!!」  
「わっわたくしもっ! ナオミのおちんちん、感じてるわっ!  
このまま、いっ、一緒にっ、ねっ? ああっ! 一緒にっ! 一緒にぃっ!」  
「はいっ! はいぃっ! はっ、いっ、いっ、イきますっ! イっちゃいますわぁっ! あっ! あっ! ああ……っ!」  
「わたくしもっ! わたくしもぉっ! ふあ……あああ……っ!」  
 
「「イくぅーーっっ!!!」」  
 
 ドュリエス様とナオミさんは同時に叫ぶと、のけ反り、シーリオさんに腰を押し付けて動きを止め、  
恍惚の表情で全身をわななかせました。  
 そのお二人に責め続けられたシーリオさんは、もう恍惚どころではありません。  
 完全に力が抜けてナオミさんにもたれ掛かり、焦点の合わない目で虚空を見つめています。  
 荒い息を「はーー……はーー……」と吐くお口は開きっぱなしで、唇や、だらんと垂れ下がった舌を伝って  
さらさらの涎が床に滴り落ちています。  
 二本のいちもつが抜き去られると、やや太めの可愛い眉がひくんと揺れましたが、  
それ以上の反応は無く、弛緩した体はそのまま床に横たえられました。  
 ナオミさんは微笑みながら、仰向けに転がったシーリオさんの隣に座ると、右手を取り、そっと唇を這わせます。  
 ドュリエス様も同じ様に腰を下ろすと、透き通る銀髪を優しく撫でてやるのでした。  
 
 
続く  
 
 

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