第三話  
 
 
 しばらく見つめ合った後、ドュリエス様はもう一度イーシャさんの唇を奪いました。  
「んふっ……んんっ……はむっ……んちゅ……ちゅ……」  
 今度は、舌も巧みに使い、歯の裏を舐め、舌同士を絡めます。  
口内で撹拌して混ざり合い、粘り気を帯びた唾液を舌で掬い上げ、イーシャさんの唇に塗り込め、  
下唇を咥え、左右に擦り合わせ、一旦離し、上から口中に唾を垂らします。  
 かなり濃い大人の口づけですが、イーシャさんはなすがままです。  
 態度で「好きにして下さい」と語っています。  
 それを見て、ドュリエス様もどんどん興が乗ってきたようです。目が据わってきました。  
「可愛いイーシャ。もっと本格的に気持ち良くして、完全にわたくしのものにしてあげる」  
 そう言って、ドュリエス様はまた右手を動かし始め、達したばかりで敏感な少女の部分を弄びました。  
「ひやああぁっ! あっ、ドュリエス様っ! だっ、ダメですっ! こっこんなことしなくても、わ、私はもう、  
ドュリエス様の……ひぅっ! いやあっ! ダメぇっ! 今はダメぇっ! ふあぁぁっ!」  
「あら、じゃあ、いつならいいのかしら。うふふふ」  
「そんなっ、そんなのっ……んふうっ! きゃううぅっ!」  
 イーシャさんは身をよじって逃げようとしましたが、体が動かせません。  
 見ると、イーシャさんと同い年くらいの、肩までの銀髪の少女が、  
いつの間にか彼女の左腕にしがみついていました。  
 水汲みから戻った侍女、シーリオさんです。  
「いけませんよぉイーシャ様ぁ、ドュリエス様に逆らってはぁ」  
 右腕はドュリエス様が左手で抱え込み、足はナオミさんが押さえ込んでいます。  
 その上、今のイーシャさんは全くと言っていい程力が入りません。  
 まさに、蜘蛛の巣にかかった蝶、そのまま再び絶頂に追い込まれて行くしかありませんでした。  
「んっ、やっ、ま、またぁっ! またおかしくなっちゃうですぅっ!」  
「良いのよ、何度でもおかしくなっておしまいなさい」  
「ああっ、ああっ……ふああああ……あああああああーーーーーーっ!」  
 イーシャさんはまた深く達してしまい、大きくのけ反りました。  
 
 が、ドュリエス様は指を止める気配はありません。  
「うあぁぁぁっ! やあぁぁぁぁっ! ダメぇっ! ほんとにダメぇっ!  
死んじゃうぅぅぅっ! 死んじゃいますからぁぁぁぁっ!」  
「いやねえ、あなたみたいな可愛い子、死なす訳無いじゃない。ねえナオミ、シーリオ?」  
「もちろんですともドュリエス様。さあイーシャ様、もっと、もっと深く……  
ドュリエス様に導かれるまま、堕ちて行きましょうね」  
「感じてるイーシャ様、とってもやらしくて素敵です」  
「たっ、助けてぇっ! ああああっ! またあぁっ! ああああっ! いやあぁぁぁ…………っ!」  
 イーシャさん、また達してしまいました。  
 が、ドュリエス様の指はまだ止まりません。  
 さらに、シーリオさんが乳首に吸い付きました。  
 舌を使って、慎ましやかな膨らみの先端で立ち上がる、恥ずかしい欲情のしるしを、紗越しにしごき立てます。  
 激しい口撃を物語るように、シーリオさんの銀髪が激しく揺れています。  
「やあぁぁっ! 吸わないでぇっ! こりこりダメぇっ! んあぁぁぁっ! おぉぉぉっ!」  
「あら、まあ。ドュリエス様、この方、お漏らししましたわ〜♪」  
 ナオミさんが嬉しそうに指摘する通り、寝台の上には今までとは比較にならない程  
広範囲にわたって染みが広がり、寝台の下まで滴り落ちて水溜りを作っています。  
「ふあっ! やあぁぁっ! ごっ、ごめんなさいぃ……っ!」  
「まあ、いけない子。こんな粗相をする子は、徹底的にお仕置きしなくてはね」  
 ドュリエス様が目配せすると、心得ているナオミさんは、すっとイーシャさんの足の間から離れます。  
 代わってドュリエス様がびっしょりと濡れたそこに座ると、イーシャさんの紗の裾をからげて、  
充血し膨らんだ女の部分を露わにしました。  
「なあに、すっかり出来上がっているじゃないの。初めてなのに、いやらしいのね」  
「はーー…………はーー…………やぁ……み、見ないでください……それは、こ、刻印の力が……」  
「あなた、それはもう消えたって、さっき言ったじゃない」  
 刻印の力なんか関係なく、これだけされればそりゃ出来上がりもするでしょうに。  
 しかし、言葉責めに慣れてなどいるはずもないイーシャさんは、必死に言い訳を考えてしまうのでした。  
「そっ、それは、その……あ、あれです……えっと、ま、まだちょっと残ってるんですっ」  
 もちろん、そんな台詞はドュリエス様の思う壺です。  
「そう、それは大変だわ。ではちゃんと消えるまで、しっかりと気持ち良くしてあげなければね」  
 そう言ってドュリエス様は、イーシャさんのお大事に口を付けました。  
 
「んひぃっ!? あっ……あっ……いけませんっ……ドュリエス様っ……んんーっ!  
ふあぁっ! ……そ、そこは、き、汚いですからぁっ!」  
「汚くなどないわ。イーシャのここはとても綺麗よ。それに、とってもいい匂い」  
「いやあっ! 匂い嗅いじゃやあですっ!」  
「うふふふふ、お味のほうはどうかしら」  
 ドュリエス様は、イーシャさんの淫らな体液を掬い上げるように下から上へと舐め上げました。  
「んうーーーーーっ!」  
 そして、ちゅう、ちゅう、ちゅう……と吸い上げ、お口に含みます。  
「ふひっ、ふぅっ、んんぅーっ!」  
「んっ……イーシャのいやらしいおまんこ汁、とっても美味しいわ」  
 ドュリエス様、だんだん言葉が卑猥になってきましたね。  
「いやあっ……やあぁぁっ……」  
「いやなの? それにしては、おさねがひくひく物欲しそうにしてるわねぇ。  
大きく膨らんで、窮屈そうに鞘を持ち上げているわ」  
 ドュリエス様は親指で包皮の根元をくっと押し込み、ぷっくりとふくらんだおさねを剥き出します。  
「はーい、こんにちわー。まあ、イーシャのおさねはやっぱり礼儀正しいのね。頭を振って挨拶しているわ。  
こちらもご挨拶しなければね」  
 舌先でちょんっと突付きます。  
「ふひぃぃっ!」  
「あらあら、ほんの軽いご挨拶なのに、大喜びね。じゃあ、もっとしっかり挨拶したら、どうなるのかしら」  
 そう言うと、ドュリエス様はイーシャさんの剥き出しのおさねに吸い付きました。  
 そして舌先で上下に弾くように「挨拶」なさいます。  
「ふひっ! ああっ! ああーーーっ! ああーーーーっ!」  
 気の遠くなるような快感から逃れようとしても、ドュリエス様が腰をしっかり掴み、  
ナオミさんとシーリオさんが両脇からぎゅっと押さえ付けていますので、イーシャさんは体を引くことすら出来ません。  
 ドュリエス様の舌は次第に激しさを増し、上下に、左右に、また円を描くように、おさねを丹念に舐り回します。  
「んおぉぉぉっ! おおーーーっ! あーーーーっ! やぁあああーーーっ!」  
 さらに、舌の先端をおさねの下側に差し入れると、根元を持ち上げるようにして、左右に刷きます。  
「ひぃぃっ! ひぐっ! ひあぁぁぁっ! もうダメっ! もうダメですっ! また漏れちゃうぅぅっ!  
ドュリエス様ぁーっ! おっお願いっ お願いしますぅっ! おしっこ漏れちゃいますからぁっ!」  
「また? もう、堪え性の無い穴だこと。ここね? ここがお漏らしするいけない穴ね?」  
 ドュリエス様の舌先は、おさねのすぐ下でひくつく小さな穴をこじります。  
「うあぁっ、ごっごめんなさいぃぃっ! やあぁっ! おしっこの穴やあなのぉっ!  
やあっ! ダメえっ! 本当にダメぇっ! ほっ本当にっ漏れちゃいますぅっ!」  
 
 イーシャさんの訴えを無視して、ドュリエス様はひたすらお小水のお口を刺激し続けます。  
 さらに追い討ちをかけるように、ナオミさんが手を伸ばし、中指でおさねを刺激します。  
「んおぉっ! んおぉぉぉーーっ!」  
 
 れろれろれろれろれろれろ…………。  
 くにくにくにくにくにくに…………。  
 くちゅくちゅくちゅくちゅ…………。  
 くりくりくりくりくりくり…………。  
 
 イーシャさんは、もう限界でした。  
 
「本当に…………もうっ…………ダメぇっ…………あっ、いやっ、いやああああああああああ…………」  
 ぷしゃあっ……。  
 とうとう決壊してしまったイーシャさんのお小水が、ドュリエス様のお顔に向けて噴射されました。  
「あああ…………お、お許し…………お許し下さいぃ…………」  
 ぷしゃっ、ぷしゃっ、ぷしゃっ……と断続的に噴き出す少女のほとばしりを、  
ドュリエス様は口を開けて受け止め、こくこくと飲み干します。  
 受け止められなかった分が、ドュリエス様のお顔と寝台をぐっしょりと濡らしました。  
「かはっ…………はひっ…………も、申し訳、ありません…………  
わ、私、ドュリエス様に、と、とんでもないことを…………」  
「いいのよ。イーシャのおしっこ、とっても美味しかったわ」  
「ああ……ううっ、うー……」  
 イーシャさんは恥ずかしさのあまり目をぎゅっとつむってしまいました。  
 
「ドュリエス様、私にもお味見させてくださいませ」  
「私もイーシャ様のおしっこ舐めたいです」  
「ええ、よろしくてよ二人とも」  
 ナオミさんとシーリオさんはイーシャさんを押さえる手を離し、ドュリエス様のお顔に付いたおしっこを、  
両側から舐め取ります。  
「まあ、本当に、美味しゅうございますね。淫らな雌の味がいたしますわ。  
あの幼くも凛々しいシトリン副隊長殿が、このような本性を隠していたなんて」  
「んっ、れー、れろ……これがイーシャ様のおしっこの味……うふふふふふ…………」  
「それにしても、本当にお漏らし好きな方ね。これでは『王都の鬼娘』ならぬ『王都のお漏らし娘』だわ」  
「まあナオミ、そんなことを言ってはいけないわ」  
 そうたしなめるドュリエス様も、随分楽しそうです。  
 相変わらず天使の微笑みを浮かべてはいますが、目には嗜虐の色が浮かんでいます。  
 
 とうとうイーシャさんは、顔を押さえて泣き出してしまいました。  
「うーっ! もお、ばかあー! うわああん! 知らない知らないっ! ドュリエス様のいじわるーっ!  
なんでっ……こんな……ひぐっ、ひ、ひどいこと、えぐっ、するんですかあっ!  
うえええん…………ふえええええん…………うえっ…………えぐぅ…………っ!」  
 『王都の鬼娘』、マジ泣きです。  
 
 すると三人とも、急に狼狽し始めました。  
 ここに至ってようやく、初心な未通女娘相手には少々やりすぎだったと気付いたようです。  
「あ、あら、ど、どうしましょう……」  
「いきなりいじめすぎてしまったでしょうか……」  
「あの、えっと、えっと、ご、ごめんなさいイーシャ様ぁ」  
「私……うえぇ……淫らじゃ、ないもんっ! お漏らし娘じゃ、ないもん! ひくっ……ぐしゅ……」  
 ドュリエス様は、泣き続けるイーシャさんを抱きしめ、必死になだめました。  
「イーシャ、ああ、可愛いイーシャ、許して頂戴、わたくし達が悪かったわ。  
あなたがあんまり可愛いものだから、ついつい調子に乗ってしまったのよ。ごめんなさいね」  
「うえっ……ひっく……ドュリエス様は、ひどいです……」  
「ええ、そうね。嫌がることを無理強いしてしまって……」  
「ひっく……ちっ、違います……もう、ドュリエス様は分かってません……」  
「……え?」  
 
「だって、私、は、初めてだったんですよ? 鬼娘だなんだって言われてても、私だって女なんです。  
いつか、誰かと、その、深い関係になることもあるかなって、考えたことくらいありますし、  
初めての時のこと、夢見たことだってあります……。  
それなに、それが、お、おおおお漏らししながら、いじめられてなんて……っ!」  
「イーシャ……あなた……」  
「さ、最初は、仕方ないです。ルーオレイス殿下の刻印でおかしくなった私をお救い下さったのですから、  
むしろ深く感謝しております。だ、だけど、そのあと、こんな……っ!  
こんなことしなくても、最初に救って頂いた時に、私は一生この方に付いて参ろうと、そう心に決めましたのに!  
そう申し上げたじゃないですか!」  
「…………イーシャ。ごめんなさいイーシャ」  
「こんなはしたない姿、これ以上他の人に晒すなんて、絶対考えられません。だから、ドュリエス様っ!?」  
「はっ、はい」  
「……その、せ、責任、取って下さいっ! 私、もう、ドュリエス様じゃなきゃ、ダメなんですからっ!」  
 それを聞いたドュリエス様は、喜色満面といった笑みでイーシャさんをぎゅーっと抱きしめました。  
「ああ、イーシャ、あなたはなんて可愛いの! もう、最初からそのつもりだったに決まっているじゃない!」  
「うう……ほ、本当……ですか?」  
「当たり前よ。もうずっと離さないから、覚悟しなさい」  
「……は、はいっ……はいっ! 私は一生、ドュリエス様のものです!」  
 イーシャさん、今度は嬉し泣きです。  
 良かったですねぇ。  
 しかし、同性が相手であることには特に言及しないんですね。  
 イーシャさん、元々そっちの素質があったんでしょう。  
 そんな二人を見て、ナオミさんとシーリオさんは妙にうっとりとした顔をしています。  
「ああ、姫君と騎士の恋愛……これぞ王道ですわ!」  
「お二人とも素敵です」  
「ドュリエス様の大切な人は、私達にとっても大切な人。  
ドュリエス様に対するのと同じように、精一杯ご奉仕いたしますわ」   
「…………主に性的な意味で」  
 最後にぼそっとシーリオさんがなにか言いましたが、幸いなことにと言うかなんと言うか、  
イーシャさんの耳には届きませんでした。  
 
 
続く  
 

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