わ〜たし〜の部〜屋に〜
雨漏りす〜るよ くっちょん(くっちょん)
ぴっちょん(ぴっちょん)
わ〜たし〜の部〜屋に〜
雨漏りす〜るよ くっちょん(くっちょん)
ぴっちょん ちょん
「雨漏りだね姉ちゃん」
「そうだね」
「絶えず落ちてくるね」
「絶えず落ちてくるんだ」
「床が汚れてきたね。拭いた方が良いかな」
「そのままでも良いんじゃないかな」
「どうして」
「どうしてだろう」
「触って良いかな」
「良いんじゃないかな」
「温かいね」
「温かいんだ」
「こんなにたくさん、どこに溜まっているんだろうね」
「さあね」
「不思議だね」
「不思議だね」
「止まらないけど、塞いだ方が良いのかな」
「良いのかな」
「塞ぐね」
「塞いで」
「塞いだけど、隙間から漏れてくるね」
「もっと塞いで」
「もっと塞いだけど、隙間から漏れてくるね」
「困ったね」
「取るね」
「取って」
「たくさん落ちてきたね」
「たくさん落ちてきたんだ」
「どうしよう」
「どうしようもないよ」
「そうなの」
「そう」
「まだ端を伝って垂れてくるね」
「まだ垂れてくるんだ」
「ねえ」
「うん」
「拭かなくて良いかな」
「そのままでも良いんじゃないかな」
「でも気持ち悪くないかな」
「そうかな」
「布団の上もいっぱい濡れちゃったね」
「濡れちゃったね」
「きっと怒られるよ」
「きっと怒らないよ」
「どうして」
「どうしようもなかったからだよ」
「そうなの」
「そう」
「姉ちゃん」
「なに」
「落ち着いたから、きれいにしよう」
「うん、きれいにしよう」
「こっちも雨漏りしてたから、きれいにしよう」
「うん、きれいにしよう」
「姉ちゃん、ありがとう」
「どういたしまして」
そんな立ちバック的な妄想