セラは国王の娘。養成所へ訪れる度、周囲から特異な視線を向けられる存在。だから彼女は、できるだけ皆と  
平等に扱って欲しいと周囲にいつも頼み込んでいる。  
 そんな彼女が施設へ通うようになってから、ティトは他の女には全く目をくれなくなった。言い寄れば簡単に  
落ちてしまう女しかいない現状に、張り合いを感じなくなっていたティトには願ってもいない人物。  
 ケイトと三人で連むことの多い彼女は、如何にも王族的な物腰の柔らかい淑やかな少女。年下ではあるが  
年齢も近く、ティトがターゲットとして認識するまで左程時間は掛からなかった。そして、いつまで経っても  
自分に靡かないセラを目にする毎、ティトは彼女への関心を深めて行った。  
 
 先日の、ケイトへと突きつけられた突拍子も無い提案。国を乗っ取るとはつまり、次期王位を奪うこと。  
 裏を返せば、セラを手に入れることに他ならない。乗っ取りなどくだらないとケイトは言い捨てたが、  
ティトにとってはケイトが乗ろうと乗るまいと、どうでも良かった。  
 
 
「御心配をお掛けしました……」  
 数日間の不在を心配する素振りを見せるティトに、セラは国王と同じ、薄く透き通った琥珀色の長い髪を  
垂らし軽く頭を下げた。ティトが微笑むとセラも同じく微笑み返すが、彼女は決してティトに媚びることはない。  
自分に向けられる好意を完全に拒絶するかのような、高い壁を感じさせることさえあるのだ。  
 そんな彼女が何故いつも自分と一緒にいるのか、ティトは甚だ疑問に思っていた。  
「セラ。君、ここに来ると真っ先に僕の元に来るよね。何で?」  
「お父様の言いつけです。貴方かケイト、どちらかと一緒にいるのが一番安全だからと」  
「安全、ね……」  
 ケイトもティトも国王とは面識がない。にも拘わらず、セラの父親は二人に一目を置いている。  
 その事実の意味するところに、ティトは感付いていた。国王が本当に信頼を置いている対象が何なのか。  
しかしそれも、今は関係ない。新事実がわかっただけでティトにとっては十分な進展だった。  
 彼女が義務感から自分の元に居ること。このままでは平行線を辿る一方であること。  
 そして彼女に何か、大きな変化を与える必要があること。  
 
 興味のあることに関しては、思い立ったらすぐに行動する。その夜、ティトはこっそりと部屋を出たが、丁度  
鉢合わせしたケイトに呼び止められてしまった。  
「ティト?どこか行くのか?」  
「別に?」  
 先を急ごうとする弟の行く手を塞ぎ、ケイトは口篭りながら恥ずかしそうに目を逸らす。  
「なあ、ちょっと頼みが……。たまには昔みたいに……その、い、一緒の部屋で、寝ないか」  
「何?気持ち悪……」  
 思わず口にされた言葉は、壁を強打するケイトの拳により遮られた。白竜の魔力のせいで、ティトを直接  
殴りたくとも殴れないのだ。ケイトはそのまま弟を睨みつけ、自室へと戻ってしまった。  
 プライドの高い姉らしからぬ言動。訝しく思いつつも、ティトは家を抜け出し街へと下りた。  
 
 ラスニールは『夜』を知らぬ国。街の一角を占める国営の娯楽施設が、日が昇るまで周囲を照らす。賭博に  
勤しむ大人達を横目にティトが向かう先は、セラの待つラスニール城。目的は言うまでもない。  
 魔法を自在に操ることができるティトにとって、城への侵入は容易かった。国王の方針で普段、城は一般にも  
開放されており、セラの部屋がどこなのかあらかじめ探りを入れておくことは何ら造作無い。且つ、頭から  
靴の先まで全体的に黒味掛かった姿をしているティトは闇に溶け易く、見張りの目を掻い潜りいとも簡単に  
彼女の部屋へと辿り着いた。  
 解錠する必要は無い。空間を渡って室内へと侵入し、内側から確実に施錠されていることを確認すると  
早くもベッドで寝息を立てているセラの元へと歩み寄る。  
「セラ」  
 天使のような少女という誇張表現が似合うほど、穢れを感じさせない無垢な寝顔。その頬に触れ静かな声で  
名を呼ぶと、薄っすらと開かれた淡い褐色の瞳に自分を見下ろす人物を映し、彼女は途端に驚愕を露わにした。  
「!?ティ……んっ!」  
 大声を発し掛けたセラの口を手の平で押さえ、口元に人差し指を立て静かにするよう無言で示す。彼女は  
事態を全く理解できぬまま頷き、手を離しても助けを呼ぶことはなかった。  
「な、何をしに、ここへ?」  
「何って……夜這い」  
 目的を耳にし怯え出すセラの頬に再び手を添え、ティトは優しく微笑み静かな声で彼女を宥めた。  
 女を騙す、邪念を孕む笑み。見透かしたかのように、セラは一層震え上がる。  
「怖がらなくていいよ」  
「ティト……やめて、下さい」  
 
 頬を押さえられたまま唇が近づけられると、彼女は慌てて顔を逸らし、抗議の声を上げた。  
「い、いやです!離して!」  
「嫌?どうして」  
「私達そんな関係じゃ……!貴方こそ、どうしてこんな……」  
「それは勿論。君に気があるからだ」  
 押し問答が続く中、ティトはベッドに乗り上げ確実にセラに迫り行く。強引に顔を近付けても、彼女は持てる  
力を尽くして脱出を図り、一切の譲歩を許さない。  
 薄地のネグリジェに手が掛けられると、セラは声を荒げて精一杯の抵抗を示した。  
「やめて……!やめなさい!私を誰だと……」  
「セラ。君はいつも、周囲に一般人と同様に扱うよう言っていたはずだ」  
 口元に笑みを浮かべつつも、ティトの瞳は蔑みに満ちている。  
 その視線を受けた、セラの不穏な表情。次に紡がれる言葉が何なのか、気付いているのだ。  
「分が悪くなるとそうやって身分を盾にする。随分な御都合主義だね」  
「そ……んな……、ティト……」  
 無論、今に限って言えば都合の良い台詞を吐いているのはセラではない。しかし、今の彼女を揺さ振るには  
この上なく十分な効果を発揮する。目を逸らし、消え入りそうな声で自分を諌めるセラに、ティトは静かに  
唇を寄せた。  
 完全に抵抗する気力を失ってしまった彼女は落ちたも同然。唇を重ねて更にその中を求めると、セラは覚悟を  
決めたように固く目を閉じ、それを受け入れた。  
 
 最早されるがまま。しかしこの先の行為を始めると騒ぎ出すことは明らか。助けを呼べぬよう、ティトは  
セラの唇を塞いだまま彼女の素肌をまさぐった。  
 行く先を阻む彼女の手を押し退け、ケイトより二回りほど小さい胸を、そして未だ誰も受け入れたことが  
ないであろう茂みの中を優しく撫でる。逃れようとするセラに強く唇を押し付けて声を奪い、丁寧な愛撫を続ける。  
 時間を掛け、じっくりと縦に割れた溝の中を弄り回しているうちに、そこはしっとりと湿り気を帯び始めた。  
準備が整いつつあること。それを悟っただけで、ティトの自制心は損なわれて行く。  
 
 逸る気持ちは最早抑えられず。変わらず唇を塞いだままセラには何も告げず、そそり切った自分の物を彼女の  
中に徐々に侵入させる。途端、彼女は驚愕のあまり目を開き、身体を捩って拒絶の意を示すが、その間も確実に  
二人は繋がって行く。  
 やがてセラが痛みに顔を顰めた瞬間、ティトはようやく唇を離した。  
 
「痛い?」  
「──っ……!」  
 あまりの激痛に声も出せず、セラは弱々しく頷いた。  
 焦ってはならない。初めだけは、彼女に優しく在らなければならない。  
 苦痛の色が和らぐまで、セラのしなやかな肢体と胸元にティトの手が這う。汗を帯びた手でベッドのシーツを  
強く握り締めながら、彼女は頑なに自分の唯一つの武器を口にして解放を求め続けていた。  
「ティ、ト……」  
「何?」  
「私、達……、立場が……。だから……」  
「立場?さぁ、それはどうだろうね」  
 ティトの言わんとしていることを理解できるはずもなく、セラは予告と同時に始められた挿抜に身を強張らせた。  
 痛みが消えるまで労わるように、可能な限り時間を掛けて緩やかな抽送を繰り返す。噛み締められた唇からは  
吐息を交えた声が漏れ、閉じられた瞳からは涙が伝う。  
 大声を上げることができれば護衛の人間が駆けつけるだろう。しかし、セラにはそれができなかった。  
 そもそも扉は施錠され、何よりティトが、どれほど自分に不利となる行動を取るか予想がつかないからだ。  
 
 セラの声に熱が篭ってくると、ティトは待ち侘びていたように強く腰を打ちつけ始めた。奥まで達する度に  
辛そうな声を上げる彼女を愛惜しげに抱き、自身に絡みつく膣壁を心行くまで堪能する。涙で潤んだ瞳で許しを  
乞うセラを、優しい笑みを湛えながら一際激しく突き上げる。  
「あぁっ!いっ……ああぁっ!!」  
 堪らず身体を反らして喘ぐ彼女を追い詰めるように、徐々に動きを速めて行く。  
 生まれて初めて与えられる甘い刺激。正体が何なのか、生娘である彼女はわかっていないかもしれない。  
 戸惑い、悶える彼女は、十五歳という幼さを忘れさせるほどに『女』を醸し出す。ティトはそれに煽られ、  
呼吸の間を与えぬほど盛んに突き立てる。  
 猛りと共に込み上げて来る感覚から、限界が近いことを知る。迷いなく速められた腰使いに、セラは今にも  
泣き出しそうな声を上げて強要される快楽に甘んじ、ティトは彼女の外で果てた。  
 
「セラ……、まだ、満足してないだろう?」  
 乱れた呼吸が交じり合う中、すっかり脱力したセラの耳元で、ティトは再度の挿入を匂わせる。  
 力なく首を振る彼女の、愛液で濡れそぼつ秘所。未だ女を欲している肉欲が奥深くまで埋め込まれ、セラは  
堪らずに身を硬くする。  
 
「大丈夫。まだまだ終わらないから……」  
「い……いやっ……!あぁああっ!」  
 躊躇いなく開始された欲望を露わにした抽送に、拒絶と悦楽の入り乱れた声が上がった。  
 貫き、混じり合う粘液音が漏れる度、セラは頻りに身を捩る。逃さぬよう抱き竦め、執拗に腰を打ち続けると  
その動きは明らかに激しくなる。  
「セラ?ここがいいの?」  
「ち、違……、っああ!いやあっ!」  
 何とも素直な反応に、ティトの口元から笑みが零れた。しかし、これ以上声を張り上げられては流石に人を  
呼びかねない。  
 故に、再び彼女の口を塞いだ。若干乱暴ではあるが顔を掴むよう手を広げ、しっかりと通気を阻んだ。  
「少し辛いかもしれないけど、我慢するんだ」  
 変わらぬ優しい笑みに、セラは臆した様子で目を細める。口を塞ぐ手に力を込め、空いた手で彼女の片足ごと  
自分の身体を支え。彼女が「違う」と言った場所を巻き込みながら、思う存分掻き乱す。  
「ん……っ!───っ!!」  
 セラが背を反らして限界を訴える度、激しい抽送に転じてその一線を越えさせる。  
 鼻に掛かったくぐもった声が上がる度、宥めるよう髪を撫でながら一層速く腰を打つ。  
 欲望を彼女の外に放つ度、再び与える快楽と引き換えに希望を奪う。  
 
 自分に振り向かないセラを、身体だけでも完全に支配できたことが何より心地良く、ティトは欲求が  
満たされるまで繰り返し彼女を犯した。全てを奪われたのだと自覚させるまで、時間を忘れて自分を刻み続けた。  
 
 
 同時刻か、或いは僅かに時間を遡った頃。ケイトは今日も難なくライラに捕らえられ、身体を求められていた。  
 保険として声を掛けたティトには見下され、施錠した窓の鍵は破壊され、命を狙う刃はことごとく躱され。  
果ては先日と同じ雑木林に投げ捨てられ、またもや望まない快楽を味わわされていた。  
 手を出すことができないよう、俯けに押し倒されたまま後ろから何度も貫かれ、ケイトは無駄な悪態を  
つきながら行為が終えられる時をただ待つしかなかった。  
 その望みに反し、彼はなかなかケイトを解放しない。慣れ始めた身体を更に慣らすよう、精を放つ度に更に  
強い圧迫を与える。その度ケイトは必死に自分を保ちつつ、唇を噛み締めながら声を殺していた。  
 
 しかしその声は、至って不自然な形で解放された。  
「うっ……!?っ……ああぁっ!」  
「……?ケイト?」  
 特に追い打ちを掛けられたわけでもなく、意図して鳴かされたわけでもなく。我慢できずに爆ぜるほどの  
快楽を与えられたわけでもない。にも拘わらず、突発的な快感が不自然な形でケイトを襲った。  
 直接神経を刺激するような、漠然とした快楽。正体は知れていた。  
「くっ……、くそっ!ティト……!あいつっ!」  
「ケイト、どうした?」  
「うるさい!おまえには関係ない!」  
「関係……な……」  
 突然首元に腕が回され、たちまち力が込められる。  
 上体を固定し、身動きを封じる締め技。ケイトの一言が癇に障ったか、ライラは唇を耳元に寄せ怒気を孕んだ  
声を発した。  
「おい、関係ないとは随分な言い草だな。今こうして善がってるのは誰のおかげだ?」  
 辛うじて顔だけをライラへと向け、馬鹿にするかのように鼻で笑い飛ばす。途端彼は目の色を変え、勢いに  
任せた猛烈な抽送を開始した。身体を押さえられたまま容赦なく最奥を突き立てられ、言い返す余裕もない。  
「んっ!うっ……あっ……!」  
「ほら、どうした。さっきみたいな生意気な口叩いてみろ」  
「っ……だ、黙……、っあぁ!!」  
 加えて襲い来る、不測の快感。ライラが直接与える快楽と相見え、凄まじい相乗効果を生む。  
 全神経の完全なる麻痺を疑ってしまうほどの深く熱い痺れに、背後で発される彼の言葉も耳に入らず、ケイトは  
ただ自分を保つだけで精一杯だった。  
 
 屈することだけはプライドが許さない。絶対に思い通りになどならない。  
 最後までそう自分に言い聞かせ最後の吐精をその身に受けると、ようやく回されていた腕が外された。  
「何、なんだよ……、助けるって、何言ってんだよ……」  
「いずれわかるさ」  
 まるで子供をあやすように無造作に頭を撫でながら、彼はおもむろに立ち上がり、ケイトを置いて姿を消した。  
 
 
 セラを眠らせ、真夜中に自室へと戻ったティトを待ち受けていたのは姉のケイト。不満に満ちた様子で、  
ただ黙って部屋の主を待ち構えていた。  
「……どこで夜遊びして来たんだ、ティト。おまえのせいで散々な目に遭ったんだぞ」  
「散々な目?あぁ……。何?悪い?」  
 自分の行動を思い返し、詫びるどころか反省する様子すら欠片も見せない弟に、ケイトは尚食い下がる。  
 
「おまえなっ!こんな状態なんだから、少しは自重しろ!」  
「ケイト。男と女の身体は違うんだよ。別にいいだろ、激痛が走るわけでもあるまいし。それとも何?  
 健全な少年の欲求を君が満たしてくれるの?」  
「き、気持ち悪いこと言うな……」  
「とにかく、無理な相談だよ。もう寝るから出てってくれ」  
 納得のいかない顔のまま、言い返せずにいるケイトを無理やり部屋から追い出し、ティトは身体を休めた。  
 セラは翌日も養成所へ来る。来なければ明日の夜も城へ出向くと忠告したからだ。  
 今後彼女をどうしてやろうか。どんな手を使って自分のものにしてやろうか。  
 姉との精神的繋がりのことなど微塵も考慮に入れず。ただそれだけを考えて眠り、朝を迎えた。  
 
 
 翌日、確かにセラは施設へ訪れた。笑顔で自分を迎えるティトを見るなり、足早に屋外へと出た。  
「どこへ行くつもり?」  
「ケイトのところです。ついて来ないで下さい」  
 自分を追うティトから逃げるように純白のローブを翻し、セラは初めて実戦場へと足を踏み入れた。  
 彼女は能力的にも実戦向きではなく、今まで施設内から出たことがない。それ故彼女は初めて目にした。  
 剣を片手に、苛立ちを露わに奮起するケイトと、如何にも愉しげに全ての攻撃を受け流す相手の姿。  
 
 セラの歩みが、不自然な形で止まった。そのまま振り向きもせず、彼女はティトに問い掛けた。  
「ティト……あの人、誰?」  
「あの人?あの赤髪?」  
 彼女の目線の先に在るのはケイトではない。ティトが答えずとも、セラはケイトの怒号から彼の名を知った。  
 
 そして、ティトは気付いていた。呆然と立ち尽くすセラの、ライラへと向けられている視線の正体。  
「セラ……?君、まさか……」  
 それは正に、そう遠くない過去にティト自身も周囲の女から向けられていたもの。異性に心を奪われた者だけが  
湛え得る、憧れの眼差し。彼女はこともあろうか姉弟共々嫌っているライラを見初めてしまったのだ。  
「……君、昨日身分を気にしてなかった?それにあいつ、大人だよ。年齢差がありすぎる」  
「大人……?」  
 彼女が不思議がるのも無理はない。彼は高身長であるが故、大人と言われても辛うじて納得できるが、それが  
なければ十代の少年にしか見えないほど若々しい。  
 
 ティトがライラを疎ましく思う理由。  
 彼は不可解なのだ。野生的な、人間離れした身体能力は勿論のこと。ティトは昔からケイトに付き纏う彼の  
姿を見ているが、その姿は成長を疑うほどほとんど変わらない。最早曰く付きの人物としか思えなかった。  
 だからこそ、セラが彼に心を寄せることだけは何としてでも阻止しなければならない。  
「セラ。あいつに惚れても無駄だよ。あいつはケイトしか見てないから」  
「え?惚れ、て……!?ち、違います!私、そんな、こと……!」  
 明らかに図星を突かれ、頬を染めてうろたえる彼女の姿。ティトに焦燥感だけをただひたすら与え、セラは  
ついにはその場に居た堪れなくなり、元来た道へと走り出してしまった。  
 初々しい反応を示した彼女の背を、ティトはただ呆然と眺めているしかなく。  
 
「…………最悪だ……」  
 止めを刺されて大人しくなったケイトとライラの不思議そうな眼差しにすら、気付くことはなかった。  
 
 
 

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