ある暑い夏の日、少女が部屋でぐったりとして横になっていた。
「暑い…」
少女の名前は葵。高校も夏休みに入り、部活に所属していない彼女は両親が出かけるというので留守番のために家にいた。と、そこに
「お姉ちゃん、遊ぼー!」
元気な声が聞こえた。
近所に済む従姉妹の双子の姉妹、翠と紫が遊びに来たようだ。
(紫ちゃんも翠ちゃんもこんなに暑いのに何であんなに元気なんだろう…)
そう思いながら、葵は起き上がって二人を家に招き入れた。
「今日はどうしたの?」
部屋に入り、葵は聞いた。
「ヒマだから遊びに来たの!」
紫が即答する。
「宿題も終わっちゃったからやること無いの!」
と翠が続ける。
(やることも無かったからちょうどいいか。でも…)
そう思いつつ、「何するの?遊ぶっていってもやることないけど…」
葵は言う。
「最近学校で流行ってる遊びがあるんだー。お姉ちゃんもやってみる?」
と翠。
(どういう遊びだろう?)
疑問に思い葵は尋ねる。
「どんな遊び?面白いの?」
「うん、とっても!男の子はあんまり好きじゃないみたいだけど、女の子には大人気なの。これやってる時、皆すっごく笑ってるよ。」
(よくわからないけど、笑えるような遊びなら大丈夫かな。)
「わかった。じゃあ、それやろう。」
葵は気軽に答えた。これから天国と地獄の両方を味わうことになるとも知らずに…。
「じゃあ、始めようか。どうすればいいの?」葵は尋ねる。
「えっとねー、まずそこに寝てー。」と紫が答える。
葵は素直に横になる。
そして、翠と紫がそれぞれ足と頭側に別れて座った。
「じゃあ、始めるねー!」翠が宣言し、紫の足首を掴んで広げ、葵の股間に足を押しあて震わせ始めた。
「え!?え!?」
突然のことで事態が飲み込めない。状況を認識するより早く、体が反応し始めた。
「いや、ちょっ きゃはははははははははははは」
股間から送られる刺激はとてもくすぐったく、笑いを堪えられない。
「もう笑ってるー。楽しいー?」
足を震わせながら翠が言う。
「や、やだぁはははは!止めてえへへへへへへへへへへへへへ!」
葵は手足を暴れさせながら必死に訴える。
「あ!」
翠の手から葵の足が離れる。やはり、小学生と高校生では力の差があるようだ。
(逃げなきゃ!)
葵が体を起こそうとすると
「途中で終わりにしちゃダメだよー。」
そう言って紫が葵の脇腹を優しくくすぐった。
「ひゃあん!」
突然の刺激に力が抜け、倒れ込んでしまう。
すかさず二人は葵の手足を引っ張り、手首と足首に乗って葵をIの字に拘束する。
「まったくー。途中で逃げるなんてお姉ちゃんは悪い子なんだからー。」
「お仕置きー。」
言うが早いか、二人は葵の全身をくすぐり始めた。
紫の小さな手が葵の胸から腋、翠の小さな手がふくらはぎから内股にかけてを撫でまわす。
「あふぅっ!ふひゃあっはははははああああん」
胸と内股という部位へのくすぐりに、くすぐったさだけでなく甘い感覚も沸き上がる。
「む、胸はダメぇぇ!腋も太股も嫌ーははははは!」
くすぐったさと快感でパニックになりながら、葵は訴える。しかし
「お姉ちゃんのおっぱい柔らかーい♪」
「脚もすべすべー♪」
二人は葵の体の感触が気に入ったようで聞く耳を持たない。
幼いため、ふざけている程度の認識しかなく葵が苦しんでいることが理解できないようだ。
「お姉ちゃん、もう逃げない?」
しばらくの間くすぐり続けていた紫が突然尋ねた
「に、逃げないから!逃げないから止めてえええええ」
葵はこれ以上くすぐられたくない一心で答えた。
「じゃあ止めてあげるー。」
紫が言うのと同時に、翠も撫で回すのを止める。
「はあっ、はあっ」
くすぐられ続けたため葵の呼吸は乱れ、体は汗だくになり薄手のシャツにはピンクのブラが透けている。
(や、やっと終わった…)
そう思い、葵が安堵していると
「じゃあ、続きねー。」
翠が両足を掴み残酷にも宣言する。
「はああああああ!あ、あ、あああああん」
先ほどと違いくすぐりで解れた体は刺激を快感として受け取った。
「ああ、ああああ!駄目、駄目、駄目ええええ!」
自分より幼い女の子にあろうことか電気あんまで感じさせられてるなどと認めたくはない。葵は理性で必死に快感を否定する。
しかし、紛れもなく葵の体は快感を受け入れていた。口では激しく拒否するものの、僅かに腰が動いて足を股間からずらそうとしているのみである。
(気持ちよくなんか!気持ちよくなんかあああ)
葵は必死に自分に言い聞かせる。
一方、葵がほとんど抵抗しなくなったのに気づいた二人は
「お姉ちゃんが嫌がらなくなった!楽しくなってきたんだー」
「よーし、もっと頑張るよー!」
翠がさらに激しく足を震わせる。
ギリギリで耐えていた葵にこれ以上耐えられるはずはなかった。
「だ、だめえええええええええええ」
葵は絶頂に達した。体がビクビクと痙攣する。
しかし、幼い二人にはそんなことはわからない。構わず足を震わせ続ける。
「もうやだああああああああ!おかしく、おかしくなるうううううう!」
ビクッ!ビクッ!イった直後の敏感な体を刺激されたことにより、連続で絶頂する。
もう葵は何が何だかわからなくなっている。快感に喘ぎ、ただ体を痙攣させるのみだ。
さらに葵が十数度か絶頂に達した時、翠は足を止めて聞く。
「ふう。疲れたー。お姉ちゃん、楽しかった?」
「あ、ははぁ、あぁ」
葵は答えられず、ただ喘ぐのみ。
「いつも学校でやってるより時間があったからたっぷり出来たよー。ちょっと疲れちゃったみたいだけど、いっぱい笑ってくれたし途中からは嫌じゃなくなったよね!」
紫が言う。
ふと外を見ると、もう日が暮れそうだ。
「あ、私たちもう帰らなきゃ!お姉ちゃん、またねー。」
そう言って二人は帰路につく。
一人残された葵は息を切らしながら考える
(き、気持ちよかった…。また…やられたいかも…)
二人が自分達の行為の意味に気づき、葵と三人で楽しむようになるのはまだ先の話である