智花は自室から出た場所で入院患者たちに囲まれていた。  
 美しい容姿の彼女は大人たちから優しく育まれていた。少女にとって大人とは無条件で保護してくれる  
頼れる存在であった。援助交際など知識としては知っていたおり、大人が自分と同年代の少女と性交渉を  
持つことを知ってはいたが、どこか別の世界で起こる出来事のように捉えていた。智花は基本的に知らな  
い大人でさえ信じ込んでしまうほど澄んだ心の持ち主であった。  
 しかし、オムツ姿の智花を好色の眼差しで見つめる大人たちの視線に、妖しく不浄な雰囲気を肌で感じ  
ずにはいられなかった。はじめて、少女は自分が性的な対象として大人たちに見られていることを悟った。  
「いや〜、智花ちゃんのオムツ交換を見せて貰ったよ」  
「…………」  
 1人の老年期の患者が馴れ馴れしく話し掛けてくる。智花はますます俯いてしまう。少女はドアから出  
た瞬間に大勢の男たちに待ち構えられ驚いて視線を合わせたきり、ずっと下に首を項垂れていた。  
 智花は不浄な視線を自分に向けてくる大人達と向かい合うことができなかった。視線は磨かれた床に注  
がれ、大人たちの足先が見えている。目の端には由姫に結って貰った長い髪が左右にあった。  
「ツーテールでまるでお人形さんのように可愛いね」  
「そうじゃな。儂はフランス人形のような今の髪型より、日本女子みたいな髪型が好きなんじゃが、今の  
髪型の方が首輪をよく見えることができて奉仕特待生らしいな」  
「さすが、病棟の長老はたくさんの奉仕特待生を見ておりますね」  
 智花は大人たちの猥談に近い雑談を聞きながら、両手を握り締めて小さくなっている。左右にうさぎさ  
んのように分けられた黒々とした髪には、ピンク色のフリル・レースの大きいリボンが結ばれていた。ツ  
ーテールは少女をより幼く見せる効果を担っていた。  
 
そして、それ以外にも別の効果を患者たちに与えていた。少女の艶やかな黒髪の分け際の白い肌理細か  
な雪肌が露出しており白と黒の美しいコントラストがあった。それは、汚れを知らない少女に青い色香を  
放出させていた。さらに細いうなじには首輪がはまっている倒錯的な姿が俯いていることによって強調さ  
れ、対する嗜虐心を掻き立てらていた。  
 智花は1人の中年男の患者が、彼女の髪のかぐわしい芳香さえ嗅げるほど近くに接近していることに気  
がついていなかった。  
「きゃあっ!?」  
 大人たちのエッチな視線で皮膚感覚が鋭敏に研ぎ澄まされている智花は、突如襲われた未体験の悪寒に  
悲鳴をあげた。ざらついた粘っこい感触がうなじから髪の分け際を駆け上がって来たのだ。少女はナメク  
ジが這うようなおぞましい感覚に震えた。  
「チュパッ……少ししょっぱいな……」  
 智花は大人たちに囲まれている小さな輪の中で飛びのいて、不快な感触の原因を探るために振り返った。  
そこには蛭間に並び劣らぬほど醜い中年の男がにやついた顔で立っていた。そして、厚い舌を少女に見せつ  
けるように口を開いた。  
(な、舐めたの……う、嘘ぉ……き、汚いよぉ……)  
 智花は首筋に手を当てると湿り気があった。それが他人の唾液だと思うと背筋から怖気がくるほど震えた。  
体験したことないほどの不快感と気持ち悪さを感じた。それが首と手に着いたかと思うと一刻も早く拭き清  
めたかった。  
「今度はその可愛い唇を、おじさんが舐めてあげようかなぁ?」  
「一条(いちじょう)さん、奉仕特待生へのちょっかいはそれくらいにしてください」  
 妙な猫撫で声を出す患者に智花は及び腰になった。少女に近づく患者との間に割って入ってきたのは、数  
時間前まで気弱でどこにでもいる使えない新人ナースだった由姫であった。智花は由姫の姿と気丈な言葉に  
少し感心して彼女の小さな背中のナース服を掴んで隠れた。しかし、新人ナースに睨まれても海千山千の患  
者は対して臆した様子もなく軽い口調で釘をさした。  
 
「おっ、由姫ちゃんも言うようになったねぇ。まあ、今日はこの程度で止めておきますよ。でも、僕がこの  
病院にいくら寄付しているかゆめゆめ忘れないでね。奉仕特待生システムを支えているのは一部の資産家た  
ちなんだからね」  
 気持ち悪い男は意味深な言葉を残した。その言葉に何人かは理解したような顔をして、残りは智花と同じ  
ように意味のわからないと言った表情を浮かべていた。  
 智花は大人たちを恐る恐る見渡した。そして、その中で一条と言われてたしなめられた中年男がもっとも  
気持ち悪くおぞましいと思った。思春期でそれでなくても異性を気にして、遠ざけたい年頃の少女にとって  
一条の容姿や言動は吐き気がするほど生理的に受け付けられないものであった。  
「智花ちゃんはこれから用事がありますので失礼します」  
 由姫は頭を下げると智花の手を握り、大人たちの輪から抜け出した。  
 抜ける瞬間にオムツに覆われたお尻や太腿を触られ気持ち悪かったが、唇を噛み締めてやり過ごした。  
*      *      *      *      *  
「智花ちゃん、早く入って優介ちゃんにあってあげて」  
 智花は双子の兄が入院している他病棟に来ていた。送ってくれたのは由姫であったが他の業務があるため  
北2階のナースに智花を任せて帰ってしまった。  
 ナースステーションに隣接した集中治療室にいる優介を毎日お見舞いに来ていた智花にとって、北2階の  
ナースは知らない人たちでなかった。しかし、奉仕特待生となって来るのははじめてであった。すでに  
智花の悲しい身分を知っているのか顔見知りのナースたちには、一般の患者のお見舞いにくる家族や客  
たちのような礼節を持った対応でなくなっていた。  
 
 うろたえる奉仕特待生の背中を押すように優介がいる集中治療室に押し込んだ。  
「や、やぁ……あ、ああ……ゆ、優介……」  
「と、智花!?……ど、どうして……」  
 智花は驚いて目を見開いている優介を見て消え入りたかった。彼のベッドは挙上されており、ベッド  
上に座っていた。そのことによって、優介の眼には見事な脚線美を描く剥き出しの足首から太腿までが  
余すことなく見えているだろう。そして、太腿の付け根からはアヒルの絵が描かれた黄色のオムツカバ  
ーに覆われている。華奢で小柄な少女にあってオムツだけがモコモコと大きく広がり、異様な存在感を  
強調していた。  
『…………』  
 今まで何でも話せた双子の兄妹の間に沈黙が流れた。  
 智花は最愛の兄に会いたい気持ちと同じだけの恥ずかしい姿で会いたくない気持ちがあった。また、  
一刻も早く会話をしたかったが、自分の今の状況を兄に話したくなかった。彼女は相反する感情の中で  
揺れ動いていた。  
 幼い兄妹の沈黙を打ち破ったのは、集中治療室に居たもう1人の人物であった。優介のベッドの横に  
立った白衣の美人であった。  
「ちょうど良かったは、あなたが智花ちゃんね。良いところに来てくれたわ。今、優ちゃんに奉仕特待  
生の説明をしていたのよ……あ、そうそう。私は優ちゃんの主治医の福嶋夏美(ふくしまなつみ)よ。  
と、言ってもまだ、優ちゃん自身は奉仕特待生になるって決まってないけどね」  
 そう言った夏美は底冷えするような冷酷な切れ長の一重の視線で二人を見比べた。  
 入室してきたばかりで頬を染めて固まっている智花は可愛い系のロリータ美少女であった。そして、  
受け持ち奉仕特待生になる優介は智花と一卵性双生児かと思わせるほど容姿が似ていた。性別が違って  
いることから一卵性の双子でないことは明白だが、優介の第二次性徴による男性ホルモンの影響を受け  
る前のそこら辺の少女より可愛らしい容貌に、長い意識不明によって筋肉低下から女の子らしいお肉に  
なった身体と智花と瓜二つであった。  
 
 あえて違う点をあげると髪の長さであったが、優介も耳が隠れるほどで男にしては長い髪の持ち主で  
あった。さらに髪が額の傷にかからないように前髪をピンで女の子のように留められているため、利発  
そうなおでこをのぞかせた少しボーイッシュな美少女然としていた。  
「と、智花の格好はどういうことだ?」  
 優介は夏美に食って掛かるように言葉を吐いた。男言葉であるが、少年はまだ声変わりをしておらず  
高く美しい声域の持ち主であった。  
「さっきも説明したけど、奉仕特待生は医療発展のために身を捧げるものなのよ。排泄物も大切なサン  
プルだから奉仕特待生は全員オムツ着用よ。智花ちゃんはそのことに承諾して奉仕特待生になったのよ  
ね? そうよね?」  
「…………」  
 決して智花はオムツなんかを穿きたくはなかったのだが、優介を助けるためと天涯孤独となった身の  
上を世間の荒波から防ぐ手立てが奉仕特待生になること以外になかっただけである。しかし、大筋は医  
療発展のためと言う名目に変わりはなかった。  
 少女は戸惑いを隠せない少年の目から逃れるように視線を外すと、夏美の言葉を肯定するように頷い  
た。優介を見なくても兄が智花のことを信じられない現実を見るような視線を向けていることはわかっ  
ていた。だから、頷いたまま床に視線を落したままで上を向けなかった。兄に対する裏切りのような感  
じさえしていた。  
「どうするの? 優ちゃんも奉仕特待生になる?」  
「だ、誰がこんなものになるか……と、智花、すぐに家に帰るぞ……あ、ああ……」  
 優介は自分の言葉にハッとした。目の前で小さくなって震えている妹は彼の失言によってさらに小さ  
くなった。彼はすでに両親が他界したことも帰る家も既にないことを先ほど教えられたばかりであった。  
ショックの段階に於いて、衝撃を受けたばかりの優介は現実を否認しているが、智花には悲しみを和ら  
げるだけの時間があり、彼女はこの辛い現実を承認し始めていた。  
 
 だから、優介の発言は智花にとって辛い過去を思い出させるだけの悲しい記憶であった。そして、彼  
が両親を失ったことを知り、哀しみの呪縛に囚われていることをどうすることもできない自分が不甲斐な  
かった。  
『…………』  
 双子でいつも仲良しだった智花たちにとって、これほどまでに重苦しい沈黙が続いたことはなかった。  
ケンカをした後も、すぐにどちらからか謝り仲直りする間柄であったのに……  
 そんな沈黙を切り裂いたのは、今回も1人だけ笑顔の夏美であった。  
「優ちゃんは、奉仕特待生が嫌なら退院した後は施設に行って生活することができるわ」  
「と、智花は……」  
「智花ちゃんは、優ちゃんの治療費やこれからの生活のことを考えて奉仕特待生になることを選んだか  
ら、病院に残ってこれからも医学の発展のために人力を尽くして貰うわ」  
「…………」  
 夏美の話を聞いて、聡明な優介は全てを理解した。智花の足枷になったのは他でもない自分自身であっ  
た事実を認識した。  
「……と、智花……ご、ごめん……」  
「……うん……でも、智花が望んだことなの……」  
 さすがに兄の前では赤ちゃん言葉を喋ることはできなかった。それでも、顔をあげると視線の先に数日  
前までチューブをたくさんつけていた優介の顔には、それらの物はいっさい見あたらなく、点滴が落ちて  
いるだけのように見えた。  
「智花……」  
「優介……」  
 まるで恋人たちが名前を呼び合い惹かれあうように、智花は優介のベッドまでかけて行った。涙で滲ん  
だ視界には最愛の兄がいた。それは優介も同じで涙が頬を伝わっていた。  
 
 少女は少年の身体に気をつけながら抱き付いた。幼少の頃は良く抱きついたりして遊んでいたが、良く  
考えると小学校中学年くらいからはまったく抱きつくことはなかった。最近では互いの性を少しずつ意識  
していたから、手を繋ぐこともなくなっていた。智花が少年の意識不明児に手を握ったのは久方ぶりのこ  
とであったのだ。だが、抱きついてみると違和感はなく、あの穏やかで悠久の幸せに満ちた時代を思い起  
こせた。  
「まあ、まるで恋人か、可愛い姉妹が抱き合っているようね」  
 夏美の感想などまるで耳に入らない少年少女は、辛い気持ち、悲しい思い、楽しかった記憶など複雑な  
感情を共有していた。母親の身体の中で二つの生命として生まれてきた絆のなせるわざである。  
「……妬けちゃうわね。そろそろ離れなさい」  
 強引に二人の仲を女医に離れさせられると、ようやく彼女たちは二人だけの世界から現実に帰った。  
「じゃあ、優ちゃん。そろそろ決めてもらえるかな? 奉仕特待生になるかどうかをね……智花ちゃんも  
優ちゃんにも奉仕特待生になってもらいたいよね?」  
 夏美の質問に智花は言葉を発することができなかった。奉仕特待生の辛い思いは自分一人で済むなら兄  
には味わわせたくなかった。施設で兄が過ごせるならそっちの道の方が良いように思えた。  
「ゆ、優介……ほ、奉仕特待生には……な、なら……」  
 少女が全ての言葉を言い終わる前に少年の手が、智花の言葉を遮った。そして、彼女と同じ高い声域の  
声音を持つ優介が代わりに言葉を発した。  
 
「ほ、奉仕特待生になってやる……」  
 優介はできるだけ威勢を張るようにぶっきらぼうに台詞を述べたが、声は震え少女のようにか細かった。  
 それでも彼にとっては虚勢を張るだけの意地があった。双子とは言え妹に助けられ、自分だけが安全な道  
に逃れることはできなかった。そして、何よりも智花と抱き合ったことによって、唯一の肉親である妹の存  
在なしには生きていけないような予感があった。  
 少年は智花と居たいがために奉仕特待生の道を選んだと言っても過言でなかった。  
 満足げな笑顔を浮かべた夏美と契約書にサインする優介の姿を、智花は嬉しさ半分、悲しさ半分で眺めて  
いた。そして、これからは二人で支え合って悲哀な現実に立ち向かって行こうと誓った。  
*      *      *      *      *  
「……だよ」  
「そうか、わかった……」  
 夏美が姿を消した後の集中治療室の中は智花と優介だけになった。  
 少年は奉仕特待生のことを妹に聞き、妹はありのままをすべて喋った。はじめこそ強い憤りを示してい  
た優介であるが、自分がこれから同じ目にあうのかと考え始めたのか、どんどん表情に不安の色が宿って  
きていた。  
「ゆ、優介……へ、変なこと聞くけど……」  
「な、なんだ?……言ってみろよ」  
 オムツ姿の智花は話している間に視線が合わせられるようになった優介から、頬を染めて視線を外した。  
その微妙な変化を感じ取った彼は聞く体勢を整えて、話しやすい雰囲気を作った。  
「あ、あのね……ゆ、優介……女の子に人気あるでしょう?……」  
「それをいうなら、智花は男子に人気があっただろう?……」  
 
「と、智花は、人気なんかなかったよ……」  
「何人かに告白されただろ?」  
「う、うん……でも、だ、誰とも付き合ったことないよ……優介はキスしたことある?」  
「突然に何を言い出すんだよ……」  
 2人とも頬を染め上げて自分の指先を見詰めた。優介の視線には見ないように努めていた妹の恥ずかし  
い下着であるオムツが見えた。健康的な脚が剥き出しなうえにマニアックなオムツ姿は、童顔で愛らしい  
容姿で発達段階の少女に妙に似合っていた。彼の下半身に熱い血が勃ちあがる感覚に戸惑った。  
 今までどんなに智花が他人から可愛いと言われても、性的な対象になることはなかった。それは自分と  
良く似ていることもあったが、近親の血の遺伝子や理性や社会常識が性欲を抑圧していた。  
 しかし、異常な状況下に於いて、彼の抑圧されていた性欲は牡の欲望に忠実に反応したのだ。  
「し、したことねーよ……な、なに言いだすんだよ……」  
 発芽し始めたばかりの性に翻弄されている少年は、うろたえながらぶっきらぼうに答えた。それは彼自  
身も気がつかない本能を隠すための行動であった。  
「と、智花も、キスしたことないの……」  
「…………」  
 目の毒とオムツから視線を上げると、そこには潤んだ瞳をキラキラ輝かした少女が居た。澄んだ瞳に優  
介は自分の浅ましい性欲を見破られはしないだろうか後ろめたい気持ちになった。しかし、智花はそんな  
少年の気持ちを知る由もなく言葉を続けた。  
「ゆ、優介……と、智花とキスして……」  
「な、なっ……」  
 驚愕している優介の前で智花は瞳を閉じ合わせて上を向いた。智花は椅子に座り、優介はベッド上のた  
めに肩口に妹の顔があった。  
 
「お、お願い……智花のはじめての思い出の人になって……」  
 眼を瞑ったまま、智花は泣きそうな声で哀願した。少女はきっと自分が近い将来に大人たちによって汚  
されることが朧げながら予想できていた。それなら、もっとも心許せて、禁忌とは言え愛情を感じる兄に  
綺麗なままの唇を捧げたかったのだ。  
 少年は生唾を飲み込みながら、目の前にある瑞々しい光沢のある唇に見入った。そして、吸い寄せられ  
るように唇を重ね合わせた。  
『…………』  
 数秒間の短いフレンチキスであり、初々しい光景であり、幼い男女の間に兄弟愛以外の新たな感覚の種  
が植えられた瞬間であった。互いに自分自身の胸の鼓動に戸惑いつつもはにかんで笑った。  
 智花にとっては、順健大学附属病院に来てからはじめての笑顔だったかもしれない。  
「ゆ、優介、あ、ありがとうね……もう、お部屋に帰らないと怒られるから……明日も来れるようにお願  
いしてくるね……」  
「あ、ああ……俺も歩けるようになったら、智花の部屋に行くよ」  
「あ、あんまり、お部屋は見られたくないな……じゃあ、おやすみなさい……」  
「もう寝るのか早いな」  
「優介は、何日も寝すぎだよ……じゃあね」  
 智花は笑いながら椅子から立ち上がった。  
 優介は見送りができない自分が歯がゆかった。背中を向けて小走りで掛けていく妹の姿に女を感じてい  
る自分を確かに感じた。絶対に今度は智花を守ってみせると決意を心に誓った。  
 智花は頬を染め上げ、胸に両手をあてながら逃げるように部屋から出て行った。高まった感情の鼓動は  
福与かな胸を抑えた両手をどかせるぐらいドキドキと早鐘を打っている。  
 少女は自分がもっとも抱いてはいけない感情を実の兄に抱いたことを悟った。そして、その禁断の感情  
から逃げるように部屋を小走りに横切った。  
 その滑稽なオムツ姿を集中治療室にいる患者の目から巧妙に隠された監視カメラの無機質なレンズが一  
部始終を捕らえていた。  
 
 

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