「智花ちゃん、昨晩にオナニーした?」
優介と面会した翌日の昼食後に訪問してきた由姫の唐突な一言に智花はビクッとして背筋を伸ばした。
「そ、そんなことしてまちぇん……」
智花は必死に否定したが、声は上擦っている。視線は先ほどまで勉強していた小学5年生の教科書に落
ちたままである。数秒前までは簡単すぎる教科書を見ることで、本当に学年を落された屈辱感が強かった
が、今ではその簡単な教科書に何が書いてあるかさえわからないほど、心は動揺させられていた。
「本当にオナニーしてないの?」
「は、は……い」
ナースの確認するような問い掛けも智花は、視線を外したまま頷くのがやっとであった。
智花は元来、嘘をつくのが上手くない性格である。それは嘘をつかなくても言い生活環境を作った両親
の賜物である。だから、少女の狼狽から誰が見ても嘘をついていることは一目瞭然であった。しかし、由
姫は「そうなの」とあっさりと智花の主張を認めた。
「智花ちゃん、今朝のオムツ交換の時にいっぱいにおもらしをしていたでしょう?」
「……」
話題が変わってホッとしたが、新しい話題は自我が確立される時期にいる智花にとって嬉しいものでは
なかった。
智花は昨日に優介と会ってから病室に帰り、就寝前の9時のオムツ交換に着たナースに寝る前におしっ
こをオムツにするように勧められたがしなかった。それは少女が最愛の兄と会うことにより、奉仕特待生
になってから傷つけられていた自尊心を回復したためである。
少し捨て鉢な気分になってきていた智花にとって、優介の意識回復は生きる目標を与えられるほど嬉し
いことであった。そして、今までの普段の生活ではモラルによって抑圧されていた兄への想いに逃げるこ
となく向き合うことができたのであった。
智花にとっての初恋の相手は実の兄であり、同じ時を最も多く過ごした相手であった。恋する乙女にと
ってお漏らしを自分の意思ですることなどできるものではなかった。
しかし、筋肉弛緩注射を尿道の括約筋にされた智花にとって、排尿を自分の意思でコントロールするこ
と困難であった。智花が乙女として当然持つべき矜持をはった代償として、彼女は就寝のためにベッドに
入ってからすぐに大量の失禁をすることになり、ジメジメした気持ち悪いオムツで眠ることになった。
さらに、早朝のオムツ交換前にもおねしょをしており、朝のオムツ交換までは少女が起き上がると小水
を吸って重量を増したオムツが重そうにお尻から垂れ下がり惨めであった。
朝にはぐっしょりと濡れたオムツを交換されることになった。奉仕特待生は排尿の一滴まで貴重なサン
プルとして検査されるのだ。
「今朝のおねしょ……って、言っても昨晩に漏らしたのかもしれないけど、おしっこの検査の結果、おし
っことしては異常な成分が入っていたから今日は緊急に検査がありますよ」
「えっ……」
「さぁ、蛭間先生に検査して貰いにすぐにいきますよ」
智花は強引に生まれ変わった由姫に連れられて、大嫌いな主治医の蛭間が居る腎泌尿器科の診察室に連
れてこられた。道のりは土曜日だったためか患者はほとんど居なかったが、それでも皆無ではなく、オム
ツ姿のロリータ美少女は好奇の視線に晒されながらの行進であった。
「蛭間先生、智花ちゃんを連れてきました」
「ああ、ありがとう」
「師長に了承を得てるから、由姫くんもお漏らし智花の検査に付き合ってくれ」
「わかりました」
昨日に利尿剤を飲まされ衆人環視の前でお漏らしをした智花を蛭間は揶揄しながら、脅える少女を内診
台の上に誘った。
「この椅子やだァ……」
「智花ちゃん、赤ちゃんだからって駄々っ子には痛い痛い注射して貰いますよォ」
由姫は内診台の上で嫌がって身を捩る智花の四肢を拘束帯で抑制した。そして、オムツカバーと紙オム
ツを蛭間の指示に従って脱がせた。
「まあ、さっきオムツ交換したばかりなのに、お昼のミルクを飲み飲みしてからおしっこが出ちゃったの
かなぁ?」
智花の紙オムツは少量の尿を吸収して色素沈着していた。尿道括約筋を弛緩注射された少女は、排尿欲
を我慢しづらくなっただけでなく、くしゃみや背伸びをしても少量の尿が漏れる身体になっていた。こん
な恥ずかしい身体にした張本人が目の前で怪しげな器具を用意していた。
「ちゃんちぇい……な、なにするのぉ……」
どんなに蛭間が憎くても、少女の生殺与奪権は卑劣な男に握られていた。短い期間でそのことを教え込
まれた智花は、本来は睨み付けていっさい会話をしたくなかった。しかし、瞳は涙を溜めて頼りない子犬
のように哀切に満ち、唇から発せられた言葉は震えて弱々しかった。
「まあ、まずはこれを見て貰おうか」
そう言って妖しげな医療器具を用意し終わった蛭間は、デスクの上に置かれたパソコンを操作して映像
を映し出した。
「や、やだぁ……」
智花は小さな悲鳴をあげて顔を背ける。「見るんだ」と蛭間に髪を掴まれ強引に顔をパソコンの画面を
見るようにされた少女の目に映ったものは、最愛の兄である優介であった。
しかし、画面の優介は薄暗い病室のベッドの上で下半身裸になって股間に手をやりながら、手の動き
にあわせて身体を震わせながら荒い呼吸が聞こえていた。
「と、智花……智花ァ……」
名前を呼ばれている少女は優介が何をしているか悟った。中学の性教育の時間で習ったマスターベー
ションである。またの名をオナニーと言い由姫に嫌疑をかけられた自らを慰さめる淫らな遊戯であった。
パソコンには優介の小さいながら怒張したペニスが如実に撮影されていた。
「と、智花、い、逝くゥゥゥ……ッ」
くぐもった声で上半身を反った優介のペニスから暗闇に液が飛び出すのを見て取れた。智花は始めてみ
る男の子の射精に息を飲み込んだ。また、そのオナニーの対象が妹の自分であることに嫌悪感よりも先に
頬を染めるほどの恥ずかしさがあった。
しかし、それは兄のオナニーを見て恥ずかしいとか不潔だとかいう気持ちよりも、優介も自分と同じよ
うに愛していることを確認でき、言葉にできない喜びからくる気恥ずかしい思いであった。そこには禁忌
という概念を超越していた。奉仕特待生という一般生活と掛け離れた異常な空間に身を置いているため、
余計に少女の気持ちは甘い初恋を美化し、双子の兄弟と言う長年培ってきた連帯感と社会的な禁忌という
葛藤の中でよりいっそうに燃え上がるものがあった。
そして、優介のオナニーを見させられた智花は、自分だけがそんな淫らな行為をしていたわけじゃない
こと知って安心した。彼女はオナニーをしていないと新米ナースに言っていたが、それは真っ赤な嘘言で
あった。
昨晩、胸をときめかして室内に戻った少女は、消灯時間になっても胸の動悸は治まらなかった。夜にな
り布団を与えられた智花は、布団の中に包まって今まで最も長い時間を過ごしてきた優介のことを想い出
していた。そこで思い至ったのは、優介と智花の双子は二人で一人なんだと言う思いだった。昔から、兄
妹で協力して何事もなしてきていた。
本当に大切な存在だと言うことを再確認しているうちに、智花の右手はオムツの中に忍び込み厚い生地
の中で蒸れた秘裂の中にある肉豆を指の腹で擦った。始めはおとなしくゆっくりと愛撫するように擦って
いたが、手の平に童女のようなツルツルの秘丘を撫でていると、自然にクリトリスを撫でる指は一本から
二本になり、指の動きも激しくなった。智花は監視カメラにばれないように気をつけたが、オナニーは少
女の心に背徳感を植付けた。さらに肉欲を満たす想いの対象が実の兄と言うことで禁断の恋と言う想いも
強くなった。だが、それらは幼い少女の性感を高ぶらせるだけのスパイスになっただけであった。
智花は誰よりも優介が好きという気持ちを淫靡な悦楽を感じると共に確信することとなった。程なく絶
頂を迎えた智花は、体感したことのない快感の中で弛緩した尿道から小水が溢れ出るのを感じた。彼女は
絶頂と共に大量に失禁してしまったのだ。
智花は高まった性感が低下すると、排尿を伴って感じた自慰に対して背徳感があった。こんな不純なこ
とをする自分を優介は許してくれるのかと言う不安があった。だが、目の前で公開される兄の痴態は少女
の心に共犯者的な安心感を与えた。そんな歪んだ初恋の淡い想いも医療者たちの会話によって中断される。
「由姫くん、智花はオナニーを認めたか?」
「いいえ、してないと言っておりました」
「見かけによらず、強情な娘だな」
「そうですね。脱走を企てるくらいですから……」
「しっかりと、身分と言う物を教え込ませないといけないな」
蛭間はそう言うと、パソコンを操作して新しいファイルから新しい映像を映し出した。
「や、やだァ……」
そこに映し出されたのは、昨晩の優介とのファーストキスであった。数秒間の短い禁断の行為はしっか
りと盗撮されていた。もっとも、兄の室内でのオナニー現場を撮影している時点で、智花は昨晩の行動が
録画されていることに気が付くべきであった。
「実の兄とキスとはな……しかも、その後にオナニーだなんて破廉恥な奴らだ」
「対象が実の兄妹なんてまるで畜生と同じ動物ですね」
智花は医師たちの揶揄に唇を噛み締めた。どんなに自分たちが愛し合っても、世間からは禁断の犯して
はならない行為として認められることはないことを突きつけられた。
「産婦人科の奉仕特待生には、妊娠させたり堕胎させたりとか、体外受精やそれこそ近親相姦も実験した
ことがあったが、小学生の智花には処女のままで奉仕特待生をやって貰う方向に理事長会でも決まったん
だ」
蛭間はそこまでいうと血を吸ったヒルのような分厚く醜い唇を歪めながら、怖がる少女に宣告した。
「夏美先生とも話した結果、優介君と智花の間に間違いがあってはいけないということになって、その対
策として、優介君には少し可哀想だが、女の子になって貰うことに決まって、明日の今朝一番に膣形成術
と豊胸手術を行う予定だ。もちろん、睾丸も男根も切除するから生殖機能はなくなるな。まぁ、奉仕特待
生の牡に生殖機能なんて不相応な物は必要ないし、あの子も女として生きる方が幸せだろう」
「そ、そんな……」
智花は愕然として呟いた。本人の意思と関係ないところでそんな手術が執り行えるわけない。と、思っ
たが、智花はインフォームドコンセント(説明と同意:近年、治療を行う時に必須の条件)などされずに尿
道括約筋弛緩注射をされた。そして、奉仕特待生はどんな治療も拒否する権利を剥奪されていたのだ。
「なーに、智花は一生処女だからって心配することないぞ。由姫君はフロイトを知っているかい?」
優介のことで心配している智花に、蛭間は見当はずれなことを言いながら、控えていた新人ナースに質
問を振った。
「え、えっと……精神分析をした人で、夢判断とかをした人だと習いました」
「まぁ、精神科医でもない限りフロイトについての認識はそんな物だろうな……フロイトは臨床神経学を
学び、『夢の解釈』『ヒステリー研究』『精神分析学入門』などの精神分析理論を創始、発展させた人物だ。
由姫君も言っていたが、夢判断と言う物は、優介君が昨晩に夢で見た内容を『智花が持っている風船を
触りたい』もしくは、『触った』という内容のことを話したとすると、それは風船が智花の小学生にして
は大きな胸を暗示するものだと精神分析するものなんだ」
智花は蛭間の話の中に優介が引き合いに出され、しかも、邪な例えに不純な物を感じた。オナニー現場
を見せられても、兄と醜い医師の間には同じ男としての清潔感が圧倒的に違っていた。だが、少女の嫌悪
感などお構いなしに話は続く……
「また、彼はリビドーという言葉を多用している。リビドーとは性的快感への生物学的に決定されている
内的衝動であると彼は言っている。彼によればこの性的エネルギーの持つ快楽刺激帯が小児の発達と共に
変化し、生まれた時は口愛期と言って母親からミルクを貰う為に口が感じるんだ。そして、乳幼児期に肛
門期と言って排泄に快楽を感じる時期があって、幼稚園くらいで男根期と言って男児も女児も男根がある
物と考えている時期なんだ。そして小学生の間は潜伏期を経て、第二次性徴とともに生殖器に移行すると
言われているんだ」
「小児の授業で習ったような気がします」
由姫自体も中年医師が何を言いたいのか意思を汲めずに、曖昧な合いの手を入れるのが精一杯であった。
「はははは、だから、智花はちょうど本来なら生殖器でエッチに興味がある年頃なんだが、お前は小学生
なんだから、生殖器で性的快楽を得るのは生意気なんだ。まぁ、小学生として潜伏期のままにするのも良
かったんだが、智花の場合は自分自身で『おしっこも満足にできない赤ちゃんだからオムツを穿かせてく
ださい』と泣きつくくらいだし、哺乳瓶を使うくらいだからこの際、赤ちゃん小学生として奉仕特待生を
やって貰うことに決めたんだ。だから、智花の性感は口愛期と特に肛門期として大小の排泄器官を快楽器
官に改造してやろう」
「や、やだァ!……や、やめてェ!」
おぞましい蛭間の計画に少女は涙ながらに哀切を行った。以前なら可愛い美少女の智花のお願いは無条
件でたくさんの人が聞いてくれていたが、今ではまったく彼女の発言に対して耳を貸すものはいなかった。
「股を開かせると、智花ちゃんの性格まで別の物になったように見えますね。猥褻感が増して、こんな女
の子でも自然に娼婦っぽく見えてきますね」
「いやァ!……み、見ないでェ……」
内診台を操作して智花の脚は180度近くまで開脚され、ピンクの花びらをいっぱいに広げた姿を、由姫
はしみじみと評価した。陰阜の翳りを失った智花の女性器はまさに観察に適していた。大陰唇は薄く平た
くなって小陰唇がハの字に飛び出している。瑞々しい光沢のあるクリトリスは膨らんで固そうだ。オマ○
コ全体が無垢なピンク色に染まっている。
「綺麗ですね……」
「明日は優介と一緒に智花も美容整形手術だから、もっとロリータっぽくしてやるように注文をつけたか
ら、すごいことになるぞ」
「や、やだ! やだ! 手術やだッァァーーーッ!!」
「優介が女の子になるのに、智花だけがそれを見ているわけにはいかんだろ。お前には本当の小学生以下
の身体になって貰うぞ。詳しい内容は教えてやらんが、まぁ、目が覚めてからのお楽しみだ。それと、
奉仕特待生に嫌なんて言って良い権利なんてないんだ。そんな身分不相応な言葉を使っているとわざと痛
い治療をするぞ。あと、お前は赤ちゃんになるんだから赤ちゃん言葉を忘れるな」
蛭間は底冷えするほど冷笑を浮かべた顔で恫喝すると、先ほど用意していた台から青い薬瓶と使い捨て
の注射器を取り出した。注射器は2本用意され、それぞれに妖しげな薬液をシリンダーに吸い取っていく。
由姫は恐怖に顔を引き攣らせて涙している智花の尿道周辺と菊蕾周辺を、丹念に消毒用アルコール綿で
拭いた。特に菊蕾は冷たいアルコール綿を数センチ内部まで入れて、十回近く新しいアルコール綿に変え
ながら拭き清めた。
「ちぇ、ちぇんちぇい……な、なんのちゅうちゃでちゅかぁ……」
「これは卵胞ホルモンと麻薬をブレンドした注射だ。卵胞ホルモンには強力な発情作用があるし、麻薬に
は性感を著しく高める効果がある。最も量は調節しているから大丈夫だ。卵胞ホルモンを打ったからとい
って、大人に成長することは成長抑制剤がしっかり抑えるし、麻薬中毒になるほどの量ではないから、安
心しろ」
蛭間は注射器をまず智花の尿道付近に近づけた。少女は膀胱括約筋弛緩注射をされたことを脳裡に彷彿
され、頬に涙を垂れ流しながら震え上がった。しかし、しっかりと腹部や腿の付け根まで抑制された身体
は動くことなかった。
「そ、そんなところに注射したらだめェーー! 痛いからァ!」
注射器が敏感な媚肉を目指して迫ってくると、智花は悲愴な声を張り上げて泣きかぶった。
「痛いのは最初だけだ。すぐに気持ちよくなって、これからはおしっこが漏れるのが大好きになれるぞ。
普通の女の子が体験できないことを智花は体験できるんだぞ」
「そ、そんなのいやァ!……ふ、普通がイイよォ!」
「智花は普通のセックスなんて一生させてやらないぞ。排泄器官や排泄行動がこれから性感帯になるん
だ……まぁ、赤ちゃん言葉を喋らなかった罰に少し深く刺してやろう」
蛭間は智花にからかい半分で言いながら、180度近く開かれて狙いやすい尿道に突き刺した。
「イギャアアアアアアッ!」
昨日刺された注射よりは浅かったが、そんなに刺しても良いのかと思うほど、数センチ針先が媚肉に
埋まりこむ。
智花はそこに全神経が集中してチクッと深くまで刺さっている注射針の疼痛と戦った。医師がわざと
わずかな薬液に時間をかけて注入しているように感じた。
「蛭間先生、どうぞ」
「も、もうやめてぇ!」
ようやく尿道から注射針を抜き取られたが、智花の目の前で由姫がこれ見よがしに新しい注射器を卑
劣な医師に手渡す。それは先ほどよりも太く薬液が二倍ほど多いシリンダーに満たされていた。内診台
が電動音を響かせながら、お尻を高く持ち上げると菊蕾の前には注射器が構えられていた。
「ヒィィィーッ!」
智花は菊蕾を左右に押し開かれ、肛門内部に再びピンセットに掴まれた綿球でアルコール消毒をされ
たあとに、排泄器官への注射痛を噛み締めさせられた。しかも、尿道と違い肛門内部に2箇所されたの
と、薬液が多いかった為に苦痛も強かった。
「ものの十分もしないうちに尿道も肛門も充血してきて、膣口からはひとりでに愛液が出てくるように
なるぞ」
おぞましい予言のような蛭間の言葉と、奉仕特待生の哀しみの悲哀な声が室内に響いた。
「ああ、あああ、い、いやァァ……」
注射が終わると、由姫は智花のアヌスを可愛がるように脱脂綿で揉みほぐした。
* * * * *
智花が蛭間に麻薬入りの発情ホルモンを注射されてしばらくの時がたった。
少女の小さく可愛い尿道と肛門は充血して赤くなり、全体的に表面に厚みを帯びてきていた。
ズキッン、ズキッン!
排泄器官の血管が快楽と共に脈打っている。ほとんどの女が本来なら排泄器官としてだけに役目を全
うする秘部に快感の火がついた。
排泄をするだけの敏感な器官が、智花自身で抑えることのできない快楽に腫れ、もどかしい疼きに支
配されてしまう。しかも、普段から自慰の経験の少ない少女にとって、注射で強制的に発情させられる
おぞましい快楽は未知の感覚であった。智花はこの感覚を知ってしまったら、何か別の種類の女の子に
されてしまうような不気味な思いにかられていた。
このまま、薬が切れるまで何もしないで耐えるのよ。と、智花は快楽に負けそうになる心を奮い立た
せようとしていたが、残虐で不純な中年医師がそれを易々と許すわけがなかった。
「由姫君、検査室から貰ってきた奉仕特待生のサンプルを貰ってきて貰えるかな。検査室には前もって
電話しておいたから、儂の名前を出すとすぐに用意してくれるだろう」
蛭間の指示を受けると由姫は迅速に行動した。そこには昨日までおどおどと使えないナースの姿はな
かった。師長の狙い通りに奉仕特待生を新人ナースが担当することで、由姫は一回り成長していた。今
までの彼女は、命を預かる病棟内で患者には絶対にミスをしてはいけない脅えて固くなっていたが、奉
仕特待生は練習台で多少の失敗は許される存在であった。それが由姫の心に安心感を与え、落ち着いて
迅速な行動が取れるようになっていた。
「新人の由姫君に自信を与えたのは智花のおかげだな。だが、お前は逃亡未遂や兄弟でキスなどと、問
題点が目に余る。オムツを穿かせればアイデンティティの確立などという生意気なことも諦めると思っ
たが、これからは智花はオムツ小学生だけでなく、もっと恥ずかしい『ぶりっ子』として小学校に通わ
せてやる」
「ぶ、ぶりっ子?……あ、あうぅ……お尻の……あ、穴が……」
蛭間の言うぶりっ子が何なのかわからなかったが、普通の意味のぶりっ子でないことは理解できた。
あまりぶりっ子が生理的に好きでなかったうえに、蛭間の言うぶりっ子はきっと何か嫌なことだと思っ
た。だが、それ以上に智花を悩ませるのは、お尻の穴全体が熱を帯び、ムズムズとする掻痒感に戸惑っ
ていた。
「これから、智花には浣腸を行うぞ。お前みたいに小生意気な多感な時期の少女に浣腸は効果的だ。子
供の躾のひとつとして浣腸は実際に使われていたんだぞ。浣腸で躾けられた子供はすべての大人にまっ
たく従順になるそうだ。もっとも、大人になっても積極性のない人間になるそうだが、智花は成長抑制
によってロリータのままだからピッタリの躾方法だろう」
蛭間が言う理屈は最初から全て異常なものに聞こえていた。いやらしい話を聞かせて自分を恐がらせ
ようとして愉しんでいることもわかっていた。それでも、智花は奉仕特待生と言う弱い立場で支配され
ている現実は暗澹たる物であった。
「まぁ、智花の場合は躾以外にも、肛門期に戻るための治療でもあるんだがな。浣腸液は特別製を使用
してやろう」
「い、いやァ……あ、あうぅ……くふゥ」
「指を入れただけでこれだ。きっと浣腸の恥ずかしさも、浣腸を我慢する苦痛も、脱糞後の幸福感にな
るぞ」
「そ、そんなことない……あ、あうぅ」
智花は浣腸の幸福感と聞かされてそんなことないと心を動揺させた。しかし、肉体はそんな精神と反
目するように中年男の指を菊蕾がヒクヒクと咥え込み、なんとも言えない悦虐が背筋から脳天まで駆け
あがった。
「赤ちゃん言葉はどうした?」
「わ、私、赤ちゃんじゃありません……も、もう、そんな言葉使いしません……」
「フンッ、どこまで小生意気な小娘だ。まぁ、すぐに赤ちゃん言葉で泣いて謝ることになるんだがな」
少女の清純な心の意地によって、久方ぶりの反抗心が芽生えてきた。蛭間はその姿を言葉とは裏腹に
満足気に堪能していると、表情が曇った由姫が何やら携えて戻ってきた。
「検査室から貰ってきましたが、これで良かったのですか?」
「ああ、これが智花の浣腸液だ」
怪訝そうな由姫は納得したような表情をすると智花の方を向いて、嫌な微笑みを浮かべた。
「智花ちゃんの浣腸液はすごいわよ。見て御覧なさい」
「そ、そんなの、やだ! やだ! や、やだァァ!」
智花は由姫が黒い紙袋から取り出したパッケージングされたビニールを見て、顔をみるみる強張らせ、
枯れることがないじゃないかと思われほど溢れた涙を、大きな瞳からポロポロと頬に流した。
すぐさま、台の上に並べられたビニール袋には、それぞれ奉仕特待生の名前と日付と時間が書き添えら
れていた。透明なビニール袋は3つあり、それぞれに黄土色から茶色まで個性のある柔らかそうな糞便が
詰まっていた。
「これはしっかりと検査され、問題がないウンチだ。もちろん、特殊な処理で大腸菌などの有害な殺菌は
死滅させているから、これ以上、駄々をこねたら食べさせることもできるんだぞ」
蛭間はそう言うと手に汚物入りのビニール袋を取り、智花の鼻先で少し開封して、中身を身動きの取れ
ない少女の方に近づけた。
「や、やだァ……や、やめて下さい……」
智花が鼻腔に吸い込んだ臭いは強烈で、瞬く間に少女の反抗心は萎えて、哀願を口にした。しかし、蛭
間は糞便で汚れてはいないが太く不潔感のある指先を、彼女の初々しい下唇を捲ったり、指を歯茎に這わ
せたりするだけで、一向に鼻先に突きつけられた汚物入れを退かす気はなさそうであった。
「智花、儂がする質問に儂が望む回答以外だったらこのウンチをお前の顔にかけてやるから、心して答え
るんだぞ。あと、質問は全て5秒以内に答えるんだ。良いな」
「…………」
「返事がなしか?」
「……わ、わかりました」
汚物を少し鼻先の方にさらに近づけて脅すと智花は震えた声を搾り出した。少女が望む望まないに関わ
らず陰湿な中年男に媚びた答えを示さなくてはいけない質問が始まった。
「智花は赤ちゃんだな。それもおしっこやウンチをお漏らしするのが大好きな赤ちゃんだな」
「……は、はい……」
「赤ちゃんなら、赤ちゃん言葉を使う方が智花らしいと思うんだが、これからはどんな時も、学校でも赤
ちゃんらしくあるためには、どんな言葉使いをするといいと思うか?」
「……あ、赤ちゃん言葉でちゅ……」
「小学校でも、優介の前でもその言葉使いで恥ずかしくないのか」
「は、はずかちいでちゅ……」
「だが、智花は赤ちゃんだから今後は常に赤ちゃん言葉を話すんだな? もし、約束を破った時はウンチ
を食べさせるが良いな?」
「は、は……いでちゅ……」
「さすが、智花はいい子だ。最後に本当に素直な赤ちゃんになるんだったら、こういう風に言うんだ。智
花はウンチ大好きです。どうか、ぶりっ子の智花にお浣腸して、皆様の前でブリブリと恥ずかしいウンチ
をいっぱい出させてくださいませっとね。もちろん、赤ちゃん言葉だいうんだぞ」
「ああッ!」
蛭間は智花に異常とも言える恥ずかしい台詞を要求した。ぶりっ子の真の意味がようやくわかった智花
はそんな恥ずかしい言葉はとても口にできなかった。哀切な顔になって首を振って許し乞いをする。
「言わないと、本当に口の中に入れるぞ」
「うああ、ああ、あああああ!」
智花は言えないばかりに泣いた。中年男はまだ汚れていないビニールの開封口を智花の唇を開いて押し
込んだ。本当に口の中に糞便を入れ込まれる恐怖に負けた智花は、たまらず狂わんばかりに首を振り、長
い髪を振り乱しながら破廉恥極まる台詞を大きな声で口走った。
「あ、ああ……と、智花に……お、お浣腸してくだちゃい……う、ウンチュをブリュブリュちゅる……ぶ、
ぶりっ子の……と、智花を……み、見て下ちゃい……あ、ああ!」
智花は無駄な抗いのあと、これから一生使わなくてはいけない恥ずかしい赤ちゃん言葉で、耳を覆いた
くなる言葉を言わされ、ぐったりと身体の力が抜けてしまった。
多感で恥じらいの最も強い時期の美少女の言葉は、中年医師だけでなく同性の由姫にも堪らなく嗜虐的
であった。ヒクヒクと熱を帯びて収縮を繰り返す菊蕾が少女とは別の存在のように見えて艶かしい。
蛭間の毒気に当てられた由姫は嗜虐心を高ぶらせ、2リットルも入る家畜用の巨大浣腸器にビニール袋
の糞便を医師と共に移し変えた。二つを入れ終わったところで600ccほどであったが、最後の奉仕特待生
の糞便が詰まったビニール袋は特に巨大であった。名前は『桐生すず那』と書かれていた。
「すず那って、今年の新入生で一番可愛い奉仕特待生だったよな」
「そうですね。奉仕特待生はどの子も可愛いですが、すず那ちゃんも智花ちゃんもアイドルなんかよりも
よっぽど可愛いですね」
「そうだな」
智花と甲乙付けがたい美少女のすず那の存在は、少女愛好家の蛭間にわからないわけがなかった。智花
よりも身長は低く、進藤医師が主治医でなく、自分だったらすず那を高等部にも関わらず初等部まで落第
させて、智花と同じ運命を辿らせていただろう。
しかし、目の前には自分専用の実験動物(モルモット)がいるのだ。智花のことを考えると順調に自分の
計画通りになってきている。
蛭間は最後のビニールを持ち上げて重量感に驚いた。あんな小さなすず那のどこに溜まっていたのかと
思うほどの糞便が満たされており、それを浣腸器に入れると1300ccほどになった。
異臭を漂わせる巨大なガラス浣腸器のシリンダーから空気を抜くと、いよいよ智花が恐れていた浣腸の
始まりであった。
「お、お浣腸はやめてくだちゃい……こ、これからは赤ちゃん言葉も使いまちゅから……」
「智花も奉仕特待生になってから、ウンチをしてないから溜まっているだろうが、1300ccも入れたらきっ
とすぐにウンチがしたくなるだろうな」
「だ、だめでちュゥゥーーッ!」
智花が泣くのをお構いなしに1300ccもある糞便を注腸した。いつのまにか由姫はハンディカメラを持っ
てその様子をつぶさに録画していた。
「あ、ああ、あああああ……き、気持ち悪い……気持ち悪いでちゅゥ……」
「すぐに浣腸が癖になって気持ちよくなるさ」
蛭間は智花の反応を愉しむようにわざと少量ずつ直腸の中に他人の糞便を入れていく。
「あ、ああうぅぅ……く、くふうぅ」
程なくすると苦痛の呻き声が鼻にかかった喘ぎ声に変わって行く、智花は小さな口が半開きになり、お口
に汚れのなさを示す白い歯が見えたまま、眉間に皺を寄せている。羞恥と快楽の狭間に悶える表情である。
それは大人のマゾ奴隷と基本的に同じであるが、まったく汚れを知らない無垢な少女だから、頬を紅潮させ
て浣腸に打ち震える被虐美が純粋に顔に現われていた。
「あうぅぅ……だ、だめでちゅ……お、おかちくなっちゃうでちゅよォ……あ、ああん……」
普通の浣腸液と違い繊維質がかなり残って粘り気のある糞便は、ホルモン注射で発情させられた肛門壁を
淫靡に擦りながら直腸内に満たされていった。膣口からはキラリと光る愛液が少量湧き始めている。
「あ、ああ……きゃあぁ!」
「これで儂の許可なく漏らすことはできないぞ」
浣腸器を取り外すとヒクヒクと蠢いて今にも汚物が噴出されそうな菊蕾に、蛭間は用意しておいた革製の
パンティを押し当てた。その皮製のパンティには3センチほどの直径を誇る樹脂製の十センチほどの突起が
あり、形態は誰が見ても男根を思わせる作りであった。竿部分には歪な疣々が多数取り付けられていたが、
それらはあらかじめ潤滑液が付けられていた。ほとんど抵抗感なく、発情して赤く腫れている菊蕾を押し開
けて埋まり込んだ。
「これは、初日の身体検査の時に智花の尿道口と肛門口の長さを測った特注製品だ。見ろ、ウンコの穴だけ
でなく、おしっこの穴にもこの棒が入るんだぞ」
そう示されたところには白色の少し柔らかそうなゴムのような棒が立っていたが、太さが小指ほどもあり
お尻に埋められた擬似男性器と同じように一面にゴツゴツと歪でグロテスクな形をしていた。
「そんなの入るはずがない!」
と、悲鳴をあげる前に潤滑液でヌルヌルと濡れている四センチほどの尿道棒は尿道口に押し当てられると、
ニョロと括約筋の締まりを失った尿道に滑り込んだ。
一連の行動を完成させると蛭間は素早く智花に黒革製のパンティを穿かせた。そして、恥丘上に位置した
腰パンの上裾に設置されている南京錠を絞めた。それから少女は内診台から下ろされた。すぐにパンティを
脱ごうとしたなら、最も福与かな腰の位置で施錠されたパンティを脱ぐこともできたかもしれないが、上着
を毟り取られ、か細い腕は後ろで革製の手枷によって拘束され、首輪に手枷から伸びた鎖をはめて長さを調
節した。
背中の高い位置で両手を固定された智花は、排泄器官を拡張するおぞましい感覚と、直腸内で暴れ回る
排泄欲に身を震わせた。ビデオカメラを構えている由姫の存在を気に構っている暇もなかった。
「準備は整ったな。智花にお客様を紹介してやろう」
床にうずくまって身悶える智花を見下ろしながら蛭間は内線を取った。目の前には小学生としても十分
に通用する少女が革のパンティを穿いて、大量浣腸によって幼児体型の残る腹部をよりマニアックに膨ら
ませている。難点を挙げるとアンバランス感のある福与かな陥没乳首の乳房が生意気だったが、明日の手
術プランを考えると自然と笑みがこぼれた。
* * * * *
「失礼するわよ」
「早いですな」
「そりゃそうよ。蛭間先生が呼んでくれるのを待ってたんだから」
蛭間が内線で連絡してから一分もしないうちに長身の麗人である夏美が診察室に入ってきた。しかし、
格好が異常であった。服装は白衣と目立っておかしくなかったが、右手には四十センチほどの定規みたい
な革鞭が握られ、左手には鎖が握られていた。その鎖の先はドアの外から伸びていた。
「早く入ってらっしゃい」
夏美が鎖を引っ張ると首輪に鎖を付けられた人物がよろよろと入ってきた。女医に連れられて診察室の
深く中まで入ってきた人物が、彼女の受け持ち奉仕特待生である白石優介であることは説明するまでもな
いだろう。彼は妹と同じように両手を背中に拘束されていた。
智花はその兄の姿に目を疑ったが、彼女の疑問など関係なしに女医によって進行が進められた。
「さあ、自己紹介しなさい」
「……智花の前で、あんなこと言えねーよ!」
「ほんと、物覚えの悪い子ね。誰がそんな野蛮な男言葉を使って良いって許可したのかしら?」
――バシーン!
「いぎゃあァァァ!……」
冷酷な視線で智花と同じく身長が低い優介の臀部に革鞭がしなり、室内に耳を覆いたくなるほどの破裂
音が鳴り響いた。
「悲鳴は真実だわ。声変わりもしてないのに無理に低い声を出さずに教えてあげた通りに可愛い声で挨拶
をなさい。言うことが聞けるようになるまでぶつわよ」
「や、やだ」
――バチーンッ!
「うあああッ!……」
鞭の打擲に飛び上がった少年は涙目になりながら逃げようとしたが、首輪に鎖をはめられているために
鞭が捕らえる範囲から逃げることができなかった。
「もっと、可愛い悲鳴をあげなさい。『きゃああッ!』とかね。可愛い悲鳴をあげるまで鞭の味を身体で
覚えなさい」
――バシーン! パチーン! ビシーーーン!
「う、うぎゃあああああ!……や、やめて下さい……ぎゃあああ……お、お願いしますぅ……いぎゃああ
あああ……きゃあ、きゃあああっ! い、痛い、痛いわ。もう、許してくださいませ……」
智花は兄に対する虐待に目を覆ったが、耳から入ってくる言葉は哀切に満ちた屈辱的な哀願だけではな
かった。同じ家に住んでいても聞いたことのない声音であった。それはアニメキャラの女の子のように高
い声で、女医に媚びを売っていた。
「それじゃあ、挨拶できるわね」
「は、はい……わ、私は……」
いつもは『俺』と格好をつけて低い声を出していた優介は、震えながらも高い声でまるで女の子のよう
に自分のことを『私』と表現した。
「わ、私は……ほ、奉仕特待生として福嶋夏美お姉様に女の子にして貰います……お、女の子としてはま
だまだ勉強不足なので、智花ちゃんと……お、同じ、初等部5年生から……女の子に生まれ変わります…
…きょ、今日から……わ、私の名前は白石……白石、ゆ、優花(ゆうか)です……よ、よろしくお願いしま
す……」
智花ちゃん、優花ちゃんをこれからは姉妹としてよろしくね。優花ちゃんの方がお姉さんってことにな
ってるけど、女の子としてわからないことがたくさんあると思うから教えてあげてね」
冷淡な笑みを浮かべて智花に夏美は挨拶をした。
智花は屈辱と羞恥の涙を流しながら立っている兄の姿を見た。そこには自分と生き写しじゃないかと思
えるとびっきりの美少女が立っていた。艶やかな光沢のある髪の毛を切り揃えたのか耳のすぐ下で定規を
刺したようにお河童型になっていた。さらに前髪も細く整えられた眉毛の上で切り揃えられ、ローティー
ンの女の子が好むような幼い髪留めをはめていた。さらに衣服は丈を限界ギリギリまで詰めた超ミニスカ
ート、靴下もルーズでセーラー服を着込み女子高生の定番スタイルであった。
小顔にも薄化粧が施され、瑞々しい唇は薄っすらとオレンジがかった紅色をひかれ、清楚な風情にドキ
リと胸をときめかすような色っぽさを加味していたが、やはり全身からでる幼さは隠せない。キュッと締
まった足首にルーズや薄化粧は似合っていたが、十二から十四歳くらいの中学生が背伸びしたようにしか
見えない。それよりも年相応に背中に背負った真っ赤なランドセルの方が小柄で童顔な容姿にピッタリ似
合った優花と女の子にはあっていた。
智花は自分自身もそのように見えるのかと客観的に思うと鬱々とした気分になった。しかし、それ以上
に心を掻き乱すのは猛烈な排便欲と、発情ホルモンによって淫らなお肉になった排泄器官に入れ込まれた
不気味な拡張棒の存在であった。
「智花、優花ちゃんを呼んだのは、優花ちゃんが明日完全に女の子になる前に一度だけ男の喜びを記念に
味わわせてやるためだ。お前にとっても最初で最後の好きな人との交わりだぞ」
「でも、智花ちゃんは処女のままで奉仕特待生をやって貰うから、セックスに使って良いのはお口とお尻
の穴だけよ。まずはお口で優花ちゃんのペニトリスから精液を搾り出せたら、ウンチをさせてあげるわ。
ウンチの後は綺麗に直腸内洗浄してからお待ちかねの近親相姦と初体験を、変態的な肛門性交で味わわせ
てあげるわ」
医師たちの言葉とは思えない発言を幼い兄妹に浴びせた。
智花たちは年頃の少年少女らしく、拙いながらも性知識を持っていた。そして、それぞれに大好きな人
とひっそりと愛を語り合うことを夢想していた。しかし、実際には好きになった人物は血の繋がった双子
の片割れ同士であったし、新人ナースがカメラでその姿を克明に撮影するだろう。そして、もっとも、お
ぞましかったのが肛門でセックスをしなくてはいけないと事実であった。
それは智花の乙女チックな初体験の希望とは掛け離れた提示であったが、最愛の兄から発せられた言葉
に驚いた。
「と、智花ちゃん……ゆ、優花が本当の女の子になる前に最後の記念にお願いよ……」
優介が口にしているのかと思うと女言葉には違和感があったが、目の前の女装をした人物を見ると甘い
女言葉は少しも不自然でなかった。
彼は女医から愛しい妹がローティーンの若さで、実験のために優介の赤ちゃんを強制的に妊娠させる計
画があることを聞かされた。そして、産まれてきた赤ちゃんには高確率で重度の先天的疾患があることも
説明された。何より、小柄な智花の骨盤で赤ちゃんを無事に産める確率の低いことと、もし、妊娠したら
母子共に生命の危機に晒されることを脅されたのだ。
その最悪なシナリオを避けるためには、優介が優花として女の子になるという屈辱的な条件を突きつけ
られたのであった。そんな望んでもいない性を変えるなどと彼はすぐに承服できなかったが、妹の生命を
人質に取られると嫌とは言えなく、泣く泣くと承諾する以外になかったのだ。
優介に残された男としての時間は本日限りであった。それならば、どんな状況でも一度は男として智花
を一人の女性として抱きしめたかったのだ。
「お願いよ。智花ちゃん……」
弱々しい優介の訴えに智花は身を震わせながら動き出した。智花には兄の真摯な思いが如実に伝わって
来ていた。それだけに自分もしっかりとその気持ちにこたえなくてはいけないと思ってはいても、アナル
ストッパーと化している栓に向かって、濁流のように打ち寄せる糞便に突き動かされている口惜しさがあ
った。歩くたびに排泄器官に突き刺さった2本の暴虐な棒が発情した媚肉を擦り上げ、革パンティの裾か
ら愛液が滴って太腿に垂れているのが誰の目からも確認できた。
智花は優介のことを好きという純粋な気持ちが、薄汚れた排泄欲に汚辱されそうな心を奮い立たせなが
ら髪型以外は瓜二つの兄のもとにたどり着いた。
「それじゃあ、まずは智花ちゃんは優花ちゃんのペニスを口で綺麗に清めるのよ。しっかりと逝かせるこ
とができたらご褒美にウンチをさせてあげるわ」
「くふーーん……」
夏美は智花に囁くと彼女の肩を掴んで、優介の足元に座らせた。その姿はまるでトイレットスタイルで
大きくM字開脚になることでパンティが股間に食い込み、淫靡な刺激を与える棒が排泄器官を擦り上げな
がら奥深くまで入り、少女に悦虐の声をあげさせた。
目を白黒させている智花の目の前で夏美が優介のスカートを持ち上げてパンティを晒した。
「智花ちゃんのパンティを優花ちゃんに穿かせてあげたのよ。3枚あった中で一番おしっこで汚れている
のを穿かせてあげたのよ。優花ちゃんは女の子になれるためにオムツじゃなくて当分の間は、女の子の下
着を着用許可してあげたのよ。それで双子の優花ちゃんだけだと可哀想だから智花ちゃんも小学校に行く
時は、水曜日だけパンティを穿かせてあげることに蛭間先生と相談して決めたのよ。智花ちゃんが穿いた
パンティが優花ちゃんのお下がりになるんだから、智花ちゃんこんなにいっぱいお漏らししちゃダメよ」
夏美の言葉使いは優しいが嬲るように陰湿な口調で智花に宣告した。
智花は乾いてよりいっそう異臭を放つパンティを見た。本来は清潔感漂うほど白かったパンティはクロ
ッチの二重構造部分を中心に濃い黄色で不潔に汚れていた。智花は小学校でもオムツをあてることに諦め
ていたのだが、パンティを着用して学校に行く日があると聞いて身震いがした。排尿コントロールができ
ない智花がパンティに粗相をするのは明白であった。それがクラスの授業中に起きること想像すると少女
にとって、オムツを穿いて登校するよりも恥ずかしいことであった。
「ぱ、パンチュ穿きたくないでちゅ……智花は赤ちゃんでちゅ……オムチュがイイでちゅ……」
智花は自然と自分の口から出た言葉にハッと息を呑んだ。そこには信じられないものをみたように優介
の視線が見下ろしていた。
「まあ、パンティが穿けるかどうかは智花の赤ちゃんぶりによりけりだな」
蛭間は遠くから観察しながら横槍をいれた。
「じゃあ、パンティかオムツかの件はまた今度にして、これからは智花ちゃんのお口で優花ちゃんのパンテ
ィを脱がすのよ。そして口愛期の赤ちゃんらしく『ぶりっ子・赤ちゃん智花に大好きなミルクをチュパチュ
パさせてください。ミルクが全部飲めたら、恥ずかしいウンチをブリブリしますから見て下さい』って言う
のよ」
「あ、あうぅ……ひィ!」
苦渋の嗚咽を溢している最中に女医は少女の後頭部を押さえ優介に近づけた。パンティの生地越しにも少
年の肉棒が勃っている姿がわかった。智花はそこの部分に顔を押し当てられると少年の方が、躊躇したよう
に腰が引け一歩後ずさった。
「逃げるんじゃないのよ」
「くふぅ……は、はい……」
優介は夏美に首輪を引かれ上半身を前のめりになりながら、一歩踏み出した。
「智花、早くしないと一生ウンチができないぞ!」
蛭間の下賎な野次に意を決した少女は、ワナワナと震える唇を開きパンティの生地を噛んだ。ムワッと蒸
れた男の体臭と自分の尿失禁の醗酵臭が鼻腔を苛める。それでも智花は口の中に苦い不潔な味を感じながら
パンティをずらすと剥き出しになったピンク色のペニスが頬を撫でた。
「そうよ、パンティをもう少しずらしなさい。ええ、そのくらいで良いわ。それじゃあ、次はさっき教えた
言葉で優花ちゃんにおねだりするのよ」
「……ぶ……この……智花に……み…くをチュパ……くだ……たら、はず……うん……ぶりします……」
「何を言ってるかまったく聞こえないわ。優花ちゃんの顔を見上げて、赤ちゃんのように媚びておねだりす
るのよ」
羞恥にうつむいてぼそぼそと喋る智花に、女医はダメ出しをした。智花は実兄を上目づかいで見つめなが
ら頬を染め上げた。それは恥ずかしかったから赤くなっただけでなく、倒錯的な排泄器官の発情に関係して
いた。そして、腹部の中で暴れまわる便意は苦渋以外に抗えないほどの快楽の波を伝えていた。
「う、ウンチをブリブリ漏らちゅぶりっ子の智花に……ゆうす……ゆ、優花ちゃんのみ、ミルクをチュパチ
ュパさちてくたちゃい……」
「良いわ。優花ちゃんのペニトリスをお舐めなさい。口で上手にいかせるまではウンチはお預けよ」
「と、智花ちゃん……」
智花は夢遊病者のように虚ろな瞳には、少年の勃起したペニスを眺めた。智花と同じように恥丘は永久脱
毛されたのか翳りがない。長さで十センチもないミニサイズであったが、亀頭は茸のように膨らんでいるし、
竿には薄い皮膚に血管が浮き出ていていた。そして何よりも若牡の青い匂いと智花の小水パンティに染み
込んだ不純な臭いを醸していた。
「うひっ、ひゃむ……」
切羽詰った排便欲に脂汗を浮かべた智花は言いつけに従うよりほかなかった。手首の拘束は依然きつく
彼女の動きを抑制し、充血して発情した肛門を塞いだ栓を自力で外すことは不可能であった。智花は涙で
顔をくしゃくしゃにしながらも、口をあんぐり開けて少年の逸物を咥え込んだ。
「あひっ、はむぅ……」
「さすが最近の娘だけあって、フェラチオくらいの知識はあるようだな」
蛭間の揶揄に智花は悲しくなった。早熟な級友からフェラチオのやり方などが詳しく掲載された雑誌を
借りて読んだことがあったのだ。その時はどんなに好きな人でもこんな変態的な行為はできないと思った
ものだが、現在は優介の大人に比べては小型サイズのピンク色のペニスを口の中に含んでいた。
智花は無理やりに思考を変えようとしていた。フェラチオは汚い行為ではなく、本当に好きあった男女
の営みだと考えようとした。そうすることで優介との関係が正当化できる気がした。だから、知ってる知
識を総動員して、口の中に含んだペニスを愛撫した。だが、近親相姦という後ろめたい強迫観念は、いざ
本番となってみると拭い去れなかった。しょっぱい排泄器官を舐めれば舐めるほど彼女に重く圧し掛かっ
てきた。
少女が胸に抱いた背徳感の十字架に罰を与えるように、腹部の中では大量の糞便が腸壁を掻き回した。
お尻を左右に振って排便欲から逃れようとすると、排泄器官を塞いだ二つの栓が掻痒感のある粘膜を擦り、
忌々しい悦虐を与えていた。智花の純粋に優介が好きという気持ちは二重三重にも歪められた。そして、
そんな惨めな状況でさえ幼い肉体は燃え上がっている現状が何より口惜しかった。
「処女って言うのが嘘のようね。まるで何人も咥え込んでるみたいに上手じゃない」
「これなら、少し仕込めば処女娼婦にもなれるな」
医師たちが不気味なことを会話しているのを聞いてる余裕はなかった。智花の口の端から垂れた唾液は
糸を引いて乳房の上に斑点を形成し、竿や亀頭に擦れる唇や舌が唾液を含んで、ピチャピチャと卑猥な音
を立て、鼻から抜ける甘ったるくも苦しげな息遣いがまるで性奴隷のように淫靡な雰囲気をいっそう際立
たせていた。
その間にも下腹を揺るがす便意は募る一方で、智花は奉仕にいそしみながら雪肌に脂汗をキラキラと流
し続けた。
「と、とも……智花ちゃん……」
「!?……」
最初は逃げ腰だった優介の下腹部が突然に激しく突き出し始めた。怒張した肉棒をクイクイと妹の咽喉
に送り込んでくる。
「だ、だめぇぇぇぇ! でちゃうぅぅぅ!」
優介はまるで女の子のような喘ぎ声をあげると、さらに大きく腰を突きたてた。智花の口の中で亀頭が
膨らみを増したのを感じ取った。その瞬間、生暖かいものが肉竿からの痙攣とともにピュッピュッとほと
ばしり、咽喉や口腔粘膜にかかった。そして、次々とドロリとした生臭い白濁液がドクドクと口腔内を満
たした。
「ふみゅうぅ……」
生まれて始めて体験する口内射精に智花は驚き怯え、思わず口からペニスを離そうとした。しかし、気
配を察した夏美の手が後頭部をがっしりと抑えた。
「吐き出したら駄目よ。智花ちゃんはこれからこのミルクが大好きになるんだから、しっかりご馳走にな
りなさい」
「う、うう……うげっ……」
口の中に溜まった精液は苦味があって生暖かった。智花は込み上げてくる嘔吐感に危うく吐きそうにな
った。それでも眼を閉じ、大好きな兄のことを記憶から辿ることで、それは愛しいものだと無理やりに思
いながら、気味悪くねばねばと絡む精液をごくりと嚥下した。
「と、智花ちゃん、ご、ごめんなさい……」
「よく飲めたわね。智花ちゃん偉いわ」
「約束通りウンチをさせてやろう。今日は特別にトイレでさせてやる」
硬度を失ってきた優介のペニスを口から離すと、まるで赤ちゃんを褒めるように女医がくしゃくしゃと
智花の頭を撫でた。蛭間も褒めてくれているのか、予想していなかったトイレの使用を許可してくれた。
智花は幼児のように膨らんだ腹部の圧迫感によって体中から冷や汗が噴出し、今にも気絶しそうだった。
意地悪な医師が近づいてくるのが足音でわかった。手首を拘束していた手枷を解かれた少女は目を開いた。
「これがお前のトイレだ」
「うっ、あ、ああうっ……」
智花のすぐ後ろに置かれたのは、アヒルの形をした琺瑯製のオマルであった。
「オマルが嫌なら、ずっと我慢をするか?」
「う、ううぅ……」
智花は女の子が一番見られてはいけない最もあさましい排便姿を、卑劣な医師たちや大好きな兄にみら
れることを既に覚悟していた。臭く不潔なウンチをひり出すところを見られたら、きっと一生普通の女の
子として立ち直れないだろうし、由姫が構えているビデオは証拠としていつまでも保存されて、少女が大
人になる道を閉ざすであろう。だが、腸壁をやぶるのではないかと思えるほど切迫する便意は恥ずかしさ
や屈辱感より何倍も強かった。
「オマルから溢したら優花ちゃんの口で掃除させるからね」
智花は夏美から冷酷な命令を受けながら、まるでハイハイをして這うようにオマルを跨いだ。もう既に
立つ余力さえ残っていなかった。それでも、最後は自分の意志で革パンティを脱がなくてはならないのだ。
カメラのレンズの前で自分自身でパンティを脱いで、排便をすることは浣腸されたとは言え、ウンチを
するのは結局、自分自身の意思ということなのだろう。最後の部分だけ強要しない医師たちの底意地の悪
さを恨んだ。
智花は震える手でパンティをゆっくりずらし始めた。穴を塞いでいた疣々の栓が発情した媚肉に摩擦し
て愛液が新たに零れた。いつのまにか太腿の内側はヌラヌラと湿っていた。
「智花は小学校の友達にもぶりっ子だってすぐにわかって貰えるように、学校で毎週1、2回はウンチも
ブリブリ漏らさせてやるからな」
智花は蛭間の恐ろしい計画を聞きながら、彼の言っていた言葉を思い出した。
浣腸で躾けられた子供は大人に従順になる……奉仕特待生である限り逆らえないであろう……
浣腸で躾けられた子供は大人になっても積極的になれない……きっと、小学校でイジメの対象になる
だろう。人目を気にしてクラスの隅で小さく過ごさないといけない……
浣腸で幸福感が得られる……そ、そんなの嘘であって欲しかった……
智花は肛門期になるんだ。浣腸で感じるようになるんだ……発情ホルモン注射をされたお尻がムズム
ズと恥ずかしく疼いた。これからウンチが出たらどんなに恥ずかしくても気持ち良くなってしまうだろ
う。そして、その悦虐なしでは生きていけない別の種類の女の子に生まれ変わってしまうんじゃないだ
ろうか……ママ、パパ……助けてェ……智花、ウンチで気持ちよくなる変態な女の子になっちゃうよォ
……あ、ああ……と、智花、ぶりっ子になりたくないよォ……
* * * * *
「智花ちゃんったら、女の子なのに本当に恥ずかしかったね。あんなにいっぱいオマルにウンチするか
ら山盛りになっちゃったわ」
頬を真っ赤に染めた智花はぐっしょりと汚れたオムツを脱がされながら、由姫に揶揄された。
衆人環視の前で自然排便をした後は悲惨だった。3人の奉仕特待生と智花自身の排便の量は凄まじく
幼児用のデザインのオマルだが成人サイズの巨大な盥の中にあわや溢れんばかりにこんもりと盛り上が
ったのだ。
その後、お尻を拭いて清めることもできない糞便の滓がついた菊蕾には、腸内洗浄として500ccのお
湯で浣腸されたのだ。今度は紙オムツを穿かされまたも観衆の見守る中で放便をしてしまった。智花に
とって、恥辱に満ちた排便姿を録画されたことや観察されたことは死ぬほど恥ずかしかったが、それ以
上にそんな変態的な状況で気持ち良くなり、排便と同時に絶頂してしまい快感を貪ってしまう身体にな
っていたことが惨めだった。
長時間、腸内で暴れていた糞便を排出する解放感は、今までの排泄行為とは別次元の快楽を与えた。
また、尿道と肛門を塞いでいた二つの栓に摩擦され灼熱感さえ感じていた肉壁にほとばしる大小の汚物
は筆舌しがたい強烈な快楽を植え付けたのだ。我慢に我慢を重ねることによって、人前でオマルに排泄
する恥ずかしさや苦しさは、解放された時の倒錯的な幸福感へと転化されたのだ。
だから、今、由姫が見下ろしている少女が頬を染めて、裸身をピンク色に紅潮させているのは、恥ず
かしさだけでなく、身体の快楽のメカニズムからであった。
「も、もう、優花は女の子になるからやめてぇぇ! おトイレに行かせてェ!」
「何を言ってるの? 妹の智花ちゃんがぶりっ子になるんだから、お姉さんの優花ちゃんもぶりっ子に
なっちゃいなさい。それにペニトリスをそんなに固くしてやめてなんて説得力ないわよ。姉妹揃ってと
んだスカトロ美少女ね」
智花が横になっている診察台の隣には、優介が彼女と同じように肛門に卵胞ホルモン注射をされ、イ
チジク浣腸を注入されていた。そして、それを施行した張本人である女医は侮蔑の笑みを浮かべている。
智花と違って、優介は診察台に四肢を拘束され横たわっている。捲れ上がったスカートから聳え立つ
肉棒は若さを現すように精を放っても回復していた。
「それじゃあ、腸内洗浄もできたし智花ちゃんの初体験の準備もできたな」
度重なる異常な浣腸によりぐったりしている少女の腫れている菊蕾は、易々と蛭間の指を咥え込んだ。
彼は指に付けた大量の潤滑液を腸壁にまぶし込んだ。
「あ、あうぅぅ……くうぅぅ……ん……」
「なんだ、潤滑液を塗り込むために指を入れただけで、芋虫のように悶えやがって……注射のおかげで
完全にアナル性感が開発できたようだな」
智花はむずがるような鼻にかかった甘い声をあげ身を捩った。お尻の穴なんて今までは排泄器官なだ
けであったが短い時間の間に彼女の最も感じる性感帯と生まれ変わっていた。そのことは感受性の強い
年頃の少女にとっては、性快楽を感じるだけでも背徳感に苛まれる純な魂を持っているのに、その場所
が不浄な排泄器官なだけあって、そんなおぞましい場所で快楽を貪る自分がとても汚い存在のように思
え、彼女は自分自身で清らかな心を傷つけていた。
智花が物思いにふけっている間に診察台の隣にいる蛭間は彼女の太腿に手を刺し込んで持ち上げた。
「きゃあ!」
「ははは、智花はまるで人形のように軽いな。小さいし抱き心地は抜群だな」
その抱えられた姿はまるで幼児が母親に抱きかかえられて、排泄するような羞恥のトイレットスタイ
ルであった。すぐに両手で暴れようとした智花は由姫に両手首を抑えられ、隣の診察台に拘束されてい
る優介の真上まで連れてこられた。
「あっ、ゆ……優介ぇ……」
セーラー服姿で股間以外は美少女然とした優介を見ると悲痛な泣き声をあげた。自分の真下に先ほど
口の中に精液を放った兄の怒張が聳え立っていた。
「と、智花……」
「優花ちゃん、智花ちゃんってしっかり言いなさい。それに智花ちゃんも、優花お姉ちゃんってこれか
らは言うのよ」
呼応するように少年の苦渋に満ちた声を女医が遮る。
智花には医師たちの悪意に満ちた思案が肌で感じられた。このままもう少し下げて、少年の硬直して
いる肉棒を自分の肛門に突き刺してしまうつもりなのだ。もちろん、その姿もカメラに記録するつもり
なのだろう。新しいナースがさきほどまで由姫が使っていたカメラを携えている。
「あ、ああ……こ、怖いでちゅ……」
「智花ちゃん、誰でも初体験は怖いものよ」
「おっ、その口ぶりだと由姫君はもう初体験を体験してるんだな。儂はてっきり生娘ばかりだと思って
いたぞ」
「もー。私も21歳の大人の女性ですよ。彼氏の一人くらいはいます」
智花たちの緊迫した空気を他所に場違いな話が繰り広げられる。そして、それに女医が加わった。
「でも、初体験がアナルセックスだなんて智花ちゃんは貴重な体験ができるわね」
「あははは、それもそうだな。しかも、近親相姦のおまけ付きだ」
「昔から近親相姦は、豚や犬みたいな家畜と同列視されてきた穢れた行為なのよ」
兄妹愛を越えた二人の少年少女の純粋な気持ちを踏み躙るように医師たちが話して聞かせた。由姫は
それを聞きながら、奉仕特待生として首輪をされ、医療の発展のためにその身を捧げる二人の子供たち
は近親相姦をしなくてもモルモットのような気がした。畢竟、どんなに智花たちが美少女でも家畜では
人間と同じようなセックスは体験できないのも当たり前なのかと、本人が気づかないところで考え方が
歪んできていた。
「まぁ、兎に角、初めで最後の禁忌の近親相姦でお尻の処女を散せるんだ!」
「くうっ……」
蛭間が彼女の高度を下げると排泄器官とは思えないほど綺麗なピンク色の菊蕾に亀頭が触れた。足指
がキュッと力が入って丸まってしまう。
「や、やめてくれぇ!」
「まぁ、また粗野な男言葉使って、後からしっかりとお仕置きよ」
「夏美先生、優花ちゃんも最後に男になりたいんじゃないですかな」
「まぁ、そうなの? 生意気ね。優花ちゃんは誰が見ても女の子にしてあげるからね。男の喜びも今日
で最後よ。これからは普通の女の子が知らないような変態的な快楽をたっぷり教えてあげるからね」
医師たちは黒い笑みを浮かべながら、それぞれの結合部分を固定した。女医は少年の小さなサイズの
怒張を掴み固定し、そこに蛭間は少女の体重をゆっくりと降ろしていった。
どんなに兄のことが好きでも、智花は正真正銘の初体験で性交に対する恐怖感は強かった。しかも、
乙女チックに思い描いていた展開とも違うだけでなく、心の準備もできていない少女は半ば強姦のよう
に性交を強要されるのだから、裸身の震えが止まらないことは致し方ない。
「く、くふぅ……入れちゃダメェェッ!」
智花は反射的に括約筋を絞って亀頭の侵入を拒んだが、充血して膨らんだ菊蕾のお肉は潤滑液で滑り、
アナル栓の拡張効果からか菊門を破って侵入してきた。
「あ、ああん……」
――ブリッ!
「まだ、出しちゃ駄目よ!」
優介は括約筋が肉棒を絞める心地良さに背筋をゾクゾクッと震わせると、緩んだ肛門から不潔なガス
が漏れる音がした。すると、すぐに女医は少年の竿を支えていた手を放すと一番太い親指を彼の菊蕾に
差し込んだ。
「ン、ンン、アウゥゥ……」
智花は明らかに喜悦の声をあげた。少女は自分の体重によって下で構える兄の肉槍に嫌でも突き刺さ
ってしまった。一度はまり始めてしまった以上、宙で可愛いお尻を振っても腰を前後に動かそうとして
ももう抜けなかった。
醜い中年医師は面白がるように抱えた少女を上下に持ち上げる。そのたびに少女は澄んだ高い声で鳴
き声を搾り取られる。智花の童女のように無毛で小さな性器の奥にある菊蕾は、少年の竿に恥肉を絡み
つけたり、窄まったりと実に淫靡な光景が優介の目の前で行われた。
「と、智花ちゃん、や、やめてぇ!……あ、ああうぅ!」
「まぁ、優花ちゃんもいやらしい声を出すのね。可愛いわよ。まるで姉妹レズみたいよ」
優介も自分のペニスが妹の排泄器官を突き刺さって死にたくなるような気持ちになった。もっと、違
う形で愛を確かめ合いたかった。しかし、明日には男性を象徴する器官は全て切除される。人生で一度
限りの男としての性体験であった。その失う存在の亀頭は妹の小さな直腸にすっかりはまり、括約筋が
クイクイと窄まりながら淫靡に刺激する感覚に耐えられなかった。
そして、親指を深くまで突き込まれたアヌスに入った女医の指は、少年の前立腺を刺激していた。
妹と同じようにホルモン注射された肛門全体が熱を帯びたように膨れ上がり、おぞましい排泄感さえ気
持ち良さに擦りかえられていた。
「で、出ちゃうでちゅ……」
「何が出るんだ?」
「……う、ウンチでちゅ……」
「あはははは、智花の腸内にはもうウンチは少しも入ってないぞ。まあ、肛門期の智花はウンチで逝っ
てしまう破廉恥な赤ちゃんだから、これからはウンチの穴がお前の性感帯だ」
「うわあぁ……そ、そんなのやぁ……」
蛭間は智花を後ろから支えながら白く華奢な身体の肌理細かい皮膚を堪能したり、艶やかな長い髪か
ら漂う少女の香ばしい芳香に嗜虐心を高めた。わざとピッチをあげて優介の肉棒をズボズボと激しく出
入りさせた。少女は牛乳を垂らしたように白い肌を桜色に染め上げながら小刻みに痙攣を繰り返した。
「や、やあぁ……おちっこもウンチも出ちゃうゥゥ!……」
「と、智花ちゃん……も、もう駄目ェ!……」
『はううううぅーーーッ!』
幼い兄妹は同時に快楽の声をあげた。本来は小さな口をキュッと締まっている後ろの肉穴を押し拡げ
ている者と、押し拡げている者。智花はアヌスの快楽を頂点に達して自然に括約筋が肉棒を絞り込む。
呼応するように優介の尿道口からドピュッ、ドピュッ、ドピュルゥ……と、本日二度目の精液が放出さ
れた。
「あ、あふん……えっ、ぬ、抜いちゃ駄目ェ!……」
「ウンチを我慢してセックスするのも気持ち良いかもしれないけど、ウンチを垂れ流しながらセックス
するのも気持ちいいと思うわよ」
夏美は少年の菊蕾から指を抜くと、彼は慌てて括約筋を閉じようとしたが、射精の幸福感が続く中で
上手に筋肉伝達ができずに溜まっていた糞便が不協和音を響かせながら射精のリズムにあわせて排泄さ
れていった。
「はうぅぅッ!……」
鼻にかかる可愛い声をあげると智花もジョロジョロと黄色い汚水を尿道からほとばしらせた。それは放
物線を描き少年のセーラー服を汚し、薄化粧を塗られ瑞々しく輝く唇まで滴を撒き散らした。
少年の大脱糞を伴った初体験は脱ぎされない記憶と、ビデオカメラによる記録に残った。だが、明日に
なると2度と再現することができないことが運命付けられていた。彼は培ってきた男としての意義を喪失
させられ、強制的に女として第二の人生を歩まされるのだった……
* * * * *
「優花ちゃんには、女の子として自分自身で認識できるように豊胸手術をしようと思うの」
「それは聞いているよ」
「フフフフ、ただの豊胸手術じゃないわ。こんなに小さな身体に智花ちゃんのCカップ以上のFカップく
らいの巨乳にしようと思うのよ。いやがおうにも女の身体を認めないといけないし、何より小学生でFカッ
プなんて気持ち悪いわよね」
「アニメとかならありそうだがな。まあ、儂の智花は反対に脂肪吸引をして乳房の縮小手術をする予定だ。
やっぱりリアルな小学生の女子児童になって貰わないとな」
「まぁ、それじゃあ、巨乳と貧乳の双子姉妹ね。仇名はなんて付けられるかしらね?」
「優花は『牛女』とか『オッパイお化け』とかじゃないのか? 智花はまぁ『ぶりっ子』と呼ばれて欲しい
な」
「フフフフ、ぶりぶりウンチ漏らしの『ぶりっ子』は優花ちゃんも一緒じゃない」
「まあ、胸以外にも明日に手術する箇所があるがな」
「楽しみね。どんな風に変わるかしらね」
医師たちは世間話をするような感じで陽が沈みかけた診察室で黒く嗤いあった。
そして、ともに目を向けると二人の少年少女が診察台の上に横たわってスヤスヤと寝息を立てていた。兄
妹の排泄で汚れた診察室は綺麗にナースたちのよって片付けられていた。後片付けといったら優介が智花の
肛門内に放った精液は彼自身の口で掃除させ一滴残らず飲み干させた。
そのためか、それとも今日の異常体験のためか、はたまたこれからも続く奉仕特待生としての閉ざされた
未来を思ってか、二人の美しい少年少女は頬に涙の後を残していた。
「蛭間先生、優花ちゃんの精液バンクに保管して貰ってきました」
肛門性交で精液を放ったばかりの優介は、自分の放った精液を強制的に飲まされた後に、由姫の機械的な
手淫によって新たな射精に導かれていた。それを試験管に採取してバンクに特殊な冷凍保存をしたのだ。そ
の登録を済ませて戻ってきたのが智花の担当ナースである由姫であった。
「由姫君、ありがとう」
「どういたしまして、でも、奉仕特待生みたいな劣性遺伝を登録して意味があるのですか?」
「まあ、この子は……劣性遺伝って劣っている遺伝って意味じゃないのよ。優性遺伝の方が優秀な遺伝と
いうわけじゃなくて遺伝子を伝える強さの違いですよ」
「もー、知っていますよ。冗談です」
「ハハハハ、夏美先生も一本取られましたな。まさか由姫君がそんな冗談を言うとは思わなかったぞ」
頬を膨らませて抗議する新人ナースを見て、蛭間はこの子は変わったなと感じた。そして、この若いナ
ースも自分たちと同じ側の人間だと確信した。奉仕特待生に優しく接する医療スタッフと物のように見る
医療スタッフは別れていた。もちろん、蛭間は後者であった。
智花に感じる愛着は、自分が新しい人形を作り出す歓びとか、ペットを可愛がる感覚に似ていた。
「それでは、理事長会に儂のモルモットの手術計画が増えたかどうか確認さして貰うぞ」
「それだったら、私のマゾペットの優花ちゃんのも聞いておいて下さりますか?」
「ああ……わかった」
蛭間はデスクに備え付けられた内線電話を取りながら、再び最高の実験材料たちを見た。
まるで離れるのを拒むように優介と智花は手をしっかり握り締めている。それは兄と妹という関係が
姉妹という関係に変わっても切れることのない強い絆に見えた。
……続く