「そろそろ吐く気になったかね?」
薄暗い地下牢に響く暗い声。
「………」
その声を掛けられた者は、しかし、無言をもって応える。
「やれやれ…いつまで意地を張ったところでせんないことだというのが分かって
いないようだな…」
牢屋の鉄格子越しに相対するフード姿の人物と、手足に枷をはめられ壁に磔の
ようにされている女性。
「………」
四肢の自由を奪われ、ともすれば生殺与奪の権利さえ相手に握られているであ
ろう状況にありながら、いまだ強い意志の光を湛えた瞳で相手をにらみつける。
その女性…いや、少女と言ったほうが正しいかもしれない…は、動きやすそう
な軽装の鎧を身につけ、その鎧の傷み具合から戦って破れたというのが見て取れ
た。
「私にとって君が誰であろうと関係ない。私が知りたいのは君の仕える皇女がど
こへ言ったかということだ」
瞳に力があるのならば、それだけで殺すことができそうな強い視線を浴びても
平然と言を続ける。
「その様子だとまだ教えてくれそうにないな…」
「当たり前だ!こうして虜囚の身になったが、どんな拷問を受けようとも我が忠
誠が揺らぐことは無い!」
フード姿の男に対して言葉をたたきつける少女。その声は外見に似合うやや高
い幼さが混じる声だったが、この状態あっても一切揺らぎ無い真っ直ぐな声だっ
た。
「仕方ない…こちらとて時間がもったいない…次の満月までに皇女を生贄として
捧げねばならぬのだ…少々手荒な手段を使わせてもらうとしようか」
男はその言葉に続けて一般の人間では理解不能な言語を唱える。
「…何を…」
何が来るかと身構えた少女だったが、言葉が終わっても何も起こらず拍子抜け
した表情を一瞬浮かべ…
「ひっ!?」
いきなり足元に湧き出した黒い半透明のスライムに、思わず喉の奥で悲鳴を漏
らしてしまった。
「なぁに、そいつは何かを溶かすなどという下賎なことはしない…いや、君にとっ
てはもっと下賎な事をするかもしれんがね」
くつくつと笑いながら男が指で簡単な印を結ぶと、床の継ぎ目から湧き出して
くるスライムが少女の脚を這い上がり始める。
「ひっ!い、やぁ!や、やめろ!やめろぉ!」
不自由な足を必死でばたつかせるが、見た目と裏腹に思いのほか粘度の高いス
ライムは全く離れる様子がなく、あっという間に膝まで上り、ブーツの中を満た
し、ぞわぞわとふくらはぎを撫で回す。
「ひっ、ひぃっ!や、やあぁ…」
全身総毛立つような感触に思わず少女らしい悲鳴が漏れるが、それに関係なく
スライムは脚を這い上がり…やがてスパッツに包まれた下半身全てを覆い、腰か
ら下をすっぽりと飲み込んでしまう。
「さて、まだ序の口だか…教えてくれる気になったかね?」
「いやだ!誰が!!」
怯えるその姿に問いかけるが、歯を食いしばって首を振る少女。
「仕方ない…ではもう少し弄るとしようか」
男がそういうと、待ってましたとばかりにスパッツの中へ染み込み始めるスラ
イム。
「ひあっ!?や、は、はいって…や、ぁっ!!」
鎧もスパッツも下着も全て役に立たず、あっという間に少女の下腹部にぬるぬ
るした感触が押し寄せ、ずるずると這い回り始める。
「ひぃ!?だ、だめっ!やめてえぇ!!」
そしてその物体が体内に侵入をし始めた瞬間…とうとう悲鳴を上げてしまう。
「では喋ってくれるかね?」
「…そ、それは…」
「皇女を生贄とさせてくれれば君は開放するが?」
「………」
わざととしか思えない言い回しに沈黙してしまう少女。
「ふむ…では…そうだな、まずは屈辱的なところから責めさせてもらうとしよう」
男が一言つむぐと、少女の後孔を押し開け、スライムが体内に潜りこみ始める。
「ひぎっ!?ぃ、あっ!や、やあぁ!そ、んな、あひぅっ!?」
本来なら排出しか用途の無い孔へぬるぬると侵入してくる感触に鳥肌を立てて
頭を振りたくる。
「いくら力を入れても相手はスライムだ。何の意味も無いぞ」
男の淡々とした言葉の通り、必死で押しとめようと力を入れてもスライムの侵
入は止まらず、やがて徐々にお腹が膨れ始める。
「あっ、かっ…う、ぁ…」
「なに、大丈夫だ。君の排泄物…そうだな、糞と言った方が分かり良いかな?は
スライムが処分してくれるよ。だから安心したまえ」
何を安心するのか、男が苦笑交じりに説明するが、その声を聞く余裕などなく、
今度はお腹に詰まったスライムによる排泄欲を脂汗さえ浮かべて我慢する。
「だから無駄だといっているのだが…まぁ良い。そっちは我慢するなら我慢して
くれたまえ。穴は他にもあるのだからな」
「な…に…ぅくっ…を言って…」
やっと言葉が聞こえたのか、狂おしいまでの排泄欲に朦朧としながら男へと視
線を向けたその時…
「いぎぃいいっ!!?」
今度は前の排泄の孔、尿道に焼け付くような痛みと快感の混ざった一撃を感じ
て悲鳴を上げる。
「普通に犯したところで君が屈服してくれるとも思えないのでな。少々変わった
責めでも味わってもらおうと、ね」
「ひやぁぁぁああぁあ!!?!?」
必死で押さえていた後孔の事さえ忘れる程狂的な感覚。尿道をスライムがズル
ズルと押し入ってくる感覚に身も世も無い悲鳴を上げる。
「ほら、我慢するんじゃなかったのかい?」
「やひゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
意識が抜けた瞬間、今度はアヌスから凄まじい勢いでスライムが排泄された。
その、まるで延々排便をしているような背徳的な快感に半ば白目さえ剥いて絶叫
する少女。
「ひっ…ひ、ぁ…ぁ…あひ…」
アヌスからの長い長いスライムの排出が終わり、今度は膀胱一杯にスライムを
詰められ、ビクビクと痙攣しながら必死で息を吸う。
「さて…そろそろ教えてくれないかね?皇女の居場所を」
「ぁ…ぅ…ぁ…ぁ…」
しかし、少女は脂汗を流しながらも気丈に首を振る。
「では仕方ない。もう少し体験してもらおうか」
「ゃ、ひ…ひあぁぁああぁぁ!!?!」
今度は膀胱一杯に詰まったスライムが一気に抜けていく。その、まるで大量の
小水を撒き散らすような激感に再び絶叫する。
「今はただ抜けただけだが…そこは面白い部分があってな…」
「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」
大量のスライムの侵入と排出。そういう目的でない前後の孔を立て続けに陵辱
されたような感覚に軽く達してしまい、荒い息を吐く少女を楽しげに見やりなが
ら、まるで教鞭をとる教師のように説明を続ける。
「女性にはクリトリスという快感器官がある。まぁ男性で言うところのペニスの
様なものだが…そこを刺激するだけでも狂おしいほどの快感を得ることが出来
るわけだ。こういう風にな」
「ぅくっ…っっ!っ!やあぁぁぁあぁぁ!!!!」
今度は淫核にまとわりついたスライムが包皮の中に滑り込み、細やかな振動を
与える。
一瞬堪えたものの、あっという間に絶頂を迎え、スライムの中に愛液をしぶか
せながら悲鳴を上げる。
「で、だ…この部分は表に出ている部分、ある程度刺激に対する耐性があるわけ
だ。最も敏感な器官に変わりが無いことは今分かったと思うが」
「くっ、ぁ…はっ…はぁっ…はぁっ…」
あっという間に何度かの絶頂を叩き込まれ、全身汗みずくで肩で息をする少女
に淡々と説明を続ける。
「さっき君に体験してもらった尿道だが…そこにクリトリスの根本が這っている
のは知っているかい?」
少女が答えられないのを承知で問いかける男。
「普通では経験できないが、今回は特別経験させてあげよう」
口の端を軽く上げて言葉を続ける。
「もっとも、君が皇女の居場所を教えてくれるなら…残念だが中止するとするが」
「………ひ、卑怯…者…」
荒い息の下、血を吐くように呻く。
「ふむ…それが答えということか。では狂ってくれるなよ?」
予想通りの答えに口を歪めて笑い、スライムに命令を下す。
「皇、女様…のためな、ら…っっっっっ!!!!!!」
歯を食いしばり、どんな刺激でも耐えようとした少女だったが…その快感は想
像をはるかに超えていた。
スライムが動いた瞬間…頭が爆発するような快感が弾け、一瞬で今まで達した
事が無いほどの高みに放り上げられる。
「ぃああぁぁあぁぁ!!!らめえぇぇ!!らめっらめええぇぇえぇぇっっ!!!」
まるで気でも狂ったかのように頭を振り、身体を痙攣させ、濁った愛液をスラ
イムの体内にぶちまける。
「こわえぅっ!!!こわえうぅぅっ!!!くりっ!いひぃぃ!!あがあぁぁぁ!」
半透明の中で淫核は爆ぜそうな程に尖りきり、スライムが出入りし、震わせて
いる尿道はビクビクと開きびくつく。
「どうだね?教えてくれるかね?」
「やひゃあぁぁっ!!いぐ!いぐっっ!!とまらにゃひっ!!ひっ、ぎぃぃ!!」
獣の様に悶え狂う少女に先程までの凛とした雰囲気はなく、男の問いかけに答
えるどころか、その声が聞こえているかも怪しい。
「仕方ない…後ろも追加するとしよう」
男が一言二言つぶやくと、それまできゅっとすぼんでいたアヌスをこじ開け、ス
ライムが侵入し始める。
「おぁあぁぁ!!!!あ、ひぎぃっ!!こわぇう!クリ、トリっ、弾けゆぅぅ!」
既に限界まで勃ちあがっている淫核を痙攣させ、手足を目一杯突っ張り、悶絶
する少女。
「ひぎぃぃぃっ!!!おひりっ!おひっこっっ!!狂うっ!!くるっひゃ、あぁ
ぁぁぁああぁぁ!!!」
あっという間にお腹一杯に入り込んだスライムが今度は一気に抜け出す。淫核
の根本を突き上げられ、揉まれ、ずっと排便と失禁が続くような背徳的な快感。
全くスライムが犯していない秘部さえぱっくりと開き、ビクビクと秘唇をひく
つかせながら潮吹きを繰り返す。
「そろそろ教えて欲しいのだが…」
牢の中に歩を進め、悶え狂う少女の顎を掴んで顔を覗き込むが、イキっ放しに
なり、その余りの快感に涙と鼻水、涎でぐちゃぐちゃな少女が答えを返せるよう
にはとうてい見えなかった。
「……やりすぎたかね?」
どこまで本気か分からない口調で呟いて突き放すように少女の顔を離す。
「もぉゆるひてぇぇぇ!!!ひんりゃうっ!ひんりゃううぅぅ!!!」
「…ふむ…」
尿道とアヌスを犯され、キチガイじみた悲鳴を上げつつ悶え啼く少女を一瞥し
てから背を向ける。
「なに、死にはしないさ。そのまま壊れるまで楽しんでくれたまえ。何も君の口
から聞くだけが方法ではないのでな」
やれやれと肩をすくめる男の背後でイキ狂う少女。
「君はまだしたことが無いのだろう?処女は残しておいてあげよう…もっともそ
れに意味があるかどうかは別だが…」
「やらあぁぁぁぁぁ!!ひぬっっ!!ころじて!ころじてえぇぇ!!!」
「死にたいなら舌を噛みたまえ。ただ、魔術という偉大な力の前に死というもの
に一片の意味は無いがね」
もっとも脳みそは知らないが…と口の中で付け加える。
「それでは失礼するよ。十二分に楽しんでくれたまえ」
「いやあぁぁああぁぁあぁぁ!!!!!胸!むねえぇぇぇ!!!!」
スライムが肩まで覆い、その薄っぺらい胸へとまとわりつき、小さくも尖りきっ
た乳首をも犯し始めたとき…少女の理性はぷっつりと途切れ、悶え狂うだけの肉
塊と化した…
その後…一人の悪の魔道士に滅ぼされた国家の皇女が生贄にされ、世界を滅ぼ
せる魔王復活の儀式が行われたと歴史の書には綴られていく…