「ノーパン?羞恥?何ソレ」と悠詩は言った。  
 
悠詩の両親は保育の資格があり、幼稚園を経営している。  
それから、おじいちゃん(ママのパパ)は英国人で、男の子のスカートやキルトも好きである。  
(skilt と kilt、バグパイプ、アイリッシュダンス を検索汁)  
 
その園の方針で、出来るだけ薄着と言うのが有る。  
例えば、近所への散歩などではパンツ1枚、園内では裸、通園は制服である。  
 
制服は、吊り半ズボンまたは吊りスカート、靴、帽子、は年間を通し共通で  
夏は半そでワイシャツ、前ぼたん開きシャツ、と、膝下丈靴下  
冬は長そでワイシャツ、前ぼたん開きシャツ、に、膝上丈靴下と、ズボンまたはスカートが見え隠れするくらいの防寒コート、がある。  
男女とも、一通りそろえる。  
 
このワイシャツは古典的な格好で、クロッチが有る。  
つまり、左右両脇の長さに対し前後の長さが十分に長く股下に通し、スナップボタンで留める。  
そして、その上からズボンを着る。  
 
前ぼたん開きシャツ、とは、スソが、へそ下丈のワイシャツで有り、スカートと共に着る。  
 
パンツは園の常備品であり、通園時は着ないことになっている。  
つまり園に着いたら、制服を脱ぎ、大抵裸で生活し、帰りに着て帰る。  
 
夏休みの終わる数日前に「お泊り会」と言うのが有る。  
この時は、浴衣で通園する。当然のように、素肌に直に着る。  
 
そういう環境で育ったので、悠詩は、その方面での羞恥心は普通の人よりも少ない。  
 
男の子だが顔が可愛く、活発な女の子に間違われる事も多く、男の子の格好より女の子の格好が似合う。何故?  
だから小学校ではけっこうカラカわれた。  
中学に入学する際、先生や業者が見事に間違って、女の子の制服や体操着などを準備してしまった。  
結果的に女の子として入学する事になった。  
 
幼稚園の制服でズボン型の場合より、スカート型のほうが脱ぎ着しやすく、また、トイレなどが楽なので、スカート型を着る機会が多かった。  
だから、スカートで生活するのに抵抗はなく、周りの女の子たちも可愛い顔、女の子的な体つきな彼に協力してくれる子もいた。  
 
でも一般的に、男の子、女の子達は、気持ち悪がったりして、虐める子は多く  
スカートをめくられたり、手鏡や写真など、また、パンツを脱がされることも多かった。  
また、ボクは一緒にいることが多かったので、「同性愛」「ホモ」といわれ続けた。  
   
彼の好きな事が、ボクの世話と言うのも、持ち物や買い物のなどの基準が「カワイイもの」というのもウワサの原因だろう。  
例えば、昼の弁当を作ってくるとか、色々。確かに美味しい。  
だけど、サクラでんぷんや海苔などで可愛い絵を描いたり、大きな「ハートマーク」するのはよして欲しい。  
 
そんな悠詩に、女の子が相談に行った。  
「彼氏が出来そう。どうしたら、ココロをつかめるか。」  
男の子に相談したいが、彼に誤解されたくないから、と言う理由だった。  
女の子同士に見られる相手のほうが都合が良いのだそうだ。  
 
喫茶店でお茶しながら彼なりに考えた。  
「男の子は女の子に『部屋はいつも掃除されている』『お風呂によく入り、石鹸のにおいがしている』『甘いものがスキ』などの、幻想が有る」  
「服は、股下10cm未満のミニスカートと膝上ん丈ソックスの組み合わせで、5から10cmくらい腿が見えるのが男の子の萌え」  
などなど  
 
この辺は、男の子が見る週間漫画雑誌やティーンズノベル(10代向け小説)の挿絵などを見せながら話をした。  
それで、納得してもらった。  
 
デートでの心得で  
「いわいる勝負パンツよりは、普段から使っている下着のほうが生活感が有って良いのではないか」  
「何か有ったらパンツを脱がされても、それを攻めてはいけない」  
など  
「えー ノーパンでマイクロミニスカなんて、恥ずかしくって死んじゃうよぉ」  
と、言われ、その意味がわからなかった。  
 
確かに彼女自身、自然な「パンチラ」「胸の谷間チラ」など「無防備な姿」は男の子に有効だと思える。  
だから、イヤミにならない程度なら、短いスカートや胸のクリが大きな服、またはヘソやおなかの周りが見えるくらいの長さの服などは着て良いと思っている。  
 
だからといって、パンツを脱いで、ミニスカートで一緒にいるのはスゴク抵抗が有る。  
やっぱりパンツを脱ぐのは、トイレ、風呂、自室などでの着替え、かっごうでのプールなどの着替え  
に限られる と思っている。  
あとはイジメで脱がされる時か? とも。  
 
その話を聞きながらボクは  
「かなり難しい注文だなぁ」と思った。  
だけど、「悠詩」を通しての話。多少感想も入っている。疑えば妄想かもしれない。  
ボクを振り向かせるための?  
でも今以上というと・・・・・  
 
今の生活環境は  
1.ボクと悠詩の家は、歩いて数分、数軒離れた向かい同士  
2.だからというか、違う学校に通っている今でも、朝弁当を届けに着て、放課後家に来ている。必ず。  
  これは地域の約束ごとでこの道で通える学校が違うから。小学校は一緒だった。  
3.ボクの親は、本当の娘のように扱っている。  
  勝手に、ドレスや可愛い服、ヌイグルミ、などを買い与えるし  
  買い物、掃除、夕食つくりの手伝い、などをさせているし  
  油断していると、ボクの洗濯物をさせている。  
4.祐詩は1部屋与えられている。  
  約9畳(約4メートル四方南向き、他にクローゼット付き)ボクの北向き約四畳半(オオヨソ2.7メートル四方)より境遇は良い。  
5.にも関わらず、祐詩はボクの部屋に裸でいる事が多い。真冬は透ける位薄いキャミソールのドレスなどをきている事も有る。  
 
これらは、赤ちゃんの時からの習慣なのでしょうがないのか?  
6.さらに付け加えるとボクと一緒に二人で風呂に入れたがる悪い癖も有る。  
・・・・・・・・  
 
10歳くらいから、買い物などをボクたちに任せることが増えてきた。  
小学生、中学生の男女(?)が仲良く買い物。  
しかも仲良く手を繋いだり、おんぶやダッコをしながら。  
 
傍目に見ての彼女は、特に寒い日以外、ノーパンで  
 
腿丈くらいのドレスや  
もう少し短いスカートと ブラウスやカーディガン、キャミソールなどを着ている  
学生服の時もある。  
浴衣の時も。浴衣は最近流行の腿丈の、短いのが2着と普通の丈の1着を持っている。  
 
最近、商店街に親が店をだしてる学友たちにいわれた。  
この商店街は、小学校では別の区域だが、今の中学では同じ区域だ。  
 
「仲が良い男女のキョウダイが毎日のように買い物に来る」  
「学生バカップルがよくいちゃつきながら買い物している」  
「必ずケーキとホットミルクを頼む女の子と付き合ってる男の子」  
 
と言われて話を聞いていたらお前らの事だった。  
彼女にパンツ穿かせていないのか?  
などなど。そんなに評判なのか?  
 
その話をしたら「わー嬉しいな。私たち公認なんだね」だって。  
恥ずかしいぞ。ボクは。  
 
 
 
今年は珍しく雪の日が多く、今まではほとんど雪とは無縁なボクたちの街も、昨年の12月半ばから雪がなくなる事はなかった。  
そんな 2月 9日火曜日。  
明後日は休みだから、例年のように親と祐詩との4人で出かけると言い出すんだろうなぁ。お父さんは。  
と思いながら、学校から帰宅。  
 
鍵が開いてるから祐詩が来てるな。あれ?玄関にいつもより靴が1足多いよ。  
ボク「ただいま」  
祐詩「おかえりなさいませ。御主人様。 お客様がみえていますので、お茶を淹れました。着替えましたら、いらして下さい。」  
何を言ってるんだ、あいつ。  
 
居間に行くと、テーブル脇のソファに女の子みたいに可愛い顔の男の子が座っていた。女子制服の。  
・・・じゃなかった、前髪は眉より短い、襟足と両耳が刈り上げの女の子。  
 
祐詩「内縁の夫(おっと)です。通い妻、10年目です。」  
ボク「結婚して無い。第一、・・・・」  
祐詩は近づくと、背中から抱きつくように、両手でボクの口を塞ぐ。  
胸のふくらみが背中にあたる。  
祐詩「テレやなんで、気にしないで。」  
悠詩「朝8時から夜7時までが、夫婦でいられる時間。一緒にお勉強して、一緒に遊んで、一緒にお買い物、一緒に食事、一緒にお風呂。一緒に寝ても良いの。  
悠詩「普通は、夜、実家で寝ています。私の両親の家で。それが、約束。」  
悠詩「ただ、旅行やお祭りなどでは、夜7時過ぎから朝8時まででも、私の両親が認めてくれて、お父様かお母様が、付き添ってくださればいっしょにいられるの。」  
確かにその通り。  
 
祐詩「それから、夫を男として意識しないで、同性と思って下さい。」  
おまえ。なんていう怖い事を言う。  
普段なら、反論し、怒るところだけど、お客様の手前、おとなしくしている。  
 
女の子「そうですか。はじめまして。」  
表情は硬い。ひざを揃えて座って、手をにぎり拳にして、ひざの上に置いている。  
 
テーブルには、紅茶と、昨日作った、クッキーや菓子パンなどが、載っている。  
 
祐詩「遠慮しないで食べて。みんな私達が作ったものだから、太らないよ。」  
そう言うと、やっと口から手を離した。  
 
女の子「でも。私、太ってるし」  
そうか?少なくても、悠詩より細いと思うが?  
女の子「男の子の目の前で、なんて、恥ずかしいし」  
大丈夫か?この子。  
悠詩「このお部屋には、男の子はいないから。」  
女の子「……でも、男の子……」  
顔は、悠詩を見ながら、ボクを指差す。  
悠詩「大丈夫。この子はちゃんと協力してくれるし、守ってくれるから。」  
悠詩「格好や見た目でなくて、心や気持ちを見てね。」  
到底、話しかけられる雰囲気ではない。  
お客様より先にお茶を頂くわけにもいかない。とりあえず、今は悠詩の、主人、夫、だから。  
悠詩「お茶、さめないうちに頂こうよ。この子の格好が気になるなら、お茶のあとで着替えさせるから。」  
悠詩が先に食べ初めて、皆で、まるで通夜みたいな重い雰囲気の中お茶をした。  
 
結構口に合ったらしい。ボクや悠詩より多めに食べていた。  
悠詩「彼女、気になる男の子がいるんだって。」  
ボクに向かっていう  
悠詩「でも、恥ずかしくて声を掛けられないって。」  
ボク「そうなんだ」  
女の子「……」  
 
食後、洗い物は台所に移して、パンは冷凍庫、クッキー類は鉄の缶に入れる。  
そして悠詩の部屋に行く。  
 
悠詩がウイッグとブラウスシャツ、セーター、膝上丈の巻きスカート、膝丈ソックスと、女子の脇がヒモで結ぶ形のTバックショーツ型の、男向け(つまり、男子の前に付いているものを、覆えるようになっている)パンツを出すとボクに渡して  
「着替えて来て」  
と言う。  
仕方ない。自分の部屋に戻るとそれに着替える。  
両脇のヒモを左右同じ長さになるように、結ぶのは結構難しい。  
しかもお尻に生地が食い込む。  
 
着替えてから悠詩の部屋に、とりあえず、ドアを開ける前に「入るよ」と声をかける。  
しばらくしてから「良いよ」と返事があったので中に入る。  
 
私服に着替えた彼女がいた。  
 
上半身はセーターを着ている。  
 
それと、悠詩が、数年前着てた、腿が見える丈の箱襞スカート。襞は前3本、後ろ2本。今は、体が大きくなって着られなくなったものだ。  
この襞がクセモノで、通常表から見える面は普通の布なのだが、襞の内側は、薄いオレンジ色で透けている生地だ。  
 
それから膝上丈のソックス。スカートのすそから5cm位下まである。  
 
そして悠詩は同じくらい短いドレスと脹脛までのソックスを着ている。  
 
悠詩「じゃ、あなた、お化粧ね」  
と言うと、ボクを三面鏡の前に座らせ、手早く、下地(ファンデーションって言うの?髭剃り跡を目立たなくするもの)、頬紅、口紅、を載せていく。  
慣れているせいか早い。  
 
終わると女の子に向かって  
悠詩「男勝りの女の子に見えるでしょ?」  
と言う。  
 
女の子「すごい。そうだね。」  
やっと顔がほころぶ。  
 
悠詩「それと、ほら」  
わざわざボクのスカートをお尻から持ち上げる。「ぱんつはいてない」。  
悠詩「で、さっき着替えで見てたと思うけど」  
と言って、ドレスのお腹の所をもってたくし上げる。相変わらずノーパンだ。   
 
悠詩「それで、これからお散歩に行こうね」  
と言う。  
恥ずかしいけど、異性装で出かけるのか。  
悠詩「そうだ、その前に、トイレ行っておこうよ。さっきお茶飲んだから途中で行きたくなると良くないから」  
と言って、悠詩が先に入り、簡単にトイレを掃除してから彼女に勧める。  
女の子が入ると  
悠詩「あの子、この間話た子なんだ。で、出切るかどうかは別として、バレンタインデーまでに、仲良くなりたいんだって」  
ボク「ああ、そう。でも5日間で何とかなるの?」  
悠詩「あせると良くないからねぇ。相手の気持ちもあるし。」  
悠詩「それと…今、彼女、ノーブラでTバック、Tフロント、オープンクロッチなんだ。」  
ボクは耳を疑った。  
ボク「普段はどんなの穿いてるの?」  
悠詩「胸小さいから、透けない服ではノーブラだから良いけど、パンツは大抵無地か動物とか果物のプリントでの、ローレグでオヘソまである、いわいるお子様パンツなんだよ。」  
悠詩「で、スカートも普段の彼女が着ないくらい短いから、階段とか坂道などは、できれば後ろを付いてきて、覗かれないようにしてね」  
いきなりハードだな、慣れてないから、お腹冷やすぞ。  
そりゃノーパンよりはマシ程度じゃないか。  
 
悠詩の言ったパンツは多分アレだ。  
肌色ナイロンで編んだ、総レースで幅2cmくらいのリボンを2本並べたもので  
そのリボンは上、下から3cmくらいまで縫い合わせてあり、股下の大事がな部分が、前後に約20cm位開いているものだ。  
腰周は、幅2cmくらいのリボンで左右で結わいて穿く。  
 
ホクが今穿いているのもそうだが、悠詩の手作りらしい。  
 
彼女がトイレから出てきたのでボクも行ってから出かける事に。  
 
寒いのでコートは着るが、スソが短いので皆スカートは見えている。  
足が寒い。風がスカートの中に入って来るような気がするが、彼女達のほうがもっと寒いのだろう。  
悠詩が彼女に色々話しかけたりして世話している。  
ボクは黙って後を付いていく。  
 
????  
歩いていてボクは気が付いた。  
・割と急な坂道。  
・鉄板などを組み合わせて作った、方々に隙間がある、しかも下から見上げればスカートの中が見えるような階段  
・崖の上の道  
・風通りの良い橋  
その度に、スカートのスソが風に舞う。コートである程度抑えられているといっても。  
 
30分位歩いて。公園に出た。小さな公園。  
ブランコやシーソー、鉄棒、ジャングルジムなどや、トイレや長椅子が有る。  
ここまでなら、家から、割と平坦な道で10分ほどのはず。  
 
ボクたちのほかには誰もいなかった、  
平日夕方、雪の残る公園で遊ぶ子ども達はいないのだろう。  
 
悠詩をまんなにして、3人並んで長いすに座ると、  
悠詩のポケットから小さな水筒が出てきた。左右のポケットから1つづつ。  
200cc入る小さな水筒。それが2本。暖かい緑茶とジャスミン茶だ。  
同時に紙コップが3つ出てきた。  
冷えた外気に有りがたい。  
でも、結構歩いたので、体が温まっていることも確か。  
 
しばらくそうしてると、彼女は立ち上がってコートを脱ぐと「遊んでくる」と言う。  
 
10分くらいと時間を決めると、園具の有る方に駆け出した  
悠詩は何かを手繰るしぐさをすると、ボクのパンツが脱げた。  
同時に彼女の足元にも、布が落ちた。ソレは、悠詩の手に戻ってきた。  
つまりパンツに仕掛けを付けて置いて、悠詩のねらった時に脱げる様にしてあった。  
 
悠詩に促されて、ボクが面倒を見ることになる。  
彼女は気が付かないのか、持っていた手袋をするとジャングルジムに登っていく。  
とりあえず、下から見ていと、天辺に立ち上がった。  
二本の鉄棒に片足づつ乗せているので、下から見るとバッチリ見える。  
 
女の子「わぁ。結構眺め良いよ。こんなに遠くまで見えるんだね。」初めて笑顔を見る。  
そこで、向きを変えながら一週回る。その度に、見えるものを報告してくる。可愛い。  
そしてボクの脇に下りてくる。  
 
箱襞なので、お尻側の布は絶えず真下を向く。  
脇にある襞から、透けてお尻がみえる。  
前にある襞を通して、足が透けて見える。  
 
女の子「子どもの時、こういう公園で飽きるまで走り回ったよね」  
ボク「うん。そだね。」  
女の子は手袋を取ってから、ボクの手を取ると、「今度は鉄棒」といって走り出す。  
 
女の子「私鉄棒ニガテで、前周りもできないんだ。」  
女の子「悪いんだけど、鉄棒に座ってみたいんだ。手伝ってよ」  
女の子「あなた、悠詩ちゃんの事。肩車やオンブしてるのでしょ?」  
と一番低い所で言う。  
ボク「じゃぁ、肩車で良い?」  
と聞いて、彼女が手袋をはめてから、しゃごみ足の間に首を入れて立ち上がる。  
高めの鉄棒でも届くのでそこに座らせる。  
ちょうど、靴下に鉄棒に当たるので良かった。  
 
そろそろ帰ろうと促すと。  
女の子「うん」  
と言って、そのまま、膝の後ろに鉄棒を当てると、くるりと回る。  
スカートが派手に捲れて、セーターも下がる。  
腰からお尻が丸見えだ。ついでに背中も。  
多分向こう側にいたら胸のふくらみと、大事な場所の割れ目が見えたんだろう。  
 
と、手が地面に付いてない。  
ボク「支えるから待ってて」  
女の子「お願いします」  
スカートの上から腰を持つと  
ボク「ゆっくり膝を伸ばして」  
そのまま数歩、鉄棒から遠ざかると向きを変え、腰から下げた状態で彼女の手足を地面に付けた。  
そして悠詩の待つ、椅子に行こうとすると、彼女から手を繋いできた。  
断る理由は無いので、手を繋いで歩いていった。  
 

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