20××年――  
日本は悲鳴に包まれた。  
 
各地で活動を行う謎の集団  
彼らの侵略により自由は束縛へと変わり、我々の選択肢は失われた…  
その組織の名は「インナーベアー団」  
人々はその言葉を聞いただけで恐怖に陥ったという――  
 
 
 
 
 
甲高い悲鳴の響く街中、今日も恐怖のインナーベアー団が破壊活動を繰り広げている。  
異質な格好をした男達が若い女性をターゲットに追い回していく。  
獲物である力なき彼女達はハンターの前では逃げるという道しか残されていなかった。  
「ガハハハハハァーーーーーー!!もっとだ、もっと奪うのだぁ!」  
リーダーらしき男が簡単にして唯一の指示を叫ぶ。  
 
「日本中の女からぱんつを奪い、代わりにくまさんぱんつを穿かせるのだ!!」  
 
なんという暴挙だろう。  
彼らは世の女性達から下着を奪い去り、彼女らの意思に関係なく一種類の下着を着用することしか許さない。  
一体誰に自由を侵害する権利があろうか!!  
許されない……絶対に彼らは許されない!  
 
『いやぁ!!ぱんつ取っちゃだめぇ!!』  
標的となり捕えられた若いOLは必死に抵抗するが大人の男の腕力には勝てはしない。  
抵抗も虚しく彼女の着用していた黒レースの大人なパンツはくまさんぱんつを頭に被った異質な男の手に渡る。  
「グヘヘへ…さあ、この漢の魂である幼児用くまさんぱんつを穿くのだ」  
女は彼らのあまりの狂気染みた行動に抵抗する気も無くしたのだろう。男の為すがままに望まない下着を穿かされる。  
今ここに大人な姿で大人な格好ではあるが、ぱんつは子供用というアンバランスの塊が出来上がった。  
女の恥ずかしそうな表情と仕草がまた漢の魂を満足させているのだろう  
彼女の周りには同じように下着の選択権という自由を奪われた女性達が涙を流している。  
誰か、誰かこの暴挙を止める者は居ないのだろうか  
世界はいつでも英雄を必要としている…  
 
 
『そこまでよ!!インナーベアー団!!』  
突然響き渡る勇ましい女声。  
逆光に映されたシルエットは中学生くらいの女の子。だが、彼女の纏う雰囲気は正義のオーラに包まれていた  
闇あるところに光あり、悪あるところに正義あり!!  
やはりどんなところにも救世主は存在したのだ  
 
「な、何者だ貴様!」  
まるで悪者の義務のようにベアー団のリーダーらしき男が謎の人物に問う。  
『愛と勇気の魔法少女、プリティピンク。悲鳴を聞きつけ只今参上!!』  
測ったかのように逆光が収まり彼女の姿が露になる。  
手には魔法少女が手にするようなロッドを、衣装はピンクを基調とした超ミニスカートのゴスロリファッション。  
まさに魔法少女のスタンダードだ。  
「プリティピンク?丁度いい、お前もくまさんぱんつの餌食となれぇ!!」  
一番近くにいた男が性欲をエネルギーとして飛び掛る。  
だが正義の魔法少女である彼女は全く怯まない。それどころか迎撃の為に構える  
『正義の魔法を受けなさい!!マジカル燕落とし!!!!!』  
マジカルとか言ってるけど実際はロッドによる対空攻撃!  
「そんな技にこの俺がクマーーーーーーーーーーーーーー!!」  
何処かで聞いたような断末魔を挙げて男が吹っ飛ぶ  
一人撃退完了。  
地面に転がった男は顎の骨がイイ感じに歪んでいたりするが、他の団員達にとってそんなことはどうでも良かったりする。  
 
「「「「(純白ぱんつか…)」」」」  
 
彼女が攻撃した時のパンチラを狙ってやがったのだ  
こいつらどこまでもパンツァーである。  
 
 
 
「野郎共!!なんとかピンクと言えども相手は一人だ!!さっさとぱんつ穿き替えさせるぞ!」  
リーダーと思わしき人物の一声で彼らは動き出す。  
イマイチ目的の分からない集団だが団結力は強いみたいだ。  
一瞬にして三人が彼女を中心とした三角形の頂点に布陣してにじり寄る。後はタイミングを合わせて飛び掛るだけだ  
 
「まずは…」  
 
「ぱんつを…」  
 
「脱がせる…!」  
 
両手をワキワキさせながら近づいてくる漢に気圧されながらもピンクは各個撃破するべく迎え撃つ!  
先ずは正面の敵に狙いを定めたようだ  
『マジカル一刀両断!!』  
またも力任せな縦切り。マジカルの名が付いてることから多分魔力とか付与してると思う。  
容赦無い一撃が団員その4を襲う!  
「ならば、マジカル白刃取り!!」  
 
おまえも使えたんかい!!  
 
うん、魔力とか関係ないね。これ殴り合い  
一人が鎬を削っている間に残りの二人が動き出す  
「よし、そのまま押さえておくんだベアー5!」  
一人目が後ろからピンクの動きを封じるべく抱きすくめる  
『ちょっと、離しなさいよこの変態!!』  
彼女が動揺するも彼らの猛攻は止まらない  
残りの一人がフリフリのミニスカートに手を侵入させてぱんつの両脇を掴む。  
「オーケー、脱がします!!」  
宣告  
『こらっ!ぱんつ脱がしたら承知しないんだからぁ!!』  
ピンクは腰を激しく振って抵抗するが押さえつけられている状況では功を為さず、  
彼女の下半身を優しく包んでいた布は無残にも漢の手によって引き下ろされる。  
『きゃっ!だめぇ!』  
膝を通過、ふくらはぎも通過。  
足首に到ったところで彼女を押し倒すと同時にぱんつを抜き取る。  
後はくまさんぱんつに穿き替えさせるだけだったのだが…  
『いい加減にしなさい!!マジカル寝技返し!』  
足からぱんつが引き抜かれたことによって足が自由になり、彼女を押さえていた団員はひっくり返させられる。  
と、同時にピンクは飛び退いて距離を取った。  
その際、残りの団員達の目は飛翔することにより捲れたスカートの裾に釘付けだったことは言うまでも無い  
 
「「「「(は、生えてない!?)」」」」  
 
『え!?あ!?み、見たなぁ!!このド変態!』  
団員達の目線と自分の状況を理解し、必死にスカートの裾を引っ張るが時既に遅し。  
ピンクは真っ赤な顔で俯くだけだった。  
 
「なあ皆…」  
少しの沈黙の後、団員達は口を揃えて高らかに叫ぶ。  
 
 
「 こ う い う の も 良 く ね ? 」  
 
 
全会一致。漢えなじぃ装填完了。  
再び彼女に対しての攻撃の準備をする変態共。  
だが、今の彼らの目的は魔法少女を倒すことではなかった  
 
『くうっ…卑怯者、ぱんつ返しなさいよ!』  
彼女の顔は真っ赤に染まり、好戦的だった表情も羞恥に塗れる。  
自然と内股気味になり、機動力も大幅に低下して敵の為すがままだ。  
右手でロッドを持ちながら男の攻撃を受け止め  
左手はスカートの前部を必死で押さえながらも何とか応戦している。  
男の一人が不意にピンクの背後を取りしゃがみこみ、隙を突いてスカートを捲る!  
「ふむふむ…お尻は小振りでありますか。アナルはキュッと締まって綺麗なものです」  
『きゃあ!ちょっと何するのよバカァ!!』  
お尻を下から間近で見られるだけでなく口撃を受けて彼女の恥辱は更に上昇していく。  
顔は真っ赤を通り越す。滲み出た涙が表情を彩ると同時に男達の加虐心を煽る  
ピンクは直ぐに左手を後ろに回してスカートを引っ張り下げた。  
すると今度はスカートの前部に男の魔の手が伸びる  
「陰毛は全く無しと…見事なまでの【すじ】っぷりだな…ゴクリ」  
今度は股間をじっくりと見られてしまう。  
『やだぁ!!ソコは見ちゃだめなの!』  
スカートの前を押さえればお尻を、後ろを押さえれば股間を狙われる。  
かと言って両手を使って防御することは許されない。  
一度連中と距離を取ろうにも完璧に囲まれているので不可能  
それでも男達は攻勢に出ることも無く、唯々彼女の痴態を愉しむだけ。  
 
ふと一斉に男達は彼女を囲んだ状態で一メートル程の距離を取る。  
雰囲気が変わる…何かあるのは明白だ。ピンクは内股ながらも攻撃に備えて身構える。  
だが、男達の取った行動とは――  
 
地面に伏せた  
 
『???』  
予想外の行動に驚きを隠せないピンク。だが、彼らの視線により男達の目論見は明らかとなる。  
ジーーーーーーーーッ  
『え?あっ!?いやぁ!覗いちゃだめぇ!!』  
地面すれすれからの視線。それらの行き先は彼女のスカートの中  
その卑猥な視姦に気付くと彼女は反射的にスカートを押さえる。  
『うぅ…(スカート短いよぉ…まだ見えちゃってるかも)』  
すると男達は距離を徐々に縮めてピンクを追い詰めていく。  
ジワジワと迫るその波は彼女の心にも広がり続け、抵抗心を根こそぎ削いでしまう  
『見ないでって言ってるのにぃ…(もう…やだよぉ……)』  
既にピンクの真下には猥情の塊のような視線を発する男の顔が存在している。  
彼女の脚は様々な感情により小刻みに弱弱しく震え続る。まるで彼女の心情を表すが如く  
『やだぁ…そんなエッチな目で…うぅ……見ないでよぉ…』  
遂に感極まり身も心もピンクは崩れ落ちる。  
涙を流しながらその場に女の子座りと言われる体勢でへたり込んでしまった。  
それでも彼女に対する仕打ちは終わらない。  
 
ピンクの視界にある物が映る。  
それは小さなリボンがワンポイントに付いた純白の布地。かつて自らの秘部を包んでいた下着だ。  
だが今、その下着が包んでいるのは一人の男の股間に生えた猛りなのであった。  
『あ…あぁ…わたしの…ぱんつ』  
男はピンクに見せ付けるようにして自らの欲望を処理すべく肉棒を包んだ布を上下に躍動させる。  
いわゆるパンツオナニーと呼ばれるものだ。  
『やめて…やめてよぉ…』  
ピンクは嘆くが既に彼女のパンツであった物は男の先走りを吸うことで湿り、恐らく匂いも別のものになっているだろう。  
更に男の手の動きは加速を増し、その速度が痙攣のような速さになった瞬間―  
 
どびゅ…びゅびゅっ!…ぶぴゅうっ!!  
 
彼女の目の前で純白の下着が白濁に汚される。  
相当な粘度を誇る邪液はその殆どが布地に吸収されずに付着していた。  
量も半端無く、布地全体に白濁が付着するほどが放たれたのだった。  
そして男はおもむろに汚された下着をピンクに投げ返す  
 
べちょ…  
 
普通なら「ぱさり…」というような音が相応しいのだが、  
周囲にも聞こえるほどの下品な水音を立てて彼女の膝にソレは投棄された。  
『ひどいよぉ…(こんなの…もう穿けない…)』  
今ここに居るのは悪に立ち向かう正義の少女などではなく、プライドも何もかも羞恥心により打ち砕かれた少女。  
まるで自分の目の前にある下着のように無残なものであった。  
 
 
 
 
しかし、一応「インナーベアー団を潰す」という彼女の目的は達成されている。  
最早そのような団体は何処にも存在しないのだから。  
 
その代わり、「ぱんつはいてない団」が新しく結成されることとなったワケだが…  
 
 
                                                                          終わり  
 

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