ミーンミンミンミーン・・・  
 
蝉の声がうるさいくらいに響く。世間は夏真っ盛りだ。  
 
多くの子どもたちが夏休みを満喫し、思い思いの休暇を楽しんでいる中、  
沢城文はなんとなく満ち足りない日々を過ごしていた。  
もちろんクラスメイト達と遊園地にも行ったし、家族旅行にも出かけた。  
どちらも夏の思い出に相応しい素敵な思い出だったのだが・・・。  
彼女自身はもう気付いている。  
その理由が何であるかを。  
 
そう、それは彼女の隠された性癖、露出癖が満たされていないから、だ。  
 
学校をあるうちは欲望が高まれば校内で・・・などよくしたものだが、今はその学校  
自体が休みである。  
部屋で露出するのは物足りないし、かといって街中でする勇気はまだなかった。  
夜中にするという手もあるけれど、真面目な両親相手になんといって外出できるだろ  
うか。  
つまるところ彼女は今欲望を持て余していた。  
 
今日の勉強のノルマを一通り終え、パソコンに向かう。  
行くのは彼女の御用達の露出サイトである。  
そうしてチャットに精を出すのが彼女の日課だ。  
 
aya:最近学校がなくてなかなか機会がないです・・・。  
 
ryu:そっかー。ayaちゃんも我慢できないんでしょ?  
 
aya:そんな・・・我慢できな・・・くはないです・・・  
 
taka:またまた!そんなこといってホントは早く露出したいんでしょ?w  
 
aya:もう!みんなひどいですよー!  
 
shin:じゃあさ、ノーパンで散歩ってのはどうよ?  
 
aya:ええ!?下着を着けないで・・・ですか?>shinさん  
 
shin:そうだよ!スカートでさ。あ、もちろん上もねw  
 
aya:そ、そんな・・・ばれちゃいますよ〜・・・><  
 
ryu:いいじゃんいいじゃん!期待してるよ!  
 
taka:そうそうw ayaちゃん、頑張ってね。  
 
 
「うぅーみんな言いたい放題・・・」  
 
チャットに一区切りつけてから一人つぶやく。  
 
(街中を下着をつけないでお散歩なんて・・・)  
 
どう考えても変態だ。いや、彼女は確かに変態だけれど。  
 
(ばれたりしたら、それこそただの痴女だよね・・・)  
 
またも妄想の世界へと落ちていく。  
しかし、そうこうしているうちに行為に対する興味を持っている自分に気づいた。  
 
(お外で「した」ら気持ち、いいかな・・・)  
 
卑猥な妄想で頭が満たされていく。  
 
(ダメ!ダメよ文!そんな・・・お外で・・・なんて・・・)  
 
結局その夜は悶々として過ごすのだった。  
 
 
翌朝。この日も空は晴れ渡り、一面の青空だ。  
 
「そ、それじゃあ行って来るね!」  
 
結論から言えば、彼女は結局誘惑に負けた。  
事実、薄手のノースリーブの下にブラは着けていないし、手持ちのスカートの中でもかなり短い  
部類に入るスカートの下にショーツは穿いていない。  
 
両親には図書館に行くといって出てきた。  
だから特別行くあても無い。  
 
(なんか、スカートの下がすーすーする・・・)  
 
この日は気温こそ高いものの、風があり体感温度自体は涼しく過ごしやすい一日であった。  
優しくそよぐ夏の風が、まるで大草原を吹き抜けていくように彼女の柔らかな陰毛もそよがせる。  
 
(と、とりあえず家の周りのお散歩から・・・)  
 
ついに彼女は踏み出した。羞恥と快楽に満ちた、露出散歩、に。  
 
 
とりあえず、遠くに行くことにした。  
近所だと知り合いにばれてしまうかもしれないと思ったからです。  
駅までなるべく人通りの少ない道を選んで歩くけれど、それでも何人かの人たちとす  
れ違いました。  
そうすると、そんなはずが無いのにすれ違う人たちがみんな自分を見ているよう錯覚  
に襲われてしまうんです・・・。  
 
(今の男の人、こっち見てた・・・?)  
 
(もしかしてお尻とか見えてる・・・!?)  
 
そんな想像が頭から離れなくて、一度そういう考えにはまってずっとそんなことばっ  
かりを考えていました。  
 
でも、私は真性の変態なんです。だって、駅につくころには私のあそこはしっとりと  
濡れ始めていたんです。  
 
快感は得始めていても、大胆に見せるのはまだまだ怖くて、  
でも昨日はチャットで沢山のプランを考えてもらったから、頑張ろうって思いまし  
た。  
どれも際どいものばかりで考えるだけでドキドキしてきて実行してみたい、って気に  
なってきます・・・。  
 
そうこうしているうちに最初の難関でもある階段が近づいてきました。  
ここの駅の階段は長いことで有名で、お年寄りには不便だと苦情もでるほど。今回は  
ここを上らないとホームには行けないんです。  
しっかりスカートの後ろを抑えていれば平気だけど、それじゃあせっかくこんな格好  
をしている意味が無いから頑張って抑えずに歩くことにします・・・。。  
 
 
(恥ずかしい・・・。こんな下着もつけないでお外出てるなんて知られたら・・・)  
 
 
そう考えながらも後ろをさして抑えずに階段を上っていきます。  
夏休みの朝ということでサラリーマンよりは同年代くらいの子どもたちが多いから、  
もしかしたら同じ学校の生徒だっているかもって  
考えたらますますドキドキしてきちゃいます・・・。  
 
(いやぁ・・・学校のみんなに私が露出女だってばれたら・・・)  
 
ふだんは真面目な委員長がプライベートでは変態露出狂。  
きっと、ものすごい噂になっちゃって、みんなに変態!痴女!って罵られて・・・。  
 
そんなことを考えている私はやっぱり変態です・・・。  
 
でもなんとか、階段を上り終えて、すこしはなれた都会までの切符を買うことが出来  
ました。  
でも次のミッションが待っています。  
 
(ミッションって言っても・・・出来る・・・かな・・・)  
 
このミッションとは電車の中で股を開く、というもの。  
すっごく緊張していて、やろうかな?やっぱり危ないしやめたほうがって理性と感情  
が激しくぶつかります。  
 
(と、とりあえず相手を見つけないと・・・。できれば子供が・・・)  
 
しかし、いつまでも電車のなかでうろうろしているのも目立ってしまうから、本当な  
ら幼稚園生くらいがよかったのだけれど、仕方が無いので10歳程度の少年を選びま  
した。  
親子連れらしく、こちらに背を向ける形で母親らしき女性が立っていて、その女性が  
上手い具合に影になり少年のとなりの男性からは上手く見えなくなっていてそれに  
ほっとしました。   
そして、その正面の空席に腰掛けてゆっくり、でも確実にまたを開いていく事にした  
んです。  
 
こんなところで、股開くなんて・・・絶対にばれちゃう・・・。  
でも・・・きっと興奮しちゃうんだろうな・・・。だってこんな格好してるだけでも  
こんなに濡れてきちゃう・・・のに・・・。  
って考えたらやめることなんて出来ませんでした。  
 
最初はあんまり開かず、不自然じゃないくらいにしました・・・。  
そして段々寝ているフリをして股の開きを大きくするんです。それで3つ目の駅につ  
いたあたりではもう光の辺り方では  
私のおまんこがみえちゃうんじゃないかってくらいまでひろげちゃったんです・・  
・。  
最初は恥ずかしかったけれど、段々もししゃがむ機会があったら誰でもみられちゃう  
んだ、って思うだけで  
おまんこからはいやらしいおつゆが止まらなくなってきてしまいました。  
今すぐここでオナニーを始めたい衝動を一生懸命抑えながら私は股を開いたり閉じた  
りします。  
 
そうしたら正面の男の子が気付いちゃうかもしれない。  
そうしたら彼のオカズになって・・・って妄想はどんどん膨らむばっかりです。  
 
結局特に何も起こらず、目的の駅で私は降りました。  
そのままデパートに買い物に行くことにしました・・・。  
そこで私、考えられないくらい恥ずかしいこと・・・しちゃったんです・・・。  
 
 

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