わたしは新たな露出できる場所を探していたが、まだ見付からないでいた。  
 候補地は幾つかあったのだが、そのどれもが自由に露出できるような場所ではない。  
 
 候補地その一……近所の裏通り。  
 最初ここでと思ったのだが、考えてみると側に隠れる場所がなく、少ないものの人通り  
があることが分かったからだ。  
 家の近所だからと、共働きの両親が家にいない日に、ここで着替えをしようと思ったの  
だが――兄に遭遇してしまった。  
 脱ぐ前だったから良かったものの、これで脱いでる途中だったらと思うと血の気が引く。  
 そういえばこの道を教えてくれたのが兄だった。  
 
 候補地その二……学校のトイレ。  
 わたしの学校には新校舎と旧校舎の二つからなっており。ホームルーム教室やパソコン  
ルームなどは新校舎、部室は旧校舎というように割り振られてる。  
 そのおかげで文科系の部活が異常にあり、生徒会でも把握し切れていないほどだ。  
 旧校舎に比べ、新校舎のほうが当然施設が新しく、トイレも綺麗なため、生徒も職員も  
新校舎のトイレを使って。よほど切羽詰っていない限り、旧校舎のトイレを使うものはい  
ない――そこに目を付けた。  
 人が使わない=露出しほうだい。  
 だからと喜び勇んでトイレへ行こうとしたのだが――  
「あ、トイレ? なら私も一緒にいくよ」  
 友だちにそう言われては断りきれず、一緒に行く。  
 休み時間のたび、トイレに一人で行こうとするのだが。わたしの友人はどうにも、甘え  
ん坊さん体質らしく、どこへいくにでもちょろちょろ着いてくる。  
 振り払うわけにも行かず……失敗に終わった。  
 
 候補地その三……自宅。  
 自宅の自室なら鍵を締めてしまえば、好きなだけ裸でいられる、やったー……てぇ、お  
いおい。  
 目的がずれた。  
 いくら裸になれたって、そこが自室なら興奮しない。だって、自分以外入ってこない部  
屋だから。  
 わたしが欲しいのは、あくまで公共の場で恥ずかしい部分を晒しているのだという背徳  
であり。誰かに見られたらどうしようというスリルなのだ。  
 ただ単に裸になりたいわけではない。  
 裸になりたいだけならお風呂に入ればいいだけだ。  
 
 しかし、そうなってくると難しい。  
 わたしの希望を全て満たす場所というのはなかなかない。  
 なにかないか、どこかないか。  
 こうなってみると、いかに電車の車内や公衆トイレが適した場所だったか分かるという  
ものだ。  
 しかし車内には最近、なんだかアダルトビデオにでてくる女子高生のような、コスプレ  
しているようにしか見えないおばさんが乗っていた。  
 おとり捜査というやつだろうか? だとしたらおとりになっていない。  
 だが、警察がいるのなら朝の通勤通学ラッシュ時の車内での露出は危険だ。  
 しばらくの間は避けなければならない。  
 ……まあいい。  
 少しの間自重しよう。  
 ちょっと時間を空ければ、それだけ興奮とかも増すだろうし――  
   
 そう決めた、はずだった。  
   
 わたしは甘えん坊体質の友人エム――ああ、もちろん、本名ではない。  
 小学生のころ、一輪車に乗っていた際にこけた彼女が、M字開脚していたことから付け  
られたニックネームだ。  
 そのエムと学校帰りに街へでかけ、女二人でカラオケに興じた帰りの地下鉄車内。  
 帰宅ラッシュ時間と微妙にずれているらしく、人気は少なく、悠々と座れる。  
 ――ふと、気がついた。  
 今現在、車内にはわたしとあと一人しかいない。  
 エムは途中の駅で降りた。  
 そしてそのもう一人をと見やると、制服姿のおそらく小学校高学年の少年は、ぐったり  
とシートに身体を預け眠っていた。  
 その制服には見覚えがあった。  
 市内で唯一の小学校から大学まで一貫の私立高の制服なのだ。  
 エスカレーター式とはいえ、テストで一定以上の結果を残せなければ、それだけで退学  
になるといわれているのだが。  
 その教育システムから輩出された人材は、政治家だったり社長になっている人が多いた  
め、その学校へ入れたがる親は多いらしい。  
 この街の数少ない有名な場所だ。  
 だから、おそらく彼はそれなりに裕福な家庭の育ちで、こんな時間に地下鉄に乗ってい  
るのは塾の帰りといったところだろう。  
 だが、わたしにとってそんなことはどうでも良かった。  
 重要なのは、彼の――容姿。  
 まるで女の子みたい、いや、生半な女の子では敵わないくらいにかわいい。  
 なんだろう、わたしは彼を見て、ホイップクリームを連想していた。  
 純白で、やわらかく、あまい――そんな感じの少年。舐めたら本当に甘いんじゃないか  
ってわたしはなにを考えているのだろう?  
 わたしは彼を見ながら、あることを思いついてしまった。  
 彼は寝ている。  
 誰も下り線には乗り込んでこないし、そも街の中心部から離れると一駅ごとのスパンが  
長くなる。人が来る可能性は少ない。  
 これは――チャンスじゃないか?  
 朝と違って警察はいないだろうし、空いているからそんな派手なことはできないが。わ  
たしには今この瞬間がまたとないチャンスに思え。  
 そして、思い付きを実行に移せるのは今だけだと考えた。  
 わたしは決めるや、立ち上がり、彼の前に立った。鞄は彼の横におく。  
 そして一旦周囲を確認し、確認できる限り、誰の視界に入っていないのを確認して――  
わたしはスカートの中に手を入れ、パンツに指をかけた。  
 横長のシートの中央で寝入る彼との距離――三十センチもないだろう。  
 見ると彼はまだ眠っている、髪も肌も柔らかそうだし、近寄ってみてその愛らしさを再  
確認してしまった。持ち帰ったらだめだろうか、この子。  
 この子の通う学校は男子校。  
 だからお母さん以外の女の人とかとは、あんまりあったこともないんだろうなあ。それ  
にまだ小さいし。だから、女の子の裸とか見たことないんだろうなあ。  
 ああ、お母さんとまだ一緒にお風呂にはいってたりして。  
 だったら、見てもあんまり驚かないかも。  
 なんてことを考えながら、わたしはパンツを下ろしていき、脱いだ。  
 わたしはそのパンツをポケットに仕舞うと、もう一度周囲の状況を確認してから。  
 スカートの裾を抓んで、ゆっくりと持ち上げていき、前を露出させた。  
 
 彼はまだ起きていない。  
 次にわたしは、セーラーのタイを解き、鞄の上に置いた。  
 もう一度周囲を確認、誰もいない、駅までまだある。  
 心臓がドキドキする。  
 次にわたしはセーラー服に手をかけ、脱いだ。  
 車内の空気は冷たくないのに、異様に寒く感じたのは。わたしが興奮して、熱を発して  
るからだろうか?  
 服を腋にかかえると、背中へ手を伸ばし、ホックを外した。  
 すると内側から押されていたブラジャーは勝手に外れ、腕にひっかかるような形になっ  
た。わたしはそれをパンツやタイとともに鞄へ座ると。  
 プリーツスカートにハイソックス、エナメル靴だけという、嫌にマニアックな格好。  
 早く服を着ないとと思いながらも、わたしは欲望に押されるように、触っただけでいた  
む乳房をぶらんと垂らすように前かがみになり、彼の頭に着地させた。  
「――くぅっ」  
 思わず声が出ていた。  
 地下鉄の窓に写る自分の姿。未成熟な少年の頭の上におっぱいを乗せてる。  
 だが、こうはしていられない。  
「……んぅ」  
 甘い呻きを洩らす彼が起きたら、捕まってしまう。  
 流石にこんなことで捕まりたくない。  
 わたしはおっぱいを離陸させると、そのままセーラー服を着た。  
 そこでプシューと地下鉄が駅に着き、冴えないおじさんが乗り込んできた。  
 わたしは怪しまれぬよう、彼の隣に座った。  
 足が密着するほど傍に座っても、彼は身動き一つしなかった。  
 随分と疲れてるみたいね。  
 そう思いながら見ていると、あることに気がついた。  
 彼のズボンの前――股間の部分が盛り上がっていたのだ。  
 ズボンの皺だといわれればそれまでだが、わたしにはそれをそうとは考えられなかった。  
 ――まさか、起きてた?  
 その想像に、わたしはさっと血の気が引くかと思ったら。むしろ、身体が更に熱くなっ  
ていた。  
 まずい、この子に通報されたら、下手すれば停学になってしまうかもしれない。  
 警察に補導され、両親が呼び出される姿を想像して……それでも、血の気はひかなかっ  
た。  
 もし彼が起きていたとして、ズボンの盛り上がりが『そういうこと』なのだとしたら―  
―そう考えると、わたしの中で最大級の喜びの華が咲いていた。  
 この子はわたしの身体で、行為で、興奮したんだ。  
 わたしを見て、興奮。  
 そう思うと嬉しかった、身体が高鳴るのを感じた、心臓が破裂しそうなほどビートを刻  
んでいる。  
 もしこれでわたしが目の前でオナニーとかしてたら、この子はどうしていたんだろうか?  
 わたしをみて、そのかわいらしいものをいじったりするんだろうか?  
 今日帰ったら、わたしのことを思い出してオナニー、したりするんだろうか?  
 わたしは細切れになった吐息を押し隠す為、手を口にあてがった。呼吸困難に陥りそう  
だった。  
 勃起した乳首が洋服に擦れて痛い。  
 わたしは熱を帯びた目で彼を嘗め回すように見た、一段と彼が愛らしく思えた。  
 ――だめだ。  
 わたしは理性をフル動員させて、暴走する思考を抑えようとした。  
 こんな小さな子が、そんなことを考えるわけがないだろう。  
 
 そんなばかなことあるわけない。  
 もうわたしは駄目なんじゃないか? 変態というか、これじゃあもう、完全な犯罪者だ。  
少年を見て興奮するなんて。  
 ――だが、  
 と、欲望が反論した。  
 真実、彼のおちんちんがおおきくなっていたとしたら……?  
 その問いに、理性は顔を真っ赤にして沈黙して、提案した――悪魔の、囁きを。  
 そう、彼がおおきくしてしまっているかどうか、確かめるのは簡単なことだ。  
 触ってしまえばいい。  
 危険な、頭のおかしい考えだ。――だけれど、今のわたしには、唯一正しいことに思え。  
 そうして、彼のふくらみに触れた。  
「――へっ!?」  
 彼が声をあげ、わたしをみた。  
 ゼロ距離の視線の交差。  
 言い逃れできない状況。  
 混んでいるならまだしも、空いているのに少年の横にべったり身体を密着させて座り。  
 事故だと言い逃れするにはあまりに強く、彼のおちんちんを服の上から掴んでいた。  
 わたしは彼がなにか言い出す前に何か言わないとと思いながら、彼の瞳の綺麗さに心を  
奪われていた。  
 無言の見詰め合い。  
 どちらもなにも言い出せず、できないまま、地下鉄はわたしが降りる駅についた。  
 わたしは手を離すと、立ち上がり、逃げるように下りた。  
 ホームにある階段へ走ると、スカートがめくれるのも気にせず、階段を駆け下り。階段  
の踊り場にあるトイレに飛び込んでいた。  
 今度は間違えず女子トイレだ。  
 わたしは洗面所の蛇口を捻ると、頭を冷やす為に、がぶがぶと水を飲んだ。  
 そうしないといけないような脅迫観念に囚われたように、水を呑み。  
 ようやく落ち着いて顔をあげると、そこに、あの少年がいた。  
「――――っ!」  
 鏡に写った彼を見て、わたしは叫び声をあげそうになりながらも、振り返ると。叫ぶ勢  
いで彼へ言った。  
「違うの、さっきは、違うのよ。事故、そう事故だったんのよ」  
 顔を真っ赤にして叫んだわたしが怖かったのだろう、彼は身を竦ませた。  
 だが、興奮したわたしにはどうしようもなかった。  
 彼は脅えながらも、わたしに向かって言った。  
「あの、鞄忘れてましたよ」  
「え?」  
 差し出された鞄を見て、わたしはぽかんとしてしまった。  
 そういえば、逃げるのに精一杯で鞄のことなんかこれっぽちも頭になかった。  
「あ、ありがとう」  
 鞄を受け取ると、わたしたちはしばらくどちらも言葉を発さず、ギクシャクした空気を  
味わい。  
 それから逃げるように、  
「それじゃあ、ぼくは、これで」  
 といって立ち去ろうとした。  
 これで、わたしは彼を見送ってしまえばよかったのに――  
「待って」  
 呼び止めてしまっていた。  
 わたしは今から、自分がなにをしようとしているのか分かって、怖くなった。  
 
 だが、なにをされるか分からない彼の恐怖は尋常ではなかったのだろう。彼はその場で  
飛び上がった。  
「な、なんですか」  
 そして、わたしは、どう考えても、言ってはいけないことを言った。  
「わたしだけあなたの触ったんじゃ不公平だから、わたしの触ってくれない?」  
 彼の細いのどが、小さく鳴った。  
 
***  
 
 わたしは今、洋式便座に腰掛けている。  
 彼――神林翔太と名乗った少年は、床に足をつき、便座の前で正座している。  
 翔太は隠そうとしているのか、股間に手をあてがい、わたしのスカートの奥を見つめて  
いる。  
 わたしの提案に賛同した翔太へ、わたしは幾つかの約束をした。  
 一つ、今日のことは全て忘れること。  
 一つ、このさき会っても話しかけないこと。  
 むろん、誰にも喋らないことも。  
 その代わりに、わたしは翔太にまんこを見せるということとなった。  
 下着を着けていないから、もしかしたら、もう見えてしまっているかもしれないが  
「じゃあ、スカートまくるね」  
 そういうと、彼は勢い良く頷いた。  
 鼻息荒く、顔を赤くする彼もかわいらしかった。  
 わたしはスカートの裾をつまむと、そろそろと引っ張っていく。  
 陰になっていた部分に、徐々に光があたっていき。  
 太もも、内もも、と段々露になっていき――そして  
「うわ」  
 彼がまんまるに目を見開いて声をあげた。  
 それが彼の、初めて女性器を生で見た反応だった。  
 自分でも、ちらっと見てみて、恥ずかしくなった。  
 寝ている彼の前でストリップなんてしていたせいか、その後の様々なことのせいか、わ  
たしの淫唇は透明な汁で濡れていた。  
 真っ赤に充血したてかてかと輝く花弁を、彼はくちをぽかんと開けたまま興味深そうに  
覗き込んできた。  
 わたしはそんな彼の純粋さに、嬉しくなってしまい。  
「ほら、よく見えるようにしてあげるね」  
 そう言って、自らの花弁を指先で押し開いてみせた。  
 彼がどんな反応を見せるか、思わず唾を飲んでしまう。  
 翔太は――  
「……おもしろーい」  
 と純粋な声をあげた。  
 ……面白い?  
「面白いってどういうこと」  
 訊くと。  
 翔太は、こんな乱れた行いの最中だというのに、晴れやかな顔で応えた。  
「だって、女の人のココってはじめて見たから。絵ではみたことあったんだけど、よく分  
からなかったんだ。へー」  
 興味深そうに顔を近づける翔太。  
 なんだ、変な意味じゃなくてよかった。わたしが人のと違って、面白い形になっている  
のではないかと不安になってしまったじゃないか。  
 だから、わたしは今度は翔太を不安がらせるため、あることを言った。  
 
「そうなんだ、じゃあ、触ってもいいよ」  
「……え」  
 そういうと、同年代の子と――少なくともわたしが翔太と同い年だったときの男子たち  
と――比べて、理知的な翔太はその意味に困惑した――ようにみえた。  
 恥らって、おびえて、照れながら、触れてくれると想像していたが。  
 翔太は  
「わーい、いいのー」  
 というと、その細い指を突き刺してきた。  
「――ひっ」  
 ぶすぶすとピンク色の粘膜を指先で押してくる翔太。  
 敏感になっていた陰部には辛い行為に、わたしのほうが駄目になってしまいそうだった。  
 それでも膣にうまいこと刺さることはなく、あくまでその周囲をぶにぶにと押してくる  
だけ。  
 子供の玩具にされているのが分かると、顔が赤らむのが分かった。  
 翔太は好きなだけわたしの割れ目付近をいじくり倒すと、恐ろしいことを言った。  
「ねえ、おしっこしてみせて」  
「は?」  
 翔太はにこにこと笑顔で言った。  
「女の人ってちんこないでしょ、だからどっから出すのか見せてよ」  
 翔太の言葉は、その内容とは裏腹に、どこまでも無邪気なものだった。  
 わたしはその行為を想像してみた。  
 見知らぬ小学生の前で放尿する自分の姿。  
 眩暈がするようだった。そんな、そんな恥ずかしいこと……  
「じゃないと、お姉ちゃんにエッチなことされたってケーサツにいうよ」  
 天使の微笑みで、翔太はわたしを脅迫した。  
 翔太は見た目と違って、イジワルな子なのかもしれない。ううん、とても賢い子なのだ  
ろう。  
 だから、わたしは彼の誤りを訂正してやらねばならない。  
 わたしは――  
「いいわよ」  
 ――脅迫なんかされなくとも、そういうことをするのが大好きな女なんだって。  
「ねえ、翔太」  
 わたしは喜ぶ翔太に訊いた。  
「携帯電話持ってる?」  
「うん、持ってるよ」  
「じゃあ、それにカメラってついてるかな?」  
 翔太は、その言葉の意味を直ぐに理解した。  
 本当に賢い子だと思う。  
 わたしはにっこり微笑みかけ。  
「写メとってもいいよ」  
「え、でも……」  
 理解できないのだろう、そういうことを望んでする、わたしの意図が。  
 わたしは翔太の股間に手を伸ばし、ぎゅっと握った。  
「帰ったらオナニーするんでしょ? だったら、おかず、ほしいよね?」  
 翔太は握られてるのが辛いのか、顔を歪ませながらも、それでも頷いた。  
「うん。なら、翔太がわたしみたいな変態さんにならないように、えっちな写メ撮らせて  
上げるよ」  
 そういうと、わたしは翔太のおちんちんを手放し、上着を脱いだ。  
 ぶるんっとおっぱいが飛び出し、翔太の目を奪う。  
「おっきぃ」  
 
 翔太の素直な感想に抱きしめたくなったが、堪えた。  
「ねえ、触ってもいい?」  
 立ち上がって、手を伸ばしてくる翔太。  
 わたしは堪え、それも拒んだ。  
「だめよ。触ったら」  
「え、なんで? いいでしょ、さわっても」  
 せがんでくる翔太、ほんとう、抱きしめたくなるくらい、おちんちんを生で触ってみた  
いと思うくらいかわいい。  
 でも、駄目なのだ。  
「ほら、もうおしっこでるから、カメラの準備して」  
「あ、うん……」  
 渋々と言った様子でしゃがむ翔太。  
 そうこれでいい。これでいいんだ。  
 これ以上、見せたりする以上のことを続けたら、わたしが我慢できなくなってしまう。  
 翔太をこの場で押し倒して、好き勝手少年の身体を弄びかねない。  
 けれど――それは、だめだ。  
 そんなことをしたら、ただでさえ狂ってしまったわたしの人生が、更に狂ってしまうよ  
うに思えた。  
 それに翔太を巻き込むのも辛かった。  
「姉ちゃんまだ?」  
「うん、ちょっと待ってね」  
 だから、見せるだけ。それだけでもわたしは、満たされる。  
 先ほど水を飲んでいたおかげか、少し力を入れると黄金色の液体は飛び出し、じょぼじ  
ょぼと音を立てはじめた。  
 翔太はそれをムービーで撮っているらしく、嘗め回すようにアングルを変え、わたしの  
放尿シーンを撮影した。  
 おしっこが出切ると、翔太はわたしのおっぱいの写真を撮ったり。もしかしたら、後で  
その画像に口づけするのかも知れない、わたしの唇を接写し  
「もう、お母さん待ってるから帰るね」  
 と、実に小学生らしいことを言って、トイレから出て行った。  
 わたしは翔太の足音が離れるのをまって、おしっこがついたままの淫唇を拭おうとして、  
そのままオナニーしていた。  
 思いかけず、今日は愉しい日だった。  
 そして――  
 
「あれ?」  
 鞄にいれておいたはずの下着がなくなっていた。  
 うそ。翔太がここに来る途中で落としてしまったんだろうか、そう考えていると、わた  
しの携帯に、一通のメールが届いた。  
 それは――翔太からだった。  
『ブラジャーとパンツももらっちゃった』  
 それだけ書かれたメールに、わたしは少し驚き、――笑ってしまった。  
「もう、本当にえっちな子なんだから」  
 そう、呟いて、わたしは不意に思った。  
 鞄の中に下着が入っていることを知っていた。  
 ということは、翔太はいつから起きていたのだろう?  
「……まさか」  
 わたしは考えて、顔を真っ赤にしていた。  
 久しぶりに、恥ずかしくて気持ちいいじゃなく、穴があったら入りたいというか、自分を  
埋めてしまいたくなってしまった。  
 
***  
 
 翔太は部屋に戻ると、痛くなるまでしようと心に決め。  
 地上へ上がるエレベーターを待ちながら、あることを思いついた。  
 
***  
 
 わたしはノーパンノーブラのまま帰ることに決め、セーラー服を着た。  
 そこへ、さらに、翔太からメール。  
 件名は  
『きょうのおかず』  
 本文には  
『姉ちゃんがするときにつかっていいよ』  
 とだけ書かれていた。  
 メールには画像が添付されていて、開いてみると。  
「……あっ」  
 そこに写っていたのは――  
 
 
 
続くように見えるけど、続かない。  
 

楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] ECナビでポインと Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!


無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 解約手数料0円【あしたでんき】 海外旅行保険が無料! 海外ホテル