同じクラスの早坂君は、男の子の中で背が3番目くらいに低くて、  
結構それを気にしているらしかった。よく冗談で、わたしに身長を分けてほしいなんて言ってた。  
ていうか、別に早坂君にだけじゃなく、色んな人に言われてきた。そのときわたしは、クラスで  
一番身長が高かったからだ。当時158.4cm。男の子を含めての一番だ。  
それは、わたしが12歳の頃のこと。生まれ育った沖縄からその町へ引っ越して、2年目のことだった。  
 
 
「あんなちゃんが大学生だと言われたら、みんな信じちゃうわよ」と、担任の先生にも言われてた。  
身長が高いだけじゃなかった。顔も大人びていたし、おっぱいも人より膨らんでいた。  
普通、そういうのはコンプレックスになったりするものらしいんだけど、お父さんもお母さんも  
美人だって褒めてくれたし、体のことを罵られることも多くなかった。  
そういうことがたまにあったときでも、必ず誰かが「なんて酷いこと言うの!」と怒ってくれた。  
みんな優しかったし、いい環境だったと思う。  
 
 
でも、いくつか不満なところもあった。田舎町だったこともあって、みんなダサかったのだ。  
同い年の子は男の子も女の子も。ただ、早坂君だけは例外だった。髪はさらさらだったし、  
いつも品のよさそうな服を着ていた。だから早坂君の家とか、部屋がどんなだかに興味があった。  
遊びに行きたいと言うと、早坂君は二つ返事でOKしてくれた。  
 
「悪いけど、ベッドの上に座ってくれる?」  
 
早坂君は当たり前のようにそう言ったんだけど、わたしは、少したじろいだ。  
ベッドが、すごく大きい。わたしのベッドの1.5倍はある。(わたしよりずっと背ちっちゃいくせに!)  
その上布団が本当にふかふか。この上に普通にのっかってしまっていいんだろうか。と。  
 
早坂君は自分は勉強机の下から椅子を引っ張り出すと、そこからひょいとふわふわのクッションを  
わたしに放って、慣れた手つきでリモコンを操りテレビをつけた。わたしは、ようやく  
「お邪魔します」と言ってベッドに上がった。わたしの布団の2倍はふかふか。クッション込みで5割増。  
わたしが声に出して感動してると、早坂君は「はしゃぎすぎ」と小さく笑って、ゲーム機のスイッチを入れた。  
 
その間にわたしはしげしげと部屋を見渡した。枕もとの本棚にマンガやゲームソフトが散らかってる以外は  
きちんと整理整頓されていて、予想通りの品のいい部屋。たぶん今まで遊びに来た中で一番かっこいい。  
それに何というか、男の子の部屋、という感じのシンプルさもかっこよかった。  
 
「カービィやる?」  
「やる!!」  
 
 
30分くらい一緒にゲームをやっていると、電話が鳴って早坂君はリビングに行ってしまった。  
何か敬語でしゃべってる声が聞こえてきて、電話を切った音がして、ちょっとたつと  
ジュースとクッキーをトレイに乗せて早坂君が戻ってきた。  
 
 
「ごめん小野浦。留守番してて!俺ちょっと駅前のCD屋行かなきゃいけなくなった。」  
「え、何それ?」  
「予約してたCDが届いてるらしくてさ。なんか思わず取りに行くっていっちゃったんだ。」  
「あんなも一緒に行くよ?」  
「小野浦自転車持ってきてないだろ?本当行ってすぐ帰ってくるだけだから!  
 30分くらいで戻るからさ。ごめん、お願い!」  
 
 
早坂君は、急いで部屋を出て行った。  
 
わたしは、友達の家でひとりになってしまった。  
 
 
なんとなく、ベッドに倒れこんでみた。ちょっと揺れるけど、全然痛くない。すごく柔らかい。  
ちょっとひんやりして気持ちよくて、ああ、よく眠れそうだな、このベッド。いいなあ。  
伸ばした左手が、とても触り心地のいいものに触れた。そこに顔を向けると、  
ベッドの横で、掛け布団の下から白黒の毛布がちょっと覗いていた。これは、ありえないほど  
触り心地がいい!!わたしはひとりなのをいいことに、掛け布団の下に腕を滑り込ませた。  
二の腕の辺りまで、毛布の気持ちよさが伝わってくる。お日様の匂いがする。腕時計で  
早坂君が出て行って3分くらいしか経っていないのを確認すると、わたしはかけぶとんを  
半分に折って毛布の上に直接体をあずけた。腕、脚、頬でその気持ちよさを受け止めた。  
 
これは気持ち良過ぎなのではないですか!?  
 
 
そのときわたしは平常なつもりだったけど、とっくに冷静でなかった。  
思わず脳裏に浮かんでしまったのだ。もっと地肌で直接この毛布を味わいたい。  
 
そう、わたしが自分のベッドで眠るときのように。  
 
 
 
お父さんにもお母さんにも内緒だけど、わたしは、2ヶ月ほど前から、裸で寝るようになった。  
それは雑誌で読んだ有名な女優の習慣に憧れていたからというのもあるし、  
毛布が気持ちいいというのもあるし、それ以上に何より、何かいけないことをしている感じで  
ものすごく気持ちよかったからなのだ。ものすごくえっちなことをしている、色っぽい  
大人になったような気持ちがするからなのだ。  
 
わたしは、ベッドから体を起こすと枕もとの鏡に自分が映る。そしてそこに姿見を見つけて  
振り返る。クローゼットの隣に大きな姿見がある。わたしはなんとなく自分の体をそこに  
映してみた。とても、小学生に見えない。大学生みたいな、体。ミュージシャンのAちゃん  
みたいだって言うと、ちょっと自惚れすぎるかもしれないけど、実際似ているってよく言われるけど。  
 
わたしはTシャツの裾から腕を潜り込ませると、さらに新調したお気に入りのブラの下に指を滑らせ、  
おっぱいを揉んだ。姿見に映る女の子の胸元がもぞもぞ動いている。腰を落とし、両脚を交差して立つ。  
すこし前に屈みこみ、派手におっぱいを揉む。首元から、わたしの胸の谷間が覗き、それが  
いやらしく動いた。手と乳房の両方に、快感が湧き立ちはじめる。わたしは、偶々だけれど、  
早坂君がこのやわらかいおっぱいを広げた手からはみ出させながら弄ぶさまを想像し、  
その姿を鏡に映した。Tシャツをめくりあげて、ブラを外して…もうわたしの手しか、おっぱいを  
隠してくれない。ゆっくりと手を下ろすと、桜色の乳首がぴょこんと立ち上がっていた。  
 
わたしはそのまま何を思ったか、フレアジーンズを、下着ごとひざの辺りまで一気にずり下ろした。  
ろくに毛の生えていない、なんの変哲もないわたしの恥部。だけれども、男の人はみんなここを  
見たいと思うんだ。そして、エッチな気分になる。  
 
ほら、今なら小野浦あんな、誰より若い華の12歳のオールヌードを見放題ですよ。  
 
誰にともなくそんなことを頭の中でつぶやくと、急に自分の心臓が2倍の速度で高鳴っていることに  
気がついた。陰唇に指を這わせてみると、これまでに覚えのないほどに濡れてしまっていた。  
そのひんやりした感覚と、明らかに上がっている体温、心臓の興奮した鼓動にわたしはほとんど  
意識を飛ばしてしまっていた。もっともっと、もっと激しくなってほしい。このまま終わらせて  
しまうなんてもったいない…  
 
わたしはじぶんのおっぱいを姿見にキスさせ、乳首をこねくり回して遊んだ。  
それでも飽き足らずに、5階の高さだとはいえ、カーテンの開いたままの窓にもおっぱいを  
くっつけた。冷たさが気持ちいい…私は腰をくねらせて、おっぱいを乳首を中心に窓を  
乳房で舐めまわした。うっすらと映る自分は、紅潮し、自分でもどうかと思うほど、色っぽかった。  
雌豹…そんな言葉が浮かんだ。  
 
わたしはそのとき、自分の足があの気持ちいい毛布に触れていることに気がつき、当初の  
目的を思い出した。そうだ、この毛布を全身で味あわなくちゃ!  
 
 
わたしはいよいよ、全裸姿でベッドに伏した。何か大きなぬいぐるみ…トトロとかに  
乗っかってるときってきっとこんな感じなのかなと想像するほどの、快楽だった。  
毛布でおっぱいを撫で回したり、素股で挟み込んで脚を動かしたりすると、その気持ちよさは  
もう何十倍もになった。我を忘れてわたしはわたしのピンク色の部分を優しく、激しく撫ぜ回した。  
 
わたしの秘部から漏れるいやらしい体液が毛布や太ももに張り付いていく感覚が、興奮を  
何倍にも加速させていった。  
 
わたしの脳がほとんど溶けかけていたときに、不意に玄関の開く音が鳴った。  
わたしが全てを思い出したときは、ほとんど手遅れ。早坂君の「ごめん、待たせて!」が  
聞こえる。パニックだ。何をしたらいいのか分からない。わたしは、わけも分からず  
大声を出した。耳にしたのは悲鳴だった。それはどう考えても逆効果で、早坂君が  
慌てる音が聞こえた。止めようとしても、声が脳に追いついてくれなかった。  
「小野浦どうした!?」という大声とともに扉が開かれ、早坂君と目が合ってしまった。  
 
わたしは不意に腕で乳房を隠したが、素っ裸でいたという事実は隠しきれるものじゃない。  
いよいよ脳さえわたしに追いついてくれなくなり、わたしは思いつく限りの罵詈雑言を、  
すぐに扉を閉めて廊下に出た彼に浴びせ、枕もとのマンガやゲームソフトを扉に投げつけたのだった。  
 
 
そこから先の記憶は曖昧で、どんな風に家に帰ったかは覚えていない。  
 
 
とにかくでもそれが、わたしと早坂君の特別な関係の始まりだった。  
 

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