コイツはウチに親戚というだけで居候をしている孤児だ
親がギャンブルで破産したとかでコイツがウチに養子として貰われた
なんとなく、その生真面目な態度が気に入らなかったのでイジメ出した
そのまま、なんとなくでイジメにイジメ抜いた
何をしたところで他人に養ってもらっている立場のコイツは何も出来なかった
そして小、中、とイジメは日常の一部となった、恐らく親や教師も気付いていただろう
そして高校に入って一ヶ月くらいの時、コイツを屋上で、冗談交じりにフェンスを綱渡りさせて、事故が起きた
5日程生死の境を彷徨い、重症ではあったが、一命を取り留めた
流石に悪いかも・・・と思いつつ見舞いに行った時・・・初めて脅された
今までは養ってもらった義理からは出来なかったが・・・死ぬかも知れないならそんな事は言ってられない、
そんな事を言いながら、私の自室に隠しカメラを仕掛けてある・・・と
今まで隠し撮った写真をネットにバラまかれたくないなら言う事を聞け・・・と
─そして立場は逆転した─
深夜とは言えないが、日もすっかり落ちた公園、
ベンチに座っている男女、この近辺ではないが、同じ高校の制服
傍から見れば同じ年頃のカップルにしか見えないだろう
「さて、今日は何しようか・・・」
隣に座っている男が軽く呟く
この男に何を強要されたとしても、弱みを握られている立場としては逆らう事は出来ない
そうやってさせられた行為の記録は新しいネタとなり、逆らえば社会的に抹殺される
そう、つまりは逆らう事が出来ないのだ
「とりあえず、こないだ買うように言ったバイブは付けてきただろうね?」
来た・・・
男の手が太ももを伝わり、股間に伸びる
「付けてきた・・・みたいだね」
パンツ越しに秘所に手を当て、極太のバイブを前後に動かす
「はぅ・・・んッ・・・」
その動きに合わせ、自分の意思とは関係なく、熱い吐息が漏れる
「や・・・止めて・・・っあぁン」
無駄だと分かりつつも、頼んでしまう
「ボクが止めてくださいと泣いて頼んだ時・・・君は止めたっけ?むしろ嬉々としてイジメ続けたよね」
すぐにこういう話を持ってくる・・・反論など出来るはずも無い
「さて・・・ちょっと向こうのトイレの中に行こうか」
バイブでの遊びが一段落した所で、場所を移すつもりらしい
「わかりました・・・」
渋々と付いて行く、出来れば女子トイレに入りたかったが、そんな気遣いは一切無い
トイレの一室に入るよう指示される
「ねぇ・・・二人で入るの・・・?他の人に見られたら・・・」
「なら屋外で脱ぎますか?ボクはそっちでも構いませんけど」
やはり脱がされるのは決定事項のようだ、無論外で脱ぐなど御免被る
「入ればいいんでしょぉ・・・」
ニコニコと薄ら寒い笑みを見て、仕方なく諦めをつける
昔はただニヤニヤしてるだけ・・・という印象だったこの顔は、今では立派な恐怖の対象になっている
トイレの中、軽く密着しながら
「じゃ・・・上も下も・・・全部脱いでもらえる?」
イヤと言った所で聞いてはくれないのだろう
体中を携帯で撮られながら、服をどんどん脱ぎ去っていく
先程まで身に纏っていた衣類は、全て便器の上に置かれ、
一糸纏わぬ姿で、秘所を淫具が貫いているのみになった
「コレで・・・満足・・・?」
期待を込めて聞いてみる・・・が
「これからが本番だって・・・分かってるでしょ?」
「さァて・・・まずはその便器の上に座って〜・・・」
便器の上に置いてあった制服をカバンに詰め、フタを空けて命令する
「ちょっと動かないでくれよ・・・」
股を広げ、拘束器具を付けていく
棒の両端にリストバンドを組み合わせたような形で、両足の膝辺りに嵌め、鍵で固定する
前にも使われた事があるから分かる、これは絶対外れない
更に手を外側から足首に引き寄せ、手首と足首を手錠で縛りつける
「うぅ・・・これじゃあ動けないじゃないの・・・」
何を分かりきったことを・・・と呟きながら、顔にアイマスク・・・目隠しを付けられる
「んじゃあ・・・次のヤツ行くか」
「ひぁっ」
股間の辺りに・・・というか肛門に冷たい感触が触れる
「なっ・・・何・・・なんなの?」
「ん〜・・・浣腸?」
「え、ちょ・・・嘘でしょ・・・」
ガチャガチャと手足を動かすが、足は手にひっかかって動かせない
手も足に繋ぎ止められていて大した動きは出来ない
股を閉じようにも棒でガッチリと固定されている・・・
どうにか腰の辺りに力を込め、それ注射器のそれ以上の侵入を阻止しようとするが、
力づくで肛門の筋肉を突破されると、力の込めようがない、そのまま無慈悲に体内へ進入してくる
「オーシ、奥まで入ったか」
その言葉と共に、冷たい感触が腰一杯に広がる
ドビュルッ
液体が体内に侵入してくるのが分かる
「え、ちょ・・・やぁっ、やめ・・・やめてぇっ」
押しとどめたいが、力を込めた所でどうにもならないようだ
成すすべなく挿入は続けられる、かなりの量が入った所で注射器を抜かれるのが分かった
「酷いよぉ・・・」
「気のせいだ、それよりも・・・少しでもケツから漏らしたらお仕置きな」
えっ・・・
「まァオレにも情けはある、ちゃんと栓をしといてやろうじゃないか」
急に股間のバイブをずるずると引っこ抜く
唐突過ぎる刺激に対処出来ず、体がビクンと跳ね上がる
「敏感だねぇ〜」
なんだか目隠しをしている恐怖が少し分かった気がする・・・がそれは置いといて
「ちょ・・・そのバイブを何に使う気・・・」
「栓しかないっしょ」
予告無しに肛門に何か硬いものが当たる
「ヒぁッ」
ズブズブと差し込まれ、力を込めるも、全く関係なく進行を進めていく
「や、やめ・・・なんかキモチ悪い・・・」
バイブが少し入っていく度に体中に悪寒が走り抜ける
「よぉし・・・いいか、お前は誰かが来たら言われたとおりのことを言うんだ
それ以外何も言うんじゃないよ」
耳の辺りに柔らかい感触がし、耳の中に何かを入れられる
『あー、あー、テステステス、聞こえるー?』
耳の中から声が響く
「き、聞こえるよ・・・」
つまりはコレで指示を出す・・・ということだろう
「じゃ、オレは少し向こう行っとくね、逃げようとか助けを求めようなんて考えないように」
そんな声がしてドアが開き、閉まる音がした
─夜中の公園、トイレの一室で─全裸で─さらには体中を拘束され─謎の液体を腸に流し込まれたまま─置き去りにされている