放課後の図書室。  
閉館時間も近付いてきて、残っているのは図書委員の私ひとり。  
返却された本や貸し出しカードの整理も終わり、あとはもう  
4時になるのを待って、鍵をかけて帰るだけ。  
 
4時まで、あと15分。  
 
カウンターの中で、そっとスカートの中に手を入れる。  
ドアが開かないように心の中で祈りながら、素早くショーツを脱いで  
ポケットに入れる。  
ちょっと迷って、今日は思い切ってブラも外した。  
ミニのセーラー服の下は何も着けていない姿で、残りの時間を過ごす。  
私だけの、密かな愉しみ。  
 
だけど今日は、予想外のことが起こった。  
廊下を走る足音が近付いてきて、まさかと思った瞬間に勢いよくドアが  
開けられる。  
「よかった、間に合った!」  
入ってきた生徒には見覚えがあった。1年のときに同じクラスだった男子。  
彼は真っ直ぐにカウンターへと歩いてくる。  
「この本、探してるんだ。あるかな?」  
差し出されたメモを受け取り、そこに書いてあったタイトルを検索すると、  
所在はすぐに知れた。  
奥の棚の、一番上。いつもなら、場所を教えるだけで、自分で取ってきて  
もらうんだけど。  
「ちょっと待ってね。今探すから」  
カウンターを出て、書架へと向かう。歩く動きにつれて、セーラーの上着の中で  
胸が揺れる。  
彼の横を通るときに、気付かれないかとドキドキして……脚の奥が熱くなった。  
誰もいない図書室ですら、下着を着けずに過ごすのは恥ずかしいことなのに、  
今はここに他人が、しかも男子がいる。  
見られたらどうしよう。  
その不安は何故か、恐怖と同時に奇妙な痺れにも似た感覚を私にもたらす。  
見られたいわけじゃないけど、でも誰もいないときとは比べ物にならない緊張が、  
私を捕らえて離さなかった。  
 
目的の棚の前に、キャスターつきの脚立を運んでくる。  
「これ、動いて危ないの。押さえててくれる?」  
「ああ、いいよ」  
脚立の半ばくらいに上ると、私の腰はちょうど男子の顔の高さくらいにきた。  
手を伸ばすとセーラーの裾が持ち上がり、お臍の辺りが露出する。  
彼がもし視線を上に向けたら、ブラをしていない胸が見えてしまうかもしれない。  
その想像で、また脚の付け根が熱を帯びる。  
伸ばした手は目的の本には届かず、やむなくもう一段ステップを上がった。  
スカートの裾は、彼の目線より上にあるかもしれない。彼が少し首を傾けるだけで、  
むき出しのお尻どころか、大事なところまでが見られてしまうかもしれない。  
怖くて彼の様子を確かめることができない。急いで本を手に取って、脚立を降りた。  
「こ…これ、でしょ?」  
「あ、ああ、ありがとう」  
私もだけど、男子の声も何故か少し上擦っているようだ。  
でも何も言われず、二人でカウンターに戻って貸し出し手続きを済ませる。  
「助かったよ」  
「どういたしまして。返却は1週間以内にね」  
男子が出て行って、時間はちょうど4時。私も帰らないと。  
 
いつの間にか、セーラーの布は胸の先端のかたちを露わにしていたし、スカートの中で  
あそこはぐっしょりと濡れていた。  
見られたかどうかはわからないけど、見られるかもと思っただけでこんなになっちゃうんだ。  
見られたいわけじゃないんだけど。だけど。  
 
もしかしたら明日からは、ショーツを脱ぐ時間が早くなるかもしれない。  
 
<了>  
 

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