今、腕の下で怪訝な表情を浮かべている彼女は、昔から思いを寄せていた幼馴染み。
彼女は非常に人なつっこく、性に関して無頓着を通り越して無知。男に対しても女友達であるように振る舞う。
そしてそれが災いして、先日の二次会の後、彼女は『友達』に襲われそうになった。
彼女には一度、男の怖さというものを教えてやらなければならない。
そう思い家に呼び、早々にベッドに押し倒していた。
「どうしたの?そんな怖い顔して……」
「この状況で危機感も何も感じないんだな?」
「だって、昔はよく一緒に寝てたじゃない」
やはり教え込むしかない。
彼女のTシャツを捲し上げ、白い飾り気のないブラジャーをずらし、小さな胸を晒す。
「あの時俺が止めなかったらどうなっていたか教えてやる」
彼女の胸を揉みしだき、先端に舌を這わせると、彼女は身震いして手足をばたつかせた。
「や、やめて!どうしちゃったの!?」
「君は何も知らなすぎる。一から十まで、全て身体に覚え込ませてやる」
引き離そうとする彼女の手首を掴み、丹念に乳首を舐め、吸い上げる。
「知ってるか?こうすると、女はここが濡れて来るんだ」
ショーツの中に手を潜り込ませ、彼女の茂みの奥に軽く触れる。
縦筋をなぞってやると、彼女は怯えた様子で首を振った。
「やめて、ねぇ、やめてよ……」
「これが何かわかるか?女も男と同じものを持ってるんだ」
指を這わせ、小さな陰核を優しく撫でると彼女の口から甘い声が漏れた。
「ぁっ……」
「次はこっち。これくらい知ってるよな?」
僅かに湿り出したその奥へと指を進め、丁寧に中を往復する。
少しずつ粘着性を伴う液体音が耳につくようになると、彼女は怯えと恥辱が入り交じった表情を浮かべた。
「あっ……、ん……、ねえ、こんなことやめよ……」
「男ってのはな、興奮するとやめられなくなるんだよ」
ショーツを剥ぎ取り、興奮の証を彼女の入口に充てがい、ゆっくりと中へと押し進める。
「やだ……もうやめて、ねぇ、お願い!」
柔らかくもきつい壁を押し分け、根本まで挿入する。彼女の顔が苦痛に染まった。
「い、痛いよ……。どうしてこんな……、抜いてよ……」
「初めてだから痛いんだ。動くぞ」
切実に『お願い』を続ける彼女の中をゆっくりと往復するが、次第に自制心が薄れていく。
初めて他人のものを受け入れる彼女の中を、思うがままに掻き回し、擦り回し、突き上げた。
「や……いたっ……!あぁっ!」
痛みを訴えられても、嫌だと言われても、もう止めることはできない。
経緯はどうあれ、ずっと気に掛けていた女の子と今、確かに交わっている。
夢中で腰を振った。痛みを訴える声は聞こえなくなっていったが、行為を拒む声は止まなかった。
「はっ、あぁ!いや、何か、変なの……!や、やめ……!」
彼女は初めて感じる快楽に困惑し、恐れている。
しかし言葉とは裏腹に、自分の中で暴れ回る塊を離すまいと纏わり付き、締め付けている。
その度に抑制が効かなくなっていった。
「ぁああ!いや、だめ、もう……っ!!」
「俺も……!」
共に昇り詰め、彼女にその先の極みを教え込むと、彼女の中で共に果てた。
どちらのものともつかぬ荒い息が混じり合う。
ゆっくりと彼女の中から引き抜くと、精に混ざり赤い純潔の印が滴った。
「ちゃんと……付き合ってからが良かった……」
切なげに呟く彼女を目にし、僅かに後悔の念を覚え目を伏せた。
これからも、彼女が今まで通り笑ってくれることを祈った。