今日は遅くなっちゃった…   
 
今は夜10時を回ったところ。  
私は塾が終わって、ホームで電車を待っている。  
ここから30分ほど電車に揺られ、駅から歩いて家に帰る。  
いくら有名な進学塾かしれないけど、この遠さは正直だるい…  
 
それにしても、この時間は人が少ないな…  
私以外に、サラリーマンのおじさんが2人。  
 
……  
 
今、ふと悪い考えが浮かぶ…  
その時、快速電車がホームに滑り込んできた。  
その電車を見て、悪い考えは大きく膨らんでいった。  
私は3両ある車両の真ん中に乗る。  
前の車両にはさっきの2人、後ろの車両には始めから乗ってた人が1人。  
私がいる車両には…誰もいない…  
真ん中ぐらいの席の通路側に座る。  
もう一度、前後の車両を確認。  
背もたれから、頭の先だけが出てるのが見えるけど、顔までは見えない…大丈夫そうね。  
 
今日の服装は、ポロシャツにジーンズ…今日はスカートじゃなかった…  
これは思い切らないとダメだな…  
ベルトを外してジーンズを脱ぎ、となりの座席に置く。  
上はちゃんと着てるけど、下はパンツ1枚。  
うわぁ…いきなりこんな格好…どうしよ…  
パンツの上からなぞってみる。  
乗る前からの期待のせいもあるのか、すでに湿ってた。  
そのまま指先で擦り続ける。  
完全に体が快感に支配され始めた。  
 
微妙な快感に耽っていたけど、当然、それだけじゃ物足りなくなってくる。  
私は、もう一度前後の車両の様子を伺う…誰も私のいる車両を気にしてなんかいない。  
私はパンツに両手を掛けると、一気に両足から抜いた。  
パンツのクロッチを見てみる…凄いとろとろ…  
その時、電車が駅に停まり、前の車両のサラリーマン2人が降りた。  
サラリーマンは私がいる車両に向かい歩いてくる。  
私は急いで窓側に寄った…でも、手や服で隠そうとはしなかった。  
窓の向こうだけど、どんどん近付いてくるサラリーマン…私の鼓動も跳ね上がる…  
そして真横を通り過ぎていき、電車も走りだした。  
言葉にすれば簡単だけど、その時の私の事は、簡単には言い表わせない。  
体が熱くなって、そのまま燃え上がってしまいそう…でも、通り過ぎた後は、水を浴びせられたように急激に冷めていく…胸のドキドキを残して…  
もっと刺激が欲しくなった私は、鞄に脱いだものを入れて、今いる車両の前の方の乗降口に鞄ごと移動する。  
乗降口の臨時用の座席を倒し、そこに鞄を置いてその横に座った。  
 
駅に着いたら扉が開く…人がいたら見られちゃうよね…  
体には触れてない…でも、中から溢れ出てシートを湿らしてるのが分かる。  
電車がスピードを落とす…駅だ…  
徐々に遅くなる電車…  
 
駅の明かりが目に飛び込んでくる…  
 
そして…  
 
ゴーっと音を発てて扉が開く…  
 
すぅ…っと流れ込んだ外気が、私の下半身を撫でていく…  
 
今、誰か来たら見られる…見られる…見られる!  
 
ゴー…ガタン  
 
何事もなく電車は走りだす。  
これ、凄い…  
全身がベタベタになるほどの汗…ぬるぬるにしてしまったシート…  
今までで、一番凄い…  
 
でも、もっと…もっと…  
 
私はこの時、頭がおかしくなってたんだと思う。  
気が付くと、ポロシャツとブラを取り、全裸になっていた…電車の中なのに…  
電車の中で裸なんて…今すぐやめなきゃ…でも…  
 
でも…もっと凄い事…気持ちいい事したい!  
 
私は、脱いだものを鞄に入れ網棚に置いた。  
こんな事したら、人が来た時、すぐに着られないのに…  
だけど、もっと自分を追い込んでしまいたかったから…  
その時は以外と早く来た…いや、あの時の私は、時間の感覚が分からなかったのかもしれない…  
先ほどと同じく、明かりが目に入り、ゆっくりと電車は停まろうとする。  
その時、視界の隅に動くものが見えた。  
…後ろの車両にいた人の事忘れてた!  
今立ち上がれば、あの人の視界に入ってしまう…もう、動けない…  
もし、あの人が降りた後、こちらに来れば…  
いろいろな事が頭の中で巡ってる内に、電車は停まった…  
開く扉…あの人がゆっくり歩き出す…  
あの人が来ちゃう…見られちゃう…どうしよう!…どうしよう!どうしよう!どうしよう!  
 
そう思った瞬間、体の奥から凄く大きな波が押し寄せ、私を押し流すかのように溢れ出た。  
 
「くぅっ!!!」  
 
ゴー…ガタン  
 
走りだす電車…あの人は来なかった…  
私…あの瞬間に…いっちゃった…  
触らないでいったの初めてかも…  
力の抜けた私は、シートからずるずる滑り落ち、床にぺたんと座った。  
座ったとたん、おしっこ漏らしちゃった…  
出し終わった後も、お尻や太ももが濡れるのも構わず、そのまま座ってた。  
腰が抜けちゃって、しばらくそうしてた。  
 
あ…次で降りなきゃ…  
私は、重くなった体を無理やり立たせた。  
網棚から鞄を下ろし、さっきまで履いてたパンツを取出し、滴り落ちる自分のおしっこをそれで拭いた。  
私はブラを付け、ノーパンのままジーンズを履き、最後にポロシャツを着た。  
そして、私の降りる駅に着いた。  
濡れてしまったパンツを座席に残し、私は電車を降りた…  
 
 

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