『魔王と愉快な仲間?たち』
Act.1 ある魔王のおはなし
むかしむかし、まだ世界が剣と魔法に支配されていた頃。
魔王が世界に君臨し、人間たちを虐げておりました。
でも世界は良く出来ているもので、人間の中から強い力を持つ者が現れます。
例のごとく勇者と呼ばれたその存在は民の期待を背負い、魔王の軍勢に戦いを挑みました。
旅の中で多くのドラマを生み出し仲間を増やした勇者たちは戦いを続け、やがて魔王へと辿り着きます。
勇者達と魔王の戦いは三日三晩続き、最後には勇者の命を燃やした一撃を受け魔王は倒されてしまいます。
しかし勇者も無事では済まず、仲間達に支えられ自らの国の王へと報告をした後で静かに息を引き取りました。
彼の尊い犠牲によって得た平和を全ての人類は喜び祝い、愛すべき英雄の死を悲しみました。
そして事件は勇者の葬式から二ヶ月ほど過ぎたある日、マハリ王国の獣人と人間が暮らす小さな村で起こったのです。
ある日を境に、村の外れにある洞窟に魔物が住み着いたという噂が流れました。
実際に村の周辺では野生動物の怪死が相次ぎ、村人たちは不安で夜も眠れませんでした。
すぐに村の若者が討伐に向かったのですが、大怪我をして帰ってきます。
国に騎士を要請しようにも、まだ魔王軍の残党が多く混乱の収まらない国内のこと、
騎士団はとても動ける状態ではなく、冒険者もこんな辺境には寄り付きません。
村人たちは困り果て、ある一つの決断を下したのでした・・・
*
あぁ、なんで俺様がこんな目にあうんだ・・・。
そこら辺で捕まえた鹿から血を吸い上げていた触手を引き抜き、死骸を外へ放り投げて心の中で愚痴る。
俺様の名前は魔王ヴェルフレア、この世界の支配まで後一歩までいった伝説の魔王だ。
そんな超上級魔族の俺様がこんな辺境の洞窟で野生動物の血を啜って飢えを凌いでいるかというと、
あの忌々しい出来事を思い出さなければならない・・・。
突如として現れた勇者はどんどん俺様の魔王軍を破っていき、終には俺様の目の前に立ちはだかりやがった。
軽く蹴散らしてやろうと思ったが意外に粘りやがったのだ、俺様すら本気を出してしまうほどに。
アイツが強かった事は悔しいが認めてやろうと思う。何しろこの俺様が本気でも苦戦を免れなかったからだ。
何とか他の連中を黙らせることは出来たが、勇者だけは何度も立ち上がり挑んできたのだった。
最後にはついに自爆覚悟の特攻までかましてきやがった訳で、
危険を察知した俺様は核に結界を張り消滅だけは逃れたのだが・・・。
その際に身体の9割と魔力の99%を失い、更には海へと放り出されてしまったのだ。
でかいスライムみたいな姿にされた屈辱を噛み締め、魚の血を啜りながら生き延びた俺様はこの大陸に流れ着く、
それから人間どもから逃げ回りつつこの洞窟に隠れ住み力を蓄えていたのだ。
だがここも人間に見付かってしまった、討伐に来た奴らは隙をつき何とか撃退した。
と言っても一応殺しては居ない、人を殺したらその分だけ騒ぎが大きくなってしまうからだ。
だが騎士団に動かれると非常に厄介な事になる、今の俺様は魔族としては下級程度ほどしか力が回復していない。
しかも討伐隊を撃退した時に負ったダメージにより暫く動けなくなってしまったのだ。
一刻も早く回復する為に多くの獲物を捕らえているのだがこんなのではいつまでかかるかも解らない。
こんな事なら女がいいなんて贅沢言わず食っておくべきだったかと後悔しても時既に遅し、
俺様はかつてないピンチに陥っているのだった、以上回想終わり。
しおしおのミイラみたくなった最後の兎をゴミ捨て場に放ると、俺様は次の獲物を求めて外に出ようとした。
動物の血から得られる魔力だけでは全く腹が膨れんのだ、危険を承知で狩りをするしかない。
なんで人間を狙わないのかって? さっきも言ったが騎士団に動かれると非常に拙いのだ。
しかも俺様が魔王だと気付かれてみろ、あっという間に勇者どもの仲間に連絡が行くに決まってる。
残念ながら今の俺様にはそこそこ程度の冒険者ですら脅威なのである。
つまりこうやってちまちま回復していくしかないのだ、臥薪嘗胆という訳だ。
ところが洞窟の入り口まできたところで異変に気付いた、なにやら人の気配がしやがる。
まさかもう騎士団が動いたんじゃあるまいな? 俺様は慎重を喫し岩陰から外の様子を伺う事にした。
「・・・っ・・・ひっく」
なにやら荷車の上に大量の動物や魚、果物が並べられ、その中心に狼の獣人らしきガキが座っていた。
銀色の髪の毛の間から覗く銀色の尖った耳をペッタリと寝かし、毛むくじゃらの尻尾を抱きかかえるようにして泣いている。
ひらひらの白い服の隙間から見える首には皮製の首輪がつけられ、そこから伸びた鎖は食料が乗せられた荷車に繋がっている。
ほほう、生贄ということか。どうやら討伐隊を生きて帰した事が功を奏したようである、中々気が利くではないか。
・・・しかしなんだこのチビジャリは、まだ子を産める身体にすらなっていなさそうだ。
顔立ちは悪くないのだが痩せ細って骨張った身体は外から見たらまるで男のようだ。
俺様的には人間の女は若く肉の付いているものに限るのだがなぁ・・・。
だがガキはともかく動物は非常に助かるといわざるを得ない、ありがたく頂いておこうではないか。
「・・・・・・ひっ!!?」
入り口から顔を出した俺様を見て、失礼にも真っ青な顔でガタガタ震えだしやがった。
取りあえず動物の乗った籠を頂こうと触手を伸ばすと、何を勘違いしたのかガキは口をパクパクさせて気絶してしまった。
面倒なので荷車ごと洞窟の中へと運びこもうと・・・うわ、このガキ漏らしてやがる! 最悪だ・・・。
ガキんちょを適当な岩に放り、粗相の被害を受けていない動物を餞別し血を吸い取る。
こう見えても結構綺麗好きなのである。洞窟内も整理し片付けているしな。
まぁ粗相といっても小水を漏らしただけなのがまだ良かったといえなくもない・・・。
「ん・・・ぅ?」
食い終わった動物をゴミ捨て場に投げ捨てる音でガキが目を覚ましたようだ。
「・・・!? あ・・・ぁ・・・ うぁ・・・」
干からびた動物どもの死骸が真っ先に目に入ったらしく、またガタガタと震えだした。
今にも泣き出しそうな顔をしている、こんな狭い洞窟で大声出されたらたまったものではない。
「・・・泣クナ、鬱陶シイ」
「・・・・・・っ!!」
慌てて自分の口を両手で抑えて耐える、よく出来ましたと褒めてやろう。
俺は食事を続ける。残りの動物に触手を突き立てるたびにガキが悲鳴を漏らしそうになるが我慢していたようだ。
「っ・・・あ・・・の」
「・・・・・・ナンダ」
暫くすると話が通じると思ったのか、震える声で話しかけてきた。ガキの割には根性があるな。
「ぼくは・・・どうなっても・・・いいですから、村には・・・手を・・・」
「出スツモリハナイ」
あぁ、生贄と言うのはつまりそうだったな。とは言っても村に手を出すのは俺も本意ではないし、こう答えて問題はないだろう。
そうこうしているうちに動物を食い尽くしてしまった・・・、果物なんぞ食えんし別のを狩りに行くとするか。
「・・・!? ・・・!!」
なんでかガキんちょは目を瞑って震えている・・・あ、そうか俺様が近づいたから自分も食われると思ったのか。
しかしこいつはどうするべきか・・・喰うにはまだガキ過ぎるし、というかさっきは自分の事を僕と言っていたしひょっとして男か?
むかし女を出すのを渋って男に女の格好をさせて出してきやがったという部下のぼやきも聞いた事がある。もし男だとしたら別の使い方もあるにはあるが・・・。
「・・・・・・オ前、狩リハ出来ルカ?」
「・・・・・・え?」
「出来ルノカ、出来ナイノカ」
「・・・あ・・・ぅ・・・できます」
暫く悩んだ末に自信なさげな返答が帰ってきた。やった事ないのか・・・? まぁ背に腹は変えられん、俺様が昼間から出歩いて姿を見られるよりは幾分マシだろう。
「兎、鹿、猪、ナンデモイイ 生キタママツカマエテコイ」
「え・・・あ・・・そしたら・・・殺さないで・・・くれる・・・ますか?」
「・・・俺様ノ言ウ事ヲ聞ケバ、殺サナイ」
「わ、わかり・・・ました・・・」
部下も居ない今、こいつが従順そうなら殺すよりは有効的な使い道があるはずだ。逃げる心配もまぁ無いだろう、生贄が逃げ帰ってきたらどうするかなんて答えは決まっている。
首輪を外してやると、ガキは立ち上がろうとして固まった。
「あ・・・ぅ・・・あの、着替えちゃ・・・ダメですか?」
「・・・早ク行ッテコイ」
「・・・・・・はい」
どうやら漏らしていたのに気付いたようで、顔を赤くして聞いてくるが知った事ではない。
ガキんちょは泣きそうな顔のまま震える足腰を抑えて洞窟から出て行った。
数時間後、もう日が暮れかかっているがガキはまだ返ってこない・・・これはまさか逃げたか? 思ったより度胸が据わっていたか。
そんな事を考えはじめた所で洞窟の入り口から足音が聞こえた。一応警戒して天井に張り付く、今の俺様では誰が来たのか察知する事も出来ん・・・悲しい。
暫くそのまま眺めていると、服やら髪の毛に木の葉をくっつけながらさっきのガキが走ってきた。
手には二羽の兎をしっかり抱きしめている、量は少ないがやれば出来るではないか。
きょろきょろと洞窟の中を見回すガキんちょの前に飛び降りると、ガキが悲鳴を上げて手にしていた兎を放してしまった。
チャンスとばかりに逃げ出そうとする兎二匹に触手を突き刺してそのまま頂き、一応ガキを叱っておく。
「遅イ、ソレニ獲物ヲ手放スナ」
「あ・・・ぅ・・・ごめん・・・なさい」
涙目でしゅんとして謝って来る、まぁ結果としては上出来だろう・・・だが不思議なことが一つ。スカートの股間部分にあった黄色がかった染みがなくなっている。
「・・・何故コンナニ遅クナッタ」
「・・・その・・・服を・・・洗っていて・・・ごめんなさい」
「次カラハ、寄リ道ヲシタラ殺スゾ」
「! ご、ごめんなさい・・・もうしません・・・」
やはりそれが理由で遅くなったらしい、まぁ素直に謝ったし今回だけは許してやる事にした。
思ったよりは使えそうだし、くだらない理由で殺してしまうのはもったいない。
兎も食い終わったところで日も暮れたし、今度は俺様が狩りに行くとするか。
「果物ハオ前が食エ、俺様ハ食ワン」
「あ・・・はい、魔物様はどこに・・・」
「アレデハ足リン・・・自分デ行ク」
「・・・・・はい」
ガキを洞窟に置いて外に出て行く、俺様的には薄暗い森のほうが好都合だ。
魔力による周囲の察知や確認は出来ないが、夜目は利くからな。そのまま月が昇りきるまで鹿を数匹狩りその場で食って死骸を埋めると、洞窟に戻った。
なんで埋めるかというと、痕跡を残すと村人に生贄を出したことが無意味と思われてしまうからだ。
洞窟の中では先ほどのガキが丸まって眠っていた。果物の数がちょっぴり減っている事から食事はしたらしい。
俺様も力を消費しない為に今日はもう休息をとることにする。生贄を出したと言う事は他に手段が無かったという事だ、俺様が派手な動きをしなければ暫くは何もしてこないだろう。
もう暫く、せめて動けるようになるまではこの場所で力を蓄えねばならない・・・。
*
それから数日間、昼間はガキんちょ(名前はアリスと言うらしい)に狩りに行かせ俺様は休息。
夜は俺様が狩りに出向き、ガキに洞窟内の掃除をやらせるという生活を送っていた。
こいつは従順で俺様の事をご主人様と呼び、言う事をよく聞き懸命に働いてくれる。
何故だか妙に頑張っているし、褒めてやると無邪気に尻尾を振って喜ぶようになってきていた。
俺様もペットを飼っているみたいで悪い気はしていなかったんだが、ここで一つ問題が発生した。
「オイガキ、オ前臭イゾ」
「えっ・・・くんくん・・・あぅ・・・」
言われて自分で自分の身体を嗅いでみて、やっと気付いたらしい。
俺様は元々神側に属する存在だった、そのため神の子供である人間ともやはり近い感性をしているのだ。
つまり人間が臭いものは臭いし、人間にとって良い女は良い女に感じると言う訳だ。
そしてガキんちょはここ数日身体を洗っておらず、死骸の処理や狩りをさせていたため大分臭って来ている。
このままでは俺様が耐えられない、何とか是正しなければならない事態である。
因みに俺様は毎日泉で身体を洗っているから清潔なのだ・・・何か文句でもあるか?
最も、寄り道をせずに帰れという命令を忠実にこなしていた結果だから別に怒る気はないのだが。
「来イ」
「えっ、あ・・・でも・・・」
「イイカラ来イ」
「・・・・・・はい」
俺様が洞窟の奥へ連れて行こうとするとガキんちょは耳を寝かせて怯えた表情を見せる。
怒られるとでも思っているのだろうか、まぁガキの気持ちなんてどうでもいいんだが。
洞窟の奥には湧き水出ている場所があり、少し大きめの泉になっているのだ。
本来は俺様専用なのだが、臭いままで居られてはかなわんから使う事を許可してやろう。
「ここ・・・」
「ジレッタイナオ前ハ」
「きゃ、きゃあっ!?」
また余計な事を喋ってぐずぐずしそうなのでボロボロになりつつある服を引っぺがして泉へ放り込む。
ガキんちょはばしゃーんと豪快な音と水しぶきをたてた後、足がつかないのかばちゃばちゃともがいている。
ちょっと面白かったが折角の雑用に死なれては少し困るので助けてやった。
俺様が触手を伸ばすと必死でしがみついてくるところを見るとよほどパニックだったようだ。
浅瀬まで引き寄せると、俺様の身体に夢中で抱きついてきた。臭い。
「けほっ・・・げほっ・・・」
「手ノカカル奴ダ」
「えぅ!?」
泉近くに置いてあった雑貨屋から盗んできた石鹸を取り、ブラシ状の触手を作りあわ立てる。
そのまま髪の毛や尻尾、全身を洗っていくとガキんちょがくすぐったそうにもがき出した。
「大人シクシロ」
「あぅぅぅ・・・」
声をかけるとなにやら変なうめき声をあげながら手を握って堪え始める。
裸にしてやっと解ったが、胸はぺったんこでも股間にはしっかりと女性器がついていたから女ではあったらしい。
しかし本当に肉のついてない貧相な身体してやがる・・・だが一応女なんだよな・・・。
見事なまでに凹凸の無い骨張った体だが、顔立ちはかなりの美少女といっていいだろう。
玉座に居た頃は魔族の女にも困らず、暇さえあれば人間の奴隷女どもを犯して遊んでいた俺様だ。
勇者にやられてからは復讐の為と思って考えないようにしてきたが、もう数ヶ月も女で遊んでいないのだ。
そんな状態で目の前には貧相なガキんちょとはいえ裸の女だ・・・そりゃあ、ねぇ? 魔王だって、男の子だもん。
「・・・フム、ヤハリ喰ウカ」
「・・・!? っ・・・やっ、約束・・・は!?」
俺の発言を聞いて、ガキんちょが顔色を変えて逃れようとするが勿論逃がすはずがない。
幸い石鹸のおかげで身体は大分綺麗になっているし、臭くもなくなった。
「・・・信じて・・・たのに・・・
ご主人様は・・・悪い人じゃない・・・って
褒められたのはじめてで・・・うれしかった・・・のに・・・」
泣きながら訴えかけてくる、魔族を信じるってこのガキはアホなのか。
こいつが来た次の日の昼に鹿を捕まえてきたとき、たまたま俺様が褒めてやった事を言っているらしい。
部下は功績を褒めなければ育たないから基本に則っただけなんだがなぁ・・・。
思えばこいつ、あれから妙に俺に懐いてくるようになったっけ。
あんなんで懐柔されるなんて今までどんな生活送ってたんだこのガキんちょは。
昔は気にせず犯してたんだが、俺様ってば勇者に吹き飛ばされて丸くでもなったのか・・・なんかやり辛い。
「・・・殺ス気ハナイ、女ハ悦バス主義ダ」
「え・・・? きゃっ!?」
繊毛を生やしたブラシをそのままガキんちょのすじみたいな性器に当ててぷりぷりと擦りあげる。
殺さない宣言で気がそがれたガキは最初こそくすぐったそうにもだえていたが、徐々に大人しくなってきた。
触手から催淫効果のある液体を滲ませながら、ゆっくりと性器を擦り続ける。
かつては俺様を殺すと息巻いた女騎士に数十分で自ら挿入をせがませたテクだ。
ガキんちょは既にとろとろと愛液を垂れ流し、紅潮した顔ではぁはぁと肩で息をし始めている。
「はぁ・・・ん・・・くぅん・・・」
ほほう、ガキの癖に中々色っぽい声が出せるではないか。
俺様は水に落とさないよう身体を支えつつ両脚を触手で掴み大股に開かせた。
ガキんちょが子犬の鳴くような声をあげたが、ほっといてもいいだろう。
そのまま歯ブラシのような形状にした二本の触手で、包皮を剥いたちっちゃな淫核を磨いてやる。
「ひっ!? んぅぅぅ!? やぁっ・・・あぁ!?」
ビクっと身体を強張らせて思いっきり仰け反った、両手で止めようとするが触手で拘束した為もう抵抗は出来ないだろう。
力を入れて擦るたびに淫核は硬さを増し、ガキんちょは背をピンと伸ばしビクビクと小刻みに痙攣を繰り返している。
昔からこれをやると大抵の女がこんな感じで、玩具みたいで面白いとおもったものだ。
しっかしこんなチビでもしっかり女の反応をするんだな・・・。
「ひっきゅ・・・ひぅゎ・・・わぉ・・・あおっ、あおぉぉぉぉん!!」
そのまま責め続けていると嬌声は段々獣じみたものへと変わり、あそこは噴水のように潮を噴きはじめた。
ガキに見えても身体は女をしているのだな・・・としみじみ思っていたが、
この状態をずっと続けたせいで何人も女を壊していたのを思い出し、この辺で止める事にした。
折角の人間をまだ"喰う"事もしていないのに壊すのはもったいないにも程がある。
「ひっ・・・ひっ・・・ぅ・・・」
責めから解放してやると、ガキんちょは虚ろな瞳でよだれをたらしながら、引きつるような呼吸と痙攣を繰り返す。
痙攣するたびに愛液が飛沫をあげている所を見るとまだ達し続けているようだ。ううむやりすぎたか?
このまま喰っちまってもいいんだが、やはり反応がないと面白くない。
「あ・・・ぅ・・・?」
暫くそのままにしておいてやると意識を取り戻したのか、ぼんやりと俺様に眼をむけてきた。
自分の身に起こった事がまだ理解しきれてないらしい、性経験なんてある訳ないだろうしなぁ。
まぁいまはいい、その辺はゆっくり教育してやろう。
ぐったりしてるガキんちょの脚を開かせると、触手の中の一本をあてがった。
魔力を吸収するための触手だ。動物の血を吸うのにも使っていたが本来はこっちの用途が正しい。
こっちの用途って言うのは勿論、人間の女を犯すことだ。魔族が人間と言う場合は、魔族以外の人型種族全体のことな。
で、何故犯すのかというと人間が魔族の次に魔力を持っており、性行為が人間から一番効率よく魔力を吸いだせる手段だからだ。
俺たちは生きる為に魔力が必要である、勿論自然に作る事は出来る、
だがそれはあくまで自分に必要な量に過ぎないため、強くなるには他の生物から魔力を奪うしかない。
それに人間だって魔力は自然治癒するし、上手く飼えば何回でも魔力を吸えてお得だ。
だから上位魔族は人間の女を囲い、奴隷として飼っているのが多いのである。
まぁ男よりは女、年寄りよりは若く美しい女が好まれるのはやっぱり犯していて楽しいからだろうな。
下級の魔族は繁殖の為とか、エサとして襲うのもいるが・・・やはり女は悦ばせてなんぼだろう。
という訳で俺様は目の前のガキんちょに女の悦びを教え込んでやる事にする。
何をされるのか理解していないのか、不安そうな表情を向けるガキんちょを無視して触手を挿入する。
最初は強い抵抗があったが、無理矢理ねじ込むと隙間からたらりと赤い液体が流れ出た。
「あ・・・ぅ・・・くぅ・・・」
やっぱり処女だったか・・・もしかしたら生贄にされる時に犯されているかとも思ったが。
っとガキんちょが痛みで顔をしかめていることに気付いた。俺様としたことがうっかりだ・・・慌てて触手から催淫液を流し込む。
そのまま前後に軽く動かしてやると、最初は痛がっていた物の淫液の効果が出てきたのか、
またうっとりとした表情になってきた。やはり女はこの表情が一番いいな、この方が興奮する。
そのまま素早く前後に動かしていく、中は見た目どおり相当きつくて大分やりにくい。
うかつに力を入れると腹を突き破ってしまいそうで結構神経を使うな・・・。
「やっ・・・ぁっ・・・おなかのなか・・・でっ・・・あばれ・・・て・・・」
ガキんちょは気持ちいいのか、触手を出している俺様の本体に抱きついてほお擦りをしてきた。
中々可愛い事をするではないか・・・特別にもっとよがらせてやろう。
俺様は乳首や淫核は勿論、膝の裏や手足の指の間、耳の中から尻尾の付け根まで触手で愛撫してやる。
尻尾を左右に揺らし、ご主人様ご主人様と叫びながら俺様に体全体を擦り付けて来るガキんちょ。
こう懐かれると悪い気はしないものだ。そのまま全身への愛撫を続けながらピストンを早める。
切羽詰った様子でガキんちょも腰を振り絶頂を求めている。
さっき散々達したばかりだというのに贅沢な奴だ・・・。
膣を抉る触手と淫核を弄る触手の動きを止めて、耳と尻尾を重点的に責める。
「きゃうんっ!? やっ・・・らぁ・・・しっぽ、だめぇ・・・」
揺れる尻尾を触手で擦り上げながら、耳の中を触手で掃除してやった。
ガキんちょは切なそうな鳴き声を上げて腰を振ろうとするが、それを触手で抑え付ける。
「やっ・・・ご主人・・・さまぁ・・・」
イきそうでイけないのがよほど辛いのか何かをねだるような声を出して、俺の身体をぺろぺろと舐めてくる。
締め付けに合わせて突き上げを再開すると、ガキんちょは涙を流しながら悦んだ。
そのまま全身の敏感な場所をやさしく愛撫をし続ける。
「ふぁ・・・きゃん・・・きゃぅぅぅん!!」
念願の絶頂に達したらしく、ガキんちょは犬のようにだらしくなく舌を突き出したまま身体を仰け反らせた。
俺様は挿入した触手の先端から一気に魔力を吸い上げる。
聞いた話によると、魔力を吸収される感覚は男性で言うところの射精にとても近いらしい。
なので魔族に犯された女の子の中にはそれが癖になってしまう子もいるとか・・・。
「あっ・・・やぁっ・・・ふあぁぁぁ!?
なに・・・これ・・・やぁぁ!」
絶頂の最中に訪れた未知の感覚に、今度は身体を丸めながら痙攣させている。
あまり吸い過ぎると命にかかわる為、適度なところで切り上げて触手を引き抜いてやった。
触手の抜けた秘所からかき混ぜられ泡立った愛液がとろりと零れ落ちた。
何度も絶頂に達したガキんちょはもう起き上がる気力もないようでぐったりとしている、
仕方ないので水で身体を綺麗にする事にした・・・俺様は綺麗好きだからな、汚れたままは我慢ならん。
それにしても、吸い上げて初めて解ったがこのガキ、とんでもない量の魔力を持っていやがったようだ。
さっきの一回で俺様が隠れ住んでちまちま動物たちから血と一緒に吸い上げた全魔力の倍近い量を吸えた。
こんな事なら拘らずにとっとと喰っとくべきだった・・・勿体無い。
だがお陰で思ったより何倍も早く身体を再生する事が出来そうだ、良い拾い物をしたと思っておこう。
そういえば身体を洗ってやっているのにガキんちょの反応が鈍い、
どうしたのかと見てみれば、俺様の触手の中ですやすやとのんきに寝息を立てていやがった。
全くのんきな犬っころだ。しかしこいつは俺様の復活に必要不可欠な存在となった。
これからは精々可愛がってやるとするか・・・。