「ただいま」
げっそりと疲れた表情と声で帰宅を告げる少女
「おやアリス、。随分遅かったねえ・・・ちょっと、その格好どうしたんだい?」
茨の刺にやられたのか、アリスの服と服に守られていない肌は引っ掻き傷だらけだ
「マリアが貧血おこして狩り小屋で休んでたら寝ちゃってさ、暗い中慌てて走ったから・・・」
心配する母の目を見ずにそのままベットに向う
「ちょっとマリア!」
「疲れたからもう寝る。おやすみ!」
逃げるようにベットに潜り込み、柔らかい毛布に包まれてやっと落ち着きを取り戻してきた。
面倒で退屈な森での奉仕活動、気晴らしに思い付いた軽いいたずら
・・・憧れていた王子が実は少女だったのはショックだったが、悶えて涙を流す王子は
可憐で色っぽくて、思い出すだけで身悶えてしまう。
「王子可愛かったなあ・・・」
思い出して頬を染めながら、手はそっと感じる場所に伸ばし快感を貪る。
「は・・・はぁうっ・・・ん・・・」
胸を揉みながら下履きの上から縦に指を滑らると、下履きはすっかり濡れてしまっていた。
「あ・・おうじぃっ・・・」
絶頂をむかえ、気持ち良く疲れたアリスはそのまま眠りにつく。
そんなアリスを冷く睨む存在がいる。王妃と王子を愛してやまない精霊と妖精達だ。
『『王子に懸想し、害をおよぼす人間は・・・お仕置き・・・』』
ポウッとエメラルドグリーンに輝く光に包まれ、アリスの身体が変化していく。
柔らかそうな手足が細く筋肉質に、ふくよかな胸は平らに、そして・・・
眩い朝の陽射しと賑やかな小鳥の声に目を覚すアリス
『ん〜・・・なんだか身体中が痛い。下半身が突っ張って痛い・・・ん?』
自分の感覚に異常を感じる。下半身に突っ張る場所など無いはずなのに、何故?
おそるおそる毛布をめくり自分の下半身を覗くと、そこには固くなり天を向くペニスがあった。
『な、なによこれ〜!?』
驚きながらもまじまじと観察する。この間相手してやった村の少年のモノより立派だ。
立派だけど、自分にこんなモノついても困るのに。
そっと触れてみるとゾクゾクしておしっこが漏れそうな感じになり慌てる。
『だ、だめよここで漏すわけにはいかないわ。とにかく誰にも見られない所に行かないと』
隣に寝る家族を起こさないようそっと起き上がると、少し前屈みになりながら
下半身を刺激しないように朝靄に霞む道をマリアの家目指して進む。
あの家は親が出稼ぎに出ているから、マリアしかいない。
とりあえずあそこでこの身体をもう一度見直そう。
『うぅ・・・なんでこんなに痛いのよう・・・』
解放してもらえないアリスのペニスは厳命に自己主張を続けてアリスを苦しめ続けた。
やっとの思いでマリアの家に着き、ドアを叩きマリアを呼ぶ。
早起きなマリアは直ぐにドアを開けてくれたが、
「どうしたの?・・・えと・・・アリスよね?」
と不思議な聞き方をし、アリスを上から下まで眺める。
『アリスなのだが、妙に硬い感じがする。コレはどうした事だろう?』
悩むマリアを押し退けて中へ入るアリス。
「当たり前でしょ!ちょっと邪魔するわよ?」
そう苦笑いしながら喋る声はいつもより低く、喋った本人が驚き、
「え?コレ、アタシの声なの?」と泣きそうな声をだした。
「アリス・・・」
「マリア助けて・・・アタシ、おかしいのよ」
アリスはドアを閉め鍵をかけると、スカートをまくり元気に自己主張するペニスをマリアに見せる。
「ア、アリス!?あなた男だったの?」
「バカ!昨日はこんなの付いて無かったでしょっ!」
「そうよね・・・ねえ、胸は?」
問われて気が付くアリス。そうだ、自分の全身はどうなっているんだろう?
不安になり慌てて服を脱ぎはじめて、アリスは硬直する。
「アリス・・・」
頬を染めつつ目は下半身から放せないマリアを恨めし気に睨むアリスの身体は
完璧に少年のモノになっていた。
「ねえアリス、とりあえずその元気になっているモノを何とかした方がいいのではない?」
「うっ・・・そうなんだけどさ・・・」先程触れただけでお漏ししそうになった感覚が恐くて手を出せない。
そんなアリスを見て、マリアは微笑む。
『くす。男の子になってもアリスはアリスね?いじっぱりで・・可愛い♪』そんな事を考えながら
「アリス、そのまま横になって?私が楽にしてあげるから」と優しく言う。
「マリア、でも・・・」縋るように見つめるアリスの手を引き、ベットに横にならせる。
「こんなに『出たいです』って主張しているんだもの。出してあげなくてはかわいそうよ?」
奔放なアリスと違い、男との経験は無いマリアだが透明な液体が溢れ、ひくひくと動くソレが
アリスのだと思うと可愛く思えてくる。液が出てくる小さな穴を細い指で撫でる。
「いひゃあっ」仰け反るアリス。
「気持ちいい?」
「気持ちいいっていうか、初めての感覚だから・・・恐いのよ・・・」
ぽろぽろと涙を流しながら弱音を吐くアリスが可愛くて仕方が無い。
『アリスがこのまま男の子でいてくれたら、愛してしまいそうだわ』
気弱に泣く美少年をあやす自分という状況に酔いながらマリアはアリスを抱きしめた。
「大丈夫よアリス。私が一緒にいるんだから。だから、安心して出してみて?」
手でタマを撫でながらパクっとペニスを口に含む。苦くて塩っぱい味が口の中に広がるが、
気にせずそのまま舌で筋を舐める。
「マリアァ・・・アタシ、もうダメェっっっっ」
腰を浮かせて泣叫び、アリスは射精を経験した。
苦くてイガイガして後味の悪い液体を飲み干し艶美に微笑むマリア
「アリス、今度は二人で気持ち良くなりましょう?」
「え〜・・・アタシもうダメなんだけど・・・」
「うそよ。だって、まだこんなに元気よ?」
半立ち状態のペニスを人さし指で軽く突だけで硬さを増し、ソレを自覚したアリスが
「マリアァ・・・」とまた泣きそうになる。
「大好きよ?アリス♪」
マリアはアリスを押し倒しキスをした。
『『お仕置きはあまりお仕置きにならなかったもしれない』』
複雑な思いで精霊・妖精達は発情する二人を眺めている。
それでも自分達は王子に沢山可愛がって貰った後なので少し優しい気持ちになり、
『『王子へ毒牙が向く危険性は下がりそうだから、まぁ・・・
いいわ。2〜3日したら戻しにきてあげましょう』』
そう呟くと皆自分の住処へ戻って行くのだった。
アリスが相手という事で、遠慮も羞恥も無いマリアはキスをしながら小さくなった乳首を
クリクリと弄る。女性だった時と似ているが違う快感に戸惑いながらも、アリスの感じる
場所を知り尽しているマリアにうなじや耳まで攻められて意識を溶かされていく。
「いやぁ・・・またおちんちんが・・・」
恐くて情けなくて泣きじゃくるアリスを裏切るように、元気に主張するペニス。
マリアは頬を染めながら腰を浮かせてその上にまたがろうとする。
「アリス、いくわよ?」
「だ、ダメよ!アンタまだ処女でしょ?初めての相手が女だなんてダメよっ!」
「今は可愛い男の子だもの。問題ないわ♪」
そっと手を添えペニスを膣口にあてて腰を降ろしはじめた。
「「はぁうっ・・・」」
アリスは初めての膣の熱さと柔らかさ、吸い込まれるような締め付けに、
マリアは指とは比べ物にならない存在感と快感によって、二人同時に艶声をあげ、
お互いの身体は快感を求めて衝動的に腰を動し、アリスのペニスが総て注入される。
「「あぁっ・・・」」
ぎゅうぎゅうと締め付けられ幸福感に浸るアリスと反対に、青ざめ硬直するマリア。
「マリア、どうしたの?」
「あ・・・あのね、全身に杭を打たれたみたいに痛いんだけど・・・」
先程までとうって変わって泣きそうな表情で、呟くように微かな声しか出せない
マリアを見て、アリスは自分の初めての時を思い出し苦笑いする。
「そりゃぁ指2本までしか経験ないのに、いきなりこんなの入れたら痛いわよ」
「どうしようアリス」
「仕方ないわねえ。アンタのアソコがアタシのおちんちんのサイズに慣れるまで
このままじっとしてるのが一番楽だけど・・・どうする?」
自分より困っている相手を見て、やっといつもの自分を取り戻しはじめたアリスは小悪魔のように笑う。
「このまま?」
「そうね、このまま。今抜いたって痛いだけでもったいないわよ?」
そう言うと起き上がりマリアの頭を抱き、そっと寝かせて自分が上になる。
「痛い!」結合部を刺激されて抗議の泣き声をあげるマリア
「初めてな癖に上に乗っかるアンタが悪いわよ。アタシだって『入れる』のは
初めてなんだからちょっとは我慢しなさい?」
硬直しているマリアの胸を揉み、ツンと上を向き硬くなっている乳首を軽く噛む。
「きゃうっ」
「安心してマリア?・・・さっきのお礼をたっぷりしてあげるからさ♪」
「アリス、だめぇっ」
痛さに支配されて苦悶の表情を浮べていたマリアの頬が緩みはじめる。
「はぁ・・・う・・・あんっ」
「どう?中におちんちんが入ってると、感じ方も濃いでしょ?」
自分が手を動かす度にマリアの表情が快感に染まっていき、膣が反応して引き締めてくる。
『先に射精して無かったら入れて30秒も持たなかっただろう』そんな事を考えながら
片手を胸から放し、指先でツツ・・・と腹の上を撫でる。
「ひやぁんっ」
「マリアったら、凄いわね。初めてなのにこんなに感じて、締め付けてる。
判る?ここにアタシのおちんちんがあるのよ?」
子宮の下あたりから結合部に向けて縦に撫であげ『中に入っている』と自覚させ、
そのままぷくりと膨らみ主張しているクリトリスを指の腹で押し潰す。
「あああぁっっ・・・アリス、私もう・・・」
痛みよりも身体と精神的な官能に酔い、潤んだ瞳でアリスに懇願するマリアと、
自分も限界に近付いていたアリスは互いに激しく腰を動かし共に絶頂を迎えた。
「・・・ねぇ、アタシこれからどうなるのかなぁ?」
ベットの上で抱き合いながらアリスが呟く。
勢いで快楽に浸ってしまったが、この先この身体が男のままだとすると、家には帰れないし村に居る事もできない。
この先を考え俯くアリスに
「二人でどこかに旅に出ればいいわ」
と気楽に言うマリア。
自分の両親が置いていってくれているお金があればしばらくは暮らせる。
お金が無くなる程遠くまで行った時に働く場所を探せばよいのだ。
若い二人がその気になれば働く場所などいくらでもある。
「アンタそれ・・・本気で言ってんの?」
「本気よ?だって私、男の子なアリスを愛しているもの」
今まで女同士と言う事で自制していて気が付かなかったが、自分はアリスを愛している。
アリスがこのまま可愛い少年でいてくれれば何の問題も無く愛しあえるのだ。
そう考えてマリアはアリスを抱き締める。
「・・・あんたって、ひょっとして・・・バカ?」
マリアの内心など判らないアリスはあまりに気楽に見えるマリアを呆れたように睨む
「失礼ね。私はきちんと考えて物を言っているわ?・・・バカなのはあなたのココでしょ?」
太ももでアリスの股間に触れると、アリスのペニスはまた硬くなっていた。
「そ、それはっ・・・アンタが胸を押し付けるからじゃないっ」
顔を真っ赤にして抗議するアリス
「昨日まで同じモノが付いていた人間の言葉とは思えないわよ?」
そしてマリアはまたアリスにのしかかった。