むか〜し昔、ある所にムカデ山という山があったそうな。  
名前の通り、そこには大ムカデの妖怪が住んでおってな、山を通る旅人を  
襲っては食っておったそうな。  
 ある日の事じゃ。噂を聞きつけた一人の若侍が山を訪れ、ムカデを  
退治しようとしたそうな。  
 侍は山奥にずかずか踏み込むと、人骨の転がる一軒の古寺を見つけたそうな。  
ここがムカデの住処とみた侍、すぅと一息吸い込むと、  
「出て来い化け物!このわしが引導を渡してくれるわ!!」  
と、山が震える程の大声で叫んだそうな。  
 するとたちまち空は曇り出し、ごろごろと稲妻が鳴り響き、  
門の奥から大熊ほどもある巨大なムカデが姿を現したそうな。  
「ははは、これは生きのいい人間じゃ。今宵の夕食に頭からがりがりと  
食ろうてやろうぞ!」  
ムカデは人間の言葉でそう言うと、ぐわっ! と侍に襲い掛かったそうな。  
 
 侍は必死に戦ったのじゃが、大ムカデの殻はとても硬く、  
ついには刀をへし折られてしもうたそうな。  
「む、無念…」  
侍は苦い顔でがくりと膝をつくと、これも天命かと観念したそうな。  
 ところがじゃ。ムカデは、  
「人間のくせに歯ごたえのある奴じゃったぞ。食らう前に望みがあれば叶えてやろう」  
と上機嫌で言ったそうな。  
 さて、そう言われても食われることに変わりはない侍。半分ヤケで  
「お前のような化け物に食われるかと思うと死んでも死に切れん。  
どうせなら綺麗なおなごの腕に抱かれて死にたいわい」と言ったそうな。  
ムカデは「そんな事か。造作も無い願いじゃな」と言うが早いか、  
もうもうと白い煙を吐き出し始めたそうな。  
あっという間にムカデの姿は煙に包まれ、その中で影がぐぬぐぬと蠢く。  
見上げるほどの大きさも、侍よりも少し小さい程度に縮んでいったそうな。  
 
「どうじゃ?これなら文句あるまい」  
 煙が晴れた後に立っていたのは絶世の美女じゃったそうな。  
どこか南蛮系の入ったツリ目の顔立ちと、緩く波の掛かった黒髪。  
触角が化けたのか2本の阿呆毛が額に揺れておる。  
大きく胸元の開いた黒みがかった赤い着物と漆黒の帯が、抜けるほど白い肌を  
浮き上がらせていたそうな。  
侍は言葉も忘れてぽへーっと見惚れてしまったそうな。  
「ほれ、こっちに来やれ…」  
 鈴を転がすような美しい声に惹かれ、侍はフラフラと  
その身を委ねようとしたそうな。  
ぽふん、と柔らかな感触に顔を覆われ、侍の意識は遠くなっていく。  
「安心いたせ。夢心地のまま食ろうてやろうぞ…」  
そう言って女が一度体を離し、首筋を食い破ろうとした時じゃ。  
ひう、と風に揺れた女の髪が、侍の鼻の下をさらりとくすぐったそうな。  
「へ、へーぶっっしょい!!」  
「きゃあっ!」  
大きなくしゃみで正気を取り戻した侍が見たものは、  
もろに唾を浴びた顔を押さえ、うずくまる女の姿じゃったそうな。  
「おのれ…我がムカデ一族が人の唾に弱いと知っての狼藉か!?」  
 もちろん侍はそんなことは知らなかったのじゃが、  
これで食うものと食われるものの立場は逆転。  
侍はニヤリと笑みを浮かべたそうな。  
 
「そうか…それはいいことを聞いたぞ」  
 やおら侍は女の顔を引き寄せると、ぶちぅと濃厚な口付けをしたそうな。  
そのままとろとろと、ありったけの唾を流し込んでいく。  
「ん!? んぅぅーん、むぅっ!」  
予想もしていなかった奇襲に目を白黒させるムカデ女。  
やっとの思いで引き剥がしたときには、既に多量の唾を飲まされておったそうな。  
「げ…げほっげほっ! うう…気持ち悪い…。おのれ人間め!  
我が神通力で黒焦げにしてくれるわ!!」  
女は指先を突きつける。ほとばしる稲妻が侍に襲い掛かる…はずじゃった。  
「おい、何のつもりだ?」  
気の抜けた侍の声。何も起こらない。  
「な、なんと!? なら元の姿で!」  
うーん、うーんと気合を入れようとするムカデ女。  
しかしやっぱり何も起こらない。  
「も、元の姿にも戻れぬ…神通力が消えてしもうたのか?   
まさか、さっきの唾のせいで!?」  
 
侍は真っ青になっておろおろする女の横に廻り込み、  
その耳をぺろりと一舐め。  
「ひゃうん!」  
「ほぉ…本当に唾に弱いようじゃな。それとも舐められるのがいいのか?」  
 侍は犬にでもなったかのように、女の顔をべろべろと舐めまわしたそうな。  
顔から首筋へ、そして胸元へと、女の肌へ唾が塗り込められていく。  
「も、もうやめ…ひゃうぅっ!」  
 一際鋭い声が上がる。女の着物はずり下ろされ、小さな西瓜ほどもある乳房が  
二つ、たぷんとあらわになっていたそうな。  
侍は両の手で乳房を鷲掴み、ぐにゅぐにゅと捏ねくり回したそうな。  
もちろん敏感な突起を舐めしゃぶるのも忘れてはいない。  
 
「何を悶えておる? 乳は赤子がはむものであろう」  
「そ、そうであっても、赤子はこのようないやらしい動きなど…、ふぁぁっ!」  
侍は女をからかいながら横たわらせると、帯を引き解き、へそから  
茂みのすぐ上にまで舌を運ばせたそうな。  
もうすぐ一番恥ずかしい所まで舐められてしまう……女は心の臓を  
ばくばくいわせながら身を固くしたそうな。  
 ところがじゃ、侍の舌はそのままむっちりとした太股を辿り、  
足先へと進んでいってしまったそうな。  
(えっ…?)  
「どうした? 他に舐められたい所でもあったのか?」  
「そ、そのような訳があるか! こんな…唾ごときで…」  
 侍のいやらしい問いかけに女は顔をそむけるが、その顔は完全に上気し、  
快楽を感じているのがありありと分かってしまったそうな。  
「なるほど。ではやりたいようにやらせてもらおう」  
侍は再び足の付け根へと舌を走らせ、敏感な部分へ触れないぎりぎりの所を  
舐め続けたそうな。  
「こんな…んっ…うっ…うあぁぁっ!」  
ぴちゃぴちゃと湿った音が古寺に響く。  
じりじりと弱火で焼かれるような生殺しの感触に、とうとう女は音をあげたそうな。  
「後生じゃ! 何でもする! するからちゃんと舐めてたも…」  
「どこを?」  
「そ、それは…」  
「言わぬのならやめてしまうぞ?」  
 相変わらず意地悪く言い放つ侍に、女はしばし口篭もり、やがてすがるような  
目つきを向けたそうな。  
 
「ほ、女陰じゃ。女陰が疼いてかなわぬ。その舌で疼きを止めて下され…」  
そう言われるが早いか、侍は目の前で  
ひくひくと開きかけた女陰へとむしゃぶりついたそうな。  
「あ、あふっ!ふあああああっ!」  
待ちわびていた感触に、女は歓喜の声を上げたそうな。  
焦らされていたものに手の届いた喜びが、女の全身を駆け巡る。  
「せっかくじゃ、お主も舐めてくれ」  
 侍も衣を脱ぎ捨てると、己の一物を女の眼前に晒したそうな。  
それまでの女の痴態に、一物は既にびんびんに膨れ上がっている。  
「こ、これをどうすればよいのじゃ?」  
「拙者の真似をしろ。歯は立てず、時には吸い込むように…そうだ」  
ぎこちないながらも、女は一物に舌を這わせたそうな。  
侍の舌技に比べれば児戯にも劣る程度であったが、その未熟さがたまらない。  
侍の口は更に激しく肉芽をしゃぶり、肉壁を舐め回す。  
「おい、口が留守になっておるぞ」  
「ん、ふ、うぅぅーっ! ダメじゃ、気持ち…良すぎて…集中できぬ…」  
侍はやれやれといった表情で身体を入れ替え、女の口を拭ったそうな。  
「仕方ない、上の口を舐めてやろう。その代わり、下の口でも鎮めてくれよ?」  
女の唇を一舐めすると、女陰に一物をあてがい、そのままずぶりと押し込んだそうな。  
 
「あぁぁぁぁーっ!」  
女はとびきりの嬌声を上げる。  
舌とは違う、圧倒的な存在感に、体内を埋め尽くされる充実感。  
すぐに唇も覆われ、新たな唾が口内に流れ込んでくる。  
「ん、ぷちゅっ、ちゅっ、…ぷはぁ」  
「あむっ…ちゅっ…お主は…いいものを持っておるな。上の口も下の口も絶品じゃ」  
舌を絡め合い、互いの口内を味わいながら、侍はずんずんと腰を振りたてたそうな。  
その頭に、もはや相手が物の怪であるということなどなく、  
ただ目の前の美女と逢瀬を楽しみたい、それだけじゃった。  
「あっ、も、もう、ダメじゃ、気を、気をやってしまいそうじゃ! あっ!」  
「よし、いくぞ、たっぷり、受け取れ!」  
「んっ!んううぅぅぅぅっ!!」  
女の腰が一際強く震えるのを感じると、侍は子種を女陰の奥に解き放ち、  
更に口へはありったけの唾液を流し込んでやる。  
上下の口を二種の汁で満たされ、女は満足げに気をやったそうな。  
 
「さて、お主の処遇じゃが……」  
 一夜が明け、侍は困った顔で腕の中を見たそうな。  
まだ繋がったまま、女は胸元へと頬を摺り寄せてくる。  
相手は人を食らう物の怪。しかしこれほどの美女を失ってしまうのは余りに勿体無い。  
「何を心配しておるかは知らんが、我は絶対に人を食わねばならんと  
いう訳ではないぞ?」  
侍の困惑を察したのか、なんでもないという表情で言い放つ女。  
「そうなのか?」  
「うむ。ある程度は人の食い物でなんとでもなる。ただ……」  
「ただ?」  
「人の精は必要なのじゃ…」  
最後はほとんど聞き取れない声で呟く。  
そしてわずかに上目遣いになると、恥ずかしげに  
「…毎晩、可愛がってくれるか?」  
その答えはこれまででも一番濃厚な口付けだったそうな。  
 
どっとはらい。  
 

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